EUにおける環境規制動向

環境・気候変動対策支援、新たに144事業を指定

欧州委員会は3日、EU加盟国が実施する環境・気候変動対策のプロジェクトを資金面で支援する「LIFEプログラム」に、EU予算から新たに2億2,270万ユーロを投じる計画を発表した。持続可能な低炭素社会への転換を促すことを最

パリ協定批准、欧州議会が承認

欧州議会は4日の本会議で、2020年以降の国際的な地球温暖化対策の枠組み「パリ協定」の批准を承認した。5日には個別に国内手続きを終えたフランス、ドイツなど7カ国とともに、EUとしての批准書を国連に提出した。国連はこれを受

遺伝子組み換え作物の認可、欧州議会が反対決議

欧州議会は6日の本会議で、EU域内における遺伝子組み換え(GM)作物の栽培およびGM作物を原材料とする製品の販売認可に反対する決議案5件を賛成多数で採択した。決議に法的拘束力はないが、認可の可否について欧州委員会が最終的

加盟国がパリ協定の早期批准で合意、来月のCOP22で発効へ

EU加盟国は9月30日に開いた臨時環境相理事会で、2020年以降の国際的な地球温暖化対策の枠組み「パリ協定」の早期批准に合意した。通常の手続きでは全ての加盟国が批准した後にEUが批准する必要があるが、現時点で国内手続きを

フィアット排ガス不正疑惑、独当局が欧州委に調査要請

ドイツ運輸省が欧米自動車大手フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)のディーゼル車に排ガス不正の疑いがあるとして、欧州委員会に調査を要請したことが1日、明らかになった。複数の欧米メディアが報じた。FCAは独運

フィアット排ガス不正疑惑、独当局が欧州委に調査要請

ドイツ運輸省が欧米自動車大手フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)のディーゼル車に排ガス不正の疑いがあるとして、欧州委員会に調査を要請したことが1日、明らかになった。複数の欧米メディアが報じた。FCAは独運

ルノーにも排ガス不正疑惑浮上、仏政府は情報隠蔽を否定

仏自動車大手のルノーが排ガス試験の際に窒素酸化物(NOx)排出量を不正に操作した疑いがあり、仏政府はこうした事実を把握しながら公表しなかったと報じられた問題で、仏環境・エネルギー・海洋省は8月24日、報道内容を否定する声

ルノーにも排ガス不正疑惑浮上、仏政府は情報隠蔽を否定

仏自動車大手ルノーが排ガス試験の際に窒素酸化物(NOx)排出量を不正に操作した疑いがあり、仏政府はこうした事実を把握しながら公表しなかったと報じられた問題で、仏環境・エネルギー・海洋省は24日、報道内容を否定する声明を発

欧州委、非ETS部門の排出削減目標を提示

欧州委員会は20日、EU域内排出量取引制度(EU-ETS)の対象外となっている産業部門について、2030年を達成期限とする国別の削減目標を提案した。30年までにEU全体で温室効果ガス排出量を1990年比で少なくとも40%

軽商用車のCO2排出削減が足踏み、15年は過去最小に

欧州環境庁(EEA)が15日公表したリポートによると、2015年に欧州連合(EU)域内で登録された軽商用車の二酸化炭素(CO2)排出量は走行1キロメートルあたり平均168.2グラムで、前年の水準(169.1グラム)をわず

軽商用車のCO2排出削減が足踏み、15年は過去最小に

欧州環境庁(EEA)が15日公表したリポートによると、2015年にEU域内で登録された軽商用車の二酸化炭素(CO2)排出量は走行1キロメートルあたり平均168.2グラムで、前年の水準(169.1グラム)をわずかに0.9グ

排出枠の無償配分に無効判決、欧州委に再計算を指示

欧州司法裁判所は4月28日、欧州委員会が設定したEU排出量取引制度(EU-ETS)の対象企業に対する排出枠の無償割り当てを無効とする判決を下した。EU-ETS第3期間(2013-20年)の排出上限を設定する際、加盟国から

EUの新車CO2排出量、15年は3%減

欧州連合(EU)で新車の二酸化炭素(CO2)排出削減が進んでいる。欧州環境庁(EEA)が14日明らかにしたところによると、2015年に域内で販売された新車の走行1キロメートル当たりのCO2排出量は平均119.6グラムとな

EUの新車CO2排出量、15年は3%減

EUで新車の二酸化炭素(CO2)排出削減が進んでいる。欧州環境庁(EEA)が14日明らかにしたところによると、2015年に域内で販売された新車の走行1キロメートル当たりのCO2排出量は平均119.6グラムとなり、前年から

