自動車

中東欧、EU向け半導体部品の供給基地となるか

●EUは「欧州半導体法」を来年施行し半導体不足に対処する方針 ●安定供給には域外企業による投資受入れも重要 世界的な半導体部品不足が、欧州の製造業を悩ませている。新型コロナ禍からの景気回復に伴う需要急増を受けたもので、自 […]

エネルギーが物価押し上げ、灯油の上げ幅は100%超に

ドイツ連邦統計局が10日に発表した10月の消費者物価統計の詳細によると、前年同月比のインフレ率は4.5%となり、1993年8月(同4.6%)以来の高水準に達した。昨年はコロナ禍で石油製品の価格が急落していたうえ、7~12

シェフラー―グリーン鉄鋼をスタートアップから調達へ―

ベアリング大手の独シェフラーは9日、二酸化炭素(CO2)の排出量を大幅に低減するグリーン製鉄のスタートアップ企業H2グリーン・スチール(H2GS)から鉄鋼を調達することで合意したと発表した。サプライチェーンの脱炭素化に向

インフィニオン―通期純益3倍以上に―

欧州半導体最大手の独インフィニオンが10日発表した2021年9月通期決算の純利益は11億6,900万ユーロとなり、前期(3億6,800万ユーロ)から約3.2倍拡大した。世界的な半導体不足で出荷価格が上昇したことが大きい。

ランクセス―高機能材料事業ユニットを法的に独立化―

化学大手の独ランクセスは11日、高機能材料(HPM)事業ユニットを法的に独立させると発表した。車両電動化のトレンドを踏まえた措置で、来年上半期に手続きを開始する。 HPM事業ユニットでは強度や耐熱性の高いエンジニアリング

ダイムラー

自動車大手の独ダイムラーは10日、仏同業ルノーの全保有株を機関投資家に売却したことを明らかにした。ルノーも今春、保有する全ダイムラー株を売却しており、両社は戦略出資関係を解消したことになる。事業分野の協業は継続する。

ハンコックタイヤ、ハンガリー工場に追加投資

●倉庫2棟を新築し、生産の効率と安定性を高める ●1棟は原料保管用、もう1棟はタイヤ150万本の保管能力 韓国のハンコックタイヤが、ブダペスト近郊にあるラーツァルマーシュ工場を拡張する。倉庫2棟を新築し、生産の効率と安定

燃料電池バスの実用化に向けZFなどがプロジェクト

自動車部品大手のZFフリードリヒスハーフェンは10日、燃料電池バスの実用化に向け同業フロイデンベルク、長距離バス大手フリックスブス、温暖化防止の非営利団体アトモスフェアとプロジェクトを実施すると発表した。旅行バスへの燃料

トヨタ、チェコ工場で新型「ヤリス」を生産開始

●新ヤリスはTNGA-Bプラットフォームを採用 ●コリーン工場では来年、アイゴの後継モデルを生産予定 トヨタ自動車は9日、チェコのコリーンにある小型乗用車工場で新型「ヤリス」の生産を開始したと発表した。ガソリンモデルに加

鉱工業の有形固定資産投資、昨年は14%減少

ドイツ連邦統計局が16日発表した鉱工業の昨年の有形固定資産投資額は608億4,200万ユーロとなり、前年に比べ13.9%減少した。コロナ禍の発生で景気が急速に冷え込んだうえ、資金繰り確保の重要性が高まったことが反映された

チェコのトラック大手タトラ、スロバキアで乗用車生産を再開

●同社の乗用車生産は1997年以来 ●トレンチーン工場では軍用トラックも同時生産の予定 チェコのトラック大手タトラ・トラックはこのほど、スロバキア西部のトレンチーン工場で乗用車モデルの生産を再開することを明らかにした。同

トルコ電動国民車プロジェクト、セダンの開発に着手

●セダンはミドルクラスSUVに次ぐ第2弾モデル ●TOGGは製造部長に元ホンダの工場長を招聘 トルコ初の電動国民車の開発製造を手がける合弁会社TOGGは12日、ミドルクラスセダンの開発に着手したと発表した。2030年まで

ダイムラー・トラック、燃料電池トラックで仏トタルと提携

ダイムラーの商用車子会社ダイムラー・トラックは10日、EU域内での水素燃料電池トラック普及に向けて、仏エネルギー大手トタルエナジーズと提携することで合意したと発表した。ダイムラー・トラックは同様の提携で英エネルギー大手B

トヨタ、チェコ工場で新型「ヤリス」生産開始

トヨタ自動車は9日、チェコのコリーンにある小型乗用車工場で新型「ヤリス」の生産を開始したと発表した。ガソリンモデルに加えハイブリッド(HV)モデルを製造する。 新「ヤリス」はトヨタのグローバルプラットフォーム「トヨタ・ニ

中東欧、EU向け半導体部品の供給基地となるか

世界的な半導体部品不足が、欧州の製造業を悩ませている。新型コロナ禍からの景気回復に伴う需要急増を受けたもので、自動車メーカーの中には生産の一時中止に追い込まれたところも多い。半導体はコンピューターや携帯電話、自動車、診断

ダイムラーとビザ、車載決済サービスで技術提携

独自動車大手のダイムラーは8日、子会社のダイムラー・モビリティと米クレジットカード大手のビザ(VISA)が技術提携し、車載電子決済(Eコマース)サービスを提供すると発表した。ドライバーは、車内の指紋センサーを使用した指紋

