中・東欧、CIS諸国、ロシアに特化した情報誌

2013/2/20

ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ

ブルガリア、外国人の永住権取得基準を緩和

この記事の要約

ブルガリア議会は13日、外国人投資家に市民権を与える法令の改正案を可決した。より多くの投資を誘致するため、市民権の前提となる永住権取得の基準を緩和する。\ ブルガリアは2007年のEU加盟を機に、一時は外国直接投資(FD […]

ブルガリア議会は13日、外国人投資家に市民権を与える法令の改正案を可決した。より多くの投資を誘致するため、市民権の前提となる永住権取得の基準を緩和する。

\

ブルガリアは2007年のEU加盟を機に、一時は外国直接投資(FDI)の流入が急増したが、このところ減少傾向にある。このため政府は、国内に多額の投資を行った外国人に市民権を与えることを決定。議会は昨年11月、国内企業に100万レウ(約51万ユーロ)以上を投資した外国人に市民権を与える法案を可決した。ただし、少なくとも1年前に永住権を取得している外国人が対象となる。

\

可決した改正案では、ブルガリア企業に400万レウ以上を投資するという永住権取得の条件を緩和し、最低投資額を25万レウに引き下げ、不動産に60万レウ以上を投資した人にも永住権を与える。(1RON=28.61JPY)

\