2012/12/12

ロシア

ロスネフチとエクソン、タイトオイル事業化調査で合弁

この記事の要約

ロシア石油最大手のロスネフチと米石油メジャーのエクソン・モービルが、西シベリアのタイトオイル事業化調査を目的に合弁会社を設立する。出資比率はロスネフチが51%、エクソン・モービルが49%。エクソン・モービルは技術ノウハウ […]

ロシア石油最大手のロスネフチと米石油メジャーのエクソン・モービルが、西シベリアのタイトオイル事業化調査を目的に合弁会社を設立する。出資比率はロスネフチが51%、エクソン・モービルが49%。エクソン・モービルは技術ノウハウのほか、3億米ドルを投資する。

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西シベリアのバゼノフ、アキモフ頁(けつ)岩層の23免許鉱区、合計1万平方キロメートルについて調査を共同実施する。来年に試掘を開始し、結果が良好であれば2015年にも商業生産を開始する。

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今回の合弁は、昨年8月に結んだ包括的戦略提携契約の一貫だ。同契約ではロシア北極海の大陸棚油田開発における協力や、エクソン・モービルの米テキサス州タイトオイル事業にロスネフチが参加することなども定められている。

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バゼノフ、アキモフの頁岩層は大規模な石油埋蔵が見込まれる。ロスネフチは開発免許を保有する西シベリアのタイトオイル鉱区の埋蔵量を150億~200億バレルと推定している。(東欧経済ニュース2011年9月7日号「ロスネフチ、エクソン・モービルと油田開発で広範提携」を参照)

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