東欧経済ニュース

ラトビア、フィンテック企業が急成長

ラトビアでデジタル技術を活用した金融サービス(フィンテック)で急成長する企業が増えている。スエドバンク(Swedbank)・ラトビアが現地スタートアップ協会との提携で実施した国内スタートアップ企業450~500社を調査し

ロシア、新型コロナワクチンの臨床試験完了=保健相

ロシアのムラシュコ保健相は1日、新型コロナウイルスワクチンの臨床試験が完了したと発表した。開発しているガメレヤ国立研究所が承認申請を準備しており、承認が下り次第、まずは医療・学校関係者を対象に予防接種を開始する。一般市民

ロシアのスタートアップ企業、培養肉ナゲットで米KFCと提携

ロシアのスタートアップ企業、3Dバイオプリンティング・ソリューションズが外食大手の米ケンタッキー・フライド・チキン(KFC)と提携し、3Dバイオプリンターを用いた培養肉ナゲットの造形技術を開発することで合意した。実験室で

ロシアのアイスと米国の技術

夏の食べ物といえばアイス。モスクワでも人気だが、売れ筋は プロンビル、ラコムカ、エスキモーといったソ連時代からの「老舗ブランド」だ。しかし、ソ連のアイス生産が、ある大臣の米国訪問と密接に関わっていることはあまり知られてい

3Dバイオプリント技術開発 ロシア

ロシアの民間医療機関大手インビトロ(INVITRO)のスピンオフ企業で、3Dバイオプリンティング※用のバイオプリンターと材料の開発製造を手掛ける。バイオプリントの基礎となるバイオファブリケーション(生体組織を人工的に作る

EU加盟国が復興基金で合意、補助金枠の削減で決着

欧州連合(EU)加盟国は21日の首脳会議で、新型コロナウイルスの感染拡大で大きな打撃を受けたEU経済の復興に向けた7,500億ユーロの基金の創設について合意した。最大の焦点となっていた基金の配分で、オランダなど「倹約4カ

ハンガリー・韓国外相、経済関係の維持強化で一致

ハンガリーのシーヤールト外務貿易相は27日、公式訪問先のソウルで康京和(カン・ギョンファ)韓国外相と会談し、コロナ危機による制限下でも両国の経済関係の維持強化に尽力していく方針で一致した。同外務貿易相によると、韓国企業は

トルコ・スペイン通商相、経済関係強化で一致

トルコのペクチャン通商相とスペインのマロト通商産業観光相は23日、両国合同経済通商委員会(JETCO)のビデオ会合の枠内で開かれたトルコ・スペインビジネス会議に参加し、コロナ危機後の貿易・投資・提携活動の再始動に向けて意

独ダイムラー、ハンガリーでPHV生産を開始

独自動車大手ダイムラーは21日、ハンガリーのケチケメート工場でプラグインハイブリッド(PHV)仕様の「CLA 205e」2モデルの生産を開始した。年内に「Aクラス」を加え、ハンガリーで展開するモデルのPHV仕様車をすべて

スズキのハンガリー工場、通算350万台の生産達成

スズキ自動車のハンガリー子会社、マジャールスズキは22日、ブダペスト近郊のエステルゴム工場における通産生産台数が350万台を突破したと発表した。350万台目はコンパクトSUV「ビターラ」のハイブリッド(HV)モデルだった

独オペルのハンガリー工場、エンジン生産1,000万基を達成

仏自動車大手PSAグループの独子会社オペルはこのほど、ハンガリー西部のセントゴットハールド工場で通算1,000万基のエンジン生産を達成したと発表した。記念すべき1,000万基目は1.2リットル3気筒「ピュアテック」ターボ

シュコダ自、中国での累計生産台数が300万台に

独フォルクスワーゲン(VW)のチェコ子会社であるシュコダ自動車は21日、中国での累計生産台数が300万台を突破したと発表した。寧波工場で完成した第300万号のシュコダ車は、人気のコンパクトSUV「カロック」だった。 シュ

