鉄鋼

アルセロール・ミタル、クラクフの一次製品生産施設を閉鎖

鉄鋼世界最大手のアルセロール・ミタル(ルクセンブルク)のポーランド子会社は8日、南西部クラクフにある鉄鋼一次製品の生産施設を閉鎖すると発表した。同拠点の溶鉱炉と製鉄所は世界的な鉄鋼需要の縮小の影響で昨年11月から操業停止 […]

アルセロール・ミタル、クラクフの一次製品生産施設を閉鎖

鉄鋼世界最大手のアルセロール・ミタル(ルクセンブルク)のポーランド子会社は8日、南西部クラクフにある鉄鋼一次製品の生産施設を閉鎖すると発表した。同拠点の溶鉱炉と製鉄所は世界的な鉄鋼需要の縮小の影響で昨年11月から操業停止

アルセロール・ミタル、米事業の大半を売却

鉄鋼世界大手のアルセロール・ミタル(ルクセンブルク)は9月28日、米国事業の大半を米同業クリーブランド・クリフスに売却することで合意したと発表した。負債圧縮に向けた資産売却の一環で、売却額は14億米ドルに上る。 売却は現

8月輸入物価4%低下、エネルギー除くと下落幅は1.3%に

ドイツ連邦統計局が9月30日発表した8月の輸入物価指数は前年同月比で4.0%低下した。下げ幅は5カ月連続で縮小したものの、依然として大きい。エネルギーが26.2%下落したことが最大の押し下げ要因で、エネルギーを除いたベー

アルセロール・ミタル、米事業の大半を売却

鉄鋼世界大手のアルセロール・ミタル(ルクセンブルク)は9月28日、米国事業の大半を米同業クリーブランド・クリフスに売却することで合意したと発表した。負債圧縮に向けた資産売却の一環で、売却額は14億米ドルに上る。 売却は現

ティッセンクルップ―自動車産業向け設備事業を分割―

鉄鋼系複合企業の独ティッセンクルップ(エッセン)は29日、自動車産業向け設備事業ユニット「システム・エンジニアリング」を独立会社2社へと改めると発表した。組織再編方針に基づく措置。コロナ禍で自動車業界を取り巻く環境が悪化

生産者物価の下げ幅3カ月連続で縮小、8月は-1.2%に

ドイツ連邦統計局が18日発表した8月の生産者物価指数は前年同月比1.2%減となり、7カ月連続で低下したものの、下げ幅は3カ月連続で縮小した。新型コロナ危機に伴うエネルギー価格下落の幅が狭まっていることが大きい。エネルギー

EUと英が離脱協定修正めぐり対立、FTA交渉の新たな障害に

欧州連合(EU)と1月末にEUを離脱した英国の対立が激化している。英政府が9日、発効済みの「離脱協定」の一部に修正を加える国内法案を議会に提出したためだ。EU側は国際法に違反するなどとして猛反発し、法案を撤回するよう要求

卸売物価7カ月連続で低下、8月は-2.2%に

ドイツ連邦統計局が11日発表した8月の卸売物価指数は前年同月比2.2%減となり、7カ月連続で下落した。新型コロナ危機に伴い石油製品が16.9%低下したことが最大の押し下げ要因。下落幅自体は5月の4.3%をピークに3カ月連

EUと英が離脱協定修正めぐり対立、FTA交渉の新たな障害に

EUと1月末にEUを離脱した英国の対立が激化している。英政府が9日、発効済みの「離脱協定」の一部に修正を加える国内法案を議会に提出したためだ。EU側は国際法に違反するなどとして猛反発し、法案を撤回するよう要求。同問題が障

操短が緩やかに減少、業種内の差は大きく

Ifo経済研究所は8月31日、操業短縮を行う企業がほぼ全業種で緩やかに減少していることを明らかにした。操短を実施する企業の割合は製造業で7月の57%から8月は53%へと低下。サービス業(39%から33%)、流通業(31%

7月輸入物価4.6%低下

ドイツ連邦統計局が8月28日発表した7月の輸入物価指数は前年同月比で4.6%低下した。下げ幅は4カ月連続で縮小したものの、依然として大きい。エネルギーが31.5%下落したことが最大の押し下げ要因で、エネルギーを除いたベー

ハンガリー製鉄最大手ドゥナフェル、露企業の傘下に?

ハンガリーの鉄鋼最大手ISDドゥナフェル(Dunaferr)が、ロシア企業の傘下に入るとの観測が浮上している。現地メディアが8月25日、議会筋の情報として報じたところによると、交渉は最終段階に入っているという。一方、ロシ

ハンガリー鉄鋼最大手ドゥナフェル、露企業の傘下に?

