2023年4月26日

再生エネ65%以上の暖房を義務化、議会で法案修正の可能性

ドイツ政府は19日の閣議で、建築物エネルギー法(GEG)改正案を了承した。暖房・温水の利用で発生する二酸化炭素(CO2)の量を削減していき、最終的に炭素中立を実現することが狙い。天然ガスなど化石燃料をメインとする暖房の新 […]

北海の風力発電容量を50年までに10倍へ、欧州9カ国が合意

ドイツを含む欧州9カ国の首脳は24日、ベルギーのオーステンデ港で会談し、北海の洋上風力発電能力を大幅に拡大することで合意した。炭素中立の実現に向け二酸化炭素(CO2)の排出削減を進めるとともに、欧州のエネルギー自給を高め

欧州半導体法案、加盟国と欧州議会が合意

欧州連合(EU)加盟国と欧州議会は18日、域内での半導体製造拡大を支援する「欧州半導体法案」の内容で合意した。2030年までに官民で430億ユーロを投じ、開発拠点や生産設備の増強を後押しするほか、有力メーカーの誘致にも力

製造業受注残高が6カ月ぶりに増加、2月は+0.5%に

ドイツ連邦統計局が20日発表した2月の製造業受注残高指数(2015年=100)は物価・営業日数・季節調整後の実質で150.0(暫定値)となり、前月を0.5%上回った。同指数の増加は6カ月ぶり。過去最高となった昨年8月(1

フォルクスワーゲン―グループの1-3月期販売7.5%増加―

自動車大手の独フォルクスワーゲン(VW)が21日に発表した1-3月期のグループ新車販売台数は204万600台となり、前年同期を7.5%上回った。比較対象の2022年1-3月期は半導体不足やロシアのウクライナ侵攻が響いて大

テネット―交直変換所をシーメンスEなどに発注―

送電大手の蘭テネットは20日、北海の洋上風力発電パーク3カ所を陸上の送電網と連結するプロジェクトに絡んで、洋上・陸上の交直交換所と関連インフラを独シーメンス・エナジー(SE)と西ドラガドス・オフショアの企業連合に発注した

MANエナジー―CCUSでCO2圧縮機に商機、年商10億ユーロへ―

大型エンジン大手の独MANエナジー・ソリューションズが二酸化炭素(CO2)圧縮機事業に大きな期待をかけている。脱炭素の流れを背景にCCUS(CO2回収・有効利用・貯留)市場が今後、大幅に拡大し、CO2の有効利用と貯留に必

ボッシュ―ポーランドにヒートポンプ工場建設―

複合企業の独ボッシュは19日、ポーランド南西部のドブロミエシュにヒートポンプ工場を設置すると発表した。ヒートポンプの生産能力を拡大し、増大する欧州需要に対応する。投資額は約2億5,500万ユーロ。2024年に着工し、25

フィースマン―米同業に身売りか―

暖房機器大手の独フィースマンが米同業キャリア・グローバルに身売りするという観測が浮上している。ロイター通信などが報じたもので、売却交渉は進展した段階にあるという。関係各社は報道内容へのコメントを控えている。 報道によると

ソフトウエアAG―SaaS化に向け投資会社に身売り―

独IT大手ソフトウエアAGは21日、米投資会社シルバー・レイクが同社を買収する計画を明らにした。シルバー・レイクの支援を受けて事業改革を進め、大幅な成長につなげる狙いだ。 シルバー・レイクは株式公開(TOB)を通してソフ

ヘンケル―ロシア事業を現地企業に売却―

化学大手の独ヘンケルは20日、ロシア事業を現地投資会社のコンソーシアムに売却することで合意したと発表した。取引金額は540億ルーブル(約6億ユーロ)。すでに当局の承認を得ており、クロージング待ちの状態にある。 売却先の投

イネラテック

独グリーンテック企業イネラテック(INERATEC)は19日、フランクフルト西部のヘキスト工業団地で、eフューエル(炭素中立の合成燃料)工場の起工式を行った。同団地内のバイオガス施設で発生する二酸化炭素(CO2)を再生可

車の再生材比率50%へ、BMWが産学コンソーシアム立ち上げ

高級乗用車大手BMWは20日、廃車リサイクルを最適化するための技術開発に向け産学コンソーシアムを立ち上げたと発表した。新車の再生材使用比率を高め循環経済を強化するとともに、自動車産業の資源輸入依存度を引き下げてサプライチ

ネット通販のツァランドがチャットGPTを試験導入

ファッション分野の独ネット通販大手ツァランドは19日、米オープンAIの対話型人工知能(AI)「チャットGPT」を試験導入すると発表した。同AIに関心を示す企業はドイツでも多いが、大手企業の大半は欧州連合(EU)の厳しい個

「原発廃止を電力輸入と火力発電で相殺」=調査会社予測

原子力発電を全廃したドイツはそれに伴う電力供給の穴を国外からの輸入と国内の火力発電拡大で相殺する――との見方が浮上している。英市場調査会社ICISの試算をもとに21日付『ヴェルト』紙が報じた。 ドイツでは残存原発3基の稼

エネルギー消費量が1990年以来の低水準に

エネルギー関連の統計データを収集・作成する民間団体AGEBが17日発表したドイツ国内の2022年のエネルギー消費量は前年比5.4%減1万1,769ペタジュール(PJ)となり、1990年以来の低水準に落ち込んだ。気温が比較

粗鋼生産が13カ月連続減少、下げ幅は縮小

独鉄鋼業界団体シュタールが24日に発表した3月の粗鋼生産高は、前年同月比2.7%減の323万8,000トンとなり、13カ月連続で減少した。下げ幅自体は縮小傾向にあり、高炉鋼に限ると3.7%増の230万2,000トンと拡大

2月の住宅建築許可21%減少

ドイツ連邦統計局が18日発表した2月の建築許可件数(増改築を含む)は2万2,300件となり、前年同月を20.6%下回った。建材費の高騰と金利上昇を背景に同件数は昨年5月に減少へと転換。10月以降は減少率が2ケタ台に上って

独人口の4人に1人が移民1・2世

ドイツ在住の移民1世と2世(移住の歴史を持つ住民)が昨年は2,019万4,000人となり、前年比で6.5%増えたことが、連邦統計局の20日の発表で分かった。ウクライナ、シリア、アフガニスタンなどからの難民が7.3%増えた

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