フォード・ルーマニア、新モデル生産に向けプレスライン導入

米自動車大手フォードのルーマニア法人は22日、同国南部のクラヨバ工場に3,000万米ドルを投じて最新のプレスラインを導入すると発表した。これにより欧州の他のフォード工場から取り寄せていた部品を自前で製造できるようになる。

ポーランド企業、クロアチアでEV・窒素燃料車の工場開設へ

農機メーカーなどを傘下に持つポーランドの持ち株会社ポル・モト・ホールディングが電気自動車(EV)、窒素燃料車の工場をクロアチアに設置することを検討している。ポル・モト社側と会談を行ったクロアチアのミラノビッチ大統領が22

シュコダ自、ヴルフラビー工場でデジタルツイン技術を活用

独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)のチェコ子会社であるシュコダ自動車は22日、ヴルフラビーにあるトランスミッション組み立て工場でロボット技術による新ワークステーションの操業を開始したと発表した。これに先立ち同工場では

ポーランド南東部の「航空バレー」、航空宇宙産業を振興

ポーランド南東部のポドカルパツキエ県で航空産業の誘致が進んでいる。同地のジェシュフ・ヤションカ空港近郊にあるテクノロジーパーク「アエロポリス」を中核に関連産業のクラスターを形成しており、欧米の航空機および部品メーカー大手

ハンガリー中銀が2カ月連続で利下げ、政策金利0.6%に

ハンガリー中央銀行は21日に開いた金融政策理事会で、主要政策金利である3カ月物固定預金金利(ベース金利)を22日付で0.60%に引き下げることを決めた。6月に約4年ぶりに0.90%から0.75%に引き下げており、2カ月連

チェコ、時短労働補助制度を強化

チェコのマラーチョヴァー社会労働相は27日、ドイツにならった時短労働補助制度の改正案を策定したことを明らかにした。コロナ危機の経験を踏まえて既存制度を拡充する。時限的に実施している現行の支援措置が8月末で期限を迎えるのを

チェコ、モビリティ分野の技術振興ハブを設立

チェコの投資促進機関、チェコインベストはこのほど、モビリティ分野の技術振興に向けたハブ拠点である「モビリティ・イノベーション・ハブ」を形成する計画を明らかにした。同機関とチェコ自動車工業会(AutoSAP)が旗振り役とな

スロベニアテレコム、5G導入を開始

スロベニア国営の通信大手スロベニアテレコムは23日、次世代通信規格「5G」を活用した携帯電話サービスの運用を開始したと発表した。第1段階として150の基地局を5G対応に強化。サービスカバー率を年末までに当初の25%から3

ルーマニアで自動化加速、コロナ危機が後押し

コロナ危機を機に、ルーマニアで自動化の動きが加速しそうだ。医療機関では人手不足の緩和や感染リスク抑制に向けて、定型作業を自動化するRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)や消毒ロボットの運用が進み、その効果が実

トルコ大統領、解雇禁止・時短手当措置の延長権を獲得

トルコ議会は23日、エルドアン大統領に解雇禁止と時短手当措置の延長権を認める法案を可決した。これによって大統領は2021年7月まで、自らの判断に基づき3カ月ごとに両措置を延長することができるようになる。 両措置はコロナ危

トルコBDYグループ、国内最大のLPG基地を取得

液化天然ガス(LPG)の卸売などを手がけるトルコBDYが、ロシア資本のペトガス(Petgaz)を買収した。ペトガスはトルコ国内で最大のLPG基地を有しており、BDYではLPG事業の前進に大きく貢献するとみている。取引額は

トルコ中銀、2会合連続の金利据え置きを決定

トルコ中央銀行は23日の金融政策決定会合で、主要政策金利である7日物レポ金利を8.25%に据え置いた。金利据え置きは2会合連続。中銀は前々回まで9会合連続で利下げを実施していた。新型コロナの流行により縮小した経済が回復傾

露移動通信大手のメガフォン、北極海通信ケーブルを敷設

ロシア移動通信大手メガフォンが、国営地質調査会社ロスゲオロギヤと提携し、北極海オフショア通信ケーブルを設置する。2023年までに欧州とアジアをつなぐデータ通信ルートを構築する計画だ。推定投資額は8億~12億米ドル。 フィ

