社会保障・医療

チェコ、イスラエルとの提携強化に意欲

チェコのザオラーレク外相は4日、訪問先のイスラエルでリブリン同国大統領と会談し、イスラエルとの経済提携を強化したい意向を明確にした。今回の訪問では来月19日にプラハで開かれる両国閣僚会合の準備も進められた。 具体的な提携 […]

エボテック

独バイオ企業エボテックは22日、自己免疫疾患治療薬事業を新設会社トパス・セラピューティクスに移管すると発表した。第一段階としてエピダレックス・キャピタルなど投資会社3社とともに計1,400万ユーロを拠出。まずはナノ粒子を

独医療機器業界、売上記録更新

独光学・精密機器業界団体SPECTARISは21日、同団体に加盟する医療機器メーカー約1,240社の売上高が昨年は前年比11.6%増の284億ユーロとなり、過去最高を更新したと発表した。国内売上と輸出がともに2ケタ台の伸

年金支給額、今年は23年来の上げ幅に

ドイツ連邦労働・社会省は21日、公的年金の支給額を7月1日から西部地区で4.25%、東部地区で5.95%引き上げると発表した。上げ幅は23年来で最大。堅調な経済と雇用を背景に賃金が大きく上がったことが最大の押し上げ要因と

超スピードのワクチン開発~ロシア

西アフリカのギニア共和国で、ロシアが開発したエボラ出血熱ワクチン2種の試験接種が実施される。感染地域での試験が行われたのはこれまでにカナダの1種のみで、効果が確認されればロシアは開発競争で先頭と並ぶことになる。 ロシア保

反移民政党AfDが躍進、得票率24%の州も

ドイツの3州で13日に州議会選挙が実施された。難民の急増が最大の争点となった今回は移民排斥を前面に掲げる新興政党「ドイツのための選択肢(AfD)」が3州すべてで2ケタ台の得票率を獲得。難民受け入れの制限を拒否するメルケル

バイエル―抗うつ剤が供給不足に―

独製薬大手バイエル(レバークーゼン)が製造する抗うつ剤の処方薬「ライフ900(Laif 900)」で供給不足が発生している。植物由来の原料を十分に確保できないためで、広報担当者は「その種の原料の質には波がある」と原因を説

ギリシャ難民滞留で緊急措置、7億ユーロの人道支援へ

欧州委員会は2日、中東や北アフリカから流入する難民や移民への対応に苦慮するギリシャなどの負担を軽減するため、域内に滞留する難民らへの人道支援を目的に、今後3年間で計7億ユーロを拠出する緊急支援策を提案した。EUは国際的な

韓国のサムソン・メディソン、ハンガリーの医科大学と提携

ハンガリー経済省は2月25日、医科大学のセンメルワイス大学(ブダペスト)と韓国の医療機器大手サムソン・メディソンが協力協定を締結したと発表した。サムソン・メディソンは同大学に東欧地域を対象とした臨床教育センターを設置する

ノーベル平和賞受賞者の「国賊」疑惑~ポーランド

ポーランド民主化における立役者の一人、レフ・ワレサ元大統領(72)に「スパイ容疑」がかけられている。共産主義政権最後の首相を務めたチェスワフ・キシュチャク将軍の遺品から、ワレサ氏が1970年代に秘密警察に協力していた事実

フレゼニウス―ユーロ安が追い風に―

総合医療大手の独フレゼニウス(バート・ホンブルク)が2月24日発表した2015年12月期決算の営業利益(EBIT、特別要因を除く)は前期比25%増の39億5,800万ユーロへと拡大した。点滴子会社カービと病院子会社ヘリオ

ビッグデータ活用、トップは自動車・保険業界

ビッグデータを活用する企業の割合が最も高いのは自動車と保険業界であることが、情報通信業界連盟(Bitkom)が17日発表した独企業アンケート調査結果で分かった。多くの業界でビッグデータ解析の導入を計画・議論している企業が

米集団訴訟で人工透析のFMCが和解、2.5億ドル支払いへ

人工透析大手の独フレゼニウス・メディカル・ケア(FMC)は17日、同社製透析液をめぐる米国の集団訴訟で原告側と和解合意したと発表した。原告の97%以上が7月までに同意すれば、同社は8月に総額2億5,000万ドルを支払う。

緊急対応の「欧州医療隊」創設、感染症などに対応

欧州委員会は15日、感染症の発生などEU内外での緊急事態に医療チームや必要な資材を迅速に投入するため、「欧州医療隊(European Medical Corps)」を創設したと発表した。重大な自然災害やテロなどへの緊急対

フレゼニウス・メディカル・ケア―日本で買収か―

独フレゼニウスの人工透析子会社フレゼニウス・メディカル・ケア(FMC、バート・ホンブルク)が日本の大手人工透析病院を買収したもようだ。ライス・パウエル社長の発言として『フランクフルター・アルゲマイネ(FAZ)』紙が報じた

