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2012/12/5

ロシア

ガスプロム、情報化戦略でIBMと提携模索

この記事の要約

ロシアの国営天然ガス会社ガスプロムが情報化戦略を進める中で、米IBMとの提携を模索している。ガスプロムの発表によると、クルグロフ副社長とIBMの成長市場担当副部長であるブラマンテ氏が11月末、同社のデータセンターのシステ […]

ロシアの国営天然ガス会社ガスプロムが情報化戦略を進める中で、米IBMとの提携を模索している。ガスプロムの発表によると、クルグロフ副社長とIBMの成長市場担当副部長であるブラマンテ氏が11月末、同社のデータセンターのシステムインフラの構築や他の分野での提携の可能性について話し合い、引き続き協議する意向を確認した。

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ガスプロムが特に関心を示しているのはインメモリ・コンピューティング・テクノロジーを採用した最新ソリューションで、コンピュータのランダムアクセスメモリーを使って大量の情報処理を行うため、高速でのデータ処理、分析が可能になる。これを活用するうえで、IBMによるガスプロムの担当者の研修とサービスサポートが不可欠と見ている。

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ガスプロムは2008年、事業成長を支える重要な柱として情報化戦略を打ち出した。基本的な業務処理用の情報システムを段階的に標準化すると同時に、全社的な情報システムを構築するためのソフトウエアの統一などを目標に掲げている。

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