企業情報

エボニック―バイオ界活性剤の量産工場建設―

特殊化学大手の独エボニックは14日、スロバキア中部のスロベンスカー・ルプチャにあるプラント内にバイオ界面活性剤の生産施設を建設すると発表した。石油を用いない環境に優しい洗剤やシャンプーの需要増に対応する。 1億ユーロのケ […]

コベストロ―日本特殊コーティングを完全子会社化―

化学大手の独コベストロは18日、日本特殊コーティング(JFC)の株式30%をJSRから取得し完全子会社化したと発表した。光ファイバー用コーティングの分野で競争力を強化する狙い。取引価格は数百万ユーロ。コベストロの塗料・接

ビンファスト―独でEV生産へ―

ベトナム複合企業ビングループの自動車子会社ビンファストがドイツで電気自動車(EV)を生産する計画だ。独貿易・投資振興機関(GTAI)と現在、協議を進めている。実現すれば米テスラに次いで独にEV工場を持つ外資系2社目の企業

MVヴェルフテン―経営破綻、クルーズ船旅行市場の縮小直撃―

クルーズ船運航事業を展開するゲンティン香港の独造船子会社MVヴェルフテンは10日、シュヴェーリン区裁判所に会社更生手続きの適用を申請した。同社は資金繰りに行き詰まり、12月の給与が未払いとなっている。 ゲンティン香港は2

メルク―バイオ医薬品の米社買収、mRNA事業強化へ―

ライフサイエンス大手の独メルクは6日、医薬品製剤開発・製造支援事業(CDMO)の有力企業である米エクセリード(Exelead)を買収することで合意したと発表した。将来性の高い伝令RNA(mRNA)分野で事業を強化する狙い

バイエル―ゲノム編集の米マンモスと協業―

製薬大手の独バイエルは10日、米バイオ企業マンモス・バイオサイエンシズと協業合意したと発表した。遺伝子・細胞治療薬事業を強化する狙い。マンモスが持つゲノム編集技術を活用して治療が困難な疾患の医薬品を開発する。 マンモスは

BASF―米アタパルジャイト鉱山をクラリアントに売却―

化学大手の独BASFは12月28日、米フロリダ州クインシーにあるアタパルジャイト鉱山施設をスイス特殊化学大手クラリアントに売却することで合意したと発表した。事業の見直しに基づく措置。取引金額は6,000万ドル。独禁当局の

セルフォース―セル工場を西南ドイツに建設―

高級車大手ポルシェの主導で設立された車載電池セルメーカー、セルフォース・グループは17日、開発・製造拠点を西南ドイツのロイトリンゲンとキルヒェンテルリンスフルトにまたがる産業地区に建設すると発表した。同社初の工場となる。

ZF―自動運転ソフト会社と戦略協業―

自動車部品大手の独ZFフリードリヒスハーフェンは16日、自動運転用ソフトウエアの有力企業であるスイスのエンボテック(Embotech)と戦略パートナーシップを締結したと発表した。港湾など非公道分野向けに自動運転システムを

ブローゼ―戦後初の営業赤字計上へ―

自動車シート・内装大手の独ブローゼは20日、2021年12月期の営業損益が戦後初めて赤字に転落する見通しを明らかにした。工場稼働率の低迷とドイツ本国の管理コスト上昇が響く。赤字がどの程度の規模になるかは公表していない。

メルク―ナイジェリア初のワクチン生産に向け協業―

製薬・化学大手の独メルクは14日、ナイジェリア初のワクチン生産設備の製造プロセス開発に向けバイオ企業イノベーティブ・バイオテック(IB)と協業すると発表した。アフリカ諸国でのワクチン現地開発を目指す西アフリカ・パンデミッ

ティッセンクルップ―2GW電解槽を受注―

独複合企業ティッセンクルップは13日、エンジニアリング子会社ティッセンクルップ・ウーデ・クロリンエンジニアズが工業ガス大手の米エアー・プロダクツから2ギガワット(GW)強の電解槽を受注したと発表した。エアー・プロダクツが

フォルクスワーゲン―EV・デジタル化投資を強化―

自動車大手の独フォルクスワーゲン(VW)グループは9日、電動車とデジタル化に2022~26年の5年間で計890億ユーロを投資すると発表した。総投資額(1,590億ユーロ)の実に56%強を占める計算。同比率は前5カ年計画(

