ドイツ経済ニュース

メルセデスが販売台数でBMWに並ぶ

高級乗用車大手の独メルセデスベンツが11日発表した主力ブランド「メルセデス」の第3四半期(7~9月)の販売台数は前年同期比21%増の51万7,800台と大幅に伸びた。これまで高級車トップだった競合BMWグループの「BMW […]

欧州委が独水素プロジェクト2件への補助金を承認

欧州連合(EU)の欧州委員会はこのほど、再生可能エネルギーを用いて製造する「グリーン水素」に絡んだドイツのプロジェクト2件で補助金交付を承認したと発表した。鉄鋼大手ザルツギター・フラッハシュタールは10億ユーロ、化学大手

EUで冬のガス消費9~13%削減が必要=IEA

国際エネルギー機関(IEA)はこのほど、世界の天然ガス市場に関する四半期レポートを公表し、ロシアが欧州へのガス供給を継続的に絞り込んでいるため、2023年も世界的に天然ガスの需給逼迫が続くとの見通しを示した。欧州ではバル

環境活動家トゥンベリさんが原発の稼働延長を要求

気候変動対策を求める若者主導の草の根運動「フライデー・フォー・フューチャー」を立ち上げたスウェーデン人グレタ・トゥンベリ(19)さんが、エネルギー危機対策でドイツ政府が打ち出した石炭火力発電の一時的な拡大方針を批判した。

値上げの動きが強まる、食品分野では全社が計画

Ifo経済研究所が5日発表した9月のドイツ価格計画指数(DI)は前月の48.1ポイントから53.5ポイントへと上昇した。アンケート調査の対象となった企業の半数以上が値上げを計画している。調査担当者は「インフレの波は残念な

住宅建築価格の上げ幅8月は16.5%に

ドイツ連邦統計局が6日発表した8月の住宅建築価格指数(付加価値税込み)は前年同月を16.5%上回った。上げ幅は5月の同17.6%をやや下回ったものの、水準は依然として高い。幅広い資材分野での価格上昇が反映された格好だ。8

ICT業界の景況感悪化、危機克服を支援できる企業は楽観

独情報通信技術(ICT)業界で景況感が悪化している。Ifo経済研究所のアンケート調査結果をもとに業界団体Bitkomが6日発表したところによると、9月の業界景況感指数は6.2ポイントとなり、前月の14.1ポイントから大幅

9月インフレ率10%に上昇

ドイツ連邦統計局が9月29日発表した同月の消費者物価指数(速報値)は前年同月を10.0%上回った。メディア報道によると、インフレ率は1951年12月(10.5%)以来の高水準。コスト上昇を川下に転嫁する企業が増えているほ

「23年成長率は最悪-8%に」=秋季予測

Ifoなど有力経済研究所は9月29日にドイツ政府に提出した秋季経済予測で、2023年の国内総生産(GDP)成長率が最悪の場合、マイナス7.9%となる見通しを明らかにした。今年から来年にかけての冬の寒さが厳しく天然ガス不足

雇用情勢はなお安定、9月の失業者数6.2万人減少

ドイツ連邦雇用庁(BA)が9月30日発表した同月の失業者数は248万6,000人となり、前月を6万2,000人下回った。季節要因を加味したベースでは1万4,000人増えたものの、これはウクライナ難民の多くが失業登録したこ

10月1日付の法令改正

・最低賃金を1時間10.45ユーロから12ユーロに引き上げ。これに伴いミニジョブ(被用者の税金・社会保険料納付義務が免除された低賃金労働)の月収上限が450ユーロから520ユーロに上昇。ミディジョブ(ミニジョブよりも月収

RWE―米再生エネ企業を買収、インフレ抑制法追い風に―

エネルギー大手の独RWEは1日、米同業コン・エジソンの再生可能エネルギー子会社コン・エジソン・クリーン・エナジー・ビジネス(コン・エジソンCEB)を完全買収することで合意したと発表した。買収が実現するとRWEは米国の再生

BASF―CCUSソリューション開発で韓社と協業―

化学大手の独BASFは9月28日、韓国の建設大手GSエンジニアリング・アンド・コンストラクション(GS E&C)と二酸化炭素回収・有効利用・貯留(CCUS)のモジュールソリューションを共同開発することで基本合意

ヴィテスコ―サプライチェーンの短縮を計画―

パワートレイン大手の独ヴィテスコ・テクノロジーズがグローバルに展開しているサプライチェーンの短縮を計画している。コスト削減を最重視する部品調達の脆弱性がコロナ禍をきっかけに露呈したうえ、独裁国家で事業を展開するリスクが強