ハンガリーの鉄鋼最大手ISDドゥナフェルが、ロシア企業の傘下に入るとの観測が浮上している。現地メディアが8月25日、議会筋の情報として報じたところによると、交渉は最終段階に入っているという。一方、ロシアでは国内鉄鋼第2位

7月粗鋼生産25%減少

独鉄鋼業界団体シュタールが24日発表した7月の国内粗鋼生産高は242万3,000トンとなり、前年同月比で24.7%減少した。自動車業界を中心に需要が低迷していることが直撃。熱間圧延鋼材の生産高は21.9%減の226万6,

生産者物価の下げ幅2カ月連続で縮小

ドイツ連邦統計局が20日発表した7月の生産者物価指数は前年同月比1.7%減となり、6カ月連続で低下したものの、下げ幅は2カ月連続で縮小した。新型コロナ危機に伴うエネルギー価格下落の幅が狭まったことが大きい。エネルギーを除

BASF―鉱業向けAI企業に出資―

化学大手の独BASF(ルートヴィヒスハーフェン)は18日、人工知能(AI)ベースの鉱業向けソリューションを提供する英インテリセンスに出資するとともに、協業すると発表した。出資額と出資比率は明らかにしていない。 インテリセ

製造業就労者数、6月は2.4%減少

ドイツ連邦統計局が17日発表した国内製造業の6月の就労者数(雇用規模50人以上の企業が捕捉対象)は前年同月比2.4%減の553万2,000人となり、減少幅は前月の同2.1%から拡大した。新型コロナ危機が反映された格好。ほ

BASF―トヨタ車の軽量化に貢献―

化学大手の独BASF(ルートヴィヒスハーフェン)は7日、トヨタの北米事業統括会社トヨタ・モーター・ノース・アメリカ(TMNA)が開発したミニバン「シエナ」の次世代車の軽量化に貢献したと発表した。TMNAはBASFの協力を

輸入物価の下げ幅縮小、6月は-5.1%に

ドイツ連邦統計局が7月29日発表した6月の輸入物価指数は前年同月比5.1%減と大幅に低下したものの、下げ幅は前月の7.0%から縮小した。エネルギーの低下率が前月の50.6%から37.2%に縮小したことが大きい。エネルギー

鉄鋼業を政府が支援へ、水素製鉄への転換を促進

ドイツ政府は15日の閣議で、鉄鋼産業支援策を了承した。国内の二酸化炭素(CO2)排出削減を図るとともに、厳しい状況に置かれている同業界が競争力を長期的に維持できるようにする狙い。 欧州の鉄鋼業界は過剰生産能力や、中国製品

生産者物価の下げ幅5カ月ぶりに縮小

ドイツ連邦統計局が20日発表した6月の生産者物価指数は前年同月比1.8%減となり、5カ月連続で低下したものの、下げ幅は5カ月ぶりに縮小した。新型コロナ危機に伴うエネルギー価格下落の幅が狭まったことが大きい。エネルギーを除

卸売物価の下げ幅、6月は3.3%に縮小

ドイツ連邦統計局が13日発表した6月の卸売物価指数は前年同月比3.3%減となり、下げ幅は前月の同4.3%から縮小した。新型コロナ危機に伴う石油製品の下落率が前月の32.2%から23.4%に縮小したことが大きい。 石油以外

EUが鉄鋼セーフガードを緩和、非関税輸入枠を拡大

欧州連合(EU)が7月1日から鉄鋼製品の緊急輸入制限(セーフガード)を緩和し、非関税の輸入枠を拡大した。同枠が消化されていないことが理由だが、セーフガード強化を要請していた欧州の鉄鋼業界は反発している。 EUは2018年

独企業の20%以上で経営破綻の恐れ

新型コロナ危機の影響でドイツ企業の21%が経営破綻の恐れがあると考えていることが、Ifo経済研究所の6月のアンケート調査で分かった。調査担当者は「今後数カ月で倒産の波が発生する可能性がある」と警鐘を鳴らした。 倒産懸念が

EUが鉄鋼セーフガードを緩和、非関税輸入枠を拡大

EUが7月1日から鉄鋼製品の緊急輸入制限(セーフガード)を緩和し、非関税の輸入枠を拡大した。同枠が消化されていないことが理由だが、セーフガード強化を要請していた欧州の鉄鋼業界は反発している。 EUは2018年、米国による

生産者物価の下げ幅、5月は2.2%に拡大

ドイツ連邦統計局が19日発表した5月の生産者物価指数は前年同月比2.2%減となり、下げ幅は前月の1.9%から拡大した。前年同月を割り込むのは4カ月連続。新型コロナ危機を受けてエネルギー価格が大幅に低下したことが最大の押し

