電力・エネルギー

風力発電設備のEnercon、手堅い経営で好調維持

独風力発電装置大手のEnerconが好調だ。政府補助金の削減や低価格を武器とするアジアメーカー台頭など業界を取り巻く環境は厳しさを増しているものの、2011年の国内市場シェア(設置能力ベース)は59.5%で断トツの1位を […]

エネルギー効率指令が可決、年間500億ユーロのコスト削減へ

欧州議会は11日の本会議で、EU全体で2020年までにエネルギー効率を20%改善する目標を達成するための具体策を盛り込んだ「エネルギー効率指令(案)」を賛成多数で可決した。域内のエネルギー企業に対し、エンドユーザーにエネ

中東欧大手企業の成長減速=デロイト調べ

大手会計事務所のデロイトがこのほど発表した最新の「中東欧企業トップ500社」は、前年と比べて大きな変動はなかったものの、原料価格の上昇と需要の不振で利益の伸びは小さくなった。1位がポーランドのPKNオルレン(石油)、2位

―セルビア国営EPSと戦略提携へ―

エネルギー大手の独REW(エッセン)は10日、セルビア国営電力会社Elektroprivreda Srbije (EPS)と戦略提携することで基本合意した。まずは水力発電と褐炭発電の分野で協働する方針。今後9カ月をかけて

Eon AG―洋上風力発電予算を大幅圧縮―

エネルギー大手の独Eon(デュッセルドルフ)は洋上風力発電パークの建設予算を大幅に圧縮する。同社の再生可能エネルギー事業を統括するマイク・ヴィンケル氏が『ハンデルスブラット』紙主催の会議で8月28日明らかにしたもので、電

―ハンガリー事業国有化を政府が検討―

エネルギー大手独Eon(デュッセルドルフ)のハンガリー事業国有化を同国政府が検討している。中道右派のオルバン政権は主要産業の再国有化を進めており、その延長線上にある計画のようだ。同社はコメントを控えている。 \ 国営ハン

三菱重工業―Vestasと提携協議―

三菱重工が風力発電タービン大手のVestas(デンマーク)と提携協議していることが8月28日、メディア報道で分かった。両社は交渉内容を伏せているものの、協議の事実を追認した。 \ Vestasは風力発電タービンの世界最大

独エーオンのハンガリー事業、政府が国有化検討

独エネルギー大手エーオンのハンガリー事業国有化を同国政府が検討している。中道右派のオルバン政権は主要産業の再国有化を進めており、その延長線上にある計画のようだ。同社はコメントを控えている。 \ 国営ハンガリー通信MTIは

チェコWIKOV、パキスタンで風力発電建設

パキスタン南部のシンド州政府はこのほど、タッター県のガロ―ジャンピール地区に出力50メガワットの発電所を設置するプロジェクトでチェコのWIKOVウィンドと提携趣意書を交わした。資金調達などプロジェクトの執行は政府が担当し

ルーマニア、2016年末までに非電化地域を解消

ルーマニア政府は2016年末までに非電化地域を解消する方針を明らかにした。電化が済んでいない国内2,000村落が対象で、10億レウ(2億3,000万ユーロ)を投資する。費用の90%を国が、10%を地方自治体が負担する。

エストニア国営電力、アイルランド社と提携

エストニア国営電力、エースティ・エネルギアは8月29日、子会社のエネフィット・オートテック・テクノロジー(EOT)が、アイルランドのサン・レオン・エナジーから、モロッコ・タルファヤ州のオイルシェール鉱床の基本分析業務を受

海底送電線の責任問題明確化、政府が法案了承

ドイツ政府は8月29日の閣議で、海底送電線の敷設遅延や送電障害が起きた場合の補償ルールを定めた法案を了承した。洋上風力発電パークと海底送電線に安心して投資できる環境を整えることで、再生可能エネルギーの普及を加速させる狙い

Q-Cells SE―韓国ハンファが買収に向け契約―

4月に倒産した独太陽電池大手Q-Cellsは26日、韓国の大手財閥ハンファ・グループが同社を買収する契約に調印したと発表した。29日の債権者集会で承認されると発効する。ただ、Q-Cellsの買収に向けてはスペインの太陽電

