マクロ経済

ユーロ圏建設業生産高、6月は0.1%増

EU統計局ユーロスタットがこのほど発表したユーロ圏の6月の建設業生産高(季節調整済み、速報値)は前年同月比0.1%増となり、6カ月連続のプラスだった。ただ、上げ幅は前月の2.3%から大きく縮小した。(表参照) 分野別では […]

英経済、4~6月期は0.1%のマイナス成長

英政府統計局(ONS)が12日に発表した2022年4~6月期の国内総生産(GDP、速報値)は、物価変動分を除いた実質ベースで前期比0.1%減だった。マイナス成長となるのは21年1~3月期以来5四半期ぶり。物価高で個人消費

ガス分担金1kWh2.4セントに、総額340億ユーロ

ドイツ政府は15日、天然ガス調達コストの高騰で財務が悪化しているエネルギー輸入会社を支援するための分担金を1キロワット時(kWh)当たり2.419セントに設定することを明らかにした。同分担金は需要家である企業や一般世帯が

インフレ率2カ月連続低下、負担軽減策の効果で7月は7.5%に

ドイツ連邦統計局が10日発表した7月の消費者物価指数は前年同月比で7.5%上昇した。インフレ率はロシアのウクライナ侵攻に伴うエネルギー価格の高騰、サプライチェーンのひっ迫、川上レベルの物価高騰を受け、これまでに引き続き高

10~3月はマイナス成長も

独連邦銀行(中銀)は22日発表の最新月報で、同国の国内総生産(GDP)が今年10月から来年3月にかけて縮小する公算が大幅に高まったとの見解を表明した。物価高騰で購買力が目減りしているうえ、天然ガスの供給と価格の先行き懸念

製造業受注残高、5カ月連続で記録更新

ドイツ連邦統計局が17日発表した6月の製造業受注残高指数(2015年=100)は物価・営業日数・季節調整後の実質で前月を0.5%上回る152.6(暫定値)となり、統計開始(15年)後の最高を5カ月連続で更新した。原料・部

上期機械輸出2.3%増に

ドイツ機械工業連盟(VDMA)が15日に発表した上半期の独機械輸出高は910億ユーロとなり、前年同期を2.3%上回った。ロシアのウクライナ侵攻や中国のロックダウン、サプライチェーンのひっ迫などマイナス要因はあったものの、

粗鋼生産5カ月連続減少、7月は-2%に

独鉄鋼業界団体シュタールが19日発表した7月の粗鋼生産高は297万2,000トンとなり、低水準だった前年同月を2.0%下回った。減少は5カ月連続。高炉鋼は0.4%増の213万3,000トンとやや拡大したものの、電炉鋼が7

物価高騰で6割の世帯が貯蓄不能に

物価の高騰で貯蓄できない消費者が急速に増えているもようだ。独貯蓄銀行・振替銀行連合会(DSGV)のヘルムート・シュレヴァイス会長は日曜版『ヴェルト』紙に、そうした世帯の割合が近い将来、1年前の15%から最大60%に拡大す

トルコ中銀が予想外の利下げ、インフレ率80%を目前に

●経済を下支えするためと中銀は説明 ●利下げはエルドアン大統領の指示を受けたもの=エコノミスト トルコ中央銀行は18日の金融政策決定会合で、主要政策金利である7日物レポ金利を1ポイント引き下げ、13%に設定した。利下げは

7月のユーロ圏インフレ率、確定値も8.9%

EU統計局ユーロスタットが18日に発表した7月の消費者物価統計によると、ユーロ圏のインフレ率(確定値)は速報値と同じ前年同月比8.9%だった。前月の8.6%から大きく拡大し、統計を開始した1997年以降の最高記録を更新し

英経済、4~6月期は0.1%のマイナス成長

英政府統計局(ONS)が12日に発表した2022年4~6月期の国内総生産(GDP、速報値)は、物価変動分を除いた実質ベースで前期比0.1%減だった。マイナス成長となるのは21年1~3月期以来5四半期ぶり。物価高で個人消費

