欧州企業のアジア動向

トヨタ―欧州ハイブリッド列車向けに燃料電池供給―

トヨタ自動車は8日、欧州連合(EU)の支援を受けて開発するハイブリッド列車向けに水素燃料電池モジュールを提供すると発表した。欧州鉄道セクターの二酸化炭素(CO2)排出削減に寄与すると期待されている。 欧州の鉄道の電化率は […]

オペル―中国市場参入を検討―

欧米自動車大手ステランティスの独子会社オペルが中国市場への参入を検討している。同社のミヒャエル・ローシェラー社長は経済誌『キャピタル』に、「オペルが中国に到達する道を見つけるという大きな希望を持っている」と述べた。 オペ

ティッセンクルップ―中国で電動車向けダンパー生産―

独複合企業ティッセンクルップは18日、子会社ティッセンクルップ・ビルシュタインが中国でダンパーを製造すると発表した。同国の複数の電動車メーカーから受注を獲得したことから現地生産に踏み切る。 上海と南京の中間に位置する常州

パナソニック―欧州民生用電池事業を独社に売却―

パナソニックは17日、欧州で展開する民生用電池事業をドイツの投資会社オーレリウスグループに売却することで合意したと発表した。将来性の高いアジア、中南米市場などへの投資を重点強化する方針を受け、成熟市場の欧州から撤退する。

独ヴィテスコ、中国本社を上海に移転

独自動車部品大手コンチネンタルのパワートレイン事業子会社であるヴィテスコ・テクノロジーズは10日、同社の中国法人が上海・揚浦区の新オフィスに地域本社機能を移転したと発表した。広さは6,000平方メートルで、約450人が勤

住友電気工業―独社との印送電プロジェクト、商業運転開始―

住友電気工業は16日、独シーメンス・エナジーと共同受注したインドの送電システムが商業運転を開始したと発表した。同国の送電系統の安定と、再生可能エネルギー電力の効率的な利用に寄与するとしている。 両社は2017年、印送電公

ダイムラー

自動車大手のダイムラーが中国でリコール(無料の回収・修理)を実施することが、現地当局の12日の発表で分かった。事故の際に自動通報システムが車両の位置を誤って伝える可能性がある。対象車両数は約260万台。ソフトウエアを再イ

ロスアトム、韓国リチウムイオン電池メーカーと戦略提携

ロシア原子力公社(ロスアトム)はこのほど、韓国のリチウムイオン電池メーカーであるエナテック・インターナショナルの株式49%を買収した。非原子力事業の立ち上げ・強化を目指すグループ戦略に沿うものだ。契約に基づき、2025年

シュコダ新型「オクタビア」、中国に特別仕様で投入

フォルクスワーゲン(VW)グループのチェコ自動車最大手シュコダ・オートは9日、中型乗用車(Cセグメント)「オクタビア」の4代目モデルを中国で特別仕様の「オクタビア・プロ」として発売すると発表した。 中国は「オクタビア」の

ブルガリアのIoT企業アルテルコ、中国で合弁設立

ブルガリアのIoT(モノのインターネット)製品大手アルテルコ(Allterco)は5日、中国で合弁会社を設立する計画を発表した。同合弁をテコにアジア事業を拡大する考え。手を組む企業は子会社アルテルコ・ロボティクスの「長年

露銃器大手カラシニコフ、インドでライセンス生産を計画

ロシア銃器製造最大手のカラシニコフは、年内にインドで自動小銃「AK-203」のライセンス製造を開始する計画だ。タラソフ最高経営責任者(CEO)がこのほどロイター通信に明らかにした。インド国営造兵工廠との合弁会社インド・ロ

キューネ・アンド・ナーゲル―中国企業エイペックスを買収―

スイス物流大手のキューネ・アンド・ナーゲルは22日、中国同業エイペックス・インタ-ナショナルを韓国の投資会社MBKパートナーズから買収することで合意したと発表した。経済が急成長するアジア太平洋で事業を強化する狙い。独禁当

キューネ・アンド・ナーゲル―中国企業エイペックスを買収―

スイス物流大手のキューネ・アンド・ナーゲルは22日、中国同業エイペックス・インタ-ナショナルを韓国の投資会社MBKパートナーズから買収することで合意したと発表した。経済が急成長するアジア太平洋で事業を強化する狙い。独禁当

ルネサス―欧州同業ダイアログを買収へ―

ルネサスエレクトロニクスは8日、英国に本社を置くドイツ系の半導体大手ダイアログ・セミコンダクターを完全買収することで合意したと発表した。製品の幅を拡充し、ソリューション提供能力を強化する狙い。年内の買収手続き完了を見込む

