環境

エネルギー分野の国家補助、欧州委が新ガイドライン発表

欧州委員会は12月21日、気候変動や環境保護、エネルギー分野の国家補助に関する新たなガイドラインを発表した。2050年までの気候中立を目指す「欧州グリーンディール」の目標達成に向け、加盟国は効率的に脱炭素プロジェクトを支

気候中立実現に向けた対策案を欧州委が発表

欧州連合(EU)の欧州委員会は15日、域内の温室効果ガス排出量を2050年までに実質ゼロとする目標の実現に向けた気候変動とエネルギー関連の対策案を発表した。化石燃料の利用を減らしてクリーンエネルギーを拡大するための具体策

欧州トラック3社が合弁、急速充電網構築へ

商用車大手トレイトン、ダイムラー・トラック、ボルボの3社は16日、欧州に大型トラックと旅行バス用の充電網を構築するために合弁会社を設立することで合意したと発表した。今後本格化する電動商用車の普及を加速させる狙い。当局の承

中国BYD、ハンガリーで電動商用車を発売

●パネルバンと4トントラックを販売 ●BYDは17年に欧州初の電動バス工場をハンガリーに開設 中国のバッテリー・自動車メーカーである比亜迪汽車(BYD)は20日、ハンガリーで電動トラック・バンを発売すると発表した。現地デ

ポーランド、太陽光発電の産官学提携で協定締結

●提携の枠組みに期限無し、参加希望の企業団体は随時受け入れ ●太陽光発電の伸びにはプロシューマーの存在大きく ポーランド政府は16日、太陽光発電業界の投資家や企業、学術団体と提携協定を結んだ。欧州連合(EU)の環境政策や

チェコ電力CEZ、独RWEの太陽光発電開発運営企業を買収

●CEZはドイツ市場の強化を狙う ●買収の対象事業の太陽光設置容量は累計400ギガワット超 チェコ電力大手で国営のCEZは17日、再生可能エネルギー大手の独RWEリニューアブルズから、欧州・イスラエルにおける太陽光発電設

仏ヴェオリアのスエズ買収、欧州委が承認

欧州委員会は14日、水・廃棄物処理大手の仏ヴェオリアが仏同業スエズを買収する計画を承認したと発表した。当初は競争上の問題で難色を示していたが、ヴェオリア是正措置として一部事業の売却を申し出たことから、その実施を条件に認可

欧州商用車大手3社が合弁、急速充電網構築へ

商用車大手のトレイトン、ダイムラー・トラック、ボルボは16日、欧州に大型商用車向けの充電網を整備・運営する合弁会社を設立すると発表した。大型の長距離トラックや旅行用バスを充電するための公共の高性能充電ネットワークを構築・

OMVペトロム、南東欧4カ国でEV充電ステーション整備

オーストリア石油大手OMVのルーマニア子会社OMVペトロムは14日、来年末までに国内とブルガリア、モルドバ、セルビアの計100カ所で、電気自動車(EV)用の急速・超急速充電ステーションを整備する計画を明らかにした。充電時

ステランティス、無線充電のテストコースを開設

欧州自動車大手のステランティスは7日、走行中の電気自動車(EV)に無線で充電できる非接触型(ワイヤレス)充電技術のテストコースをイタリアに開設したと発表した。同社が描く、環境対応と顧客満足の両立に向けた電動化戦略の一環。

シェル株主総会、本社機能の一本化・社名変更を承認

英・オランダ系石油大手ロイヤル・ダッチ・シェルは10日、オランダのロッテルダムで株主総会を開き、英国とオランダに分かれていた本社機能や株式を英国に一本化することや、社名を「シェル」に改めることを柱とする体制変更を承認した

KEYOU―資金1600ユーロを調達―

水素エンジン分野のスタートアップ企業である独KEYOUは14日、独富豪バイエル家とシュトル家のファミリーオフィスBESTOが同社に1,600万ユーロを出資すると発表した。事業を拡大するとともに、技術開発を進めて商品化を実

川崎重工業―水素発電の実証を独でRWEと共同実施―

川崎重工業は9日、独エネルギー大手RWEと共同で水素を用いたガスタービンの発電実証運転を行う計画を発表した。2024年から実施する意向で、すでに詳細協議を開始している。 ドイツ北部のニーダーザクセン州でRWEが運営するエ

ティッセンクルップ―2GW電解槽を受注―

独複合企業ティッセンクルップは13日、エンジニアリング子会社ティッセンクルップ・ウーデ・クロリンエンジニアズが工業ガス大手の米エアー・プロダクツから2ギガワット(GW)強の電解槽を受注したと発表した。エアー・プロダクツが