ユーロ圏の4~6月期成長率、0.6%に下方修正

EU統計局ユーロスタットが17日に発表した2022年4~6月期のユーロ圏の域内総生産(GDP)は前期比0.6%増となり、上げ幅は速報値の0.7%から0.1ポイント下方修正された。前年同月比は3.9%増で、こちらも0.1ポ

ユーロ圏鉱工業生産、6月は0.7%上昇

EU統計局ユーロスタットが12日に発表したユーロ圏の6月の鉱工業生産指数(季節調整済み、速報値)は前月比0.7%の上昇となった。プラスとなるのは3カ月連続。上げ幅は前月の2.1%を上回った。(表参照) 分野別ではエネルギ

ユーロ圏貿易収支、6月も赤字

EU統計局ユーロスタットが16日に発表した6月の貿易収支(速報値、季節調整前)統計によると、ユーロ圏の収支は246億ユーロの赤字だった。ロシアのウクライナ侵攻で輸入依存が高いエネルギーの価格が急騰したことなどが響き、前年

天然ガス消費15%削減、EUが正式採択

欧州連合(EU)加盟国は5日、ロシアからの天然ガス供給がさらに減少、または途絶した場合に備え、各国が2023年春までのガス消費を15%削減する目標を定めた規則案を正式に採択した。エネルギー需要が増える冬場に供給不足となる

製造業新規受注5カ月連続減少、6月は-0.4%に

ドイツ連邦統計局と連邦経済省が4日発表した6月の製造業新規受注指数(2015年=100)は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で105.7(暫定値)となり、前月を0.4%下回った。減少は5カ月連続。5月の数値は当初、前月

鉱工業生産、6月は0.4%増に

ドイツ連邦統計局と連邦経済省が5日発表した6月の鉱工業生産指数(2015年=100)は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で97.9(暫定値)となり、前月を0.4%上回った。増加は2カ月ぶり。同指数はロシアのウクライナ侵

輸出が3カ月連続増加、6月は前月比4.5%増に

ドイツ連邦統計局が3日発表した6月の輸出高は営業日数・季節調整ベースで1,343億ユーロとなり、前月を4.5%上回った。増加は3カ月連続。原材料やエネルギー価格の高騰を受けて輸出物価が上昇していることが大きい。物価を加味

電機業界新規受注、6月は増加幅が大きく縮小

電気電子工業会(ZVEI)が8日発表した独電機業界の6月の新規受注高は前年同月比0.5%増となり、7カ月連続で拡大したものの、増加幅はこれまでの2ケタ台から大幅に縮小した。国内受注が13.9%減少し、足を強く引っ張った格

化学業界の先行き見通しが大幅悪化

Ifo経済研究所が9日発表した独化学業界の7月の期待指数(今後6カ月の見通しを示す)はマイナス44.4ポイント(DI)となり、前年同月のプラス11.8ポイントから大幅に悪化した。ロシアのウクライナ進攻が景況感を圧迫してい

ルフトハンザが地上職と賃上げ合意

航空大手ルフトハンザは4日、ドイツ国内の空港で勤務する地上職員の賃金を引き上げることで統一サービス産業労働組合(Verdi)と合意した。これで地上職が新たなストライキを行うリスクはなくなった。今後は7月末にスト決議を行っ

チェコ中銀、政策金利を7%に据え置き

●6月のインフレ率は前月から1.2ポイント増の17.2%に拡大 ●据え置きは物価高騰の抑制と景気の腰折れ回避が狙い チェコ中央銀行(CNB)は4日、主要政策金利である14日物レポ金利を7%に据え置くことを決めた。据え置き

ルーマニア中銀が追加利上げ、政策金利5.5%に

●戦争の長期化と対ロ制裁の拡大で経済成長が鈍化=中銀 ●小幅の利上げに留め、景気のテコ入れを図る ルーマニア中央銀行は5日、政策金利を4.75%から0.75ポイント引き上げて5.5%に設定した。利上げは8会合連続。市場は

