2019年5月22日

インフィニオンが華為への供給を部分停止、米国の制裁受け

半導体大手の独インフィニオンが中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)への製品供給を一部停止した。華為を対象とした米国の制裁を踏まえた措置で、広報担当者は20日、英字誌『ニッケイ・アジア・レビュー』の報道を半ば追認す […]

ブリー―民事再生を申請―

高級カバン製造の独ブリーは15日、民事再生手続きの適用をハンブルク区裁判所に申請した。自力では経営再建のめどが立たないことから、業界に精通した国際的な投資家を模索する。 同社は業績再建に向けて若年層向けコレクションの強化

センヴィオン

4月に民事再生手続きの適用を申請したドイツ系風力発電設備大手センヴィオンの買収を東芝が検討しているもようだ。独経済誌『マネージャー・マガツィン』が消息筋の情報として20日、報じた。東芝のほか、シーメンスの風力発電設備子会

5人乗り電動垂直離着陸機の初飛行に成功、25年に実用化

電力で動く垂直離着陸(eVTOL)機の開発を手がける独新興企業リリウムは16日、5人乗りeVTOLを初公開した。すでに初飛行に成功しており、今後さらなる飛行と開発を行い、2024年の認可取得、25年の実用化を目指す。 垂

DHLが中国でドローン配達、億航と共同プロジェクト開始

ドイツポストの小荷物配達子会社DHLは16日、ドローン(無人機)を用いた配達プロジェクトを中国で開始した。外資が同国でドローン配達を実施するのは初めて。現地のドローンメーカー億航(EHang)と共同で同プロジェクトを行う

独メーカーの半数が5Gに関心なし

通信速度が現行規格の100倍に上り遅延性も極めて低い5Gはドイツ経済にとって決定的に重要だと考えるメーカーが極めて多い一方で、自社にとって重要だと考えるメーカーは比較的少ないことが、情報通信業界連盟(Bitkom)が実施

ドイチェ・メッセが中小企業向けIT見本市開催

独見本市会社ドイチェ・メッセは20日、新しいIT見本市を来年に開催すると発表した。同社は人気低迷に歯止めがかからないハノーバー情報通信技術見本市CeBIT(セビット)の廃止を昨年12月に決定したものの、CeBITの一部を

化学業界に景気低迷の影響、第1四半期売上1.1%減に

独化学工業会(VCI)が15日発表した独化学・製薬業界の1-3月期(第1四半期)の売上高は営業日数・季節要因調整後の実質で前期比1.1%減の483億ユーロへと落ち込んだ。世界的な景気低迷が反映された格好で、国内売上が2.

1-3月建設許可2.8%減少、業界団体は規制強化を批判

ドイツ連邦統計局が20日発表した1-3月期(第1四半期)の建築許可件数(増改築を含む)は前年同期比2.8%減の7万5,628件へと落ち込んだ。都市部を中心とする住宅不足は解消されていないにも関わらず、同許可件数が減少した

温室効果ガスの衛星観測で日欧が協業

国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)と欧州気象機関(EUMETSAT)は14日、「温室効果ガスのリモートセンシング及び関連ミッションに関する協定」を独ダルムシュタットで締結した。2015年12月の気候変動枠組

六フッ化硫黄の調達量が大幅減少

温室効果が最も高い六フッ化硫黄(SF6)の使用量がドイツで大幅に減少しているもようだ。連邦統計局によると、同国内で活動する企業などが2018年に調達したSF6の総量は786トンとなり、2年前の16年に比べて31%減少した

ユーロ建て輸出の割合が一段と減少、昨年は57.6%に

ドイツの輸出総額に占めるユーロ建ての割合は昨年57.6%となり、前年の58.9%から1.3ポイント縮小したことが、連邦統計局の発表で分かった。2012年には同割合が64.6%に上っており、6年間の減少幅は7ポイントに達す

銀行・会計事務所などに立ち入り捜査、脱税捜査で

独フランクフルト検察などは15日、銀行や会計事務所を対象に立ち入り捜査を実施した。租税回避地を利用した脱税の捜査の一環で、同検察はドイツ銀行を対象とした昨年11月の立ち入り捜査の延長線上のものだと説明した。 今回の立ち入

ネスレ―スキンケア事業の売却交渉入り―

スイスの食品世界最大手ネスレ(ヴェヴェイ)は16日、スキンケア事業の売却に向け、スウェーデンの投資会社などが主導するコンソーシアムと独占交渉に入ったと発表した。売却額は102億スイスフランで、今年後半には売却手続きを終え

