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2012/11/21

ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ

ルーマニアソフト開発大手、ブルガリアに拠点検討

この記事の要約

ルーマニアのソフトウエア開発大手アロブス・トランシルバニア・ソフトウエア(ATS)は、ブルガリアの首都ソフィアに事務所を開設することを検討している。オプレアン会長兼最高経営責任者(CEO)が、12日付けのルーマニア紙『ビ […]

ルーマニアのソフトウエア開発大手アロブス・トランシルバニア・ソフトウエア(ATS)は、ブルガリアの首都ソフィアに事務所を開設することを検討している。オプレアン会長兼最高経営責任者(CEO)が、12日付けのルーマニア紙『ビジネス・レビュー』に掲載されたインタビューの中で明らかにした。

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ATSは現在、ブカレスト、クルージュ・ナポカ、ヤシ、オラデア、プロイエシュティ、コンスタンツァ(以上ルーマニア)、サンディエゴ(米国)、キシニョフ(モルドバ)、ブダペスト(ハンガリー)に拠点を持つ。オプレアンCEOによると、新たな国外拠点としてソフィアが有力な候補となっており、現在は市場分析を行なっている段階だという。同CEOは、「(拠点を開設するかどうかの)決定を下すためには、市場のポテンシャルと、現地の人々が何を求めているのかを知る必要がある」と語った。

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ATSは先ごろ、ベルギーの交通データプロバイダー、ビーモバイル(Be-Mobile)と共同で交通情報サービス「トラフィックOK」を開始すると発表した。今年の売上高は昨年比15%増の900万ユーロを見込んでいる。オプレアン会長兼CEOによると、事業計画が順調に進めば、来年も15%の売上成長が期待できるという。

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