コベストロ

化学大手の独コベストロは5日、上海の総合サイトCISSに水系ポリウレタン樹脂(PUD)の生産施設を建設し、生産能力を大幅に拡張すると発表した。溶剤ベースの製品を環境に優しい製品に置き換える動きがアジア太平洋の顧客企業の間

アリアンツ

保険大手の独アリアンツは5日、中国生保合弁アリアンツ・チャイナ・ライフ・インシュアランス(AZCL)の株式49%を現地企業、中信信託から取得し出資比率を100%に引き上げると発表した。中国は戦略市場であることから、外資規

アウディ―中国合弁で初の過半数株獲得―

フォルクスワーゲン(VW)の高級乗用車子会社アウディは18日、戦略提携先の第一汽車(FAW)と共同設立する電気自動車(EV)生産の中国合弁会社で、アウディの出資比率が60%に達することを明らかにした。中国合弁でアウディが

日立の海外家電事業、トルコ家電大手に売却

日立製作所は12月16日、家電子会社の日立グローバルライフソリューションズ(日立GLS)がトルコ同業アルチェリクと白物家電事業の合弁会社を設立すると発表した。日立GLSが2021年春に新会社を設立し、海外の白物家電事業を

バイエル―独西部の製薬施設を中国企業に売却―

製薬大手のバイエルは12月21日、独西部のブッパータールにある製薬施設を中国のバイオ製薬企業、薬明生物技術(ウーシー・バイオロジクス)に譲渡することで合意したと発表した。取引金額は約1億5,000万ユーロ。当局の審査を経

ハンガリーとシンガポール、フィンテック分野の提携強化

ハンガリーとシンガポールがフィンテック分野のイノベーションを進めるため提携を強化する。このほどブダペストで開かれた両国合同主催の「世界フィンテック会議」で、ハンガリー中央銀行とシンガポール金融当局(MAS)が提携フレーム

フォルクスワーゲン―安徽省にR&D拠点開設―

自動車大手の独フォルクスワーゲン(VW、ヴォルフスブルク)は8日、中国中東部の安徽省合肥に研究開発施設を開設した。安徽省を同国における電気自動車(EV)の中核拠点に発展させる取り組みの第一弾。VWは同日、現地同業・安徽江

ダイムラー―メルセデスのトラックを中国で生産へ―

自動車大手の独ダイムラー(シュツットガルト)は2日、商用車子会社ダイムラー・トラックが「メルセデス・ベンツ」ブランドのトラックを中国で合弁生産すると発表した。同国で高価格帯トラックの需要が増えていることから現地生産に踏み

BASF

化学大手の独BASFは2日、ロボットベンチャーのZMP、ワイヤレス給電のビー・アンド・プラスと共同で、自律型ワイヤレス充電を可能にするコンセプトロボット「MobiPOWER(モビパワー)」を開発したと発表した。充電インフ

独機械メーカーの中国事業が好調

独機械メーカーの中国事業が改善している。ドイツ機械工業連盟(VDMA)が会員企業の現地法人を対象に実施した秋のアンケート調査によると、現状を「良い」とする回答の割合から「悪い」の割合を引いた数(DI)はプラス18ポイント

フォルクスワーゲン―中国でMEB採用車の生産開始―

自動車大手の独フォルクスワーゲン(VW、ヴォルフスブルク)は11月30日、独自開発した電気自動車(EV)専用車台、「MEB」の採用モデル生産を中国で開始したと発表した。同社はグループ販売台数に占めるEVの割合を2025年

ダイムラー―HV用エンジン開発で吉利と協業―

自動車大手の独ダイムラー(シュツットガルト)は20日、筆頭株主の中国同業、浙江吉利控股集団と次世代ハイブリッド車(HV)用のパワートレイン開発で協業すると発表した。規模の効果を引き出しグローバルレベルで競争力を強化する狙

トレイトン―中国事業強化、傘下のスカニアが工場建設へ―

フォルクスワーゲン(VW)の商用車子会社トレイトン(ミュンヘン)は24日、スウェーデンの傘下企業スカニアが中国に工場を建設すると発表した。世界最大の同国市場でプレゼンスを強化する。マティアス・グリュントラー社長は「トレイ

ダイムラー―新エンジンを提携先の吉利が生産―

高級車大手の独ダイムラー(シュツットガルト)が開発するエンジンを筆頭株主である提携先の浙江吉利控股集団が中国で生産する。経済紙『ハンデルスブラット(HB)』が報じ、ダイムラーが追認した。 ダイムラーはハイブリッド車への搭

