小売・流通

22年成長率を大幅引き下げ、戦争勃発受け5賢人委が1.8%に

政府の経済諮問委員会(通称:5賢人委員会)は3月30日に発表した春季『景気予測』で、2022年の独国内総生産(GDP)予測を引き下げた。ウクライナへのロシアの軍事侵攻と対露制裁を踏まえたもので、前回予測(21年11月)の […]

豊田自動織機―独物流システムインテグレーターを買収―

豊田自動織機は3月31日、物流システムインテグレーターの独ヴィアストア(viastore)を完全買収することで合意したと発表した。欧州物流ソリューション事業を強化する。取引金額は非公開。7月以降の買収手続き完了を見込む。

戦争勃発で穀物粉と食用油の需要急増

ドイツ連邦統計局は1日、今年第10週(3月7~13日)の穀物粉の小売販売量が昨年9月の週平均に比べ206%増えたことを明らかにした。2月24日に始まったロシアのウクライナ侵攻を受け、買いだめに走る消費者が多かったことが反

操短減少も製造業では増加

操業時間短縮の対象となる被用者の数が3月は推定61万9,500人となり、前月の68万5,100人から9.6%減ったことが、Ifo経済研究所の調べで分かった。新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐための規制が緩和されたことが大

仏カルフール、店舗駐車場にEV充電施設整備

仏小売り大手カルフールは3月30日、国内の店舗で電気自動車(EV)用充電施設の整備を進めると発表した。同国でのEV普及を後押しするのが目的。2025年までに700カ所を超える充電ステーションを傘下のスーパー、ハイパーマー

米アマゾン、イスタンブールにトルコ初のFCを設置

●秋にも運営を開始、当初は1,000人を雇用 ●同社のFCは全行程を自動化し、迅速な処理を実現 米アマゾンが1億米ドル強を投資し、トルコのイスタンブールに同国初のフルフィルメントセンター(FC)を設置する。同国における需

プジョーがパキスタン事業を開始、現地生産の「2008」を販売

欧州自動車大手のステランティスは17日、傘下のプジョーがパキスタンの自動車メーカー、ラッキーモータース・コーポレーションと提携し、同国で事業を開始したと発表した。まずはプジョー「2008」の現地生産と販売事業を行う。欧州

アルディ―400商品で値上げ―

ディスカウントストア大手のアルディが幅広い商品で値上げを行っている。コロナ禍に伴うコストの上昇がロシアのウクライナ侵攻で加速しているためで、約400種類の商品で売値を引き上げている。食品業界紙『レーベンスミッテル・ツァイ

双日―車自動撮影システムの独社に出資―

双日は18日、自動車内外装自動撮影・スキャンシステム開発の独ツインナー(Twinner)に資本参加した発表した。日本における販売総代理権も獲得しており、7月にも1号機を双日オートグループ東海・アペルタ名古屋店の敷地内に設

物流フルフィルメントサービス Omnipack(ポーランド)

電子商取引(EC)事業者向けにフルフィルメント(ECのバックヤード業務代行)の物流サービスを提供している。拡大を続けるEC市場のニーズを捉えて成長を続けており、このほど実施したシードラウンドでは750万ユーロの調達に成功

オドメーター改ざんにご注意

車を買い替える間隔は3~5年おきという人が多いが、中古車を購入する場合には総走行距離を示すオドメーターが改ざんされている可能性を頭に入れておくべきだ。車歴データを提供するエストニアの新興企業カーバーティカルの調べによると

コロナ規制ほぼ解除、州代表の参院は法案批判もしぶしぶ承認

新型コロナウイルスの感染拡大防止策を大幅に緩和することを柱とする独政府与党の感染防止法改正案が連邦議会(下院)と州政府の代表で構成される連邦参議院(上院)で18日、可決された。新型コロナ感染者数の記録更新が続くなかで規制

20日からコロナ規制を大幅緩和、ホットスポットには個別対応

ドイツ政府は9日の閣議で、感染防止法改正案を了承した。新型コロナウイルス感染防止策の緩和を取り決めた国と州の決議に基づくもので、20日から大半の規制を廃止。個々の地域で感染状況が悪化した場合は当該地域(ホットスポット)限

ユーロ圏の小売業売上高、1月は7.8%増

EU統計局ユーロスタットがこのほど発表したユーロ圏の1月の小売業売上高(速報値・数量ベース)は前年同月比7.8%増となり、上げ幅は前月の2.1%を大きく下回った。(表参照) 分野別では食品・飲料・たばこが1.1%減となっ

ウクライナのテック企業、国外へ脱出

●東部のハリコフは同国の「シリコンバレー」と期待されていた ●帰国が難しい場合、国外で拠点整備へ ウクライナのテクノロジー企業が戦火を逃れて国外へ避難している。東部のハーキウ(ハリコフ)はロシア軍が侵攻するまでテック業界

独企業がウクライナ事業停止、HHLAはオデッサ港ターミナル閉鎖

ウクライナへのロシア軍の侵攻を受けて、ドイツ企業が同国事業を見合わせ始めた。石膏製造のクナウフは同国東南のドンバス地方にある工場の操業を停止。流通大手のメトロも同国で展開する店舗26カ所のうち約半数で営業を見合わせている

