環境

エストニア、地熱発電でフィンランドと協力

●地熱発電の可能性と経済性を実証する試験事業を実施 ●地熱は従来の大気を利用した熱ポンプよりも効率性が2倍優れる エストニアが地熱エネルギーの開発に関するパイロット事業を進めている。昨年開始された同事業は、同国での地熱エ

ボッシュ、水電解槽向け部品事業に参入

自動車部品大手の独ボッシュは4日、水電解槽向け部品事業に参入すると発表した。脱炭素化の流れを背景に再生可能エネルギー電力で製造するグリーン水素の需要が大幅に増えると見込まれることから、水素生産に用いる電解槽の部品を提供。

ポルシェ、米電池負極材メーカーに出資

フォルクスワーゲン(VW)の高級車子会社ポルシェは4日、米国の電池材料スタートアップ企業グループ14テクノロジーズに資本参加すると発表した。ポルシェは子会社セルフォースを通して高性能電池の内製を計画しており、同電池用の負

エストニア、地熱発電でフィンランドと協力

エストニアが地熱エネルギーの開発に関するパイロット事業を進めている。昨年開始された同事業は、同国での地熱エネルギーの可能性を明らかにし、経済性を評価することを目的としたもので、今後実証施設を設置して地熱プラントの導入につ

マジャールスズキ、ディーゼル車排ガス不正の疑いで捜査

●SX4エスクロス、スイフト、ビターラの3車種で不正操作があったもよう ●エステルゴム工場製の2万2,000台超が対象か スズキのハンガリー子会社、マジャールスズキがディーゼル車の排ガス浄化装置に関連して現地検察当局の捜

ポーランドKGHMとタウロン、SMR建設推進で協力

●KGHMはSMR導入によりコストやCO2排出量の削減につなげる ●米ニュースケールが同社製SMRを29年までに納入する予定 ポーランドの精銅大手KGHMとエネルギー大手タウロン(Tauron)はこのほど、小型モジュール

ショルツ首相が訪日、政府間協議の立ち上げで合意

ドイツのオーラフ・ショルツ新首相は4月28~29日、日本を訪問した。ドイツは今年、G7の議長国を務めていることから、その意見調整のための訪日だったが、就任後初のアジア外遊で日本を選んだのは、国際情勢の緊迫や温暖化の危機を

独印が政府間協議、グリーン水素などで協業へ

ドイツとインドの政府間協議が2日、ベルリンで開催された。独政府は日本や東南アジア諸国連合(ASEAN)などとともにインドとの関係を強化し、経済的な中国依存是正を進める方針を打ち出している。今回の協議では気候温暖化対策で協

フィースマン―ヒートポンプなどに3年で10億ユーロ投資―

暖房大手の独フィースマンは2日、グリーンな環境ソリューションに今後3年で総額10億ユーロを投資すると発表した。ロシアのウクライナ侵攻を受け、欧州域外へのエネルギー依存度を引き下げる必要性が急速に高まったことを受けた措置。

イスラエルの代替乳メーカー、デンマークに工場設置

●工場では「乳牛5万頭相当」の代替乳パウダーを生産 ●資源の利用効率は高く、持続可能な食品生産の実現に期待 イスラエルのフードテック企業リミルク(Remilk)は4月26日、デンマークのカロンボー工業団地に代替乳工場を設

独検察がスズキの拠点に立ち入り捜査、排ガス不正容疑で

独フランクフルト検察当局は4月27日、スズキの独法人に立ち入り調査を実施した。ディーゼル車排ガス不正をめぐりEUの欧州司法機構(ユーロジャスト)が中心となって進める国際捜査の一環。同社のほか、同業ステランティスとサプライ

マジャールスズキ、ディーゼル車排ガス不正の疑いで捜査

スズキのハンガリー子会社、マジャールスズキがディーゼル車の排ガス浄化装置に関連して現地検察当局の捜査を受けている。現地経済紙「ヴィラーガズダシャーグ」が4月28日報じたところによると、同社は詳細を伏せつつも捜査が入った事

ルノーがEV事業の上場検討、23年にも

仏自動車大手ルノーは22日、分社化を計画している電気自動車(EV)事業について、2023年の上場を検討していることを明らかにした。同社は2月、EV事業を分離する方針を打ち出していたが、上場には触れていなかった。 ティエリ

ZF、TRWブランドの2輪車用高性能ブレーキパッドを発表

独自動車部品大手のZFフリードリヒスハーフェンは21日、TRWブランドの2輪車用高性能ブレーキパッドの新製品「PCブレーキパッド」を発表した。高いブレーキ性能と快適な操縦性を両立させているのが特長。ベースとなるオーガニッ

ティッセン―脱水素化のCO2排出量削減、BASFと共同実現―

独複合企業ティッセンクルップのエンジニアリング子会社ティッセンクルップ・ウーデは26日、化学大手BASFと共同で脱水素化技術を改良したと発表した。顧客企業は二酸化炭素(CO2)排出量やコストを削減できるとしている。 両社

北海で天然ガス新規採掘も、独NS州経済省が蘭社と大枠合意

独ニーダーザクセン(NS)州経済省は20日、北海の独蘭海域で天然ガスを採掘するプロジェクトについて蘭採掘会社ワンディアス(ONE-Dyas)と大枠合意したと発表した。NS州政府はこれまで同プロジェクトに否定的な立場を示し

ユニパー―ブルー水素の生産で英シェルと提携―

独エネルギー大手のユニパーは12日、英石油大手シェルとブルー水素の生産で提携すると発表した。英東部ノース・リンカンシャーのキリングホルムにあるユニパーの拠点でブルー水素を生産する計画だ。 ブルー水素は化石燃料由来の水素で