ロシア中銀が3会合連続で利下げ、政策金利4.25%に

ロシア中央銀行は24日の金融政策決定会合で、主要政策金利の7日物入札レポ金利を4.5%から0.25ポイント引き下げ、4.25%とすることを決めた。利下げは3会合連続で、利下げに転じた昨年6月以降では9回目となる。新型コロ

スイス鉄道車両大手、ミンスク地下鉄公社への納入完了

スイス鉄道車両大手シュタッドラーが5月にベラルーシのミンスク地下鉄公社へ納入した5両編成車両がこのほど、試験運行を終えて通常運行に移行した。これにより、同社が2017年に受注した車両の納入が完了した。 シュタッドラーは2

「海軍の日」と女性の社会進出~ロシア

ロシアでは毎年7月最後の日曜日に「海軍の日」が祝われるが、今年は、初めて女性が海軍の乗組員として参加する話題でもちきりだ。法律改正で来年から正式に女性が海軍で船長になれるようになるのを前に、「女性解放」をアピールする政府

予測用の患者監視ソフトウエア開発 エストニア

入院患者の突然の心停止を予測するソフトウエアを開発している。人工知能(AI)技術を活用して患者の臨床データを収集・分析し、心停止に至る数分から数時間前に94%の確率で予測する。使われる機械学習手法は欧州原子核研究機構(C

トルコの5月鉱工業生産19.9%減、下げ幅は前月から縮小

トルコ統計局(TUIK)が13日発表した5月の鉱工業生産高(稼働日調整済み)は前年同月比で19.9%の減少にとどまった。新型コロナ流行を受け導入された制限措置の緩和が進んだことから、下げ幅は前月の31.3%減から11.4

新型コロナ治療薬「アビガン」、トルコが国産化

トルコが新型コロナウイルス感染症(Covid-19)の治療薬候補として注目される「アビガン」の国産化に成功した。14日付の現地紙『デイリー・サバ』が報じたもので、今月に入って同国の保健省が国内で生産されたアビガンを承認し

露ネット通販大手のアリエクスプレス、数年内のIPOを計画

ロシアのネット通販大手アリエクスプレス・ロシアは2022年度中に総取扱高(GMV)100億ドルの達成を目指す意向だ。セルゲーエフ最高経営責任者(CEO)がこのほどロイター通信に対し述べたもので、今後3年から5年以内に新規

トルコ建設大手エンカ、タタールスタンにCCGT発電所を設置

トルコの建設・エネルギー会社エンカ(Enka)はこのほど、ロシアの石油・ガス企業タトエネルゴとの間で、タタールスタン共和国のザインスク発電所にガスタービン・コンバインドサイクル発電所(CCGT)を設置する事業のターンキー

ガスプロム1-3月決算は減収減益、赤字額1,160億ルーブル

ロシア国営で天然ガス世界最大手のガスプロムが14日発表した2020年第1四半期(1-3月期)決算は、最終利益が前年同期の5,360億ルーブルから1,160億ルーブル(16億4,000万ドル)の赤字に転落した。赤字決算とな

トルコ製人工呼吸器、カザフで現地生産へ

トルコの技術ベンチャー企業バイオシス(BioSys)が人工呼吸器のカザフスタンでの現地生産を検討している。新型コロナウイルスの流行でカザフスタンでも人工呼吸器の需要が高まっているためだ。同国投資庁のカザフインベストが14

カザフスタン、人工授精事業でドイツ企業と提携

カザフスタンの投資誘致機関であるカザフインベストが17日明らかにしたところによると、独畜産会社コッセン・ライブストックが現地のカザフスタン・ブル・ジェネティクスと、牛の人工授精事業で提携する計画だ。すでに基本合意書を交わ

10年ぶりの男の子~ポーランド

チェコ国境に近いポーランドのミエイスツェ・オドジャンスキエ村。人口300人のこの村で、1カ月ほど前にバルトシュ君が生まれ「男の子で良かった!」と村中が喜んでいる。これだけ聞くと「男尊女卑か?」と疑われるが、それは違う。実

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