企業景況感が大幅改善、ウクライナ危機はリスク要因

Ifo経済研究所が22日発表した2月のドイツ企業景況感指数(2015年=100)は前月を2.9ポイント上回る98.9へと大幅に上昇した。同指数の改善は2カ月連続。国と州が新型コロナウイルス感染防止策の緩和に動き出したこと

ロシア食品小売大手X5、米VCと提携

●廃棄物の減量、温室効果ガスの排出削減などに取り組む ●X5によるSDGsへの取り組みは3年前から ロシアの食品小売大手X5が、持続可能な発展(サステナブル・デベロプメント)を目指し、有力ベンチャーキャピタル(VC)の米

ダグラス―オンライン薬局事業に参入―

コスメティック用品小売大手の独ダグラスは10日、オンライン薬局を運営する蘭ディサポ・デーエー・アポテーケ(disapo.de. Apotheke)を買収すると発表した。オンライン薬局事業に参入するとともに、ネット通販の相

ヤンデックス、UAEで配達プラットフォームが稼働

●200項目の条件・制約を踏まえ、ルートを自動で最適化 ●統一した住所表記のない地元の事情などを勘案し開発 ロシアIT大手ヤンデックスはこのほど、アラブ首長国連邦(UAE)で小売業者向け配達プラットフォーム「ヤンデックス

露ネット通販最大手、金融サービスを開始

●ネット決済専用のバーチャルデビットカードを導入 ●同社は昨年、金融事業参入に向け国内の小銀行を買収 ロシアのネット通販最大手ワイルドベリーズ(WB)はこのほど、新たに金融サービスを開始したことを明らかにした。導入したの

小売で品不足が緩和

小売業で深刻な品不足が一定程度、緩和してきたもようだ。Ifo経済研究所のアンケート調査によると、発注した商品の入荷が遅れているとの回答は1月に57.1%となり、前月の81.6%から約25ポイント低下した。入荷状況は依然し

21年小売売上0.7%増加、通販がけん引

ドイツ連邦統計局が1日発表した2021年の小売売上指数(自動車販売店を除く、2015年=100)は物価調整後の実質で前年比0.7%増の116.7(暫定値)となり、これまでに引き続き拡大した。コロナ禍で実店舗の売り上げは1

1月失業者が実質減に

ドイツ連邦雇用庁(BA)が1日発表した1月の失業者数は246万2,000人となり、前月を13万3,000人上回った。冬季で屋外労働需要が減ったことや、クリスマス商戦で一時的に増えていた小売店の店員が減少したことが背景にあ

ガレリア―国が再度支援、コロナ規制で経営悪化―

ドイツ政府の経済安定化基金(WSF)は1月25日、コロナ禍で経営が悪化しているデパート大手ガレリア・カールシュタット・カウフホーフ(GKK)への支援を決定した。WSFによるGKK支援は昨年に次いで2度目。GKKは新型コロ

企業景況感6カ月ぶりに好転、先行き見通しの改善で

Ifo経済研究所が25日発表した1月のドイツ企業景況感指数(2015年=100)は95.7となり、前月を0.9ポイント上回った。同指数の改善は6カ月ぶり。先行き見通しが改善し数値が押し上げられた。クレメンス・フュスト所長

21年インフレ率3.1%に、エネと食品を除くと2.3%

ドイツ連邦統計局が19日発表した2021年の消費者物価指数は前年を3.1%上回り、インフレ率は1993年以来の高水準に達した。比較対象の20年はコロナ禍初年度の景気失速で石油価格が大幅に下落。同年下半期は景気対策で付加価

露ヤンデックスが韓国KTと提携、配達ロボット開発で

ロシアIT大手ヤンデックスは18日、韓国の電気通信最大手KTと戦略提携することで基本合意したと発表した。KTのノウハウを活用しながら、韓国の市場ニーズを踏まえた現地仕様製品を開発し、年内にソウルでロボット宅配サービスを開

21年GDP2.7%上昇、コロナ禍前の19年比では-2%に

ドイツ連邦統計局が14日発表した2021年の国内総生産(GDP、速報値)は物価調整後の実質で前年比2.7%増となり、2年ぶりに拡大した。内需と外需がともに伸びた。ただ、新型コロナウイルス感染拡大の局面が数度あり、その都度

露小売り大手レンタ、食品EC企業を買収

●商品ラインナップと客層を広げ、市場シェアを拡大する狙い ●ロシアのネット食品販売市場はコロナ禍を受けて急成長 ロシアの小売り大手レンタ(Lenta)はこのほど、食品のネット通販を手掛けるウトコノス(Utconos)の買

露ネット通販最大手、英国でのサービス開始

●同社のサービス提供国は19カ国に拡大、西欧にも積極進出 ●2020年の売上高60億のうち、4億2,300万ドルがロシア国外のもの ロシアのネット通販最大手ワイルドベリーズはこのほど、英国でサービスを開始したと発表した。

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