電力・エネルギー

「バイオ燃料は持続可能な社会実現に貢献せず」

ドイツ国立科学アカデミー(Leopoldina)は7月26日、国内のバイオマスエネルギー利用の可能性や問題に関する研究報告書『バイオエネルギー:可能性と限界』(英語タイトル:Bioenergy – Chanc […]

電力消費に占める再可エネの割合25%突破

独エネルギー水道産業連合会(BDEW)は7月26日、今年上半期の国内電力消費に占める再生可能エネルギー電力の割合が25.1%となり、前年同期の約21%から大きく拡大したと発表した。同割合が25%を超えるのは初めて。 \

CO2からメタノール合成、新たな金属錯体触媒開発

二酸化炭素(CO2)と水素(H2)からメタノール(CH3OH)を合成する触媒で、溶液中に溶けて働く「均一系」と呼ばれる遷移金属錯体触媒を、アーヘン工科大学(RWTH)ユルゲン・クランカーマイヤー教授を中心とする研究チーム

イタリアの再可エネ大手、ウィンドパーク建設を計画

イタリアの再生可能エネルギー大手アレリオン・グループが、ハンガリー中部のDunaföldvarにウィンドパークを建設することを計画している。ダウ・ジョーンズ通信が23日報じた。2MWの発電タービンを20基設置する予定で、

CEZの発電所売却、デロイトがアドバイザーに

チェコ電力最大手CEZは7月23日、傘下の石炭火力発電所の売却のアドバイザーにコンサルティング大手デロイト・トウシュ・トーマのチェコ子会社であるデロイト・アドバイザリーに決定したと発表した。同社は競合企業の電力卸売市場へ

中国CHEC、ルーマニアの火力発電所建設を落札

ルーマニアのCE ロビナリ火力発電所(トゥルグ・ジウ近郊)の5号機建設プロジェクトの入札で、中国発電設備メーカーのCHEC(フアディエン・エンジニアリング=中国华电工程集团有限公司)が丸紅を抑えて落札した。ダウ・ジョーン

ボスニアが太陽光発電に着手、建設・営業権入札開始

ボスニア・ヘルツェゴヴィナで太陽光発電所の建設・営業権の入札が始まった。中央ボスニア県行政当局の発表によると、国内初の2つの太陽光発電施設はヤイツェのBlazevici地区に設置され、同地の採石会社プリヴァの敷地に建設さ

ロスネフチ、BPのTNK-BP持ち株買収に向けて交渉を開始

ロシアの国営石油会社ロスネフチは24日、英石油大手BPが保有する露合弁会社TNK-BPの株式の50%の買収に向けて、BPと交渉を開始したと発表した。BPは6月、合弁パートナーであるAAR(アルファグループ、アクセス・イン

伊エニとロスネフチ、資源開発で融資協定に調印

ロシアの石油公社ロスネフチとイタリアの石油大手エニは23日、バレンツ海と黒海沖の石油・天然ガス開発に関するローンファシリティ(融資枠)協定に調印した。 \ 両社はすでに4月25日、開発調査のための合弁会社を設立することで

ZFサービス部門、成長鈍化の見通し

独自動車部品大手ZFフリードリヒスハーフェンのアフターサービス子会社(ZFサービシズ)のアロイス・ルートヴィヒ社長は21日、今後数年の平均成長率が5%程度にとどまるとの見通しを明らかにした。これはグループ全体の成長見通し

太陽電池の発電容量、年末までに風力抜く見通し

ドイツの太陽光発電(PV)の累積発電容量が年末までに風力発電を抜く見通しだ。送電網事業者のデータをもとに連邦ネットワーク庁が21日明らかにした。 \ それによると、PVの発電容量は今年7.1ギガワット(GW)増えて32G

市民参加の発電組合、全国で500以上に

再生可能エネルギー事業に参加する市民が増えている。発電事業協同組合団体のDGRVなどがこのほど実施したアンケート調査によると、再生可能エネルギー事業の運営に向けて設立された協同組合は2005年からこれまでに508組合に達

