EU首脳会議がガス価格上限設定で合意できず、欧州委が具体策提示へ
EUは7日、プラハで非公式首脳会議を開き、エネルギー価格高騰への対応策について協議した。ロシアによるウクライナへの軍事侵攻を起点とする天然ガスの価格高騰をめぐり、企業や家計の負担を軽減するため取引価格を抑制する必要がある […]
EUは7日、プラハで非公式首脳会議を開き、エネルギー価格高騰への対応策について協議した。ロシアによるウクライナへの軍事侵攻を起点とする天然ガスの価格高騰をめぐり、企業や家計の負担を軽減するため取引価格を抑制する必要がある […]
欧州議会は4日の本会議で、EU域内で販売されるスマートフォンなど携帯型電子機器の充電器の端子を「USB-C」と呼ばれるタイプに統一する法案を賛成多数で可決した。新ルールは一部の製品を除き、2024年末までに施行される見通
欧州44カ国が参加する「欧州政治共同体(EPC)」の初会合が6日、プラハで開催された。会合にはEU加盟国のほか、EU加盟を目指すウクライナやバルカン諸国、トルコ、EUを離脱した英国などが参加。欧州の大部分の国の首脳が一堂
国際エネルギー機関(IEA)は3日、世界の天然ガス市場に関する四半期レポートを公表し、ロシアが欧州へのガス供給を継続的に絞り込んでいるため、2023年も世界的に天然ガスの需給逼迫が続くとの見通しを示した。欧州ではバルト海
EU加盟国は6日、ロシアがウクライナ東・南部4州の一方的な「併合」に踏み切ったことを受け、ロシアへの追加制裁を正式決定した。ロシア産石油の取引価格に上限を設けることや、ロシア産製品の輸入禁止枠の拡大などを柱とする内容。石
EU加盟国は9月30日、臨時エネルギー相理事会を開き、エネルギー価格高騰への対応策として、加盟国にピーク時の節電を義務付けるほか、価格高騰の恩恵を受けているエネルギー企業の利益に上限を設けて超過分を徴収したり、化石燃料を
EU統計局ユーロスタットが9月30日に発表したユーロ圏の同月のインフレ率(速報値)は前年同月比10.0%だった。前月の9.1%を大きく上回り、統計を開始した1997年以降の最高記録を5カ月連続で更新した。欧州中央銀行(E
欧州委員会は9月28日、人工知能(AI)を活用した製品やサービスで損害を被った被害者が、適切な補償を受けられるようにするための「AI責任指令案」を発表した。自動運転車やドローン、家事ロボットなどの本格的な普及に備え、AI
欧州委員会は9月28日、ウクライナへの軍事侵攻を続けるロシアに対する追加制裁案を発表した。ウクライナ東・南部4州でロシア編入への賛否を問う「住民投票」が強行されたことを受けた措置。ロシア産石油の取引価格に上限を設けること
フィンランド政府は9月29日、隣国ロシアからの観光ビザでの入国を30日から原則として拒否すると発表した。プーチン露大統領が21日に予備役の部分的な動員を発表して以降、陸路でフィンランドに入国するロシア人が急増しており、安
欧州委員会の報道官は9月26日、EU加盟候補国のセルビアがロシアと外交政策に関する定期協議の実施で合意したことについて「深刻な疑問」を提起した。EUに加盟するには外交政策をEUと一致させることが不可欠だが、ロシアのウクラ
EU統計局ユーロスタットが9月30日に発表したユーロ圏の8月の失業率は前月と同じ6.6%だった。統計を開始した1998年4月以降の最低水準を2カ月連続で維持した。(表参照) EU27カ国ベースの失業率は6.0%。主要国は
欧州委員会が9月29日に発表したユーロ圏の同月の景況感指数(ESI、標準値100)は93.7となり、前月の97.3から3.6ポイント低下した。景況感の悪化は7カ月連続。物価の急上昇への懸念が広がっているもようで、3カ月連
EU統計局ユーロスタットがこのほど発表した8月の消費者物価統計によると、ユーロ圏のインフレ率(確定値)は速報値と同じ前年同月比9.1%だった。前月の8.9%から拡大し、統計を開始した1997年以降の最高記録を4カ月連続で
EU統計局ユーロスタットがこのほど発表したユーロ圏の2022年4~6月期の労働コスト(時間当たり)上昇率は、物価変動を加味しない名目ベースで前年同期比4.0%だった。上げ幅は前期の4.2%を下回った。(表参照) 労働コス
EU統計局ユーロスタットが19日発表したユーロ圏の7月の建設業生産高(季節調整済み、速報値)は前年同月比1.5%増となり、7カ月連続のプラスだった。上げ幅は前月の1.3%(速報値の0.1%から改定)を上回った。(表参照)