Eon

独エネルギー大手Eonのロシア子会社Eon Russiaは28日、天然ガスの調達先を変更すると発表した。今年末で切れる国営Gazpromとの契約を延長せず、民間企業Novatekからの調達に切り替える。契約期間は15年、

エーオンが火力発電所建設を全面中止

エネルギー大手の独エーオンは23日、西欧でのガス・石炭発電所新設計画をすべて中止する方針を打ち出した。同地域では太陽光・風力などの再生可能エネルギー発電施設が増加し発電能力がだぶついているため、発電所を増やすと電力価格の

シーメンス、マケドニア初の風力発電所にタービンを納入

シーメンス・ウィンド(デンマーク)とシーメンスのギリシャ子会社がマケドニア国営電力会社エレムから風力発電設備を受注した。出力2.3メガワットのタービンを16基を納入する内容で、契約規模は4,110万ユーロに上る。マケドニ

政府が暖房買い替え補助金などの導入検討

原子力発電の廃止を前倒しするとともに再生可能エネルギーの利用拡大と大幅な省エネを目指す「エネルギー転換政策」の実現に向け、政府が法令を少なくとも2つ準備していることが、最近のメディア報道で明らかになった。1つは洋上風力発

7月生産者物価+0.9%、上げ幅は2年来の低水準に

ドイツ連邦統計局が17日発表した2012年7月の生産者物価指数(2005年=100)は117.8となり、前年同月比の上昇率は6月の1.6%から0.9%へと低下した。上げ幅は2年2カ月ぶりの低水準。景気減速が物価を押し下げ

Solarworld AG―40%以上の減収に―

太陽電池モジュール大手の独Solarworld(ボン)が13日発表した2012年4-6月期(第2四半期)決算の売上高は1億6,959万ユーロとなり、前年同期比で43.8%減少した。中国企業の値下げ攻勢を受け市場価格の急落

Eon AG―トルコ市場に参入か―

エネルギー独最大手のEon(デュッセルドルフ)がトルコ市場への参入を計画しているもようだ。ロイター通信が消息筋の情報として17日報じたもので、現地同業Enerjisaの資本50%を墺競合Verbundから譲り受ける方向で

Sovello

5月に倒産した太陽電池メーカーSovelloは21日、生産活動を27日から全面的に停止すると発表した。投資家探しが難航し、給与支給も継続できなくなるためで、500人強の従業員を全員、今月末で解雇する。今後も投資家を模索す

Tennetに監督当局が調査のメス、海底送電網建設遅れで

電力・通信・鉄道網などの監督機関である連邦ネットワーク庁(BNetzA)が、高圧送電網管理・運営会社のTennetに対する調査を開始した。送電ケーブル敷設の遅れで事業に支障が出かねないとする風力発電パーク運営事業者の苦情

RWEが世界最大の褐炭発電所稼働

エネルギー大手のRWEは15日、ケルン北西約25キロのグレーヴェンブローホ・ノイラート地区で新褐炭発電所「BoA 2&3」の本格稼働を開始した。発電能力は2,200メガワット(MW)で、褐炭発電所では世界最大。

チェコ電力大手CEZ、上期に増収増益

チェコ電力最大手CEZが10日発表した2012年上期(1~6月)決算は純利益が272億コルナとなり、前年同期から14%拡大した。電力販売価格の上昇とコルナ安による為替差益が寄与した。 \ 売上高は前年同期比9%増の1,1

ウクライナの電力輸出が拡大・1~7月は73%増の53.2億kWh

ウクライナの電力輸出が2012年1~7月に53億2,000万キロワット時となり、前年同期から73.1%拡大したことが明らかになった。14日付けのインタファクス通信が、エネルギー・石炭産業省の統計を引用して報じた。 \ 1

台湾のAUO、欧州PV企業との提携プロジェクト開始

台湾のパネル大手である友達光電(AUO)はこのほど、欧州連合(EU)の太陽光発電(PV)産業で統合サービスを提供する目的で、業界企業の戦略提携を構築する「EUプロジェクト」を年内に開始すると発表した。EU域外からの格安製

国内ガス田の試験生産開始

ポーランドの国営ガス企業PGNiGは16日、中西部ビエルコポルスカ県の「コモジェ3K」ガス井で試験生産を開始したと発表した。埋蔵状況をより具体的に把握した上で、来年からの商業生産を目指す。コモジェ・ガス田は10億立方メー

