東欧市場における化学・薬品産業の動き

米ダウ・ケミカル子会社、露INKに技術ライセンス供与

ロシアの石油会社イルクーツクオイルカンパニー(INK)子会社のイルクーツク・ポリマー・プラント(IPP)は先ごろ、イルクーツク州のウスチクートに建設する新工場におけるポリエチレンの生産に関し、米化学大手ダウ・ケミカル傘下 […]

中国化学工程、ロシア窒素メーカーから設備受注

中国化学工程集団公司(CNCEC)はこのほど、ロシアの窒素メーカーであるシュチョーキノアゾト(ShchyokinoAzot)から、アンモニアと尿素の製造設備を受注した。設計・調達・建設(EPC)を請け負う。 新設備はモス

独特殊容器大手ゲレスハイマー、北マケドニアに工場設置

ドイツの特殊容器大手ゲレスハイマーが北マケドニアの首都スコピエに工場を設置する。年央までに着工し、来年前半の完工、後半の稼働を予定している。投資額は約5,000万ユーロという。 新工場ではまず、医療用プラスチック容器を生

ベラルーシ化学大手グロドノ、硝酸の新工場稼働

ベラルーシ国営石油化学企業ベルネフチキム傘下の化学大手グロドノ・アゾト(Grodno Azot)が2月末、本拠地グロドノの新工場で硝酸と液体窒素肥料の生産を開始した。一日当たりの硝酸の生産能力は1,200トン。現地メディ

樹脂フィルム製造の露KZPM、マイクロファイバー工場建設

ロシアの合成樹脂フィルムメーカーKZPMがマイクロファイバーの生産に乗り出す。新工場の建設地となるタタールスタン共和国中部のニジネカムスク市当局によると、投資額は約16億ルーブル(2,150万ユーロ)。約300人の雇用を

ロシア化学企業、チュバシ共和国に過酸化水素工場を設置

ロシアの複合企業オルクシンテス(OrgSintez)傘下の化学企業ヒムプロム(KhimProm)は先ごろ、同国チュバシ共和国のノボチェボクサルスクに過酸化水素の生産施設を建設する計画を明らかにした。投資額は56億ルーブル

ポーランド塗料大手、ハンガリー同業を買収

ハンガリー塗料大手ポリファルベ(Poli-Farbe)は12日、ポーランド同業のFFiLシュニエジカが同社を買収することで合意したと発表した。株式の80%をシュニエジカ(FfiL Sniezka)が取得する。ポリファルベ

製薬リヒター、米アラガンの避妊システムを中南米で販売へ

ハンガリー製薬大手リヒター・ゲデオンは先ごろ、提携する米製薬大手アラガンの子会社との間で、アラガンの子宮内避妊システム、レボノルゲストレル放出子宮内システム(IUS)の中南米諸国での販売及び供給契約を結んだ。リヒターは2

印包装材大手ユーフレックス、露モスクワ州で工場着工

インドの包装材大手ユーフレックスが、ロシアのモスクワ州スツピノにバイオプラスチックを利用した包装材の工場を建設する。モスクワ州政府によると、投資額は7,500万ドル。2020年の稼働、150人の新規雇用を予定している。

ポーランド化学最大手アゾティ、セネガルからリン鉱石を調達

ポーランド化学最大手アゾティの肥料子会社ポリツェは5日、セネガル産リン鉱石の調達で、スイスの穀物・肥料商社アメロパ、セネガルの鉱山会社ソミヴァと契約したと発表した。期間は今月初めから2021年2月末までで、取引額は約2億

欧州プラスチック卸最大手ヴィンク、バルト3国の同業を買収

欧州のプラスチック卸最大手ヴィンク・ホールディングス(英)はこのほど、バルト3国の同業プロプラスチックを買収した。プロプラスチックは広告材、産業、建設用のプラスチック・アルミ中間品の販売を手がける。エストニア、ラトビア、

ベラルーシとインド、医薬品分野の提携強化へ

ベラルーシとインドが医薬品分野での提携を強化する意向だ。ベラルーシ上院のミャスニコヴィッチ議長はこのほど、チョカニ駐ムンバイ・ベラルーシ名誉領事と会談し、新たなプロジェクトの立ち上げに向けて、今年8月にミンスクでミャスニ