イタリアで25日に実施された総選挙で、メローニ党首率いる極右の野党「イタリアの同胞(FDI)」が第1党となることが確実となった。同党を中心とする右派連合で上下両院の議席の過半数を確保するもようで、メローニ氏がイタリア史上
欧州委員会は19日、公衆衛生上の危機やテロなどの緊急時に、EU域内で重要物資の供給が滞る事態を避けるための「単一市場緊急措置(Single Market Emergency Instrument=SMEI)」を発表した。
ハンガリー政府は19日、公共調達などをめぐる汚職防止に向けた法案を議会に提出した。欧州委員会は18日、同国が「法の支配」の原則に違反しているとして、EU予算の配分を一時停止する措置を加盟国に提案しており、ハンガリー側はこ
欧州中央銀行(ECB)は19日、量的金融緩和策で買い入れた社債の満期償還金の再投資で、温室効果ガス排出量が少ないなどグリーン企業を優先する新制度の詳細を発表した。各企業の地球温暖化対策の取り組みをスコア化し、評価基準とす
デンマーク政府は23日、ペット以外のミンクの飼育を禁止する規制が年内で期限切れとなるのに伴い、2023年1月から家畜としてのミンクの飼育を認めると発表した。これによりミンク毛皮の生産が再開されるが、新型コロナウイルス感染
欧州委員会のフォンデアライエン委員長は14日、欧州議会で施政方針演説を行い、エネルギー価格高騰への対応策を発表した。価格高騰の恩恵を受けているエネルギー企業の利益に上限を設けて超過分を徴収したり、化石燃料を扱う事業者に利
欧州委員会は15日、インターネットに接続される機器やソフトウエアについて、メーカーや開発者にサイバーセキュリティ対策を義務付ける「サイバーレジリエンス法案」を発表した。サイバー攻撃の対象になりうるネット接続機器が増え続け
欧州議会は13日の本会議で、世界中の森林開拓地で生産された農産物、木材などのEU域内での販売を厳しく制限する法案を賛成多数で可決した。事業者に対して、扱う製品が違法伐採などによって開発された農地で生産されたものでないこと
欧州委員会は14日、強制労働で生産された製品をEUから締め出す法案を発表した。特定の国、産業、業種を名指ししていないが、中国の新疆ウイグル自治区での人権侵害問題を念頭に置いているのは明らかで、中国との対立が深まる可能性が
欧州議会は14日の本会議で、EU全体で最低賃金の適正化を図るための指令案を賛成多数で可決した。加盟国が域内共通のルールに沿って最低賃金の設定枠組みを整備し、最低賃金を妥当な水準とするのが指令案の狙い。閣僚理事会の正式な承
欧州自動車工業会(ACEA)が16日に発表したEU(マルタを除く26カ国)の8月の新車販売(登録)台数は65万305台となり、前年同月から4.4%増加した。販売増加は14カ月ぶり。サプライチェーンの混乱がやや解消したこと
EUの欧州医薬品庁(EMA)は12日、米ファイザー・独ビオンテック連合が開発した新型コロナウイルスのオミクロン株の派生型「BA.4」「BA.5」に対応するワクチンの承認を勧告した。12歳以上への追加接種(ブースター接種)
EU司法裁判所の一般裁判所は14日、米アルファベット傘下のグーグルが携帯端末向け基本ソフト(OS)「アンドロイド」をめぐりEU競争法に違反したとして、同社に制裁金を科した欧州委員会の決定を大筋で支持する判断を示した。決定
EU統計局ユーロスタットが14日に発表したユーロ圏の7月の鉱工業生産指数(季節調整済み、速報値)は前月比で2.3%下落し、4カ月ぶりのマイナスとなった。エネルギーの値上がり、サプライチェーンの混乱が生産現場を圧迫しており
EU統計局ユーロスタットが15日に発表した7月の貿易収支(速報値、季節調整前)統計によると、ユーロ圏の収支は340億ユーロの赤字だった。ロシアのウクライナ侵攻で輸入依存が高いエネルギーの価格が急騰したことが響き、前年同月
EU統計局ユーロスタットが5日に発表したユーロ圏の7月の小売業売上高(速報値・数量ベース)は前年同月比0.9%減となり、2カ月連続でマイナスだった。下げ幅は前月の3.2%から縮小した。(表参照) 分野別では食品・飲料・た
欧州中央銀行(ECB)は8日に開いた定例政策理事会で、政策金利を0.75ポイント引き上げることを決めた。1999年にユーロが導入されてから最高の利上げ幅となる。景気よりインフレ抑制を優先し、大幅利上げに踏み切った。 主要