KfW―印鉄道整備に5.5億ユーロ融資―

政策金融機関ドイツ金融復興公庫(KfW、フランクフルト)は6日、インドの大都市ムンバイの地下鉄建設プロジェクトに総額5億4,500万ユーロの融資を行うと発表した。通勤ラッシュの緩和と交通事故死者の削減、大気汚染の緩和に向

BASFなど4社が印化学プロジェクトを凍結

化学大手の独BASF、印複合企業アダニ・グループ、アラブ首長国連邦アブダビ国営石油会社(ADNOC)、墺石油化学大手ボレアリスの4社は5日、インドに化学コンプレックスを共同建設するプロジェクトを凍結すると発表した。新型コ

東芝エネルギーシステムズ―仮想発電所大手の独社と合弁―

東芝傘下の東芝エネルギーシステムズは4日、仮想発電所(VPP)運営の有力企業である独ネクストクラフトベルケと共同で日本に合弁会社を設立すると発表した。再生可能エネルギー電力の助成制度が市場原理を導入した方式へと転換するこ

メルク―電子材料技術センターを中国に設置―

化学大手の独メルク(ダルムシュタット)は6日、電子材料技術センターを上海市に建設すると発表した。中国はパソコンやスマートホン、テレビなど家電の世界最大の生産地であるうえ、デジタル化に向けた投資も積極的に行っていることから

KfW―印鉄道整備に5.5億ユーロ融資―

政策金融機関ドイツ金融復興公庫(KfW、フランクフルト)は6日、インドの大都市ムンバイの地下鉄建設プロジェクトに総額5億4,500万ユーロの融資を行うと発表した。通勤ラッシュの緩和と交通事故死者の削減、大気汚染の緩和に向

BASFなど4社が印化学プロジェクトを凍結

化学大手の独BASF、印複合企業アダニ・グループ、アラブ首長国連邦アブダビ国営石油会社(ADNOC)、墺石油化学大手ボレアリスの4社は5日、インドに化学コンプレックスを共同建設するプロジェクトを凍結すると発表した。新型コ

東芝エネルギーシステムズ―仮想発電所大手の独社と合弁―

東芝傘下の東芝エネルギーシステムズは4日、仮想発電所(VPP)運営の有力企業である独ネクストクラフトベルケと共同で日本に合弁会社を設立すると発表した。再生可能エネルギー電力の助成制度が市場原理を導入した方式へと転換するこ

メルク―電子材料技術センターを中国に設置―

化学大手の独メルク(ダルムシュタット)は6日、電子材料技術センターを上海市に建設すると発表した。中国はパソコンやスマートホン、テレビなど家電の世界最大の生産地であるうえ、デジタル化に向けた投資も積極的に行っていることから

メルク―有機ELのアジア生産能力を拡張―

電子材料大手の独メルクは10月28日、有機ELの生産能力をアジアで拡張すると発表した。拡大する現地需要を取り込む考えで、2,000万ユーロを投資。韓国の平沢市にある既存拠点を拡張するほか、上海に生産施設を設置する。 同社

ダイムラー・モビリティ―韓国のレンタカー会社を買収―

自動車大手の独ダイムラーは2日、金融・移動サービス子会社ダイムラー・モビリティ(シュツットガルト)が韓国のレンタカー会社スター・レンタカー・コリア(SRCK)を買収したと発表した。同国事業を強化する狙い。買収金額は明らか

シーメンス―交通制御機器の豪社を買収―

電機大手の独シーメンス(ミュンヘン)は20日、交通制御機器の製造などを手がける豪オルドリッジ・トラフィック・コントローラーズ(ATC)を買収すると発表した。高度道路交通システム(ITS)分野のポートフォリオを拡充するとと

BASF

BASFは12日、上海市金山区にあるサイトで合成エステル系基油の生産能力を約2倍に拡大すると発表した。持続可能性を重視した高性能潤滑油の需要がアジア太平洋地域で高まっていることに対応。2022年下半期に拡張工事を終了する

アウディ―中国でEV合弁設立へ―

フォルクスワーゲン(VW)の高級乗用車子会社アウディ(インゴルシュタット)は13日、VWグループの戦略提携先である中国の第一汽車(FAW)と共同で電気自動車(EV)の合弁生産会社を設立することで基本合意したと発表した。高

アウディ―中国でEV合弁設立へ―

フォルクスワーゲン(VW)の高級乗用車子会社アウディ(インゴルシュタット)は13日、VWグループの戦略提携先である中国の第一汽車(FAW)と共同で電気自動車(EV)の合弁生産会社を設立することで基本合意したと発表した。高

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