政策

加盟国と欧州議会、排出量取引制度改正案で合意

EU加盟国と欧州議会は12月18日、EU排出量取引制度(EU-ETS)の改正案で基本合意した。2050年までにEUが世界に先駆けて気候中立を実現するため、「欧州グリーンディール」の柱の1つであるEU-ETSを拡充する。欧 […]

独エネルギー大手ユニパー、国有化が完了

ドイツ政府は12月22日、ロシアの天然ガス供給削減・停止で経営が悪化したエネルギー大手ユニパーへの出資手続きが完了したと発表した。臨時株主総会と欧州連合(EU)欧州委員会の承認を受けたことから、同社を国有化。天然ガスの国

欧州中銀が0.5ポイント利上げ、景気考慮し上げ幅は縮小

●利上げは4会合連続、政策金利2.5%に ●インフレ率は当面高止まり、利上げ継続の意向=ラガルド総裁 欧州中央銀行(ECB)は15日に開いた定例政策理事会で、インフレ対応として政策金利を0.5ポイント引き上げることを決め

EUが第9弾の対ロ追加制裁で合意、ドローン用エンジン禁輸

●軍事利用される可能性のある物品の対ロ輸出も規制 ●ウクライナに対し23年に180億ユーロの支援を行うことでも合意 欧州連合(EU)は16日、ウクライナへの軍事侵攻を続けるロシアに対する第9弾の追加制裁を発表した。民間人

EUがASEANに100億ユーロのインフラ投資

欧州連合(EU)と東南アジア諸国連合(ASEAN)は14日、ブリュッセルで首脳会議を開き、相互利益と平等原則に基づく戦略的パートナーシップの強化を盛り込んだ共同声明を採択した。EUはASEANのインフラ整備を支援するため

ボスニアの「加盟候補国」認定、EUが承認

●EUは露の軍事侵攻を機に加盟候補国を取り込む重要性を再認識 ●西バルカン諸国などの加盟に向けた手続きが動き出す 欧州連合(EU)は15日の首脳会議で、ボスニア・ヘルツェゴビナを「加盟候補国」として認定することを承認した

ユニパー―国有化を株主が承認―

天然ガス調達価格の高騰で経営危機に陥った独エネルギー大手ユニパーの臨時株主総会が19日に開催され、同社を国有化する計画が承認された。欧州連合(EU)の欧州委員会が公的支援に関する審査でゴーサインを出せば計画が実施される。

メトロ―「ロシアからは撤退せず」―

独流通大手メトロはロシア市場にとどまる意向だ。ロシアのウクライナ進攻を受け大手企業の多くが同国事業の停止・縮小に追い込まれたが、主要市場となっている同国から撤退すれば大きな痛手を受ける。シュテッフェン・グロイベル社長は1

EUが第9弾の対ロ追加制裁で合意、ドローン用エンジン禁輸

EUは16日、ウクライナへの軍事侵攻を続けるロシアに対する第9弾の追加制裁を発表した。民間人へのミサイル攻撃に関与したロシア軍の将校や政治家など、新たに約200の個人と団体を制裁リストに加えるほか、ロシアが直接、またはイ

イランへの追加制裁で合意、デモ弾圧と対露ドローン供与で

EUは12日、ブリュッセルで外相理事会を開き、反政府デモに対する弾圧姿勢を強めるイランに追加制裁を科すことで合意した。女性の髪の毛を隠す「ヒジャブ」をめぐる抗議デモへの弾圧や、ウクライナ侵攻を続けるロシアへのドローン(無

ボスニアの「加盟候補国」認定、EUが承認

EUは15日の首脳会議で、ボスニア・ヘルツェゴビナを「加盟候補国」として認定することを承認した。同国は2016年2月にEU加盟を申請していた。今後は加盟交渉開始が新たな目標となる。 ボスニアは「潜在的加盟候補国」と位置づ

男女賃金差解消法案、加盟国と欧州議会が合意

EU加盟国と欧州議会は15日、男女間の賃金格差の解消に向けた新たな法案の内容について合意した。雇用主に男女の賃金格差に関する情報の開示を義務付けることが柱。新ルールは欧州議会、加盟国の双方が最終承認した上で発効となる。

EU、ASEANに100億ユーロのインフラ投資

EUと東南アジア諸国連合(ASEAN)は14日、ブリュッセルで首脳会議を開き、相互利益と平等原則に基づく戦略的パートナーシップの強化を盛り込んだ共同声明を採択した。EUはASEANのインフラ整備を支援するため、2027年

コロナ対策の渡航制限全廃、EU内務相理が加盟国に勧告

EU加盟国は13日に開いた内務相理事会で、新型コロナウイルス対策の渡航制限を全廃するよう各加盟国に促す勧告を採択した。感染状況が悪化した場合には各国の判断で制限措置を導入できるが、コロナとの共生が一層進むことになる。 今