ロシア、原発建設でベラルーシと最終合意

ロシアのメドベージェフ首相と隣国ベラルーシのミャスニコヴィチ首相は18日、ベラルーシ初となる原発の建設で最終合意し、ベラルーシの首都ミンスクで協力協定に調印した。RIAノボスチ通信がこのほど報じた。この原発建設事業ではロ

ハンガリーMOL、メタンハイドレート開発拡大

ハンガリーのエネルギー大手MOLが、カザフスタンの国営石油・ガス会社カズムナイガスのガス開発子会社KMG EPとの提携を拡大している。MOLは18日、KMG EPが行っているカルポフスキー地方北部でのメタンハイドレート開

チェコ、国内のウラン採掘事業を推進

チェコ政府が、国内のウラン生産事業を強化する計画だ。ダウ・ジョーンズ通信が20日伝えた。まずは、ボヘミア・モラヴィア地方のロシュナ鉱山の採掘量を引き上げる予定という。 \ ロシュナは中欧で唯一採掘が続けられているウラン鉱

リトアニア、ヴィサジナス原発建設で国民投票実施

リトアニア議会は18日、ヴィサジナス原子力発電所建設の是非を問う国民投票を実施することを賛成多数で決めた。国民投票は、10月の議会選挙と同時に実施される。 \ ヴィサジナス原発は2015年に着工し、2020年に完成する予

Sovello GmbH―従業員数を半減―

5月に倒産した太陽電池モジュールメーカーSovello(ビターフェルト・ヴォルフェン)は19日、従業員(計970人)の約半数に当たる475人を整理解雇すると発表した。同社の売却先を確保するには従業員の削減が欠かせないと判

Siemens AG―洋上風力発電タービン300基受注―

電機大手の独Siemens(ミュンヘン)は19日、デンマークのエネルギー最大手Dong Energyから洋上風力発電タービン300基を受注したと発表した。受注高は非公開。『ハンデルスブラット』紙が業界筋の情報として報じた

Alstom S.A.―独で操短、ガス発電設備の需要減で―

重電大手の仏Alstom(ルヴァロワ=ペレ)はドイツ拠点の一部で操業時間を短縮する。エネルギー転換政策の不透明性を背景に天然ガス発電設備の需要が大きく落ち込んでいるためだ。独法人のアルトヘンリク・ヴルフ新社長が『ファイナ

EU洋上風力発電、上半期新規設置は523メガワット

欧州風力エネルギー協会(EWEA)は18日、2012年1-6月期に欧州連合(EU)域内で新規設置(送電網に接続)された洋上風力発電設備の容量が523.2メガワット(MW)となり、前年同期の1.5倍に拡大したと発表した。設

豪企業、ウラン採掘の合弁会社設立

ハンガリーがメチェック山脈でのウラン採掘プロジェクトに動き出した。国営企業Mecsek-Oko、Mecsekerc、ハンガリー電力が2010年末、オーストラリアのワイルドホース・エナジー社と同開発提携を結んでいたが、この

ウエスチングハウス、チェコ企業と戦略提携

東芝の米国子会社ウエスチングハウスは9日、チェコのテメリン原発拡張工事を受注した場合に構造・機械部品モジュールの製造・設置でエンジニアリング大手ヴィトコヴィツェと戦略提携を結んだ事実を明らかにした。 \ テメリン原発の新

セルビア水力発電所改修工事、入札開始

セルビアの国営電力産業公社(EPS)が7月初め、セルビア西部のズヴォルニク水力発電所の改修工事の入札手続きを開始した。9月15日まで国内外の投資家からの応札を募る。総工費は9,500万ユーロで、うち約7,000万ユーロは

EnBW株買い戻しで背任容疑、前州首相宅など家宅捜査

シュツットガルト検察当局は11日、バーデン・ヴュルテンベルク州のシュテファン・マップス前首相(キリスト教民主同盟)など対象とした捜査で、家屋と事務所合わせて10カ所を家宅捜査した。地元エネルギー大手EnBWの株式を仏電力

