ドイツ自動車部品工業界の動き

独検察がボッシュに過料命令、排ガス不正で

独シュツットガルト検察当局は23日、自動車部品大手のボッシュに総額9,000万ユーロの過料支払いを命じたと発表した。同社が顧客の自動車メーカーに販売したディーゼルエンジン制御装置などに排ガスを不正に操作するソフトウエアが […]

ドレクスルマイアー、バッテリーシステムの量産開始

独自動車部品メーカーのドレクスルマイアーは17日、シュツットガルト近郊のザクセンハイムで5月半ばからバッテリーシステムの生産を開始すると発表した。ポルシェ初の純粋な電気自動車(EV)となる量産EVスポーツカー「タイカン」

独ヴィッテ・オートモーティブ、ブルガリア工場を拡張

独自動車部品会社のヴィッテ・オートモーティブは5月11日、ブルガリア北部のルセで拡張工事を終えた工場の開所式を行った。同工場には現在、従業員約1,000人が勤務している。工場の拡張に伴い、今後段階的に350人を増員する予

独墺3社、ソリッドステート式ライダーを共同開発

オーストリアのセンサーメーカーAmsは20日、ドイツの自動車部品大手ZFフリードリヒスハーフェンおよびライダー(LiDAR)センサー技術会社のIbeo Automotive Systemsと自動車用のソリッドステート式ラ

独コンチネンタル、半透明の表面素材を開発

独自動車部品大手のコンチネンタルは、ドイツのフランクフルトで5月14~17日に開催された産業用繊維・不織布の国際専門見本市「テックテキスタイル(techtextil)」に半透明の表面材「Acella Hylite」を出展

独エーベルスペッヒャー、メキシコに排ガス部品工場を建設

自動車の排気系部品や暖房システムを製造する独エーベルスペッヒャーは9日、メキシコ北東部のサルティーヨに排ガスシステムの部品工場を設置すると発表した。乗用車と商用車用の微粒子捕集フィルターや触媒装置を生産し、NAFTA(北

独シェフラー、ベトナム工場を開設

独自動車部品大手のシェフラーは10日、ベトナム南部のビエンホアに建設した新工場を開設したと発表した。新工場への投資は4,500万ユーロ、今年末までに約300人の新規雇用を予定している。 ビエンホアはホーチミンから約50キ

ZF、ドイツの3D画像解析システム会社を買収

独自動車部品大手のZFフリードリヒスハーフェンは13日、人の動きを認識・分析するための3次元(3D)画像解析システムを開発するドイツのSimi Reality Motion Systemsを買収すると発表した。同社の資本

BMTS Technology

独ターボチャージャーメーカーのBMTSテクノロジー はこのほど、セルビア第2の都市であるノビサドに新工場を建設すると発表した。2019年6月に建設を開始する。新工場では、2020年夏に生産を開始する計画で、当初の生産能力

ZF―AV搭乗者の安全性確保へ、ソフト会社を買収―

自動車部品大手の独ZFフリードリヒスハーフェンは13日、人の動きを把握・分析するソフトウエアの開発事業者である独シミ・リアリティ・モーション・システムズの資本90%を取得し子会社化すると発表した。自動運転車(AV)の搭乗

シェフラー―自動車向け開発サービス会社を買収―

軸受け大手の独シェフラー(ヘアツォーゲンアウラハ)は7日、自動車業界向けに開発サービスを手がける独クセトロニック(XTRONIC)を買収する契約に調印したと発表した。シャシーシステムと電動車の分野で事業を強化する。買収金

米ファラシス、ドイツに電池工場を建設

ドイツ北東部に位置するザクセン・アンハルト州の経済省は8日、米電池メーカーのファラシス・エナジーが同州のビッターフェルト・ヴォルフェンにバッテリー工場を建設すると発表した。ファラシスは、今年に入りシュツットガルトに設立し

シェフラー、独エンジニアリング会社XTRONICを買収

独自動車部品大手のシェフラーは7日、子会社のシェフラー・テクノロジーズが5月3日に独エンジニアリング会社XTRONICの買収契約を締結したと発表した。買収価格は公表していない。買収手続きは、2019年6月に完了する見通し

独フックス・ペトロルプ、1-3月は16%減益

独潤滑油大手のフックス・ペトロルプが3日発表した1-3月期決算の営業利益(EBITベース)は7,700万ユーロとなり、前年同期比で16%減少した。主力のドイツと中国の自動車市場の低迷に加え、投資費用の増大が減益につながっ

