ハンガリー中央統計局(KSH)が11日発表した9月の消費者物価上昇率(インフレ率)は前年同月比6.6%で、8月の6.0%を大幅に上回り、今年最高となった。インフレ率は昨年通年で3.9%だったが、今年に入り5%台に乗り、1-8月累計で5.8%に達している。
\9月は鶏卵(33.8%)や生鮮食品など季節商品(22.2%)の高騰を受けて、食品価格の値上がりが全体を上回る7.5%をつけた。自動車燃料も15.7%と大幅に上昇。靴・衣料品は2.5%の上昇にとどまった。一方、耐久消費財は1.0%値下がりした。
\消費者物価は前月比で0.4%上昇。靴・衣料品(1.5%)や自動車燃料(2.8%)が平均以上に値上がりし、食品価格も0.6%上昇した。耐久消費財(0.2%)とサービス(0.1%)はやや値下がりした。
\EU基準消費者物価指数(HCPI)ベースのハンガリーの8月インフレ率は6.0%で、7月に続きEU全体の2.7%を大きく上回った。4月以降、EU加盟国中で最高のインフレ率を示している。
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