スコルコボ・ハイテク工業団地に環境技術パークを設置

●環境技術開発を手がけるヘリクスと提携 ●グリーンテック分野の振興を促す目的 モスクワ郊外でハイテク工業団地を運営するスコルコボ財団と、環境技術開発を手がけるヘリクス(Helyx)・テクノロジーズが今月、「グリーンテック

ソラリス、チェコで燃料電池バスを初受注

●「ウルビーノ12ハイドロジェン」を最大20台供給 ●同バスの燃料電池は出力70kW、水素タンク容量は1,560リットル ポーランドのバス製造大手ソラリスは8日、チェコ北西部のウースチー・ナド・ラベム市の公共交通事業者O

セルビア・ノビサドの電気バス調達、EBRDが800万ユーロ融資

●電動バス10台の導入と関連設備の整備を計画 ●融資はEBRDの「グリーン都市事業」の第2弾として実施 欧州復興開発銀行(EBRD)は7日、セルビア北部ノビサドの電動バス調達に対し800万ユーロを融資すると発表した。同調

温暖化とはちみつ~キルギス

キルギス共和国の養蜂業が危機に直面している。気候変動の影響で氷河の雪解け水が減り、蜂が花蜜を集められなくなっているためだ。キルギスのサディル・ジャパロフ大統領が先月2日、国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP2

電動車補助金、23年から交付基準厳格化

ドイツのロベルト・ハーベック経済・気候相は13日、電動車の購入者に補助金を交付するルールの改正方針を表明した。温暖化防止を強化する政策の一環。すでに補助金交付の新たな基準策定に向け動き始めており、2023年から新ルールに

卸売物価の上げ幅が統計開始後の最高に

ドイツ連邦統計局が13日発表した11月の卸売物価指数は前年同月比16.6%増となり、統計を開始した1962年以降の最高を記録した。同物価の上昇は10カ月連続。6月以降は上げ幅が2ケタ台に上っている。景気の回復を背景に原料

フォルクスワーゲン―電池セル分野で3社と協業―

自動車大手の独フォルクスワーゲン(VW)は8日、車載電池セルの分野でベルギー非鉄金属大手のユミコア、セル生産技術の米スタートアップ企業24M、リチウム生産の豪バルカン・エナジー・リソーシズの3社とそれぞれパートナーシップ

玩具大手レゴ、ベトナムに工場開設

デンマークの玩具大手レゴは8日、ベトナムに工場を開設すると発表した。アジアで主力のブロックをはじめとする同社製品の需要が急増していることを受けたもので、中国に次ぐ同地域2番目の生産拠点を設ける。投資額は10億ドルを超える

シェル株主総会、本社機能の一本化・社名変更を承認

英・オランダ系石油大手ロイヤル・ダッチ・シェルは10日、オランダのロッテルダムで株主総会を開き、英国とオランダに分かれていた本社機能や株式を英国に一本化することや、社名を「シェル」に改めることを柱とする体制変更を承認した

商用車大手スカニア、ドイツで初めて電気トラックを納入

独フォルクスワーゲン(VW)傘下のスウェーデン商用車大手スカニアは1日、独高級床材大手のボナ(Bona)にバッテリー式電気トラックを納入したと発表した。スカニアにとり、ドイツで初めての電気トラック販売事例となる。ボナは同

トヨタ、西欧の新車を35年までに排出ゼロに

トヨタ自動車は2035年までに西欧で販売する新車を電気自動車(EV)、燃料電池自動車(FCV)など二酸化炭素(CO2)を排出しないゼロエミッション車(ZEV)に切り替える計画だ。欧州統括会社のトヨタ・モーター・ヨーロッパ

ロシアのエネルゴン、トルコでリチウムイオン電池を生産

●新型コロナ流行による輸送費の高騰を受けた措置 ●製品はトルコ近在の地域に出荷 ロシアの産業用電池メーカー、エネルゴン(Energon)はこのほど、トルコでリチウムイオン電池を生産する計画を明らかにした。投資額は非公表。

新たな成長モデルが求められる中東欧=WIIWレポート

●西欧へのキャッチアップ型の成功モデルは限界に ●イノベーションに基づく新しい経済モデルの創出が必要 製造業を中心に着実に成長してきた中東欧諸国が課題に直面している。最近では独フォルクスワーゲン(VW)グループがチェコ工

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