ロシア軍需企業、BOPS製品の工場設置

ロシア軍需企業のNOPクルガンプリボール(NOP KurganPribor)が同国中南部のクルガン州でポリスチレン2軸延伸シート(BOPS)を生産する工場の設置を計画している。州政府の発表によると投資額は9億ルーブル(1

仏動物医薬品大手シーバ、ブダペスト拠点を増強

仏動物医薬品大手シーバ・サンテアニマールのハンガリー子会社シーバ・フィラクシア(Ceva Filaxia)が、ブダペスト郊外のワクチン工場と研究開発(R&D)センターを増強する。シーヤールト外務貿易相が15日明

ウズベキスタン、製薬を対象としたFEZを設置

ウズベキスタンが東部アンディジャンに製薬業界を対象とした自由経済区(FEZ)を設置する。大統領令によると、主にインドからの投資を呼び込むことで先端技術を定着させ、地元製薬業界の振興につなげるのが狙い。 具体的には、◇イン

東京材料、チェコに現地法人設立

日本ゼオンは12月26日、各種化学商品などの仕入販売を行う子会社の東京材料(本社:東京)がチェコのプラハに現地法人を設立したと発表した。在欧州日系企業のサポート体制確立が目的で、自動車部品メーカー、樹脂加工メーカーを対象

スイスの特殊化学企業、ルーマニア社を買収

スイスの特殊化学メーカー、シーカはこのほど、ルーマニアの屋根材メーカー、アルコン・メムブラネ(Arcon Membrane)の買収で合意したことを明らかにした。取引額は非公表。これによってシーカはルーマニアでの事業を強化

製薬大手リヒター、ロシア生産強化へ

東欧製薬最大手のリヒター・ゲデオンがロシア現地生産を強化する。まずはモスクワ州に包装工場を新設し、総合的生産拠点として整備していく方針だ。詳しい時期や投資規模は明らかにしていない。 リヒターはブダペストを本拠とし、世界で

VTBとシステマ、製薬のOBLファームを買収

ロシアの大手銀行VTBと投資会社システマから成る企業連合が、国内医薬品メーカーであるOBLファームの経営権を獲得した。同社を核に大手製薬グループを組織する計画で、システマが経営権を握るバイオ医薬品企業ビノファームなどとの

トルコ・アルジェリア企業、石化プラントで合弁

トルコの建設大手ルネサンスがアルジェリア国営炭化水素公社(ソナトラック)と合弁でトルコ南部に石油化学プラントを建設する。12億ドル強を投資し、ポリプロピレンを年間45万トン生産できる体制を整える。2023年にフル稼働する

ハンガリー製薬大手エギス、生産増強に80億フォリント投資

ハンガリー製薬大手エギス(Egis)は13日、国内西部のケルメンド工場の拡張計画を明らかにした。売上拡大を加速させるため生産能力を引き上げる。投資額は80億フォリント(2,480万ユーロ)。シーヤールト外務貿易相によると

ポーランド化学大手アゾティ、R&Dセンターを開設

ポーランドの肥料・化学品大手アゾティは10月29日、同グループが本拠を置く同国南部のタルノウに研究開発(R&D)センターを開設した。建設費は8,800万ズロチ(2,030万ユーロ)。施設の広さは5,500平方メ

バルチック・バイオエタノール、ラトビアに新工場

エストニアのバイオマス燃料メーカー、バルチック・バイオエタノール(Baltic Bioethanol)は先ごろ、ラトビア南部のバウスカにバイオエタノール工場を建設する計画を明らかにした。投資額は1億5,000万ユーロ。新

サウジアラビア、ロシアでの合弁石化プラント建設に意欲

サウジアラビアのアルファレ・エネルギー相はこのほど、ロシアのテレビ局のインタビューで、「国営石油会社サウジアラムコとサウジ基礎産業公社(SABIC)がロシア化学大手のシブールと共同で、ロシア国内に石油化学プラントを建設し

第一三共製薬のトルコ事業、元従業員が不正を告発

第一三共製薬がトルコに持つグループ会社の元従業員が現地幹部の不正行為について告発したことがこのほどわかった。同社が現地紙『ヒュリエット』に対し明らかにした。元従業員が大統領府広報センターに対し行った告発によると、本来秘匿