フォルクスワーゲン―電池セル分野で3社と協業―

自動車大手の独フォルクスワーゲン(VW)は8日、車載電池セルの分野でベルギー非鉄金属大手のユミコア、セル生産技術の米スタートアップ企業24M、リチウム生産の豪バルカン・エナジー・リソーシズの3社とそれぞれパートナーシップ

KEYOU―資金1600ユーロを調達―

水素エンジン分野のスタートアップ企業である独KEYOUは14日、独富豪バイエル家とシュトル家のファミリーオフィスBESTOが同社に1,600万ユーロを出資すると発表した。事業を拡大するとともに、技術開発を進めて商品化を実

BMW―半導体を直接購入、安定供給確保に向け―

高級乗用車大手の独BMWは8日、半導体メーカーの独INOVAセミコンダクターズ、米グローバルファウンドリーズから製品の直接供給を受けることで合意したと発表した。コロナ禍からの急速な景気回復を背景に自動車業界で深刻な半導体

川崎重工業―水素発電の実証を独でRWEと共同実施―

川崎重工業は9日、独エネルギー大手RWEと共同で水素を用いたガスタービンの発電実証運転を行う計画を発表した。2024年から実施する意向で、すでに詳細協議を開始している。 ドイツ北部のニーダーザクセン州でRWEが運営するエ

ボロコプター―サウジのスマートシティでUAMを合弁展開―

空飛ぶクルマを開発する独ボロコプターは1日、サウジアラビア北西部にスマートシティを建設中のプロジェクト会社NEOMと合弁会社を設立したと発表した。同スマートシティ「NEOM」でアーバン・エア・モビリティ(UAM)サービス

ティッセンクルップ―成長へギアチェンジ―

独複合企業ティッセンクルップは2日のバーチャル投資家説明会で、2年前から進めてきた抜本的な組織再編の成果が出てきたとして、今後は再び成長に軸足を置いて業績を拡大していく意向を表明した。DXや脱炭素化の流れを追い風に売上高

シーメンス―スマートグリッドでモロッコを支援―

電機大手の独シーメンスは1日、同社と戦略パートナーの仏アトスがモロッコのスマートグリッドプロジェクトを支援すると発表した。両社が提供するプラットホームを用いてモロッコ国営電力・水道公社(ONEE)が全国の計10万個強のス

BASF―風力発電パークの持分を部分売却―

化学大手の独BASFは6日、エネルギー大手バッテンフォールとオランダに共同設置する洋上風力発電パーク「ホランセ・クスト・ザイト」の持分を独保険大手アリアンツに部分売却することで合意したと発表した。保有する同パークの持分4

エボニック―皮膚モデルのスタートアップに出資―

特殊化学大手の独エボニックは11月30日、人工皮膚モデルを手がけるシンガポールのスタートアップ企業レヴィヴォ・バイオシステムズに出資すると発表した。同社の皮膚モデルを利用すると動物実験なしで化粧品、化学品、医薬品を開発で

シムライズ―北米で買収、製品ポートフォリオ拡充へ―

香料大手の独シムライズは7日、カナダのテイスト・ソリューション企業ジラフ・フーズを投資会社などから完全買収することで合意したと発表した。製品ポートフォリオの幅と北米の顧客基盤を拡大する。買収金額は公表しないことで合意した

ボッシュ―SiCパワー半導体の量産開始―

自動車部品大手の独ボッシュは2日、SiCパワー半導体の量産を年内に開始すると発表した。電動車の増加を背景に大幅拡大が見込まれる需要を取り込む意向だ。ハラルド・クレーガー社長は「電動車向けSiCチップの生産で世界を主導する

BASF―排ガス触媒事業を分離―

化学大手の独BASFは7日、排ガス触媒事業の分離方針を発表した。車両の電動化を背景に需要の減少が見込まれることから、戦略的なオプションを検討する。自動車業界向け事業では今後、電池材料・リサイクルを強化する意向だ。 排ガス

シェフラー―エンジン部品工場を閉鎖―

ベアリング大手のシェフラーは3日、独東部のルッケンヴァルデにある工場を閉鎖すると発表した。組織再編に伴う措置。今後は従業員代表との間で他の拠点への異動や早期退職などの交渉を行う。 同社は昨年9月、組織再編に向けた取り組み

DBシェンカー―電気トラック1500台を発注―

ドイツ鉄道(DB)の子会社で鉄道貨物以外の物流事業を手がけるDBシェンカーは11月30日、スウェーデンの新興企業ヴォルタ・トラックスから電気トラック約1,500台を調達すると発表した。炭素中立の実現に向け車両の電動化を加