独エントラーデ、セルビアでバイオガス施設を建設

セルビア環境・工業・国土計画省はこのほど、ドイツのエントラーデ・グループがクラリェヴォで計画するバイオガス施設の建設を許可した。 \ エントラーデによると、同施設は出力3.4メガワット、年間の発電量が27.3ギガワット時

チェコのソーラー業界が苦戦、税負担と価格競争で

チェコのソーラー業界が苦境に陥っている。アジアからの安価な製品の流入に加え、2010年に導入された太陽光発電電力への売上税(税率:26%)が財務の重い負担となっているからだ。業界企業の多くが減益や赤字決算を余儀なくされ、

ウクライナで太陽光発電の導入進む

ウクライナで太陽光発電の普及が加速している。欧州太陽光発電産業協会(EPIA)などのデータをもとに市場調査会社マッコーリー・リサーチがまとめたところによると、同国では2016年までに合計1.8ギガワット(GW)の太陽光発

エネルギー集約型企業の税負担軽減延長へ=閣議決定

ドイツ政府は1日の閣議で、エネルギー税制改正案を了承した。エネルギー集約型企業に大幅な税還付を認めた「最高負担額の調整(Spitzenausgleich)」という名のルールを来年以降も条件付きで継続するのが柱。経済界は歓

再生エネ助成、消費者負担は来年5割増か

再生可能エネルギー発電の買い取りに伴う最終消費者の負担額は来年、48%増加する見通しだ。消費電力に占める再生エネの割合が急上昇していることが響くという。2日付『ハンデルスブラット(HB)』紙が送電網事業者のデータをもとに

―ポーランドで風力パーク買収―

エネルギー大手の独RWE(エッセン)は6日、再生可能エネルギー子会社RWE Innogyがポーランドの陸上風力発電パークTaciewoをスペイン同業Gamesaから買収すると発表した。同国での風力発電容量を2015年まで

Solarwatt AG―BMWの大株主が買収の意向―

6月に会社更生手続きの適用を申請した太陽電池モジュールメーカーSolarwatt(ドレスデン)は1日、大株主のシュテファン・クヴァント氏が同社を買収する計画だと発表した。債権者の承認を得られれば、完全買収に踏み切る。同氏

Areva

原発大手の仏Arevaはドイツの従業員数を今後4年で1,200人削減する。ドイツが昨年、原発廃止を最終的に決定したこと受けた措置。経営上の理由による整理解雇は見合わせる意向で、人員削減は有期契約・派遣社員の削減と退職によ

Eon

エネルギー大手の独Eonは7日、2012年上半期の最終利益が前年同期の9億ユーロから3.7倍の33億ユーロに拡大する見通しだと発表した。露Gazpromからの天然ガス調達条件を変更したことが最大の増益要因。ドイツの原発廃

独バイオディーゼル業界、生産急減

独バイオディーゼル業界が苦境に立たされている。独バイオ燃料産業連合会(VDB)によると、2012年4-6月期の国内生産量は47万5,000トンで、前年同期(63万6,000トン)の4分の3に減少。工場稼働率は75%から5

独風力発電市場の成長続く

独風力エネルギー全国連盟(BWE)と独機械工業連盟(VDMA)のパワーシステム部会は1日、2012年1-6月期に国内で新規設置された風力発電設備の容量が1,004メガワット(MW)となり、前年同期比で26%拡大したと発表

パンクバンドに支援の輪~ロシア

プーチン大統領とロシア正教の支配を批判して拘留されている女性パンクバンド「プッシー・ライオット」のメンバー3人に、国際ミュージック界の大物が支援の声をあげている。プッシー・ライオットは3月の大統領選挙の直前に、ロシア人の

8月1日付の主な法令改正

・調停促進法施行、法廷内・法廷外の和議に初めて法的な根拠を付与 \ \ ・オンライン契約で消費者保護を強化。契約画面に「支払い義務のある注文(zahlungspflichtig bestellen)」などと明記した確認ボ

RWE AG―洋上風力パーク計画を延期―

エネルギー大手の独RWE(エッセン)は洋上風力発電パークの設置計画を先送りする。法的な枠組み作りが遅れており、見切り発車で建設を強行するとリスクが大きいためだ。再生可能エネルギー子会社RWE Innogyのハンス・ビュン

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