マクロ経済

大型産業プラント業界、20年受注35%減少

ドイツ機械工業連盟(VDMA)は23日、同国大型産業プラント業界の新規受注高が昨年は前年比35%減の119億ユーロと大幅に落ち込んだことを明らかにした。コロナ禍を受けて顧客産業で投資が先送りされたことが響いた格好だ。 分 […]

ユーロ圏労働コスト、10~12月は3%上昇

EU統計局ユーロスタットがこのほど発表したユーロ圏の2020年10~12月期の労働コスト(時間当たり)上昇率は、物価変動を加味しない名目ベースで前年同期比3.0%となり、前期の1.6%から1.4ポイント拡大した。(表参照

ユーロ圏建設業生産高、1月は1.9%減

EU統計局ユーロスタットがこのほど発表したユーロ圏の1月の建設業生産高(季節調整済み、速報値)は前年同月比で1.9%減となり、前月から悪化した。12月は速報値で2.3%減となっていたが、横ばいに上方修正された。(表参照)

ロシア中銀が2年3カ月ぶり利上げ、政策金利4.5%に

ロシア中央銀行は19日の金融政策決定会合で、主要政策金利の7日物入札レポ金利を4.25%から0.25ポイント引き上げ、4.5%とすることを決めた。利上げは2018年12月以来、2年3カ月ぶり。市場は据え置きを予想していた

独企業の2割弱が存続の危機

コロナ禍の影響で存続の危機にさらされている企業の割合がドイツで18.7%に上ることが、Ifo経済研究所が2月に実施したアンケート調査で分かった。11月に比べ1.1ポイント増加している。調査担当者は「資金繰りに問題のある企

製造業受注残高8カ月連続増、1月は+0.8%に

ドイツ連邦統計局が18日発表した製造業の1月末時点の受注残高(暫定値)は物価・営業日数・季節要因調整後の実質で前月末を0.8%上回った。増加は8カ月連続。国内受注の残高が0.9%増、国外が同0.8%増と、ともに拡大した。

フォルクスワーゲン―電動車販売を今年は2倍以上に―

独フォルクスワーゲン(VW)ブランド乗用車は17日の決算発表で、2021年12月期の電動車販売台数を前期の2倍強の45万台以上に拡大する計画を打ち出した。電気自動車(EV)などのモデル攻勢を通して販売を一気に加速。EVで

電機貿易の収支が18年ぶり赤字に

独電気電子工業会(ZVEI)が19日発表した同国の1月の電機製品輸出高は166億ユーロとなり、前年同月を5.0%下回った。前月はコロナ禍の発生後、初めて増加へと転じていたが、1月は再び減少。ZVEIのチーフエコノミストは

粗鋼生産5カ月ぶりに減少、2月は-10%に

独鉄鋼業界団体シュタールが22日発表した2月の粗鋼生産高は前年同月比10.4%減の309万7,000トンへと落ち込んだ。減少は5カ月ぶり。比較対象2020年2月はうるう年で月の日数が1日多かったという事情がある。半導体不

海運貨物取扱量、20年は6.4%減少

ドイツ連邦統計局が16日発表した国内港の2020年の海運貨物取扱量は2億7,570万トンとなり、前年を6.4%下回った。コロナ禍の直撃を受けた格好。国外からの貨物が9.2%減の1億5,810万トンと特に大きく落ち込んだ。

ポーランドの2月鉱工業生産2.7%増、9カ月連続で上昇

ポーランド中央統計局が18日発表した2月の鉱工業生産指数は前年同月比で2.7%上昇し、上げ幅は前月の0.9%を1.8ポイント上回った。同指数の上昇は9カ月連続。製造業の上げ幅が前月の0.8%から2.7%に拡大したことが大

ムーディーズ、セルビアを格上げ

米格付け大手ムーディーズ・インベスターズ・サービスは12日、セルビアの信用格付けを「Ba3」から「Ba2」に1段階引き上げた。見通しは「安定的」。コロナ禍で打撃を受けた経済の回復状況や、中期的な成長見通しに基づき、格上げ

トルコ通貨危機の再燃に懸念、中銀総裁解任で

エルドアン大統領は20日、中央銀行のナジ・アーバル総裁を解任した。中銀総裁の交代は過去2年間で3度目。通貨リラ安・高インフレに利上げで対応するアーバル氏の「正統派」金融政策で、中銀に対する市場の信頼が回復しつつあったとこ

トルコ中銀が追加利上げ、政策金利19%に

トルコ中央銀行は18日の金融政策決定会合で、主要政策金利である7日物レポ金利を2ポイント引き上げ、19%とすることを決めた。利上げは2カ月ぶり。市場は1ポイントの上げ幅を予想していた。通貨安を受けて輸入品価格が高騰し、イ

2月のEU新車販売19%減、5カ月連続で低迷

欧州自動車工業会(ACEA)が17日に発表したEU(マルタを除く26カ国)の2月の新車乗用車の販売(登録)台数は77万1,486台となり、前年同月から19.3%減少した。販売低迷は5カ月連続。新型コロナウイルスの感染再拡