ルーマニアのロムガス、鉄鋼大手リバティと合弁設立

ルーマニアの国営ガス事業者ロムガスはこのほど、同国の鉄鋼メーカー、リバティ・ガラティと低排出な鉄鋼生産に向けた合弁会社の設立で合意した。ロムガスがブカレスト証券取引所に提出した書面で明らかになったもので、両社は天然ガスを

ルーマニアのロムガス、鉄鋼大手リバティと合弁設立

ルーマニアの国営ガス事業者ロムガスはこのほど、同国の鉄鋼メーカー、リバティ・ガラティと低排出な鉄鋼生産に向けた合弁会社の設立で合意した。ロムガスがブカレスト証券取引所に提出した書面で明らかになったもので、両社は天然ガスを

欧州鉄鋼業界、EUにセーフガード強化を要請

欧州の鉄鋼メーカーの業界団体である欧州鉄鋼連盟(EUROFER)は8日、欧州連合(EU)に鉄鋼製品の緊急輸入制限(セーフガード)措置を強化するよう要請した。新型コロナウイルス感染拡大の影響で需要が減り、欧州の鉄鋼業界が厳

卸売物価の下げ幅が09年以来の規模に

ドイツ連邦統計局が16日発表した5月の卸売物価指数は前年同月比4.3%減となり、2009年10月以来の大きな下げ幅を記録した。新型コロナ危機の影響で石油製品の価格が32.2%低下したことが最大の押し下げ要因。古材・残材も

製造業の4月の延べ就労時間17%減少、自動車ではほぼ半減

ドイツ連邦統計局が15日発表した製造業(従業員数50人以上の企業が捕捉対象)の4月の延べ労働時間(暫定値)は前年同月比で16.9%減少した。新型コロナ危機に伴う操業時間の短縮と工場閉鎖が反映された格好。操短補助金制度の効

欧州鉄鋼業界、EUにセーフガード強化を要請

欧州の鉄鋼メーカーの業界団体である欧州鉄鋼連盟(EUROFER)は8日、EUに鉄鋼製品の緊急輸入制限(セーフガード)措置を強化するよう要請した。新型コロナウイルス感染拡大の影響で需要が減り、欧州の鉄鋼業界が厳しい状況に追

輸入物価が09年10月以来の下げ幅に、4月は-7.4%

ドイツ連邦統計局が6月2日発表した4月の輸入物価指数は前年同月比7.4%減となり、2009年10月以来の大きな下げ幅を記録した。前年同月割れは12カ月連続。新型コロナ危機を背景にエネルギーの低下率が前月の41.3%から5

4月の粗鋼生産24%減少

酸素製鋼は27.1%減の173万3,000トン、電磁鋼は16.1%減の82万4,000トンとともに減少幅が大きかった。

圧延製品の生産高は219万3,000トンで、27.0%減少した。

圧延製品は8.1%減の1,093万3,000トンだった。

カザフ鉱山大手ERG、新アルミ精錬所を建設

カザフスタンの鉱山大手、ユーラシア・リソーシズ・グループ(ERG)が国内北東部のパヴロダルに新アルミ精錬所を建設する。

現地メディアが産業・インフラ開発省の情報として報じたもので、既存精錬所のインフラを最大限に活用して新精錬所を整備する。

新精錬所ではボーキサイトからアルミナを年間100万トン抽出し、それを材料に一次アルミニウムを50万トン生産する計画だ。

アルセロールミタル、ボスニア製鉄所の操業停止

鉄鋼世界大手アルセロールミタルのボスニア・ヘルツェゴビナ子会社アルセロールミタル・プリエドルが20日、ボスニア中部のゼニカ製鉄所とオマルスカ鉄鉱石鉱山の操業を停止した。

ゼニカ製鉄所は操業を継続するため、コスト削減や従業員の保護装具の調達、ガス・電気料金の交渉など様々な対策をとり、従業員の一時帰休もグループ交代制で行っている。

アルセロールミタルは2004年、ゼニカ製鉄所の買収で同国に進出した。

ティッセンクルップが持株会社に転換、鉄鋼部門は合弁化も

鉄鋼と軍用船の2部門についてはグループ内にとどめるとしながらも、合弁化も視野に入れていることを明らかにした。

ティッセンの下で今後も事業を展開する部門は材料取引、産業部品、自動車部品、鉄鋼、軍用船の5部門。

一方、経営の重荷となっているプラント建設、パワートレイン・ソリューションズ、ばね・スタビライザー、インフラ、厚板、電池ソリューションズ事業およびイタリアのステンレス鋼生産子会社アッチャイ・スペチャーリ・テルニ(AST)については新設する受け皿部門「マルチトラックス」へと移管し、売却ないし事業拠点の閉鎖を検討する。

