東欧経済ニュース

独ボッシュ、セルビアでウインドーリフトドライブ生産

●北部ペチンツィのアクチュエーター工場で生産 ●ウインドーリフトドライブの最新製品は最大トルク13.7Nm 独自動車部品大手ボッシュは窓開閉システム向けの駆動部品「ウインドーリフトドライブ」の製造施設を、セルビア北部ペチ […]

アフトワズが塗料不足、「ラーダ」の選択肢は2色だけに

●欧米の制裁で塗料の調達が困難に ●むしろ部品不足が深刻との指摘も ロシア自動車最大手のアフトワズが塗料不足に陥っている。対ウクライナ侵攻を機に発動された欧米諸国らによる制裁が原因だ。欧州サプライヤーから調達できなくなる

露アフトトル、奇瑞汽車の低価格モデルを受託生産

●年内に「Kaiyi」ブランドの計4モデルを生産 ●今年は自動車約5万台を生産する見通し ロシア自動車大手アフトトル(Avtotor)は1月30日、カリーニングラードの本社工場で中国奇瑞汽車(チェリー)の低価格帯ブランド

ポーランドPKNオルレン、米センプラからLNGを長期調達

●「ポートアーサーLNG」から年100万トンを20年間に渡り購入 ●オルレンの米国産LNGの調達契約総量は年間約800万トンに拡大 ポーランド石油最大手PKNオルレンは1月25日、米エネルギー企業センプラの子会社センプラ

明治乳業、ブルガリアにR&D拠点を計画

●協力関係にあるLBブルガリクムと共同で設置 ●開発した新製品は2025年の大阪・関西万博で紹介する予定 明治乳業がブルガリアに研究開発(R&D)センターを設置する。同国経済産業省がこのほど発表したもので、「ブルガリア菌

ハンガリー中銀が13%で金利据え置き、4会合連続

●インフレ率は12カ月連続で上昇、12月24.5%に ●高金利水準を維持してインフレ目標の達成を目指す ハンガリー中央銀行は1月24日、政策金利を13%に据え置くことを決めた。据え置きは4会合連続。景気の減速が見込まれる

チェコ大統領選の決選投票、退役将軍のパベル氏が勝利

●得票差は16ポイントと第1回投票から大きく広がる ●投票率は過去最高の70% チェコで1月27、28日に実施された大統領選の決選投票で、退役将軍のペトル・パベル候補(61)が富豪でポピュリストの前首相アンドレイ・バビシ

ポーランドのAI音声スタートアップ、200万ドルを調達

●全言語対応化と併せ、動画自動吹き替えソフトの開発を強化 ●AI音声ソリューションは今年、最も注目される分野の一つに ポーランドのAI音声スタートアップ、イレブンラブス(ElevenLabs)は23日、プレシードラウンド

ロシアがAI開発支援を削減、19年比で10分の1以下に

●30年までのAI技術開発に対する政府支援総額は250億ルーブル ●同国の政府系AI技術関係者の多くは対ロ制裁の対象に ロシア政府は人工知能(AI)技術開発に対する支援を削減するもようだ。昨年12月に経済開発省が策定した

風力発電向けロボットソリューション開発 Aerones(ラトビア)

ロボットを利用した風力発電機の予知保全サービスを提供する。地上からの遠隔操作ロボットがブレードやタワーの亀裂などの損傷を検査し、データを地上に送信して操縦者による保守作業を可能にする。このほど実施したシリーズAラウンドで

「自動車大国」スロバキア、電動化への対応迫られる

●同国は対人口比での自動車生産台数が世界一位 ●電動化による雇用喪失を避けるためEV産業の基盤拡大を目指す 人口540万人のスロバキアは対人口比での自動車生産台数が世界一位の国だ。だが、欧州連合(EU)の電動車(EV)シ

トルコのタイヤメーカー、「スマート倉庫」が稼働

●ITやロボットを活用して「人の手を介さず」に業務を行う ●同社のクルシェヒル工場は床面積ベースで欧州最大規模 トルコのタイヤメーカー、ペトラスが2,000万米ドル(1,850万ユーロ)を投じたスマート倉庫が稼働した。中

ロシアが自動車産業戦略を更新、材料・部品国産化に重点

●完成車生産を重視していた従来戦略を見直す ●部品国産化に向け23~25年に3,000億ルーブルを支出 ロシアが2035年を見据えた自動車産業長期戦略を更新した。完成車生産を重視していた従来戦略を見直し、自動車産業の「基

独ヴィンタースハル、ロシアから全面撤退

●同社はガスプロム向け販売を過去の割安価格に引き下げられた ●現地資産を「プーチンは簡単に奪い取った」=メーレン社長 独化学大手BASFの天然ガス・石油子会社ヴィンタースハル・デーエーアーは17日、ロシア事業からの全面撤

PKNオルレン、グダニスク拠点に20億ズロチを投資

●積み替えターミナル新設とともに、水素化分解プラントを建設 ●水素プラントへは14億ズロチ以上を投じる ポーランドの石油大手PKNオルレンがグダニスク拠点に総額20億ズロチ(約4億2,000万ユーロ)を投資する。港に積み

