2013/3/11

産業・貿易

欧州特許申請、サムスンが1位に

この記事の要約

欧州特許庁(EPO)が6日発表した2012年の特許出願件数は前年比5.2%増の25万7,744件となり、過去最高を更新した。日韓中からの申請が大きく増加しており、サムスンはアジアの企業で初めてトップの座を獲得した。\ サ […]

欧州特許庁(EPO)が6日発表した2012年の特許出願件数は前年比5.2%増の25万7,744件となり、過去最高を更新した。日韓中からの申請が大きく増加しており、サムスンはアジアの企業で初めてトップの座を獲得した。

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サムスンの出願件数は2,289件で、前年1位の独シーメンス(12年は2,193件で2位)を上回った。韓国のLGも1,635件で5位に付けている。中国勢も通信機器の中興通訊(ZTE)が1,184件で、前年の43位から10位に急上昇。華為技術も830件で17位に付けた。日本メーカーはトップ25に8社が入っている。3位は独BASF(1,713件)、4位は米ゼネラル・エレクトリック(1,702件)、6位はボッシュ(1,456件)だった。

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中国からの出願件数は前年比11.1%増の1万8,812件で、伸び率が最も大きかった。韓国と日本もそれぞれ9.3%増の1万4,491件、9.1%増の5万1,693件と増加率が高い。米国は5.6%増の6万3,504件。欧州(EPO加盟38カ国)は2.3%増の9万4,060件だった。

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出願件数の国別のシェアは米国が24.6%で最も高く、これに日本(20.1%)、ドイツ(13.3%)、中国(7.3%)、韓国(5.6%)、フランス(4.7%)が続いた。

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