カナダ・オーストリア系自動車部品大手のマグナ・インターナショナルは10月初め、セルビアとトルコにそれぞれ新工場を開設した。成長市場の東欧やトルコで生産能力を増強する。マグナがセルビアに工場を持つのは初めて。トルコには2003年から同国北西部のコジャエリ県ゴルジュクで生産しており、2カ所目の工場となる。
\マグナの子会社マグナ・シーティングは2日、セルビア北部のOdzaciに新工場を開設した。ダイムラー傘下の超小型車ブランドであるスマートや、仏ルノー、米フォードに製品を供給する。生産面積は4,300平方メートルで、従業員数は約300人。マグナは東欧地域における自動車生産の増加を受け、2011~2013年に7工場を開設する計画を進めている。
\トルコでは8日、トルコのコジャエリ県ゴルジュクに建設した新工場を開設した。マグナの外装、内装、ミラー、クロージャー部門が同工場に入る。主にフォードの小型商用車「トランジット」向けにサイドミラーを生産する。面積は1万300平方メートルで、従業員数は約200人。このほか、フロントエンドモジュールのキャリア(骨組み構造)やランニングボード(車体側面の下部に設けられる踏み板)なども生産する。
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