テスラ―独電池工場の補助金申請を撤回―

電気自動車(EV)大手の米テスラが独電池工場を対象に申請していた補助金の申請を撤回したことが11月26日、明かになった。明確な理由は示されていない。イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)はツイッターに、「わが社は201

メルセデスベンツ―全固体電池で米社と技術協業―

独ダイムラーの乗用車・バン子会社メルセデスベンツは11月30日、米国の電池開発会社ファクトリアル・エナジーと開発協業合意したと発表した。全固体電池のセル、モジュール、および車載電池への統合で手を結ぶ。少数車両への全固体電

ダイムラー―マイクロバス事業から撤退、工場売却へ―

自動車大手の独ダイムラーは11月24日、傘下のマイクロバス製造会社メルセデスベンツ・ミニバスを独投資会社AEQUITAに売却すると発表した。バス分野の経営資源を8トン以上の車両・シャシーに絞り込む方針に基づく措置。取引金

RWE―韓国に洋上風力発電パーク、浮体式を採用―

エネルギー大手の独RWEは11月29日、韓国南東部の蔚山市と浮体式洋上風力発電パークを設置することで基本合意したと発表した。監督官庁や業界団地と協議したうえで実行可能性調査を実施。開発・建設に取り組む考えだ。ソウルには欧

インフィニオン―マレーシアのサプライヤーを買収―

半導体大手の独インフィニオンは11月29日、マレーシアの電気めっきメーカー、シントロニクス・アジアを買収したと発表した。不測の事態に対するサプライチェーンの耐性を高め、原材料を安定的に確保できるようにする狙い。買収金額は

イエナオプティック―軍需子会社を売却―

光学大手の独イエナオプティックは11月25日、軍用品などを手がける子会社ヴィンコリオンを投資会社スター・キャピタル・パートナーシップのファンドに売却することで合意したと発表した。経営資源をフォトニクス分野に絞り込む方針に

ドイツ鉄道―上海に物流子会社、中国~欧州の輸送拡大へ―

ドイツ鉄道(DB)は11月26日、上海に子会社DBカーゴ・トランスアジアを設立すると発表した。中国~欧州間の鉄道貨物輸送事業を統合。欧州向け貨物の集配・輸送サービスを一元的に提供して利便性を高め、需要を掘り起こす狙いだ。

三井住友フィナンシャルグループ―独法人2社を合併―

三井住友フィナンシャルグループと連結子会社の三井住友銀行、SMBC日興証券は11月24日、独フランクフルトの銀行現地法人SMBCバンクEUと証券現地法人SMBCニッコー・キャピタル・マーケッツ・ヨーロッパ(CMFRA)を

ティッセンクルップ―営業損益が黒字化―

鉄鋼系複合企業の独ティッセンクルップが18日発表した2021年9月通期決算(継続事業ベース)の営業損益(EBIT、調整済み)7億9,600万ユーロの黒字となり、前期の赤字(17億5,900万ユーロ)から大幅に改善した。コ

N26―米市場から撤退―

モバイルバンキングサービスを手がける独新興企業N26は18日、米国市場から撤退すると発表した。同市場での激しい競争に勝ち抜く見通しが立たないためとみられる。今後は欧州事業に注力する。同社は英国市場からも昨年に撤退しており

ティッセンクルップ―電解槽子会社を来春にもIPO―

鉄鋼系複合企業の独ティッセンクルップが電解槽製造子会社ウーデ・クロリンエンジニアズの新規株式公開(IPO)を実施する方向だ。ブルームバーグ通信が報じ同社が18日に追認したもので、来春の株式市場デビューを目指す。 ティッセ

RWE―再生エネへの転換を加速―

エネルギー大手の独RWEは15日、新成長戦略「グローイング・グリーン」を発表した。再生可能エネルギーを中心とする中核事業の強化を加速。原子力・石炭火力発電から速やかに脱却できるようにする。 風力発電、太陽光発電、再生エネ

シーメンス・エナジー―ブラジルでガス発電所受注―

エネルギー設備大手のシーメンス・エナジーは23日、ブラジルの建設・エンジニアリング大手アンドラーデ・グティエレスと共同で熱電併給発電所の建設を受注したと発表した。リオデジャネイロ州の天然ガス発電プロジェクト「UTE GN

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