独SGL、複合素材の開発で英NCCと協力

独炭素製品大手のSGLカーボンは2日、英国のナショナル・コンポジット・センター(NCC)と航空、輸送、石油・ガス業界向けの複合素材に関する開発で協力すると発表した。複合素材の材料や部品、生産技術の開発で協力する。 開発分

SGLカーボン、CFRP製バッテリーケースのプロトタイプを開発

独炭素製品大手のSGLカーボンはこのほど、中国の新興EVメーカーである上海蔚来汽車(NIO)と電気自動車用の炭素繊維複合材(CFRP)製バッテリーケースのプロトタイプを開発した。SGLでは今後、電気自動車の普及が進むにつ

バッテリー生産で独仏コンソーシアム、両国政府が助成申請

独仏両国の経済相はこのほど、両国企業によるバッテリー生産のコンソーシアムに対する助成を欧州連合(EU)の欧州委員会に申請したもようだ。4月30日発行の独日刊紙『フランクフルターアルゲマイネ』によると、ドイツのペーター・ア

独ボッシュ、自動車用燃料電池の量産に事業参入

独自動車部品大手のボッシュは4月29日、移動(モビリティ)用の燃料電池の量産に事業参入すると発表した。スウェーデンの燃料電池開発会社パワーセルと、固体高分子形(PEM)燃料電池をベースにしたスタックの開発・生産で協力する

ボッシュ―車載燃料電池量産へ、スタックは共同開発―

自動車部品大手の独ボッシュ(シュツットガルト)は4月29日、商用車・乗用車用水素燃料電池事業に参入すると発表した。燃料電池車(FCV)の需要が今後、拡大すると予想しているためで、燃料電池のコア部品であるスタックをスウェー

ZF―日本市場向け電動トラックを開発―

自動車部品大手の独ZFフリードリヒスハーフェンは4月22日、日本市場向けに電動小型トラックのプロトタイプを開発したと発表した。日本固有のニーズに対応したもので、ZFジャパンのロバート・サイドラー研究開発部門責任者は「今回

インフィニオン―日本の車載品事業を25%拡大―

半導体大手の独インフィニオン(ミュンヘン)は4月23日、車載半導体の日本売上高が昨年は約25%増加し、日本市場上位10社のなかで最大の伸びを記録した発表した。トヨタ自動車の広瀬工場から5年連続の品質不良ゼロ納品を表彰され

コンチネンタル―パワートレイン部門のIPOを先送り―

自動車部品大手の独コンチネンタル(ハノーバー)は4月26日、パワートレイン部門の新規株式公開(IPO)を従来予定の下半期から来年以降に延期すると発表した。理由は明らかにしていないものの、景気低迷でIPO環境が悪化している

ヘラー―電池分野などで協業、中国市場の開拓に向け―

自動車部品大手の独ヘラー(リップシュタット)は4月17日、中国市場の開拓強化に向けた計2件の協業合意を発表した。ロフル・ブライデンバッハ社長は今後の重要なテーマである電動車や自動運転などの分野で同国がカギを握る市場である

独ボッシュVC、米ザパタコンピューティングに出資

独自動車部品大手のボッシュは17日、ベンチャーキャピタル(VC)子会社のロバート・ボッシュ・ベンチャーキャピタル(RBVC)が米新興企業のザパタコンピューティングに出資したと発表した。ザパタコンピューティングは2017年

Mann+Hummel

独自動車・産業用フィルター大手のマン・ウント・フンメル(M+H) は11日、世界全体で従業員約1,200人を削減する計画を発表した。このうちドイツでは最大300人が対象となる見通し。労使協議をすでに開始しているという。直

独ツァイス、GOMを買収

独光学機器大手のツァイスは11日、3次元(3D)自動計測制御のハード・ソフトウエアを提供する独GOMを買収すると発表した。これにより工業用計測・品質保証の分野を強化する。買収手続きは、当局の認可などを経て、2019年第1

独コンチネンタル、香り付きの内装材を中国で開発

独自動車部品大手のコンチネンタルでは、中国の張家港市にある工場のエンジニアが香り付きの内装材を開発した。中国では新車の匂いを不快に感じる人が多い問題に対応した。コンチネンタルが開発した既存の内装材「Acella」にオレン

