経済産業情報

隠れ値上げが横行、値上げ幅67%のケースも

食品や日用品の包装容量の規制撤廃を定めた欧州連合(EU)指令が昨年4月に国内法化されて以来、容量を減らして小売価格を据え置く隠れ値上げがドイツで横行している。数年前からこの種の値上げを調査しているハンブルク消費者センター […]

裁判に13年、欧州人権裁がドイツに改善命令

公文書発行の是非をめぐる簡単な裁判の片がつくのに要した年月は13年――。審理をいたずらに遅延したドイツ国内の裁判をめぐる係争で欧州人権裁判所は2日、審理の遅延は欧州人権条約に違反すると認定。ドイツに対し慰謝料1万ユーロの

ワークライフバランスが家庭政策のカギに=政府調査

連邦家庭省が8月31日に発表した家庭生活に関する第3回モニター調査によると、「ワークライフバランスは将来、家庭政策の最重要課題になる」と回答した市民は69%と多く、父親・母親では78%に達した。仕事と家庭生活の両立ために

欧州経済界が中国を批判

中国で事業展開する欧州企業が加盟する中国欧盟協会(EUCCC)は2日、外資系企業は中国の政府当局によって差別的な扱いを受けているとする年次報告書を発表した。事業認可手続きや公共調達などで地元企業に比べ不利に扱われていると

IFA2010開幕、出展数・展示面積とも過去最高に

世界最大のコンシューマー・エレクトロニクス展「IFAベルリンショー」が3日、ベルリンで開催された。50回目の節目となった今回の出展者数は前年を23%上回る1,423社、総展示面積は11%増の13万4,000平方メートルと

独化学業界、2010年予測引き上げ

ドイツ化学工業会(VCI)は2日発表した第2四半期化学産業レポートの中で、独業界の2010年生産成長率を従来予測の8.5%から約11%に上方修正した。景気が急速に回復しているためで、業界売上高についても従来の10%増から

機械受注の好調続く、7月は48%増に

ドイツ機械工業連盟(VDMA)が1日発表した2010年7月の業界受注高は前年同月比で実質48%増加し、これまでに引き続き大きく拡大した。国外受注が54%、国内も38%増えた。 \ 大型受注による統計上のブレが少ない3カ月

独産業用バルブ業界、上期受注が14%増

ドイツ機械工業連盟(VDMA)はこのほど、国内産業用バルブメーカーの今年上半期の受注高が前年同期比で14%(名目)増加したと発表した。世界的な景気回復を受けて、昨年通期の17%減から大きく持ち直した。 \ 一方、業界売上

8月乗用車新車登録27%減に

ドイツ連邦陸運局(KBA)が2日発表した2010年8月の乗用車新車登録台数は前年同月比27.0%減の20万885台で、これまでに引き続き大きく落ち込んだ。昨年実施された新車買い替え補助金の反動で小型車の販売が特に振るわな

企業の25%がコンピューター犯罪の被害に

国際会計・コンサルティング大手のKPMGがドイツ企業の経営者500人を対象に4~6月に実施したアンケート調査によると、過去3年間にコンピューター犯罪の被害に遭った企業は全体の25%を占めた。経営者の86%がこの問題を深刻

ろうそくメーカー、パラフィン高騰で苦戦

ドイツのろうそくメーカーが原料であるパラフィンの価格上昇に苦しんでいる。製造コストのほぼ半分を占めるパラフィンの価格は昨年8月から今年8月までに30~40%上昇。原料業者と流通業者の板ばさみにあうメーカーが価格上昇分を販

キャッシング手数料、金融3グループが料金透明化で合意

独貯蓄銀行・振替銀行連合会(DSGV)と独信用協同組合連合会(BVR)、独民間銀行協会(BdB)の金融3団体は8月25日、それぞれの顧客が他グループの銀行のキャッシュディスペンサーで現金を引き出す際の手数料を透明化するこ

ネット通販、商品の7個に1個は返品=DIHKアンケート調査

ドイツのネット通販で販売された商品の7個に1個が14日の返品保証期間内に返品されている。ドイツ商工会議所連合会(DIHK)がネット通販業者およそ400社を対象に実施したアンケート調査から明らかになった。1度使用したものや

新型身分証明書、セキュリティに問題か

11月からドイツで導入される新しい身分証明証(電子IDカード)でセキュリティ上の懸念が浮上している。独公共放送ARDの情報番組「PlusMinus」は8月24日放送の中で、ハッカー団体Chaos Computer Clu

大麻成分のバイオ合成に成功 医療用の需給緩和に期待

ドルトムント工科大学のオリバー・カイザー教授を中心とする研究チームが、大麻の成分であるテトラヒドロカンナビノール(THC)のバイオ合成技術の開発に初めて成功した。THC産生に関与する遺伝子を単離・同定してバクテリアに組み

「EU特許裁判所の創設は違法」=欧州裁法務官

欧州連合(EU)の共通特許制度をめぐり、欧州司法裁判所(ECJ)の法務官はこのほど、EU特許の創設に合わせて特許関連の紛争処理にあたる「EU特許裁判所」を設置するというEUの計画は「EU法と相容れない」との見解を示した。

