EU情報

スマホなどの充電器を「USB-C」に統一、欧州議会が承認

欧州議会は4日の本会議で、EU域内で販売されるスマートフォンなど携帯型電子機器の充電器の端子を「USB-C」と呼ばれるタイプに統一する法案を賛成多数で可決した。新ルールは一部の製品を除き、2024年末までに施行される見通

「欧州政治共同体」が初会合、44カ国が対ロシアで結束

欧州44カ国が参加する「欧州政治共同体(EPC)」の初会合が6日、プラハで開催された。会合にはEU加盟国のほか、EU加盟を目指すウクライナやバルカン諸国、トルコ、EUを離脱した英国などが参加。欧州の大部分の国の首脳が一堂

EU、23年冬のガス消費9~13%削減が必要=IEA

国際エネルギー機関(IEA)は3日、世界の天然ガス市場に関する四半期レポートを公表し、ロシアが欧州へのガス供給を継続的に絞り込んでいるため、2023年も世界的に天然ガスの需給逼迫が続くとの見通しを示した。欧州ではバルト海

ロシアへの追加制裁を正式決定、露産石油に上限設定へ

EU加盟国は6日、ロシアがウクライナ東・南部4州の一方的な「併合」に踏み切ったことを受け、ロシアへの追加制裁を正式決定した。ロシア産石油の取引価格に上限を設けることや、ロシア産製品の輸入禁止枠の拡大などを柱とする内容。石

加盟候補国セルビアと露の接近、欧州委が警戒

欧州委員会の報道官は9月26日、EU加盟候補国のセルビアがロシアと外交政策に関する定期協議の実施で合意したことについて「深刻な疑問」を提起した。EUに加盟するには外交政策をEUと一致させることが不可欠だが、ロシアのウクラ

ユーロ圏失業率、8月も6.6%

EU統計局ユーロスタットが9月30日に発表したユーロ圏の8月の失業率は前月と同じ6.6%だった。統計を開始した1998年4月以降の最低水準を2カ月連続で維持した。(表参照) EU27カ国ベースの失業率は6.0%。主要国は

ユーロ圏景況感、9月は大幅悪化

欧州委員会が9月29日に発表したユーロ圏の同月の景況感指数(ESI、標準値100)は93.7となり、前月の97.3から3.6ポイント低下した。景況感の悪化は7カ月連続。物価の急上昇への懸念が広がっているもようで、3カ月連

8月のユーロ圏インフレ率、確定値も9.1%

EU統計局ユーロスタットがこのほど発表した8月の消費者物価統計によると、ユーロ圏のインフレ率(確定値)は速報値と同じ前年同月比9.1%だった。前月の8.9%から拡大し、統計を開始した1997年以降の最高記録を4カ月連続で

ユーロ圏労働コスト、4~6月は4%上昇

EU統計局ユーロスタットがこのほど発表したユーロ圏の2022年4~6月期の労働コスト(時間当たり)上昇率は、物価変動を加味しない名目ベースで前年同期比4.0%だった。上げ幅は前期の4.2%を下回った。(表参照) 労働コス

ユーロ圏建設業生産高、7月は1.5%増

EU統計局ユーロスタットが19日発表したユーロ圏の7月の建設業生産高(季節調整済み、速報値)は前年同月比1.5%増となり、7カ月連続のプラスだった。上げ幅は前月の1.3%(速報値の0.1%から改定)を上回った。(表参照)

伊総選挙で極右が第1党、初の女性首相誕生へ

イタリアで25日に実施された総選挙で、メローニ党首率いる極右の野党「イタリアの同胞(FDI)」が第1党となることが確実となった。同党を中心とする右派連合で上下両院の議席の過半数を確保するもようで、メローニ氏がイタリア史上

償還社債再投資の優先企業、脱炭素「スコア」で判断=ECB

欧州中央銀行(ECB)は19日、量的金融緩和策で買い入れた社債の満期償還金の再投資で、温室効果ガス排出量が少ないなどグリーン企業を優先する新制度の詳細を発表した。各企業の地球温暖化対策の取り組みをスコア化し、評価基準とす

森林開拓地での生産品の販売規制法案、欧州議会が可決

欧州議会は13日の本会議で、世界中の森林開拓地で生産された農産物、木材などのEU域内での販売を厳しく制限する法案を賛成多数で可決した。事業者に対して、扱う製品が違法伐採などによって開発された農地で生産されたものでないこと

強制労働の産物をEUが締め出し、欧州委が法案発表

欧州委員会は14日、強制労働で生産された製品をEUから締め出す法案を発表した。特定の国、産業、業種を名指ししていないが、中国の新疆ウイグル自治区での人権侵害問題を念頭に置いているのは明らかで、中国との対立が深まる可能性が

最低賃金の適正化図る指令案、欧州議会が可決

欧州議会は14日の本会議で、EU全体で最低賃金の適正化を図るための指令案を賛成多数で可決した。加盟国が域内共通のルールに沿って最低賃金の設定枠組みを整備し、最低賃金を妥当な水準とするのが指令案の狙い。閣僚理事会の正式な承

EU新車販売、8月は14カ月ぶりに増加

欧州自動車工業会(ACEA)が16日に発表したEU(マルタを除く26カ国)の8月の新車販売(登録)台数は65万305台となり、前年同月から4.4%増加した。販売増加は14カ月ぶり。サプライチェーンの混乱がやや解消したこと

EU当局、「BA.4」「BA.5」対応ワクチンも承認

EUの欧州医薬品庁(EMA)は12日、米ファイザー・独ビオンテック連合が開発した新型コロナウイルスのオミクロン株の派生型「BA.4」「BA.5」に対応するワクチンの承認を勧告した。12歳以上への追加接種(ブースター接種)

