化学大手の独コベストロは14日、バイオ原料ベースのフェノールとアセトンの供給を受けることで三井化学、三井物産と合意したと発表した。持続可能性に関する目標を顧客企業が達成できるようにすることを支援する狙い。
フェノールとアセトンはLED照明や電子・医療機器などに用いられるポリカーボネートの主要原料。コベストロは持続可能な製品の国際的な認証制度であるISCC PLUS認証を受けたフェノールとアセトンの供給を受ける。まずは三井化学が大阪で生産するフェノールを上海工場で利用。その後、アセトンの供給も受ける。アセトンについてはタイ工場で利用することも計画している。
三井化学は廃材と残材を用いてフェノールとアセトンを製造する。