ベバスト―韓国合弁を完全傘下に―

自動車部品大手の独ベバスト(シュトックドルフ)は10日、韓国同業Dongheeとの現地合弁会社Webasto Dongheeを完全子会社化したと発表した。主要市場のアジアで競争力を強化する狙い。同社史上最大の1億ユーロ強

独研究所、トラック用タイヤの合成ゴムを開発

ドイツのフラウンホーファー研究機構では、トラック用タイヤのバイオミメティック(生物模倣)合成ゴム「BISYKA」を開発している。ゴムの木に比べ生育が早いタンポポを原料にしたゴムの構成物質を研究して摩耗に強い合成ゴムを開発

コンチネンタル―サイバーセキュリティでテレコムと協業―

自動車部品大手の独コンチネンタル(ハノーバー)は4日、自動車向けのサイバーセキュリティ分野で電気通信大手のドイツテレコムと協業すると発表した。外部とネットワークでつながるコネクテッドカーと自動運転車はサイバー攻撃の標的と

ZF―中国で生産・開発能力拡張へ―

自動車部品大手の独ZFフリードリヒスハーフェンは9日、中国で生産・開発能力を拡張すると発表した。同国の自動車市場は現在、低迷しているものの、ほとんどすべての顧客企業が現地事業を拡大する方針のため、同社もプレゼンスを強化。

ZF―過去最高の受注をBMWから獲得―

自動車部品大手の独ZFフリードリヒスハーフェンは4日、自動車大手のBMWからエンジン車・ハイブリッド車用トランスミッションを受注したと発表した。受注高は100億ユーロのケタ台の前半で、同社史上最大。メディア報道によると約

独M+H、定置用フロー電池の量産化に向けCM Blu Energyと協力

独自動車・産業用フィルター大手のマン・ウント・フンメル(M+H)は3月28日、有機レドックス・フロー電池を研究開発する独CM Blu Energyと定置用電池の開発・量産で協力すると発表した。再生可能エネルギーの蓄電や産

独クッパーが経営破綻

独自動車向け金属加工部品メーカーのクッパーがこのほど経営破綻した。独業界紙『オートモービル・インダストリー』(3月25日付、電子版)が報じた。事業継続を模索したが買い手企業が見つからず、破綻に追い込まれた。同社は6月30

ZF-商用車ブレーキ製造のWABCO買収で合意-

自動車部品大手の独ZFフリードリヒスハーフェンは3月28日、米蘭資本の同業WABCOを買収することで合意したと発表した。商用車ブレーキ分野の事業を獲得することで、乗用車だけでなく商用車分野でも総合的なソリューションを提供

レオニと亨通光電、ドイツに光ファイバの合弁設立

独電線大手のレオニと中国のケーブルメーカー、ヘントン・グループ(亨通光電)はこのほど、ドイツのマウア(イェーナ)にシングルモード光ファイバを生産する合弁会社を設立した。 新合弁会社(j-fiber Hengtong Gm

独マーレ、景気後退などでコスト削減

独自動車部品大手のマーレは3月25日、景気後退など事業環境の変化に対応するため、コスト削減を実施すると発表した。市場の不安定化や売上高の減少を受けて今後の見通しが悪化しているためで、2018年初めに開始した利益率改善を目

独ZF、商用車ブレーキ大手ワブコを買収

独自動車部品大手のZFフリードリヒスハーフェンは3月28日、商用車用のブレーキや安全装置を製造するワブコ(ベルギー)の買収について法的拘束力を持つ合意書を締結した。買収価格は1株あたり136.50米ドル、総額で約70億米

ZF、蘭2getthereに資本参加

独自動車部品大手のZFフリードリヒスハーフェンは19日、自動輸送システムを提供するオランダの2getthereの資本の60%を取得したと発表した。2getthereは、空港や産業パーク、テーマパークなどで電気駆動の無人輸

レオニ―従業員2,000人を削減―

電線大手の独レオニ(ニュルンベルク)は17日、世界の従業員9万2,000人のうち2,000人を整理すると発表した。業績不振を受けた措置の一環で、事業ポートフォリオの見直しも行う。 事務、経理などの間接部門で人員削減を行う

ZF―自動輸送システムの蘭2ゲットゼアを買収―

自動車部品大手の独ZFフリードリヒスハーフェンは19日、自動輸送システムの開発・製造を手がける蘭2ゲットゼア(2getthere)の資本60%を取得し子会社化したと発表した。自動運転分野で主導的なメーカーになるための措置

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