英医療機器のインターサージカル、リトアニアに追加投資

医療機器大手の英インターサージカルがリトアニアに追加投資する。東部パブラデ工場に自動倉庫を新設するほか、北東部ヴィサギナスに新工場を建設する。今年と来年の2年間で両拠点に最大5,000万ユーロを投じる計画だ。 パブラデ工

独化学大手BASF、クラスノダル工場を開設

独化学大手BASFは17日、ロシア南部クラスノダールに新しい建設化学品工場を開設した。現地生産化で競争力を強化する。投資額は200万ユーロ。 ロシア南部地域での納期を短縮するとともに、20種を超える製品を生産して品ぞろえ

トルクメニスタン、新ガス化学・プラントが稼働

トルクメニスタン西部、カスピ海沿岸のキヤンリーで17日、新たに建設されたガス・化学プラントが稼働を開始した。同プロジェクトは国営トルクメンガスと東洋エンジニアリング、韓国の現代エンジニアリング、現代建設、LGインターナシ

仏サノフィ、後発医薬品子会社の売却を完了

仏サノフィは1日、欧州後発医薬品子会社ゼンティバを米投資会社アドベント・インターナショナルへ売却する手続きが完了したと発表した。取引額は190万ユーロ(約221万ドル)。両社は今年4月、独占交渉中であることを明らかにして

欧州委、ハンガリー化学大手への政府助成を承認

欧州委員会は1日、ハンガリー化学大手ボルショドケムが1億4,200万ユーロを投じてアニリン・プラントを建設する計画に対し、ハンガリー政府が4,500万ユーロを助成することを承認した。発展の遅れる同国北東部における雇用創出

独BASF、ウクライナ新工場に200万ユーロ投資

独化学大手BASFはこのほど、ウクライナ北部のオブーヒウに新工場を設置し、コンクリート用添加剤を生産する計画を明らかにした。投資額は200万ユーロ。生産能力は年間1万トンで、来年の3月か4月に開設する予定だ。BASFが同

ロシア石化大手シブール、TPE年産能力を13.5万トンに増強

ロシアの石油化学大手シブールはこのほど、国内南西部にあるヴォロネジ工場の熱可塑性エラストマー(TPE)の年間生産能力を5万トン引き上げ、13万5,000トンに増強すると発表した。すでに基礎工事に着手したが、完成時期や投資

ウクライナ、医薬品規制強化に業界が異議

ウクライナの企業団体、欧州ビジネス評議会(EBA)が医薬品の生産、流通及び輸入の許可手続き導入に関する法案に反対する立場を明確にしている。欧州連合(EU)との連合協定に反するほか、現行の審査に新たな手続きが加わることで、

独ティッセン、ハンガリーMOLの石化施設受注

鉄鋼系複合企業の独ティッセンクルップは12日、ハンガリー石油・ガス最大手MOLから同国での石油化学工場の建設工事を受注したと発表した。受注額は12億ユーロ。新工場では年間20万トンのポリエーテルポリオール(ポリウレタン用

製薬リヒター、ベルギー・ミトラと経口避妊薬販売で提携

ハンガリー製薬大手リヒター・ゲデオンは12日、ベルギー同業ミトラ(Mithra)と提携し、ミトラの経口避妊薬「エステル(Estelle)」の欧州とロシアにおけるライセンスを取得して販売事業を行うと発表した。リヒターはミト

独複合企業PCC、ポーランドでモノクロロ酢酸生産を拡大

ドイツの複合企業PCCが、ポーランドでのモノクロロ酢酸(MCAA)生産を拡大する。顧客の評判が良く、需要の拡大が見込まれるため。年産能力を現行の4万2,000トンから近く5万2,500トンへ引き上げる。中期的に最大10万

露チタンポリマー、BOPET工場を新設

ロシア石油化学会社チタン(オムスク)のプラスチック加工子会社、チタンポリマーが北西部プスコフ州のモグリノ特別経済区に二軸延伸ポリエステル(BOPET)ホイル工場を新設する。特区管理局の先ごろの発表によると、フィルムの生産

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