シュタインマイヤー前外相が妻に臓器提供

ドイツのシュタインマイヤー前外相兼副首相(社会民主党=SPD、54)が8月24日、妻エリカさん(48)に臓器を提供するため手術を受けた。術後の経過は良好で、2人は今後、リハビリに入る予定だ。シュタインマイヤー氏の政界復帰

化学業界でM&A活発化、上期取引額63%増加

米コンサルティング大手プライスウォーターハウスクーパース(PwC)が8月23日発表した世界化学業界の合併・買収(M&A)取引に関するレポートによると、2010年1-6月期(上半期)のM&A件数(公表案

独化学業界、経済危機の昨年もR&D投資減らさず

ドイツ化学工業会(VCI)は8月26日、同業界の研究開発(R&D)投資額が経済危機の昨年も前年並みの約83億ユーロを保ったと発表した。VCI研究開発部会のアンドレアス・ニーマイヤー部長(BASF取締役)は「危機

電機業界、2010年生産高を8%増に上方修正

ドイツ電気電子工業会(ZVEI)は8月25日、独業界の2010年生産成長率を従来予測の5%から8%に上方修正した。世界的に景気が回復し、特に独メーカーが強い交通、エネルギー、医療機器分野で需要が旺盛なことが大きい。昨年2

建設業界、原料価格の高騰で政府に支援強化を要請

独建設業全国連盟(HDB)は8月24日、原料価格が高騰しているとして、政府に支援強化を求めた。HDBによると、7月の建設資材向け金属価格は1年前に比べ平均19%上昇。鉄筋は44%も高騰した。ただ、公共部門の建設受注は低迷

自信満々の銀行強盗、1週間で逮捕

独南部バイエルン州のレッティンゲンで10日、銀行強盗事件が起きた。犯人は捜査網をかいくぐって逃走に成功したものの、慢心から足がつき、18日に北部のハンブルクで逮捕された。 \ 犯人はバーデン・ヴュルテンベルク州キュンツェ

Gamescom来場者25万突破、モーションセンサーなどに注目

欧州最大のゲーム見本市「Gamescom」が8月18~22日の5日間、開催された。会場をライプチヒからケルンに移転して2回目となった今回は33カ国から505社が出展、発表された新作ゲームも200本となり、ともに前年を大き

ゲームソフト、ダウンロード購入は少数派=ドイツ

ドイツ人はゲームソフトをインターネットからダウンロードするよりも、店頭でパッケージ版を購入する方を好むようだ。独マイクロソフトのエンターテイメント・デバイス部門責任者であるオリバー・カルトナー氏は日刊紙『Die Welt

日本車が上位独占=環境車ランキング

ドイツ交通クラブ(VCD)が18日発表した2010/11年版「環境に優しい自動車リスト」で、ハイブリッド車のトヨタ「オーリス」と「プリウス」が同点で総合1位を獲得した。「プリウス」は3年連続の首位。3位はトヨタ「iQ 1

独工作機械業界、第2四半期受注が71%増加

ドイツ工作機械工業会(VDW)が18日発表した2010年第2四半期の同業界の新規受注高は前年同期比で71%増加し、1970年代初頭以来の急成長となった。国内受注が81%増と特に伸び率が大きく全体をけん引。国外受注も66%

テフロン加工の敷石でガム対策=ベルリン

はき捨てられて路上に付着するチューインガムに業を煮やしたベルリン市当局が、対策に乗り出した。市の中心部にあるアレクサンダー広場に特殊なテフロン加工が施された敷石を敷設する計画で、現在は一部の区画で試験導入中だ。大衆紙『ビ

ボイラーメーカーのカルテルで制裁金9,100万ユーロ

連邦カルテル庁は12日、褐炭発電所用蒸気ボイラーの公開入札にからんで計4社が1990年代から2003年にかけてカルテルを結んでいたとして、現存する1社に対し約9,100万ユーロの制裁金支払いを命じた。 \ カルテルに関与

ホテル・飲食業界に景気回復の兆し

ドイツのホテル・飲食業界に薄日が差してきた。連邦統計局によると、6月の業界売上高はサッカーワールドカップ(W杯)や旅行者数の増加を背景に前月から実質2.1%増加(名目3.6%増)。統計を開始した1998年以来最高の伸びと

地中の小動物が植物の多種共存を促進

ナメクジや昆虫など土の中に住む小さな無脊椎動物が、野原の植生で重要な役割を果たしているとの調査結果を、ヘルムホルツ・環境研究センター(UFZ)などの研究チームがまとめた。カタツムリや昆虫は農作物を食い荒らす「害虫」のイメ

ビジネスクラスの利用が増加、景気回復が追い風に

景気回復を背景に出張経費を拡大する企業が増え、ファースト・ビジネスクラスの利用も拡大してきた。国際航空運送協会(IATA)によると、6月のファースト・ビジネスクラスの利用者数は前年同月から16.6%増加、増加幅はエコノミ

