トルコの自動車メーカー、トファスは同国電機最大手のArcelikと共同で、フィアットの小型商用車「ドブロ」の電気自動車(EV)向けに電動駆動システムを開発する。需要状況を見て、早ければ2011年半ばにも生産を開始する方針。同社のAli Pandir社長がこのほど、報道陣に明らかにした。
\ドブロのEVは欧州市場で販売し、将来は米国市場にも投入することを視野に入れている。トファスは伊自動車大手のフィアットとトルコのコングロマリットKoc Holdingの合弁会社で、それぞれ約38%を出資している。これまでフィアットの小型商用車を開発・生産してきたことから、電動駆動システムの開発で同社に白羽の矢が立った。
\一方、Arcelikは欧州3位の白物家電メーカーで、電気モーターのノウハウを持つ。同社にはKoc Holdingが約40%出資している。
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