ユーロ圏鉱工業生産、7月は大幅低下

EU統計局ユーロスタットが14日に発表したユーロ圏の7月の鉱工業生産指数(季節調整済み、速報値)は前月比で2.3%下落し、4カ月ぶりのマイナスとなった。エネルギーの値上がり、サプライチェーンの混乱が生産現場を圧迫しており

ユーロ圏で貿易収支の赤字続く、7月は340億ユーロに拡大

EU統計局ユーロスタットが15日に発表した7月の貿易収支(速報値、季節調整前)統計によると、ユーロ圏の収支は340億ユーロの赤字だった。ロシアのウクライナ侵攻で輸入依存が高いエネルギーの価格が急騰したことが響き、前年同月

ユーロ圏小売業売上高、7月も低迷

EU統計局ユーロスタットが5日に発表したユーロ圏の7月の小売業売上高(速報値・数量ベース)は前年同月比0.9%減となり、2カ月連続でマイナスだった。下げ幅は前月の3.2%から縮小した。(表参照) 分野別では食品・飲料・た

ECBが0.75ポイント利上げ、過去最高の上げ幅に

欧州中央銀行(ECB)は8日に開いた定例政策理事会で、政策金利を0.75ポイント引き上げることを決めた。1999年にユーロが導入されてから最高の利上げ幅となる。景気よりインフレ抑制を優先し、大幅利上げに踏み切った。 主要

エネルギー価格高騰への対応策、エネ企業から超過利益徴収へ

EUは9日、ブリュッセルで臨時のエネルギー相理事会を開き、エネルギー価格高騰への短期的な対応策として、EUとして緊急介入する必要があるとの認識で一致した。エネルギー価格や電力料金の高騰で予定外の収益を得ているエネルギー企

英でトラス政権発足、北ア問題巡るEUとの摩擦解消焦点に

英与党・保守党は5日、ジョンソン首相の後任となる新党首にエリザベス・トラス外相を選出し、トラス氏は6日、新首相に就任した。物価高騰への対応が新政権の最優先課題となるが、外交面ではロシアによるウクライナ侵攻への対応とともに

ユーロ圏の4~6月期成長率、0.8%に上方修正

EU統計局ユーロスタットが7日発表した2022年4~6月期の域内総生産(GDP)の最新統計によると、ユーロ圏のGDPは前期比0.8%増となり、既報値の0.6%から0.2ポイント上方修正された。(表参照) 前年同期比では4

ハンガリーが反汚職機関設立へ、EUの補助金交付に向け

ハンガリー政府はこのほど、反汚職機関を設立することを決めた。EUのコロナ復興基金からの資金交付が、同国の「法の支配」に問題があるとして差し止められていることに対応する。汚職取り締まり強化の姿勢をアピールし、早期に補助金な

EU、「サル痘」ワクチンを追加調達

EUの欧州委員会は7日、「サル痘」への転用を認めているデンマークのバイオ医薬品企業ババリアン・ノルディックの天然痘ワクチン「インバネックス」について、約17万回分を追加調達すると発表した。感染者数は減っているものの、再流

8月のユーロ圏インフレ率9.1%、また最高値を更新

EU統計局ユーロスタットが8月31日に発表したユーロ圏の同月のインフレ率(速報値)は前年同月比9.1%だった。ロシアのウクライナ侵攻でエネルギー、食品などが値上がりする状況に歯止めがかからず、前月の8.9%から大きく拡大

ユーロ圏生産者物価、7月は37.9%上昇

EU統計局ユーロスタットが2日に発表したユーロ圏の7月の生産者物価(建設業を除く)は、前年同月比で37.9%の上昇となった。上げ幅は前月の36.0%を上回り、過去最高を更新した。(表参照) 急上昇の最大の要因となっている

EUのバルト海沿岸8カ国、洋上風力発電増強

ドイツなどバルト海に面するEU8カ国は8月30日にデンマークで開いた首脳会議で、洋上風力発電の発電能力を2030年までに7倍に増強することで合意した。ロシアのウクライナ侵攻を受けて、エネルギーの脱ロシア化を再生可能エネル

オミクロン株対応ワクチン、EUが初承認

EUの欧州医薬品庁(EMA)は1日、米モデルナ製、米ファイザー・独ビオンテック連合製の新型コロナウイルスのオミクロン株に対応したワクチンの承認を勧告した。今年の秋から冬にかけての流行に備え、12歳以上への追加接種(ブース

ユーロ圏失業率、7月は過去最低の6.6%

EU統計局ユーロスタットが1日に発表したユーロ圏の7月の失業率は前月を0.1ポイント下回る6.6%で、統計を開始した1998年4月以降で最低の水準となった。5、6月も速報値では6.6%だったが、6.7%に上方修正された。

ユーロ圏景況感、8月も悪化

欧州委員会が8月30日に発表したユーロ圏の同月の景況感指数(ESI、標準値100)は97.6となり、前月の98.9から1.3ポイント低下した。景況感の悪化は6カ月連続。2カ月連続で長期平均の100を割り込んだ。 分野別で

欧州は500年間で最悪の干ばつ、農業などの影響深刻=欧州委

EUの欧州委員会は23日、「欧州は少なくとも過去500年間で最悪」の干ばつに直面しているとする報告書を発表した。歴史的な高温、少雨が水運、農業など多くの分野に深刻な影響をもたらしているとして、強い懸念を表明した。 欧州委

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