アルセロールミタル、ボスニア製鉄所の操業停止

鉄鋼世界大手アルセロールミタルのボスニア・ヘルツェゴビナ子会社アルセロールミタル・プリエドルが20日、ボスニア中部のゼニカ製鉄所とオマルスカ鉄鉱石鉱山の操業を停止した。

ゼニカ製鉄所は操業を継続するため、コスト削減や従業員の保護装具の調達、ガス・電気料金の交渉など様々な対策をとり、従業員の一時帰休もグループ交代制で行っている。

アルセロールミタルは2004年、ゼニカ製鉄所の買収で同国に進出した。

独ティッセンクルップ、事業再編計画発表

鉄鋼事業や造船事業で提携・分離の可能性を模索する一方、素材事業、ベアリングなどの産業部品事業、自動車部品事業は引き続き保持する。

提携・分離を計画する事業の売上高は合わせて約60億ユーロ、従業員数は約2万人となる。

鉄鋼事業と造船事業では、自力による利益率の改善に努めると同時に、他社との提携や経営統合の可能性を模索する。

製造業の被用者が3月は1.3%減少

これに金属製造・加工が3.0%、金属製品と電気設備、機械が各2.3%、自動車・自動車部品が1.8%で続いた。

これに金属製造・加工(5.1%減)、ゴム・樹脂製品(4.9%減)、機械(4.1%減)、金属製品(3.6%減)、電気設備(1.3%減)が続いた。

化学(4.2%増)、食品・飼料(2.2%増)、電算機器/電子・光学製品(0.6%増)は拡大した。

ティッセンクルップ―持株会社に転換、鉄鋼部門は合弁化も―

鉄鋼と軍用船の2部門についてはグループ内にとどめるとしながらも、合弁化も視野に入れていることを明らかにした。

ティッセンの下で今後も事業を展開する部門は材料取引、産業部品、自動車部品、鉄鋼、軍用船の5部門。

一方、経営の重荷となっているプラント建設、パワートレイン・ソリューションズ、ばね・スタビライザー、インフラ、厚板、電池ソリューションズ事業およびイタリアのステンレス鋼生産子会社アッチャイ・スペチャーリ・テルニ(AST)については新設する受け皿部門「マルチトラックス」へと移管し、売却ないし事業拠点の閉鎖を検討する。

4月の卸売物価3.5%低下、09年以来の下げ幅に

ドイツ連邦統計局が14日発表した4月の卸売物価指数は前年同月比3.5%減となり、2009年10月以来の大きな下げ幅を記録した。

新型コロナ危機の影響で石油製品の価格が25.7%低下したことが最大の押し下げ要因。

4月の卸売物価指数は前月比でも1.4%減となり、下げ幅は前月の0.4%から拡大した。

自動車業界などの状況が一段と悪化、9割以上で生産に支障

同業界の雇用者団体ゲザムトメタルが14日に発表した5月の加盟企業アンケート調査結果によると、新型コロナの影響で生産に支障が出ている企業の割合は91.5%に達し、4月の83.4%から8ポイント以上、増加した。

「(子供の世話や病気による)労働力不足」を生産支障の原因とする回答は前回の36%から16%へと大きく減少した。

操業時間を短縮した企業は60%に達し、前回の43%から増加した。

ティッセン―巨額赤字計上、1-3月純損失9.5億ユーロに―

鉄鋼系複合企業の独ティッセンクルップ(エッセン)が12日発表した2020年1-3月期(第2四半期)決算の純損益は9億4,800万ユーロの赤字となり、赤字幅は前年同期の1億7,300万ユーロから大幅に膨らんだ。

営業損益(EBIT、調整済み)は8,000万ユーロの赤字となり、前年同期の黒字(2億4,000万ユーロ)から悪化した。

売上高は101億800万ユーロで、5%減少。

印鉄鋼大手タタ、英国でCO2排出実質ゼロプロジェクトを支援

インド鉄鋼大手のタタ製鉄は1日、拠点を置く英サウスウェールズの産業クラスター(SWIC)が取り組む二酸化炭素(CO2)排出削減プロジェクトを支援すると発表した。

世界初のCO2排出実質ゼロ産業クラスターを形成して鉄鋼製品の「ゼロエミッション」を実現し、国内産業全体の低炭素化を後押しする。

SWICはまた、実質ゼロを実現するために重要となるCO2の回収と利用、貯留(CCUS)プロセスに必要なインフラ環境も調査する。

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