重要インフラを破壊工作から保護へ、政府が法原案了承

重要インフラを破壊工作から守るための法原案をドイツ政府が7日の閣議で了承した。同国初のインフラ保護法案となる。ナンシー・フェーザー内相は、ウクライナに対するロシアの侵略戦争を受けてドイツの安全保障環境は変化したと指摘。ド

ドイチュラントチケットの費用負担で国と州が最終合意

ドイツのオーラフ・ショルツ連邦首相と国内16州の首相は8日、全国の近距離公共交通機関を月49ユーロの定期券ですべて利用できる「ドイチュラントチケット」の財政負担について最終合意した。導入に伴い発生する費用を国と州が引き受

世界初のグリーン水素製品入札、説明会に500人以上が参加

グリーン水素市場の創設に取り組む独H2グローバル財団は8日、連邦経済・気候省と共同でグリーン水素製品の入札説明会をバーチャル形式で実施したと発表した。参加者は500人を超えており、世界初となる同製品の入札に対する関心は大

スロバキア政府、電動車の充電インフラ整備に4,600万ユーロ

●高速道における150kWの超高速充電器の設置費用を全額支給 ●同事業はEUの復興レジリエンス・ファシリティの枠組みで行う スロバキア政府は全国的な電動車の充電インフラ整備に4,600万ユーロを投じる。電動車の普及促進を

ポーランド中銀、3会合連続で金利据え置き

●金利は6.75%の高水準、インフレを押し下げると判断 ●11月のインフレ率は前月から0.5ポイント減、低下は9カ月ぶり ポーランド中央銀行(NBP)は7日、主要政策金利である7日物レファレンス金利を6.75%に据え置く

英政府が大規模な金融規制緩和策を発表、EU離脱でルール刷新

英政府は9日、30以上の項目から成る金融規制緩和策を発表した。EU離脱に伴い、独自に規制の枠組みを構築できるようになった利点を生かし、負担の大きいEUルールを廃止するなどしてロンドンの金融街シティーの地位向上を図る。 財

英政府、30年ぶりに炭鉱開発承認

英政府は7日、イングランド北西部のウッドハウス炭鉱での石炭採掘事業を承認したと発表した。炭鉱開発が認められるのは30年ぶり。発電用の石炭ではなく、製鉄用コークスを賄うのが目的と説明しているが、脱炭素化に逆行する決定として

米が英の脱ロシア産エネルギーを支援、LNG供給を拡大へ

英国、米国の両政府は7日、エネルギー分野での連携を強化すると発表した。英国がロシア産エネルギーへの依存から脱却するのを米が支援し、英への液化天然ガス(LNG)供給量を2021年の2倍以上に増やす。 英金融情報会社リフィニ

ノルウェー、25年まで油ガス田の探査ライセンス発行凍結

ノルウェーのアースランド石油・エネルギー相は11月29日、2025年9月に実施予定の次回総選挙まで未開発地における油ガス田の探査ライセンスを発行しない方針を明らかにした。2023年予算案をめぐる交渉で、中道左派の労働党と

半導体生産に乗り出すラトビア、国内12団体が協力で覚書

●開発製造能力の底上げを通じて半導体の国産化を拡大する ●他地域のチップに依存するEUの独立にも貢献する狙い ラトビアが半導体生産の強化に向けて動き出した。11月29日-30日に首都リガで開催された第5世代移動通信(5G

エネ大手ユニパーが露ガスプロムに損賠請求

●同社はガスプロムからの供給停止に伴い巨額の損失を計上 ●政府は同社を国有化の意向、支援額は最大330億ユーロの見込み エネルギー大手の独ユニパーは11月30日、ロシア国営天然ガス大手のガスプロムを相手取り国際仲裁裁判手

蘭テネットの独送電網を政府が買収の方向

蘭国有送電網大手テネットのドイツ事業を独政府が買収する方向で蘭政府と交渉している。独ハーベック経済相が11月30日に明らかにしたもので、再生可能エネルギーの普及を加速するとともに、好ましくない投資家が重要インフラ企業に出

イネラテック―世界初のeフューエル量産施設を建設―

独グリーンテック企業イネラテック(INERATEC)は11月30日、炭素中立の合成燃料であるeフューエルの生産施設を建設すると発表した。世界初のeフューエル量産施設となる。航空機、船舶分野で大きな需要を見込んでおり、将来

エネ大手ユニパーがガスプロムに損賠請求

エネルギー大手の独ユニパーは11月30日、ロシア国営天然ガス大手のガスプロムを相手取り国際仲裁裁判手続きを開始したと発表した。ガスプロムからの供給停止に伴い巨額の損失を計上していることから、損害賠償を請求する。クラウスデ

ハンガリーなど4カ国が天然ガス回廊の実現で合意

●ハンガリー、ルーマニア、ブルガリア、ギリシャの4カ国 ●「垂直ガス回廊」は欧州の南北間でガスを双方向に輸送 ハンガリー、ルーマニア、ブルガリア、ギリシャの4カ国は1日、天然ガス供給網の相互接続と輸送能力の向上に向け協力

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