Centrotherm photovoltaics AG―会社更生手続き申請―

太陽電池装置製造装置メーカーのCentrotherm(ブラオボイレン)は11日、ウルム区裁判所に会社更生手続きの適用を申請した。顧客企業の相次ぐ経営破たんや業績不振を背景に経営が急速に悪化、6月には取引信用保険の適用が停

Bilfinger Berger SE―Bilfingerが米で買収―

建設大手の独Bilfinger Berger(マンハイム)は12日、米国の同業Westconを完全買収すると発表した。米国でサービス事業を強化する考え。取引金額は公表しないことで合意した。 \ Westconはパイプライ

テメリン原発拡張工事、予想通り3社・連合が応札

チェコ国営電力CEZは2日、現地CTK通信に対し、テメリン原子力発電所の拡張工事の入札で、予想通り3社・企業連合が応札したと明らかにした。応札したのはアトムストロイエクスポルト、ギドロプレス、シュコダのロシア・チェコ企業

独エーオン、ガスプロムと価格見直しで合意

独エネルギー大手エーオンは3日、ロシアの政府系天然ガス企業ガスプロムとの間で結んでいたガス長期購入契約を見直すことで合意したことを受け、2012年の業績見通しを上方修正すると発表した。 \ ガスプロムの欧州向け長期ガス契

ブルガリア風力発電市場、露伊合弁会社が進出

ロシアのルクオイル・エネルゴとイタリアの再生可能エネルギー会社ERGリニューの合弁会社であるLukerg リニューがこのほど、オーストリアのライフアイゼン・エネルギー・アンド・エンバイロンメント(REE)から同社が保有す

Siemens AG―伊火力発電設備メーカー買収か―

電機大手の独Siemens(ミュンヘン)がイタリアの火力発電設備大手Ansaldo Energiaを近く買収するもようだ。伊経済紙『Il Sole 24 ORE』が5日報じたもので、Ansaldo Energiaの親会社

Areva S.A.―Eon/RWEの英原発買収に意欲―

原発大手の仏Arevaは独エネルギー大手EonとRWEが売却予定の英原発合弁会社Horizonを中国同業・広東核電集団有限公司(CGNPC)と共同で買収する意向だ。Arevaのリュック・ウルセル社長が7日、明らかにした。

鉄道活用した送電網拡張、技術・コスト面で大きなカベ

電力・通信・鉄道網などの監督機関である連邦ネットワーク庁(BNetzA)は2日、ドイツ鉄道(DB)の送電インフラを活用した高圧送電網整備についての鑑定評価報告書を発表した。それによると、DBの架線設備の活用は「技術的に実

独RWEイノジー、風力発電ファームの稼働開始

独エネルギー大手RWE傘下で再生可能エネルギー事業を手がけるRWEイノジー(RWE Innogy)は2日、ポーランドのクシェンチンで発電容量14メガワット(MW)の風力発電ファームの稼働を開始したと発表した。これにより、

スペインのアルデサ、発電パークの建設受注

スペインのエンジニアリング会社アルデサはこのほど、ポーランド北部のヴィツコ風力発電パークの建設を受注した。出力2メガワットのタービン20基も納入し、3年間の保証義務を負う。契約規模は2億4,376万ズロチ(5,330万ユ

エーオンがガスプロムと合意、天然ガスの新しい調達条件で

エネルギー大手の独エーオンは3日、露ガスプロムからの天然ガス調達条件を変更することで合意したと発表した。スポット市場価格が低下していることに対応したもので、エーオンはこれまでよりも有利な条件で供給を受けることになる。今回

プラスチック・オムニウム、R&Dセンター設立

仏自動車部品大手プラスチック・オムニウムは6月28日、燃料システム部門イナジー・オートモーティブ・システムズの研究開発センターを設立すると発表した。2014年夏に稼働を開始する。 \ 新センターは仏北部コンピエーニュ近郊