除草剤「グリホサート」を規制、欧州議会が決議採択

欧州議会は13日の本会議で、発がん性が疑われる除草剤「グリホサート」の認可期間を短縮するとともに、非農業従事者による使用を禁止する内容の決議案を賛成多数で採択した。欧州議会の決議に拘束力はないが、EU加盟国の代表で構成さ

バルト海の漁業管理、加盟国と欧州議会が基本合意

EU議長国オランダと欧州議会の代表は15日、バルト海に棲息するタラ、ニシン、スプラット(ニシン科の小魚)の過剰な漁獲を防止し、水産資源を適切に管理・保護するための多年次計画の内容で基本合意した。加盟国のEU大使で構成する

欧州でも米国並みの金銭補償、排ガス不正で欧州委がVWに要請

欧州連合(EU)の欧州委員会のビエンコフスカ委員(域内市場・産業担当)は21日、独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)による排ガス規制逃れをめぐって同社のミュラー社長と会談し、欧州でも不正対象車の所有者に対して米国並みの

欧州でも米国並みの金銭補償、排ガス不正で欧州委がVWに要請

欧州委員会のビエンコフスカ委員(域内市場・産業担当)は21日、独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)による排ガス規制逃れをめぐって同社のミュラー社長と会談し、欧州でも不正対象車の所有者に対して米国並みの補償を行うよう求め

欧州委が独を提訴、カーエアコン冷媒問題で

欧州連合(EU)の欧州委員会は10日、ドイツ政府を欧州司法裁判所(ECJ)に提訴すると発表した。独自動車大手ダイムラーが高級乗用車メルセデスの一部モデルにEUの「カーエアコン指令(2006/40/EC)」に反する旧冷媒を

欧州委が独を提訴、カーエアコン冷媒問題で

欧州委員会は10日、独自動車大手ダイムラーが高級車メルセデス・ベンツの一部モデルにEUが新車への使用を禁止しているカーエアコン用の冷媒を搭載している問題で、これを容認しているドイツ政府を欧州司法裁判所に提訴すると発表した

トルコ、再可エネ事業への優遇措置拡大

トルコ議会は先ごろ、再生可能エネルギーに対する投資拡大を目的とする新たな法案を採択した。再可エネ用設備に対する投資を「優先投資」と見なし、付加価値税(VAT)や関税の免除、税額控除、利子補給などの優遇措置を適用する。一連

EUの新車CO2排出量、削減目標を達成=EEA

欧州環境庁(EEA)が11月15日公表した報告書によると、2014年に欧州連合(EU)域内で登録された乗用車の二酸化炭素(CO2)排出量は走行1キロメートルあたり平均123.4グラムで、前年比2.5%減となった。EUは2

EUの新車CO2排出量、削減目標を達成=EEA

欧州環境庁(EEA)が15日公表した報告書によると、2014年にEU域内で登録された乗用車の二酸化炭素(CO2)排出量は走行1キロメートルあたり平均123.4グラムで、前年比2.5%減となった。EUは2015年までに新車

GM作物販売の「オプトアウト」導入、欧州議会が否決

欧州議会は10月28日に開いた本会議で、EUが認可している食用、飼料用の遺伝子組み換え(GM)作物であっても加盟国が独自の判断で販売、使用を禁止できる「オプトアウト制度」を導入する法案を反対多数で否決した。 EUではGM

EUの温効ガス、90年比23%減を達成

欧州環境庁(EEA)が20日公表したリポートによると、EU域内における2014年の温室効果ガス排出量は基準年の1990年比で23%減少した。EUが公約している20年までに温室効果ガスを20%削減するとの目標を前倒しで達成

GM作物の認可ルール、「オプトアウト」導入がとん挫

欧州議会環境委員会は13日、遺伝子組み換え(GM)作物の認可ルールについて採決を行い、EUが域内への輸入を認可した品種について、加盟国が自国での流通・販売を制限または禁止することを認める法案を反対多数(反対47、賛成3、

中規模燃焼施設の排出規制、指令案が可決

欧州議会は7日の本会議で、中規模燃焼施設から排出される大気汚染物質を規制する指令案を賛成多数で可決した。石油精製所などの大規模燃焼施設についてはすでに汚染物質の排出規制を実施しているが、地域暖房システムやバイオマスを燃料

GM作物の栽培認可ルール、15カ国が「オプトアウト」申請

欧州委員会は1日、EUが域内での栽培を認可している遺伝子組み換え(GM)作物であっても加盟国が独自の判断で禁止できるオプトアウト制度について、同日までに15カ国が同ルールの適用を申請したことを明らかにした。自国でのGM作

欧州委が台湾・コモロに警告、違法漁業問題で

欧州委員会は1日、台湾とコモロに対して、違法漁業対策が不十分として警告書を送付したことを明らかにした。両政府は6カ月以内に是正措置を講じるよう求められ、応じなければ水産製品のEUによる輸入が禁止されることになる。 EUは