オートリブ、ピアッジオと自動二輪向けエアバッグを開発

スウェーデンの安全システム大手オートリブは4日、伊オートバイ大手のピアッジオ・グループとスクーターおよび自動二輪向けのエアバッグの開発で協力していると発表した。車体のフレームに組み込まれたエアバッグが数ミリ秒で展開する仕

Opel

欧州自動車大手ステランティス傘下の独オペル は4日、10月のドイツ市場のシェアが6.8%となり、13カ月連続で拡大したと発表した。同月の国内新車販売(暫定値)で1万2,200台強を確保した。様々な車両クラスから駆動方式の

Skoda

独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)のチェコ子会社であるシュコダ自動車 は2日、今月に予定する公式発表に先駆け、新型セダン「スラヴィア(Slavia)」のスケッチ画像を初公開した。「スラヴィア」は、インド市場攻略モデル

Lade-PV

トラック用の太陽光発電(PV)モジュールとパワーエレクトロニクスを開発し、実証試験を行うドイツの研究開発プロジェクト。フラウンホファー・太陽エネルギーシステム研究所(ISE)が、産業パートナーやフラウンホファー・交通・イ

ロシア新車販売、10月は18.1%減少

ロシアの欧州ビジネス協会(AEB)は8日、同国の2021年10月の新車販売(乗用車・小型商用車)が12万6,204台となり、前年同月に比べ18.1%減少したと発表した。販売減少は4カ月連続。半導体不足による生産台数の減少

英新車登録、10月は24.6%減少 1/2

英自動車工業会(SMMT)は4日、同国の2021年10月の乗用車新車登録が10万6,265台となり、前年同月に比べ24.6%減少したと発表した。販売減少は4カ月連続となる。 顧客別では、大口法人が前年同月比40.4%減と

BMW、独ライプチヒ工場の労働時間を週35時間に

独自動車大手のBMWグループは5日、ドイツのライプチヒ工場の労働時間を2026年までに週35時間へと段階的に減らして行き、ドイツのバイエルン州の工場と同水準にすると発表した。 具体的には、現在の週38時間の労働時間を20

独VW、次世代EVの新工場建設を検討

独自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)は、ドイツのボルフスブルクにある本社工場の近くに次世代電気自動車(トリニティ・プロジェクト)の工場を新たに建設する計画を検討している。フォルクスワーゲン乗用車ブランドの最高経営責任

アドブルー不足が深刻に、物流やバス運行に支障の恐れ

ディーゼル車の排ガス浄化に欠かせないアドブルー(尿素水)が不足している。アドブルーがなければディーゼル車は法律上、走行できないことから、事態が一段と悪化すると物流やバスの運行に支障が出る恐れがある。 独物流業界団体BGL

メーカーの7割以上で原材料不足

原材料不足に苦慮する独メーカーの割合が10月は70.4%に上ったことが、Ifo経済研究所の企業アンケート調査で分かった。過去最高となった前月(77.4%)からはやや低下したものの、水準は依然として極めて高い。調査担当者は

乗用車新車登録の減少幅拡大、10月は-35%に

ドイツ連邦陸運局(KBA)が3日発表した10月の乗用車新車登録台数は前年同月比34.9%減の17万8,683台と大きく落ち込んだ。減少は4カ月連続。半導体不足に伴う生産調整の影響が一段と強まっており、下げ幅は前月の22.

モビリティ分野の技術開発、ロシア企業が活躍

●スマートドライビング社はコネクテッドバスのデータを収集 ●単一インフラによる大規模フリートの管理システムも実用化 デジタル技術をモビリティ分野に活用することに取り組むロシア企業が元気だ。規模の大小に関わらず、新しい移動

独コンチネンタル、ルーマニアCESの守備範囲を拡大

●同CESは今後、地域の自動車・非自動車分野の全てを手がける ●コンチネンタルは全5事業がルーマニアで活動中 自動車部品大手の独コンチネンタルは3日、ルーマニア子会社コンチネンタル・エンジアリング・サービシーズ(CES)

リマックとポルシェ、合弁会社が始動

●スーパーカーを超える高性能の電動ハイパーカーを生み出す ●CEOはマテ・リマック氏が兼任 電動スーパーカーを製造するクロアチアの新興企業リマック・オートモビリは2日、独フォルクスワーゲン(VW)傘下のポルシェと設立した

ロシアとベトナム、自動車合弁会社の生産開始に向け協議

●GAZタンダットは露GAZとベトナムのタンダットの合弁会社 ●露・ベトナム双方が相手側の対応の遅れを指摘 ロシアとベトナムは3日、産業省副大臣レベルのオンライン作業会合で、両国の合弁自動車会社GAZタンダット(GAZ

9月の製造業新規受注、1.3%増も回復幅は小

ドイツ連邦統計局と連邦経済省が4日発表した9月の製造業新規受注指数(2015年=100)は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前月を1.3%上回る111.2(暫定値)となり、2カ月ぶりに増加した。大型受注が多かったこと

鉱工業生産9月も減少

ドイツ連邦統計局と連邦経済省が5日発表した9月の鉱工業生産指数(2015年=100)は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前月比1.1%減の93.7(暫定値)となり、2カ月連続で減少した。原材料不足を背景に製造業で生産

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