トルコで3つめのFSRUが稼働へ、北西部サロス湾で

●新FSRUは貯蔵容量18万㎥、再気化能力は2,800万㎥ ●主にブルガリア向けガス供給で活躍の見込み トルコで国内3つめの浮体式LNG貯蔵再ガス化設備(FSRU)の稼働準備が進んでいる。「ヴァサント(Vasant)」と

商船三井、セネガルのFSRU事業で融資契約を締結

●JBICとMUFGからなる銀行団がプロジェクトファイナンスを行う ●商船三井はカルパワーシップと19年から提携 商船三井(MOL)は18日、トルコの発電船大手カルパワーシップ(Karpowership)と共同で手掛ける

核攻撃などに対応する物資備蓄拠点、フィンランドに設置

●CBRN兵器による攻撃を想定した物資の備蓄拠点開設は初 ●原発事故時の利用も想定、物資は加盟国が共同で利用 欧州委員会は17日、化学、生物、放射性物質、核兵器(CBRN)を用いる攻撃を受けた場合や原子力発電所の事故など

トルコ中銀が政策金利9%で据え置き、2会合連続

●緩和サイクル停止、さらなる利下げの可能性も ●中銀は通貨下支えに向けた「リラ化戦略」を実施 トルコ中央銀行は19日の金融政策決定会合で、主要政策金利である7日物レポ金利を9%に据え置いた。金利据え置きは2会合連続。前々

水素関連特許、EUと日本が主導

●特許シェアはEU28%、日本24%。EU加盟国では独11%が最大 ●最終用途、電解セクターでも日本は首位 水素分野の特許出願を欧州連合(EU)と日本が主導していることが、欧州特許庁(EPO)と国際エネルギー機関(IEA

ペットテック・ソリューション開発 Digitail(ルーマニア)

獣医師向けに支援プラットフォームを開発運営している。タスク管理や事務作業を自動化することにより、獣医師の負担を軽減する。1月12日に実施したシリーズAラウンドでは1,100万ドルを獲得しており、北米事業の強化と一層の世界

一体型太陽光発電でEVの航続距離はどれだけ伸びる?

●夏期はフル充電時の航続距離よりも4~6.3%長く走れる ●伸長距離は固定型VIPVとトラッキング型VIPVとでそれぞれ計算 ウクライナ、ラトビア、スロバキアの研究者が共同で、電気自動車(EV)に車両一体型太陽光発電(V

サムスンSDI、ハンガリーにバッテリーセル工場設置か

●BMWの「ニュークラス」EVモデル用に円筒型セルを供給する狙い ●第4のサプライヤーとして同社が浮上したことに関係者は驚き 韓国サムスンSDIがハンガリーにおけるバッテリーセル工場新設を検討しているもようだ。韓国メディ

仏車部品大手フォルビア、チェコ工場にAMR14台を導入

●AMRはデンマークMiR社の「MiR600」と「MiR250」を7台ずつ ●同AMRは3Dカメラ、ライダー、赤外線の3つのセンサーを搭載 仏自動車部品大手フォルビアはこのほど、チェコ南西部ピセクにある「フォルシア・クリ

独EnBWのトルコ合弁、EVの急速充電網を整備

●30年までに50億トルコリラを投じる予定 ●最大出力150kWの充電ポイントを将来的に7,000設置する計画 独エネルギー大手EnBWとトルコのボルサン・ホールディングの合弁会社ボルサンEnBWエネルジはトルコに電気自

トルコ国産EV、発売開始は秋にずれ込み

●従来は1-3月期(第1四半期)中に発売する予定だった ●需要は初年度に生産予定の2万台を超える見込み トルコで開発から製造を手がける初の純国産車の発売が秋にずれ込みそうだ。コロナ禍によるさまざまな影響があったため。従来

米フォード、トルコEVバッテリー生産でLGと提携か

●当初予定のSKオンはグループ戦略の一環として撤退を検討 ●25年からフォードのEVモデル向けにバッテリーを生産する計画 米フォードがトルコにおける電動車(EV)バッテリーの合弁生産の提携先を韓国LGエナジーソリューショ

米車部品大手リア、ロシアから撤退

●今年上半期中の工場売却を目指す ●同国事業の従業員数は約1,000人で、年間売上高は1億ドル 米自動車内装部品大手のリア・コーポレーションがロシアから撤退する。レイ・スコット最高経営責任者(CEO)がこのほど明らかにし

中東欧経済、減速の見通し=世銀予測

●高インフレや金利上昇、投資縮小、戦争による混乱など背景に ●ウクライナは戦争が激化しなければ、3.3%の成長に転換 世界銀行はこのほど、中東欧経済が今年、減速するという見通しを示した。高インフレや金利上昇、投資縮小、ウ

ルーマニア中銀が追加利上げ、引き締めサイクルは終了か

●石油価格の下落を受け燃料価格高騰に歯止めがかかりつつある ●エコノミストは「中銀が利下げに転じることはない」との見方 ルーマニア中央銀行は10日、政策金利を0.25ポイント引き上げ、7%とすることを決めた。利上げは6会

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