ユーロ圏の貿易収支、1月は63億ユーロの黒字

EU統計局ユーロスタットが18日に発表した1月の貿易収支(速報値、季節調整前)統計によると、ユーロ圏の収支は63億ユーロの黒字で、黒字幅は前年同月の15億ユーロから急増した。英国からの輸出が同国のEU完全離脱で急減したこ

2月のユーロ圏インフレ率、確定値もプラス0.9%

EU統計局ユーロスタットが17日に発表した2月の消費者物価統計によると、ユーロ圏のインフレ率(確定値)は速報値と同じ前年同月比0.9%で、前月と同水準だった。(表参照) 分野別ではエネルギーが1.7%のマイナスとなったが

インフレ率が11カ月来の水準まで回復、2月は1.3%

ドイツ連邦統計局が12日発表した2月の消費者物価指数は前年同月比1.3%増となり、インフレ率は昨年3月以来11カ月ぶりの高水準まで回復した。新型コロナ危機対策の一環で昨年7月に引き下げられた付加価値税率が1月から元の水準

卸売物価が2年2カ月ぶりの上げ幅に、2月は2.3%

ドイツ連邦統計局が15日発表した2月の卸売物価指数は前年同月比2.3%増となり、2018年12月以来2年2カ月ぶりの大きな上げ幅を記録した。物価を最も強く押し上げたのは鉱石・金属(半製品を含む)で、15.3%上昇した。鉄

BMW―減益も黒字確保、CO2排出量は平均99グラムに―

高級車大手の独BMWが11日発表した2020年12月期決算の純利益は38億5,700万ユーロとなり、前期を23.2%下回った。コロナ禍で4-6月期に赤字へと転落したことが響いた格好。下半期は業績が改善し、10-12月期の

DMG Mori―利益が60%以上減少―

DMG森精機の独子会社DMG Moriが9日発表した2020年12月期の営業利益(EBIT)は8,170万ユーロとなり、前期を63%割り込んだ。コロナ禍で工作機械の需要が特に大きく落ち込んでいることが直撃。税引き後利益も

電機業界受注5カ月連続増、景況感は10カ月連続改善

ドイツ電気電子工業会(ZVEI)が9日発表した独業界の1月の新規受注高は前年同月比を2.3%上回った。増加は5カ月連続。国内受注が0.1%、ユーロ圏(ドイツを除く)が1.8%増加。ユーロ圏外は5.3%増となり、前月の1.

化学業界、今年は5%の売上増を予想

独化学工業会(VCI)は16日、同国化学・製薬業界の売上高が今年は前年比5.0%増となり、拡大に転じるとの予測を発表した。製造業の景気回復が世界的に続いているうえ、ワクチン接種の開始でコロナ禍終焉の期待も高まっているため

トルコ1月鉱工業11.4%増、コロナからの回復続く

トルコ統計局(TUIK)が12日発表した1月の鉱工業生産高(稼働日調整済み)は前年同月比で11.4%増加し、上げ幅は前月の9.2%から2.2ポイント増加した。これは2018年1月(11.7%)以来の高い水準。同業生産高の

ユーロ圏生産者物価、1月は横ばい

EU統計局ユーロスタットがこのほど、ユーロ圏の1月の生産者物価(建設業を除く)の上昇率は前年同月比でゼロ%だったと発表した。17カ月連続でマイナスとなっていたが、横ばいの状態まで回復した。(表参照) 分野別ではエネルギー

英のEU向け輸出、1月は完全離脱で40%減

英政府統計局(ONS)が12日発表した貿易統計によると、1月のEU向け物品輸出は前月比40.7%減、EUからの輸入も同28.8%減と、ともに過去最大の落ち込みとなった。EU離脱の移行期間が終了し、英国が昨年末に完全離脱し

ユーロ圏の10~12月期GDP、0.7%減に下方修正

EU統計局のユーロスタットは9日、2020年10~12月期の域内総生産(GDP)の改定値を発表した。ユーロ圏のGDPは前期比0.7%減。2月中旬に発表された改定値の0.6%減から0.1ポイント下方修正された。(表参照)

ユーロ圏鉱工業生産、1月は0.8%上昇

EU統計局ユーロスタットが12日に発表したユーロ圏の1月の鉱工業生産指数(季節調整済み、速報値)は前月比で0.8%の上昇となり、2カ月ぶりに伸びを記録した。前月は0.1%の低下だった。(表参照) 全分野別で上昇した。上げ

製造業受注1月は1.4%増加

ドイツ連邦統計局と連邦経済省が5日発表した1月の製造業新規受注指数(2015年=100)は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で106.2となり、前月を1.4%上回った。増加は2カ月ぶり。大型受注を除いたベースでは伸び率

鉱工業生産9カ月ぶり減少、1月は-2.5%に

ドイツ連邦統計局と連邦経済省が8日発表した1月の鉱工業生産指数(2015年=100)は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前月比2.5%減の98.6(暫定値)へと低下した。同指数の減少は9カ月ぶり。自動車と建設業界が足