ドイツ人投資家は安全志向、欧州外に関心向かず

ドイツ人投資家は安全志向が強く、投資先は国内に集中している――。金融投資会社Schrodersの依頼を受け市場調査大手のGfKが実施したアンケート調査でこんな実態が明らかになった。リスクを冒す用意がある投資家はわずか7%

ジルト島の放火魔逮捕、13歳の少年のお手柄

北海に浮かぶドイツ最北の島、ジルト島を揺るがしていた連続放火事件の犯人が22日未明、逮捕された。犯人は46歳の男性で、ジルト島には最近移り住んだばかり。警察の取り調べに容疑を認めており、警察はさらに動機などを追及する意向

子供のために大麻部屋、両親が保護観察処分に

ヘビースモーカーの息子のために、親が子供部屋に換気扇を設置したという話を以前、日本で聞いたことがある。「そんな親もいるのか」と驚いたが、ドイツにはさらに呆れた親がいた。何と、、、14歳の息子が安心して大麻を吸えるよう専用

気がつけば閉店

遊びに夢中になり、気がつけば門限時間をとうに過ぎており、慌てて家に帰った――。少年時代にそんな経験をした読者は多いのではなかろうか。 \ 普段ははっきりと聞こえる夕方の鐘やサイレンが、どういうわけかその日に限ってまったく

半導体メーカーが独工場を相次ぎ拡張

世界の大手半導体メーカーがドイツでの生産拡大を急いでいる。背景にあるのは世界的な景気回復に伴う需要拡大とドル高ユーロ安。自動車向け半導体やパスポート、銀行カード用チップなど、ドイツの半導体技術の高さも魅力だという。独経済

光触媒の道路舗装材で空気浄化

コンクリート・自然石製品メーカーF. C. Nuedling(フルダ)が高い空気清浄効果を持つ道路用敷石「AirClean」を開発した。光触媒の二酸化チタン(TiO2)を表面に塗布しており、見た目は普通の敷石と変わらない

7月の乗用車新車登録30%減に

ドイツ連邦陸運局(KBA)が3日発表した2010年7月の乗用車新車登録台数は23万7,428台で、前年同月から30.2%落ち込んだ。減少は8カ月連続。これまで同様、昨年実施された新車買い替え補助金の反動が大きく、同補助金

IFAが大きく成長の見通し、3Dテレビに高い関心

今年で50回目を迎える世界最大のコンシューマー・エレクトロニクス展IFAベルリンショー(開催日9月3~8日)がこれまでにない規模に拡大しそうだ。IFA会場のベルリン見本市会社によると、発表予定の新製品の件数がこれまでで最

住宅建設、省エネ住宅などで需要が回復

景気回復を背景にドイツで住宅建設需要が上向いてきた。広さや外装、エネルギー効率、環境に優しい建材などを重視し多少のコストがかかっても構わないという消費者も増えており、平均の販売価格は上昇傾向にあるという。4日付『フランク

独製紙業界、上期生産・販売が14%増に

ドイツ製紙事業者連盟(VDP)は9日、加盟企業の2010年上半期の生産高と販売高が前年同期をともに14%上回り、経済危機前の08年の水準までほぼ回復したと発表した。景気の改善が反映された格好。今後の懸念材料としては原料価

中国企業のドイツ進出進む

ドイツ企業を買収する中国企業が増えてきた。主なターゲットは自動車・機械・環境関連企業。中国当局による煩雑で厳しい審査がネックとなり、買収を果たした中国企業はまだ少ないものの、急成長による豊富な資金力を背景に高い技術力を持

医薬品強制割引に法の盲点、価格操作で製薬会社が損失回避

今月1日に導入された特許薬の強制割引制度が早くもほころび出している。「自発的な値下げ分は強制割引に算入する」という規定の裏をかいて、一旦値上げしたのちに値下げし、実質的な薬価がほとんど変わらないようにした製薬会社が多いの

「寡占で不当利益=年2億ユーロ」、暖房検針業者に批判の矢

年に一度、住宅の暖房設備を検針するサービス業者が不当な利益を上げているようだ。検針サービス市場が寡占状態にあり、競争原理が働いていないことが背景にある。オンラインの省エネコンサルティング会社「co2online」が実施し

墜落したルフトハンザ貨物機、安全性に問題

7月24日にサウジアラビアのリヤド空港で墜落したルフトハンザの貨物機について、安全性の問題が以前から指摘されていたことが分かった。2日付『南ドイツ新聞』が報じた。 \ 事故機はマクドネル・ダグラス(現ボーイング)製の「M

ドイツ人は飲酒過多、発がんリスク上昇に警鐘

ドイツ薬物問題中央センター(DHS)はこのほど、ドイツ人の飲酒習慣ががんをはじめとする様々な病気の原因になっていると指摘、飲酒量を減らすために何らかの対策を取る必要があると訴えた。ドイツは世界5位の飲酒国で、1人当たりの

警官の一団がホテルで乱痴気騒ぎ

警察官の一団がハンブルクのホテルで大騒ぎする事件が7月24日深夜起きていた。ハンブルク警察当局が29日発表し、明らかになった。 \ 事件を起こしたのはザクセン・アンハルト州から「助っ人」に来ていた警察官。総勢100人で、

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