トルコの7月インフレ率79.6%、14カ月連続で上昇

●昨年5月からの上げ幅の合計は63.01ポイントに達する ●中銀は政策金利を14%に据え置いている トルコ統計局(TUIK)が3日発表した7月の消費者物価指数(CPI)の上げ幅は前年同月比で79.60%となり、前月の78

ユーロ圏の小売業売上高、18カ月ぶりマイナス

EU統計局ユーロスタットが3日に発表したユーロ圏の6月の小売業売上高(速報値・数量ベース)は前年同月比3.7%減となり、18カ月ぶりのマイナスに落ち込んだ。物価高が個人消費を圧迫していることが鮮明となった。(表参照) 前

ユーロ圏生産者物価、6月は35.8%上昇

EU統計局ユーロスタットが3日に発表したユーロ圏の6月の生産者物価(建設業を除く)上昇率は前年同月比35.8%だった。上げ幅は前月の36.2%を下回ったものの、エネルギー価格の高騰を背景に歴史的な高水準が続いている。(表

ユーロ圏失業率、6月も6.6%

EU統計局ユーロスタットが1日に発表したユーロ圏の6月の失業率は6.6%だった。前月から横ばいで、統計を開始した1998年4月以降で最低の水準を維持した。経済再開が加速していることで雇用改善が続いている。(表参照) EU

7月のユーロ圏インフレ率8.9%、過去最高を更新

EU統計局ユーロスタットが7月29日に発表したユーロ圏の同月のインフレ率(速報値)は前年同月比8.9%だった。ロシアのウクライナ侵攻でエネルギーなどの値上がりが加速する状況が続き、前月の8.6%から大きく拡大。統計を開始

ユーロ圏景況感が急激に悪化、7月は長期平均割れ

ユーロ圏で景況感が急激に悪化している。欧州委員会が7月28日に発表した同月の景況感指数(ESI、標準値100)は99.0となり、前月の103.5から大幅に低下。長期平均の100を割り込んだ。 景況感の悪化は5カ月連続。分

インフレ率2カ月連続低下、7月は7.5%に

ドイツ連邦統計局が7月28日発表した同月の消費者物価指数(ドイツ基準、速報値)は前年同月比7.5%増と大幅に上昇したものの、上げ幅は2カ月連続で縮小した。物価高騰の直撃を受ける消費者向けの負担軽減策が奏功した格好。インフ

6月輸入物価+29.9%に、上げ幅は2カ月連続縮小

ドイツ連邦統計局が7月29日発表した6月の輸入物価指数は前年同月比29.9%増となり、これまでに引き続き大きく上昇したものの、上げ幅は2カ月連続で縮小した。直近のピークである4月は31.7%に上っていた。最上流に位置する

ガス料金1000ユーロ以上増加も、輸入会社の調達コスト転嫁で

ロシア産天然ガスの供給削減を受けて膨らんでいる輸入会社の調達コストが川下に転嫁されると、一般世帯の負担額は大幅に膨らむ可能性がある。ショルツ首相は先ごろ、負担増加額が最大で年300ユーロにとどまるとの見方を示したが、これ

第2四半期ゼロ成長に

ドイツ連邦統計局が7月29日発表した2022年第2四半期(4~6月)の国内総生産(GDP)は物価・季節・営業日数調整後の実質で前月と同水準にとどまった。コロナ禍、サプライチェーンのひっ迫、物価高騰、ロシアのウクライナ侵攻

失業増も雇用情勢は安定

ドイツ連邦雇用庁(BA)が7月29日発表した同月の失業者数は247万人となり、前月を10万7,000人上回った。季節要因のほか、ロシアの軍事侵攻を受けているウクライナからの難民の多くが求職活動を開始し失業者として登録され

コベストロ―利益予測引き下げ、価格転嫁しきれず―

化学大手の独コベストロは2日の決算発表で2022年12月期の営業利益(EBITDA)見通しを引き下げた。原料価格の高騰と世界経済の減速を踏まえたもので、従来予測の「20億~25億ユーロ」から「17億~22億ユーロ」へと下