輸出が9カ月連続で実質増に

ドイツ連邦統計局が9日発表した1月の輸出高(暫定値)は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で1,088億ユーロとなり、前月を1.4%上回った。増加は昨年5月から9カ月連続。主要な仕向け先である中国と米国向けが全体を押し上

ルフトハンザ―過去最大の赤字に―

航空大手の独ルフトハンザは4日、2020年12月期決算の純赤字が過去最大の67億2,500万ユーロとなったことを明らかにした。コロナ禍の直撃を受けた格好。前期は12億1,300万ユーロの黒字を計上していた。 コロナ禍で乗

機械業界受注4カ月ぶり減少、1月は-10%に

ドイツ機械工業連盟(VDMA)が5日発表した独業界の1月の新規受注高は前年同月を実質10%下回った。減少は4カ月ぶり。比較対象である2020年1月の受注水準が極めて高かったことが響いた。VDMAの主任エコノミストは、アジ

ユーロ圏インフレ率、2月もプラス0.9%

EU統計局ユーロスタットが2日に発表したユーロ圏の2月のインフレ率(速報値)は前年同月比0.9%で、前月と同水準の上げ幅となった。インフレ率がプラスとなるのは2カ月連続。ただ、原油価格上昇など一時的な要因によるもので、年

ユーロ圏失業率、1月も8.1%

EU統計局ユーロスタットが4日に発表したユーロ圏の1月の失業率は8.1%で、前月と同水準だった。12月は速報値で8.3%となっていたが、8.1%に修正された。(表参照) EU27カ国ベースの失業率も前月と同水準の7.3%

ユーロ圏の小売業売上高、1月は6.4%減

EU統計局ユーロスタットが4日に発表したユーロ圏の1月の小売業売上高(速報値・数量ベース)は前年同月比6.4%減となり、前月の0.9%増から悪化した。減少は2カ月ぶり。コロナ禍の影響で冬のセールの売り上げが落ち込んだこと

雇用の堅調続く、2月失業率横ばいの6.3%に

ドイツ連邦雇用庁(BA)が2日発表した2月の失業者数は前月比4,000人増の290万4,000人と小幅な増加にとどまった。ロックダウン(都市封鎖)の直撃を受け雇用が縮小する業界はあるものの、操短手当制度の効果でこれまでに

1月の対英輸出30%減少

ドイツ連邦統計局は2日、1月の対英輸出高が前年同月比で約30%減(暫定値)と大幅に縮小したことを明らかにした。英国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)を受けて通関手続きが再導入されたことが響いた格好だ。 対英輸出はブレ

BASF―20年は10億ユーロ超の純赤字に―

化学大手の独BASFが2月26日発表した2020年12月期決算の純損益は10億6,000万ユーロの赤字となり、前期の黒字(84億2,100万ユーロ)から大幅に悪化した。コロナ禍に伴い4-6月期と7-9月期に赤字を計上。1

コベストロ―20年は減益も第4四半期は大幅増益に―

化学大手の独コベストロが新型コロナ危機の痛手から急速に立ち直っている。需要が回復しているうえ、コスト削減も奏功したためで、2020年10-12月期(第4四半期)の純利益は前年同期の3,700万ユーロから8倍強の3億1,2

フォルクスワーゲン―20年営業益45%減少―

自動車大手の独フォルクスワーゲン(VW)が2月26日発表した2020年12月期決算の営業利益(特別費計上前)は前期比45.0%減の106億700万ユーロへと落ち込んだ。コロナ禍が響いた格好。特に上半期が振るわなかった。売

インフレ率1.3%に上昇、CO2排出有償化で

ドイツ連邦統計局が1日発表した2月の消費者物価指数(速報値)は前年同月比1.3%増となり、上げ幅は前月の1.0%から拡大した。インフレ率がプラスの領域に入るのは2カ月連続。二酸化炭素(CO2)の排出を有償化する国内ルール

輸入物価の下げ幅1.2%に縮小、前月比は10年来の上げ幅に

ドイツ連邦統計局が2月26日発表した1月の輸入物価指数は前年同月比1.2%減となり、昨年2月以降で最小の下げ幅を記録した。新型コロナ危機からの回復が反映されている。昨年4月には下落率が7.4%に達していた。1月はエネルギ

ユーロ圏景況感、2月は改善

欧州委員会が2月26日に発表したユーロ圏の同月の景況感指数(ESI、標準値100)は93.4となり、前月の91.5から1.9ポイント上昇した。景況感の改善は2カ月ぶり。小売業を除いて上向いた。 分野別では製造業が2.4ポ

1月のユーロ圏インフレ率、確定値もプラス0.9%

EU統計局ユーロスタットが2月23日に発表した2020年12月の消費者物価統計によると、ユーロ圏のインフレ率(確定値)は速報値と同じ前年同月比0.9%で、6カ月のプラスとなった。(表参照) 分野別ではエネルギーが4.2%

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