カーニバルの最中に同僚に暴行、即時解雇は不当か

同僚を暴行した被用者を雇用主は原則的に即時解雇できる。これについてはこのコラムですでに何度か取り上げてきた。では、暴行がカーニバルのお祭りの最中に行われた場合も即時解雇処分は妥当なのだろうか。この問題に関する係争でデュッ

ポーランド政府、子持ち家庭支援法案を閣議決定

ポーランド政府は1日、子供を持つ家庭に手当を支給する法案を閣議決定した。500ズロチ・プラス・プログラム(PLN500+)と呼ばれる同法案は政権与党の「法と正義」(PiS)が前回の選挙で政権公約の目玉としていた政策を具体

2月1日付の主な法令改正

・「単一ユーロ決済地域(SEPA)」への移行完了。これまで企業や団体に限られていたIBAN(International Bank Account Numberの略)コードの利用義務が個人顧客にも適用される。1月末までは移

ジカ熱ワクチン開発にサノフィが着手

製薬大手の仏サノフィは2日、ジカ熱の予防ワクチン開発を開始したと発表した。感染による被害が中南米で急速に広がっているためで、同社はワクチン分野で培ったノウハウを生かして早急に投入できるようにする考えだ。英グラクソ・スミス

ツ反検査薬が欧州で不足、血液検査キットの需要拡大

結核菌感染の診断に用いるツベルクリン反応検査薬がドイツをはじめとする欧州諸国で不足している。生産が計画通りに進まないためで、需要をカバーできない状況だ。難民の急増で同検査薬の需要はさらに増えていることから、現場の医師は頭

エボニック―インプラントのスタートアップ企業に出資―

特殊化学大手の独エボニック(エッセン)は21日、インプラントのスタートアップ企業SYNOSTEに資本参加すると発表した。出資額は百万ユーロのケタ台で、出資比率は50%未満。エボニックは医療器具分野を成長事業と位置づけてお

ベビーフード糖類規制、欧州議会が欧州案拒否

欧州議会は20日の本会議で、EU域内で販売されるベビーフードの糖類含有量に関する規制案に反対する決議を賛成多数で採択した。世界保健機関(WHO)の勧告を大幅に上回る糖類の含有を認める新ルールが導入された場合、社会問題化し

ハンガリー、ベトナム病院建設に6千万ユーロ融資

ハンガリー政府は12日、ベトナム南部のカントーにがん病院を建設するプロジェクトに6,000万ユーロを融資する契約に調印した。同病院のベッド数は500床で、国内のがん病院として最大規模となる。ハンガリー企業への発注が条件と

がん免疫治療で欧州製薬大手2社が提携先を獲得

欧州製薬大手2社が11日、がん免疫治療分野でそれぞれ事業提携を発表した。スイスのノバルティスは米サーフェス・オンコロジー、仏サノフィは同イネイト・ファーマと協力。同分野の開発力を強化する。 ノバルティスはサーフェス・オン

バイエル―ゲノム編集で合弁―

製薬大手の独バイエル(レバークーゼン)は12月21日、スイスのバイオ新興企業クリスパー・セラピューティクスと提携すると発表した。折半出資の合弁会社をロンドンに設立するほか、クリスパー・セラピューティクスに3,500万ドル

メディジーン―がん免疫治療事業を大幅強化―

独バイオ企業メディジーン(マルティンスリート)は12月18日、がん免疫治療事業の大幅強化方針を明らかにした。その一環で乳がん治療薬「Endotag」の権利を台湾の提携先企業Syncoreに譲渡。売却益を同事業の強化に充て

リンデ―17年業績目標を撤回―

工業ガス大手の独リンデ(ミュンヘン)は11月30日、2017年の使用資本利益率(ROCE)で11~12%を達成するとした目標を取り下げた。同目標を設定した14年10月に比べ事業を取り巻く環境が大幅に悪化したためで、17年

リンデ―米医療ガス会社を買収―

工業ガス大手の独リンデ(ミュンヘン)は7日、米国の医療ガス供給会社アメリカン・ホームペイシェントを買収すると発表した。同国事業を強化することが狙い。買収金額は明らかにしていない。クロージングは来年第1四半期を見込む。 ア

メルク―抗がん剤の認可申請を断念―

製薬大手の独メルク(ダルムシュタット)は7日、抗がん剤「エボホスファミド(Evofosfamide)」の認可申請を断念すると発表した。治験の結果が思わしくなかったためで、同薬に投入予定だった資金を他の抗がん剤や免疫疾患治

ポーランド大統領、年金支給年齢引き下げ法案を提出

ポーランドのドゥダ大統領(法と正義:PiS)は1日、年金支給年齢の引き下げと、所得税の基礎控除額引き上げを盛り込んだ法案を議会に提出した。5月選挙時の公約に基づくものだ。 法案によると年金支給年齢を現行の67歳から男性6