三和ホールディングス―独子会社通してドアメーカーを買収―

三和ホールディングスは20日、ヒンジドアの製造・販売を手がけるスウェーデン企業ロバストの株式100%を取得し傘下に収めたと発表した。グローバル・メジャー企業化に向けた取り組みの一環として欧州事業を強化する考え。完全子会社

独経済3四半期ぶりプラス成長、1~3月は0.4%に

ドイツ連邦統計局が15日発表した2019年第1四半期(1~3月)の国内総生産(GDP)は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前期比0.4%増(暫定値)となり、3四半期ぶりにプラス成長を確保した。内需が好調で全体が押し上

生産者物価の上げ幅6カ月ぶりに拡大、4月は2.5%に

ドイツ連邦統計局が20日発表した4月の生産者物価指数は前年同月比2.5%増となり、上げ幅は6カ月ぶりに拡大へと転じた。最大の押上げ要因はこれまでに引き続きエネルギーで、6.6%上昇。エネルギーを除いた物価は1.3%増だっ

卸売物価の上げ幅4カ月連続で拡大、4月は2.1%に

ドイツ連邦統計局が14日発表した4月の卸売物価指数は前年同月比2.1%増となり、上げ幅は4カ月連続で拡大した。石油製品が7.8%上昇して全体を強く押し上げた格好。このほか、穀物・葉たばこ・種子・飼料(9.8%増)、果物・

製造業受注残高3カ月連続減少、3月は-0.8%に

ドイツ連邦統計局が17日発表した製造業の3月末時点の受注残高(暫定値)は物価・営業日数・季節要因調整後の実質で前月末を0.8%下回り、減少幅は前月の同0.7%から拡大した。受注残高の縮小は3カ月連続。新規受注の低迷が続い

ゲットユアガイド―SVFなどから約5億ドル調達―

観光客向けのアクティビティや博物館予約の仲介プラットホームを運営する独スタートアップ企業ゲットユアガイドは16日、ソフトバンク・ビジョン・ファンド(SVF)を中心とする企業連合が同社に4億8,400万ドル出資したと発表し

エーオン―全車両の電動化に配電網の対応可―

エネルギー大手の独エーオン(エッセン)は21日、国内を走行する車両がすべて電動車になっても同社の配電網は対応できるとの調査結果を発表した。 同社はエネルギー分野のコンサルティングを手がける独コンセンテックと共同で調査を実

吉利汽車―独にR&D拠点開設―

中国自動車大手の吉利汽車は16日、ドイツに研究開発(R&D)拠点を開設したと発表した。電動車分野の新技術開発に取り組む。 フランクフルト国際空港に近いラウンハイムに「ジーリー・オート・テクニカル・ドイチュラント

ダイムラー―ハンガリー新工場の開設先送り―

自動車大手の独ダイムラー(シュツットガルト)がハンガリーの新乗用車工場の開設を先送りする。経済紙『ハンデルスブラット(HB)』が報じ、同社が15日に追認した。 ダイムラーはハンガリー中部の都市ケチケメートにメルセデスブラ

フォルクスワーゲン―グループ販売8カ月連続減に―

自動車大手の独フォルクスワーゲン(VW、ヴォルフスブルク)が17日発表した4月のグループ販売台数は前年同月比6.6%減の86万6,400台となり、下げ幅は前月の4.3%から拡大した。減少は8カ月連続。景気低迷と地政学リス

アルストム―燃料電池列車を独で受注、世界最大の27編成―

鉄道車両大手の仏アルストム(サン・トゥアン)は21日、独フランクフルトを中心とする地域の公共交通機関ライン・マイン・フェアケーアスフェアブント(RMV)が実施した燃料電池列車の入札で落札に成功したと発表した。受注数は燃料

BASF―広東省にエンプラ・TPU施設建設―

化学大手の独BASFは21日、広東省湛江にエンジニアリングプラスチックのコンパウンド施設と熱可塑性ポリウレタン(TPU)の生産施設を建設する意向を明らかにした。基礎化学品から川下までの幅広い製品を手がける総合生産施設(フ

富士フイルム―内視鏡処置具製造の独社を買収―

富士フイルムは17日、内視鏡用処置具の開発、製造、販売を手がける独メドワークを完全買収することで合意したと発表した。これにより内視鏡処置具事業への本格参入を果たす。買収金額は明らかにしていない。 内視鏡用処置具は内視鏡と

全勤務時間の記録は雇用主の義務=EU司法裁

欧州連合(EU)域内で業務を行う雇用主は各被用者の労働時間を記録しなければならない――。EU司法裁判所(ECJ)は14日の判決(訴訟番号:C-5/18)でそんな判断を示すとともに、同記録義務を法制化するよう加盟国に命じる

上部へスクロール