三菱重工―独社のボイラー改修を受注―

三菱重工業は18日、欧州現地法人三菱パワーが砂糖大手の独ジュートツッカーからボイラーの改修工事を受注したと発表した。製糖用のボイラー燃料を石炭から天然ガスへと改めることで、ジュートツッカーが炭素排出量を削減できるようにす

ルノーがEV事業の上場検討、23年にも

仏自動車大手ルノーは22日、分社化を計画している電気自動車(EV)事業について、2023年の上場を検討していることを明らかにした。同社は2月、EV事業を分離する方針を打ち出していたが、上場には触れていなかった。 ティエリ

メルセデスベンツ、新車のCFを30年までに半分以下に

高級乗用車・商用車大手の独メルセデスベンツは11日、乗用車のライフサイクル全体で発生する二酸化炭素(CO2)の量(カーボンフットプリント=CF)を2030年までに20年比で50%以上、削減する計画を発表した。車両の電動化

独ユニパー、ブルー水素の生産で英シェルと提携

独エネルギー大手のユニパーは12日、英石油大手シェルとブルー水素の生産で提携すると発表した。英東部ノース・リンカンシャーのキリングホルムにあるユニパーの拠点でブルー水素を生産する計画だ。 ブルー水素は、化石燃料由来の水素

フォード・オトサン、電動小型商用車の生産開始

●自動車大手がトルコで純電動車を量産するのはこれが初めて ●北西部のコジャエリ工場から欧州市場へ出荷 米フォードとトルコ複合企業コチ・ホールディングの合弁会社であるフォード・オトサンは7日、電動小型商用車「Eトランジット

ハンガリーMOL、プラスチック再生の国内大手を買収

●MOLのリサイクルプラスチック製品生産量は年4万トンに拡大 ●同社は中東欧における循環型経済の関連事業を強化 ハンガリー石油最大手MOLはこのほど、同国のプラスチック再生企業大手リマト(ReMat)を買収したと発表した

パナソニック、欧州ヒートポンプ需要に手ごたえ

●独開発拠点とチェコ工場を連動、欧州のニーズに合う製品を供給 ●欧州のヒートポンプ販売数は2020年に過去最高の162万台を記録 パナソニックのチェコ・プルゼニ工場が、ヒートポンプ式温水暖房機「アクアリア」の需要に手ごた

再生エネ拡大加速へ、エネルギー安保もにらみ法案を閣議了承

ドイツ政府は6日の閣議で、再生可能エネルギーの拡大加速に向けた一括法案を了承した。同法案はもともと炭素中立目標の実現に向けて作成されたものだが、ウクライナ戦争の勃発でロシア産化石燃料への高依存が持つリスクが露呈したことを

ダウ・ケミカル―独シュターデのLNGターミナルに出資―

独北部シュターデ産業団地でLNG(液化天然ガス)ターミナルの建設を計画する企業連合ハンゼアティック・エナジー・ハブ(HEH)は11日、米化学大手ダウ・ケミカルを新たな出資者として迎え入れると発表した。ダウは少数株主として

MVV―リチウム生産のバルカンから地域熱を調達―

独エネルギー大手MVVは5日、リチウム生産を手がける豪バルカン・エナジー・リソーシズの独子会社ヴルカン・エネルギー・レソーセンから地域熱の供給を受けることで合意したと発表した。MVVは2040年までに炭素中立を達成し、そ

メルセデスベンツ―新車のCFを30年までに半分以下に―

高級乗用車・バン大手の独メルセデスベンツは11日に開催した投資家・アナリスト向けのESG(環境・社会・企業統治)説明会で、乗用車のライフサイクル全体で発生する二酸化炭素(CO2)の量(カーボンフットプリント=CF)を20

独が再生エネ普及加速へ、法案が閣議決定

ドイツ政府は6日の閣議で、再生可能エネルギーの普及加速に向けた一括法案を了承した。同法案はもともと炭素中立目標の実現に向けて作成されたものだが、ウクライナ戦争の勃発でロシア産化石燃料への高依存が持つリスクが露呈したことを

イケア、独・スペインでソーラーパーク買収

家具大手イケア(スウェーデン)の世界中の店舗の大半を運営するインカ・グループは6日、ドイツとスペインで9件のソーラーパーク(大規模な太陽光発電所)開発プロジェクトを買収したと発表した。店舗の再生可能エネルギー利用を促進す

スカニア、SBTiに基づくサプライチェーンの削減目標を設定

独フォルクスワーゲン(VW)傘下の商用車大手スカニア(スウェーデン)は3月29日、温室効果ガス排出削減に向けた国際共同イニシアチブである「サイエンス・ベースド・ターゲット・イニシアチブ(SBTi)」に基づき、新たにサプラ

英JLRがSBTiに基づく削減目標を設定、直接排出分で46%を削減

英高級車メーカーのジャガーランドローバー(JLR)は3月31日、温室効果ガス排出削減に向けた国際共同イニシアチブである「サイエンス・ベースド・ターゲット・イニシアチブ(SBTi)」に基づいた削減目標を発表した。温室効果ガ

欧州委、持続可能な製品政策発表

欧州委員会は3月30日、欧州連合(EU)域内で販売される幅広い製品を対象に、耐久性に優れ、再利用や修理などがしやすい製品の設計やリサイクルの推進を目的とする、持続可能な製品政策に関する枠組みパッケージを発表した。これはE

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