CO2貯留・ソーラー助成で妥協案成立

独連邦議会(下院)と連邦参議院(上院)の両院協議会は6月27日、二酸化炭素(CO2)の分離・貯蔵(CCS)技術の導入に関する法案に関し、同技術の利用を認める一方で貯留量の上限を連邦議会案より引き下げる妥協案で合意した。ま

Schott AG―ソーラー事業を大幅縮小―

ガラス大手の独Schott(マインツ)は6月28日、ソーラー事業の縮小計画を発表した。太陽電池価格の大幅下落を受けた措置で、結晶系シリコン太陽電池事業から全面撤退。従業員1,100人のうち870人を整理する。集光型太陽熱

Bilfinger Berger SE―エンジニアリング会社を買収―

建設大手の独Bilfinger Berger(マンハイム)は6月28日、発電プラントエンジニアリング会社の独Envi Conを買収すると発表した。建設会社から産業向けサービス会社への脱皮に向けた戦略の一環で、今後も他社買

架線給電のハイブリッドトラック、シーメンスが実証試験

独電機大手のシーメンスはこのほど、外部から電力供給を受けながら走行するハイブリッドトラックシステム開発プロジェクト「ENUBA」の実証試験を開始した。路上の架線から供給される電力で走行し、架線のない区間では補助的にディー

わずか5秒で70%充電、リチウムイオン電池の新電極構造開発

リチウムイオン電池の充電時間を飛躍的に短縮する新たなナノ複合電極の開発にミュンヘン大学のトーマス・バイン教授を中心とする研究チームが成功した。チタン酸リチウム(lto)とポリマーを400度で加熱して規則的な配列の細孔を持

ポーランド、原発建設プロジェクトの入札延期

ポーランドの政府系電力会社PGEが計画している同国初の原発建設プロジェクトの入札が遅れるもようだ。現地経済サイト『ワルシャワ・ボイス』が28日に報じた。当初は4~6月に入札を行う予定だった。PGEのクリストフ・キリアン最

銅山大手KGHM、カナダで新鉱山開発、現地会社と提携

ポーランドの国営銅山会社KGHMは6月末、カナダの鉱脈探索会社バージニア・マインズと戦略提携を結んだ。KGHMは子会社KGHMインターナショナルを通して、バージニアと銅およびニッケルの鉱山開発に共同で取り組む。 \ 開発

競争法問題で欧州委に和解案提示

チェコの国営電力会社CEZが、競合企業の電力卸売市場への参入を妨害した疑いがあるとして欧州委員会の調査を受けている問題で、CEZは6月26日、傘下の発電所を売却するという和解案を欧州委に提示したことを明らかにした。 \

国営電力インターラオ、外国投資計画を断念

ロシアの国営電力インターラオが、国外企業買収による事業拡大を断念する。コワルチュック社長が、6月末に開かれた同社の年次総会で明らかにした。国内電力市場での当局の規制政策が不透明なことから、投資計画を立てにくいというのが理

輸入物価、前月比で2カ月連続低下

ドイツ連邦統計局が6月27日発表した5月の輸入物価指数は前月比0.7%減となり、2カ月連続で低下した。エネルギーが3.7%減となり、2009年9月以来の大幅減となったことが大きい。エネルギーを除いたコアの変動率はプラス0

チェコEPH、スロバキアSPP出資で政府と交渉

チェコのエネルギー産業ホールディング(EPH)が20日、スロバキアのガス大手SPPの株式49%の取得に向けて、スロバキア政府と交渉を持ったもようだ。経済省の資料で明らかになったもので、交渉に近い筋によると、経営権も議題に

リトアニア議会、ヴィサジナス原発建設計画を承認

リトアニア議会は21日、同国東部のヴィサジナスに原子力発電所を新設する計画を承認した。抗議の印として反対派議員が欠席したことで、定数141の議会で議決に参加したのは74人にとどまったが、このうち70人が日立製作所との契約

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