EUは9日、ブリュッセルで臨時のエネルギー相理事会を開き、エネルギー価格高騰への短期的な対応策として、EUとして緊急介入する必要があるとの認識で一致した。エネルギー価格や電力料金の高騰で予定外の収益を得ているエネルギー企
EUは9日開いた臨時の閣僚理事会で、ロシア人によるビザ取得を厳格化し、EU域内への受け入れを事実上制限することを正式決定した。ウクライナへの軍事侵攻を続けるロシアに対する制裁措置の一環。ロシアとの間で締結しているビザ発給
英与党・保守党は5日、ジョンソン首相の後任となる新党首にエリザベス・トラス外相を選出し、トラス氏は6日、新首相に就任した。物価高騰への対応が新政権の最優先課題となるが、外交面ではロシアによるウクライナ侵攻への対応とともに
EU統計局ユーロスタットが7日発表した2022年4~6月期の域内総生産(GDP)の最新統計によると、ユーロ圏のGDPは前期比0.8%増となり、既報値の0.6%から0.2ポイント上方修正された。(表参照) 前年同期比では4
ハンガリー政府はこのほど、反汚職機関を設立することを決めた。EUのコロナ復興基金からの資金交付が、同国の「法の支配」に問題があるとして差し止められていることに対応する。汚職取り締まり強化の姿勢をアピールし、早期に補助金な
EUの欧州委員会は7日、「サル痘」への転用を認めているデンマークのバイオ医薬品企業ババリアン・ノルディックの天然痘ワクチン「インバネックス」について、約17万回分を追加調達すると発表した。感染者数は減っているものの、再流
EU統計局ユーロスタットが8月31日に発表したユーロ圏の同月のインフレ率(速報値)は前年同月比9.1%だった。ロシアのウクライナ侵攻でエネルギー、食品などが値上がりする状況に歯止めがかからず、前月の8.9%から大きく拡大
EU統計局ユーロスタットが2日に発表したユーロ圏の7月の生産者物価(建設業を除く)は、前年同月比で37.9%の上昇となった。上げ幅は前月の36.0%を上回り、過去最高を更新した。(表参照) 急上昇の最大の要因となっている
EUは8月31日、プラハで開いた非公式外相会合で、ロシア人観光客の域内への受け入れを事実上制限することで合意した。ウクライナへの軍事侵攻を続けるロシアに対する制裁措置の一環。ロシア人へのビザ発給を大幅に減らし、EU加盟国
欧州委員会のフォンデアライエン委員長は2日、エネルギー価格高騰への対応策として、ロシアから輸入する天然ガス価格に上限を設定する方向で検討していることを明らかにした。スペインなどすでに一部の加盟国は発電に使用するガス価格に
ドイツなどバルト海に面するEU8カ国は8月30日にデンマークで開いた首脳会議で、洋上風力発電の発電能力を2030年までに7倍に増強することで合意した。ロシアのウクライナ侵攻を受けて、エネルギーの脱ロシア化を再生可能エネル
欧州委員会は8月31日、スマートフォンやタブレット端末のメーカーに対し、修理用部品の提供やバッテリー寿命の確保を義務付ける規則案を発表した。修理やリサイクルを容易にすることで使い捨て社会からの脱却を促すと同時に、製造過程
EUの欧州医薬品庁(EMA)は1日、米モデルナ製、米ファイザー・独ビオンテック連合製の新型コロナウイルスのオミクロン株に対応したワクチンの承認を勧告した。今年の秋から冬にかけての流行に備え、12歳以上への追加接種(ブース
EU統計局ユーロスタットが1日に発表したユーロ圏の7月の失業率は前月を0.1ポイント下回る6.6%で、統計を開始した1998年4月以降で最低の水準となった。5、6月も速報値では6.6%だったが、6.7%に上方修正された。
欧州委員会が8月30日に発表したユーロ圏の同月の景況感指数(ESI、標準値100)は97.6となり、前月の98.9から1.3ポイント低下した。景況感の悪化は6カ月連続。2カ月連続で長期平均の100を割り込んだ。 分野別で
EUの欧州委員会は23日、「欧州は少なくとも過去500年間で最悪」の干ばつに直面しているとする報告書を発表した。歴史的な高温、少雨が水運、農業など多くの分野に深刻な影響をもたらしているとして、強い懸念を表明した。 欧州委
ロシア人観光客がEU域内に入るのを禁止するかどうかをめぐり、加盟国の間で意見が分かれている。ロシアと国境を接するバルト3国やフィンランド、ポーランドなどがEUとして域内への渡航を禁止するよう求めているのに対し、ドイツは反