6月小売売上8.8%減少、物価高騰で統計開始後最大の下げ幅に

ドイツ連邦統計局が1日発表した6月の小売売上指数(営業日数・季節調整値)は物価調整後の実質で前月比8.8%減(暫定値)となり、統計を開始した1994年以降で最大の下げ幅を記録した。インフレ高進と、それに伴う消費者の支出抑

ルフトハンザのパイロットがスト決議

独パイロット労組VCは7月31日、ルフトハンザ航空を対象にストライキを実施することの是非を問う組合員投票で圧倒的多数が賛成票を投じたと発表した。これによりVCはいつでもストを決行できるようになった。ただ、労使の溝を可能な

機械業界受注が再び減少、6月は-9%に

ドイツ機械工業連盟(VDMA)が1日発表した同国の6月の機械新規受注高は前年同月を実質9%下回った。減少は2カ月ぶり。サプライチェーンひっ迫のほか、ウクライナ戦争に伴う受注のキャンセルが響いた。 国内受注が11%、国外が

カザフスタン、自動車生産が拡大

●1-3月の生産台数は前年同期比で30%の増加 ●同国は8つの自動車工場が稼働 カザフスタンの貿易統合省はこのほど、今年1-3月期の国内自動車生産台数が前年同期比で30%以上増えたことを明らかにした。自動車輸出がけん引し

ハンガリー中銀が15会合連続で利上げ、政策金利10.75%に

●金利が2桁を超えるのは2008年以来 ●「二次的効果」の影響を防ぐため厳格な金融政策の維持を表明 ハンガリー中央銀行は7月26日、政策金利を1ポイント引き上げ、10.75%にすると発表した。金利が2桁を超えるのは金融危

ユーロ圏の22年予想成長率、IMFが大幅下方修正

国際通貨基金(IMF)は7月26日に発表した最新の世界経済見通しで、ユーロ圏の2022年の予想成長率を2.6%とし、前回(4月)の2.8%から0.2ポイント引き下げた。ロシアのウクライナ侵攻の長期化、物価上昇のほか、欧州

ユーロ圏景況感が急激に悪化、7月は長期平均割れ

ユーロ圏で景況感が急激に悪化している。欧州委員会が7月28日に発表した同月の景況感指数(ESI、標準値100)は99.0となり、前月の103.5から大幅に低下。長期平均の100を割り込んだ。 景況感の悪化は5カ月連続。分

ユーロ圏建設業生産高、5月は2.9%増

EU統計局ユーロスタットがこのほど発表したユーロ圏の5月の建設業生産高(季節調整済み、速報値)は前年同月比2.9%増だった。増加は5カ月連続。上げ幅は前月の2.8%をわずかながら下回った。(表参照) 分野別では建築が3.

ユーロ圏のGDP、4~6月期は0.7%増

EU統計局ユーロスタットが7月29日に発表した2022年4~6月期のユーロ圏の域内総生産(GDP、速報値)は実質ベースで前期比0.7%増となり、伸び率は前期の0.5%(速報値の0.2%から改定)を上回った。ロシアのウクラ

7月のユーロ圏インフレ率8.9%、過去最高を更新

EU統計局ユーロスタットが7月29日に発表したユーロ圏の同月のインフレ率(速報値)は前年同月比8.9%だった。ロシアのウクライナ侵攻でエネルギーなどの値上がりが加速する状況が続き、前月の8.6%から大きく拡大。統計を開始

企業景況感が大幅悪化、エネ高騰とガス不足懸念で

Ifo経済研究所が25日発表した7月のドイツ企業景況感指数(2015年=100)は前月を3.6ポイント下回る88.6となり、2020年6月以来の極めて低い水準へと落ち込んだ。エネルギー価格の高騰と天然ガスの供給不足懸念が

6月生産者物価+32.7%に、上げ幅はやや縮小

ドイツ連邦統計局が20日発表した6月の生産者物価指数は前年同月比32.7%増となり、上げ幅は前月を0.9ポイント下回った。上昇率自体はこれまでに引き続き極めて大きいものの、6カ月続いた記録更新にひとまず歯止めがかかった格

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