欧州投資銀、スロベニアに5億ユーロ融資

欧州投資銀行(EIB)はこのほど、スロベニアに対し5億ユーロを融資すると発表した。欧州連合(EU)の助成を受けて実施される戦略的プロジェクトに共同融資するもので、情報技術(IT)、交通インフラ、エネルギー、環境保護、保健

介護保険改革の第2弾が議会で可決、17年から保険料上昇

ドイツの下院である連邦議会は13日、介護強化第2法案を可決した。「要介護」の定義見直すことでよりきめ細やかな介護を実現するとともに、これまで不利に扱われてきた痴呆症などの精神的障害を肉体的障害と同等に取り扱うことが柱。同

ベーリンガー・インゲルハイム

独製薬2位のベーリンガー・インゲルハイムは11日、研究開発に2016~20年の5年間で総額110億ユーロを投資すると発表した。特に免疫、呼吸器・循環器疾患、がん、中枢神経システム疾患分野を強化する考え。投資額のうち50億

トプコン―独社に友好的TOB―

光学機器製造のトプコンは6日、眼科医療分野のITソリューション開発、販売、コンサルタンティングを手がける独ifaシステムズに対する株式公開買い付け(TOB)計画を発表した。同計画はifa経営陣の支持を受けており、トプコン

ドイツの医療、予防や今後の人材確保が課題に

経済協力開発機構(OECD)は4日、「図表で見る医療2015年版」を発表した。ドイツは医療の質が高いものの、予防医療や将来の医療人材確保で大きな課題を克服しなければならないとしている。 15歳以上のドイツ人に占める肥満の

仏で男性同性愛者の献血が可能に、来春から条件付きで

フランスのトゥーレーヌ保健相は4日、30年以上にわたり禁止されてきた男性同性愛者による献血を認める方針を明らかにした。来春から同性との間で性交渉の経験のある男性も献血を行うことができるようになる。同措置により、献血者数は

フレゼニウス―利益見通し引き上げ―

総合医療大手の独フレゼニウス(バート・ホンブルク)は10月29日の決算発表で、2015年12月期の利益見通しを引き上げた。点滴用後発医薬品を手がける子会社カービの業績が好調なためで、株主帰属の純利益の伸び率を従来予測の1

フレゼニウス・メディカル・ケア―イスラエル企業を買収―

独フレゼニウスの人工透析子会社フレゼニウス・メディカル・ケア(FMC、バート・ホンブルク)がイスラエルの同業ネフロモア(Nephromor)を完全買収する。フレゼニウスの確認を得た情報として『フランクフルター・アルゲマイ

公的健保の保険料率、来年は0.2%上昇見通し

公的健康保険の保険料率が来年、平均で0.2%上昇する見通しであるが連邦保険庁の14日付プレスリリースで明らかになった。医療費が拡大するためで、被用者は手取り収入が目減りすることになる。 公的健保の保険料は被用者の給与の1

ハンガリー、たばこの統一包装法を導入

ハンガリー政府は来年5月から、たばこの包装デザインを黒無地に統一する。欧州たばこ製品指令(2014/40/EU)の施行期限が来年5月に迫るのを機に導入するもので、商標(ロゴ)の表示を禁止するほか、使用できるフォントも統一

復星国際―欧州で新たな出資先を模索―

中国の複合企業・復星国際は欧州でこれまでに引き続き出資先を模索していく考えだ。梁信軍社長がロイター通信に明らかにしたもので、急成長する中国の中間層のニーズを踏まえて個人消費とヘルスケアに関連する分野に照準を合わせている。

年金支給額、来年は20年来の大幅引き上げ見通し

ドイツ連邦労働省は8日、来年7月1日付の公的年金支給額引き上げ率が約4.5%に達し、20年来の大きな上げ幅になるとの見通しを明らかにした。堅調な経済と雇用の安定を背景に賃金が大幅に上昇していることのほか、統計上の特殊要因

ポーランド最低賃金、1850ズロチに引き上げ

ポーランド政府はこのほど、2016年から最低賃金を100ズロチ引き上げ、1,850ズロチ(約435ユーロ)とすることを閣議決定した。ポーランドでは毎年9月15日までに翌年の最低賃金を決定しており、15年の引き上げ額は70

メルク―共同開発の抗がん剤を米当局が希少薬指定―

製薬大手の独メルク(ダルムシュタット)は25日、米同業ファイザーと共同開発中の抗がん剤「アベルマブ(Avelumab)」が米食品医薬品局(FDA)から希少疾病用医薬品の指定を受けたと発表した。皮膚がんの一種であるメルケル

ノバルティス―低所得国に医薬品を低額提供―

スイスの製薬大手ノバルティス(バーゼル)は24日、低所得国向けに慢性疾患の医薬品を低価格で提供するプロジェクトを開始すると発表した。慢性疾患による死亡者の大半が低・中所得国に集中していることを受けた措置で、まずはケニア、

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