2011/8/8

産業・貿易

中国製タイルに反ダンピング措置、加盟国が承認

この記事の要約

EU加盟国は1日、中国製のタイルに反ダンピング措置を発動することを承認した。ロイター通信が報じたもので、浴室、キッチンなどに使われる陶磁器タタイルに最高69.7%の反ダンピング税を課す。9月半ばまでに実施する見通しだ。\ […]

EU加盟国は1日、中国製のタイルに反ダンピング措置を発動することを承認した。ロイター通信が報じたもので、浴室、キッチンなどに使われる陶磁器タタイルに最高69.7%の反ダンピング税を課す。9月半ばまでに実施する見通しだ。

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EUは昨年6月、域内のタイルメーカーからの要請に基づき、反ダンピング調査を開始。1日に開かれた加盟国代表による会合で、賛成多数で反ダンピング措置発動を決めた。

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同日の会合では、中国製の自転車および自転車部品に発動している反ダンピング措置の延長でも合意した。1993年に発動された同措置は2014年が期限となっていた。しかし、ドイツ、イタリアを中心とする域内メーカーが、依然として中国製品に押されて厳しい状況にあることから、2016年まで延長する。反ダンピング税の税率は最高48.5%。

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