独自動車内装部品メーカーのフェーラー・オートモーティブは7日、新たなシートベルトリマインダー・システム(シートベルトの非着用を警告するシステム)を開発したと発表した。2ユーロコインほどの大きさでシートクッションの下側(Bサイド)に直接組み込むことができ、コスト負担も小さくなる。独マイザー・ズィッヒャーハイツテヒニーク(Mayser Sicherheitsetchnik)と共同開発した。
\従来のシートベルトリマインダーは、センサーマットをシートの上側(Aサイド)に設置するタイプで、シートカバーとシートクッションの間に後から組み込んでおり、座り心地が悪くなったり、故障が起きやすい問題もあった。また、マットタイプはシートのデザインに合わせてサイズを変更する必要があった。
\これに対し、フェーラーが共同開発した新製品は小型のため、デザインを変更することなく、あらゆるタイプのシートに採用できる。また、シートクッションに直接、組み込むことができるため生産工程を簡易化できるという。
\新製品はすでに量産化されており、シュコダの新型「ラピッド」に採用されている。また、他の自動車メーカーとも現在、交渉を進めているという。
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