BMW―アマゾンの音声アシストを採用―

高級乗用車大手の独BMWは9月28日、同社の次世代音声アシストシステムに米IT大手アマゾンのアクセラ技術を採用すると発表した。運転手はこれまでよりも自然に車両と対話できるようになり、運転に専念しやすくなるという。2年以内

ジクスト―中国BYDからBEV10万台強を調達―

レンタカー大手の独ジクストは4日、中国の電動車メーカー比亜迪(BYD)から電気自動車(BEV)を調達することで合意したと発表した。ジクストは電動車の投入拡大方針を打ち出しており、その一環としてBYDの車両を採用。欧州事業

BMWを中心に水素トラックプロジェクト

自動車大手の独BMWは9月28日、同社を中心とするコンソーシアムが水素を燃料とする内燃機関トラックの研究プロジェクトを実施すると発表した。水素トラックは補給時間、積載量、航続距離、投入の柔軟性などの面でメリットが大きいう

高所得層も光熱費急増を心配

ドイツの借家人の80%が光熱費の大幅上昇を心配していることが、エネルギーサービス事業者イスタ(Ista)の9月のアンケート調査で分かった。5月の68%から12ポイント増加した。同回答は手取り収入が月1,500ユーロ未満の

機械メーカーの6割がエネ高騰・不足を懸念

ドイツ機械工業連盟(VDMA)は9月30日、会員企業を対象に実施した最新のアンケート調査結果を発表した。チーフエコノミストのラルフ・ヴィーヒャース氏は、エネルギー供給問題が原因で生産抑制を余儀なくされている企業は現在10

機械業界受注、8月は横ばいに

ドイツ機械工業連盟(VDMA)が4日発表した独業界の8月の新規受注高は前年同月比で実質横ばいとなった。国外受注は2%増えたものの、国内が同6%落ち込んだ。 国外はユーロ圏が23%増と大きく伸びた。ユーロ圏外は5%減少して

材料・部品不足が再び悪化

サプライチェーンのひっ迫度が再び高まっている。Ifo経済研究所が独メーカーを対象とする9月のアンケート調査結果をもとに30日に発表したところによると、材料・部品不足に現在、苦慮するメーカーの割合は8月の62.0%から65

ドイツ鉄道が大幅値上げ

ドイツ鉄道(DB)は9月28日、長距離旅客鉄道料金を12月11日のダイヤ改正に合わせ平均4.9%引き上げると発表した。値上げ幅は昨年の1.9%を大幅に上回る。同社は声明で、インフレ率が約8%と50年来の高水準に達している

エネルギー価格手当

2022年税負担軽減法の一環として、全ての被雇用者に対して一回限り、一律300ユーロが支給されます。受給対象となるのは、事業所得、農林事業所得や給与所得のある無制限の納税義務者となっています。年金や金融所得もしくは賃貸か

電力・ガス価格引き下げへ、政府が2000億ユーロの基金設置

ドイツ政府は9月29日、高騰している天然ガス・電力価格を引き下げるための措置を実施すると発表した。一般世帯と企業に極度の負担がかかり、家計・経営破たんが急増することを防ぐ狙い。これに伴い、ガス調達コストの膨張で資金繰りが

EU加盟国が節電義務化などで合意

欧州連合(EU)加盟国は9月30日、臨時エネルギー相理事会を開き、エネルギー価格高騰対策として、加盟国にピーク時の節電を義務付けるほか、価格高騰の恩恵を受けているエネルギー企業の利益に上限を設けて超過分を徴収したり、化石

残存原発2基を年明け以降も稼働、経済相が見通し表明

ドイツのロベルト・ハーベック経済・気候相(緑の党)は9月27日、予備電源に組み込む予定の残存原発2基を年明け以降も稼働させる見通しを明らかにした。隣国フランスで冬季に電力が不足し、ドイツからの供給量が従来予想を上回る可能

省エネ政令を修正

ドイツ政府は9月28日の閣議で、省エネ政令の修正案を了承した。8月末に了承した同政令に対する批判や意見を踏まえたもので、9月1日にさかのぼって施行される。期間は来年2月末まで。 省エネ政令はロシアからの天然ガス供給が削減

ダイムラー・トラック―中国で「メルセデス」車の生産開始―

商用車大手の独ダイムラー・トラックは23日、北京福田汽車との中国合弁「北京福田ダイムラー・オートモティブ(BFDA)」が建設した工場で開所式を行ったと発表した。北京の懐柔区にある新工場では「メルセデスベンツ」ブランドのト

ランクセス

化学大手のランクセスは27日、西南ドイツのマンハイムにある工場内でのグリーン水素製造を検討していると発表した。2040年までに炭素中立を実現する目標実現に向けた取り組みの一環。再生可能エネルギー分野のプロジェクト会社JU

エネ高騰が車サプライヤーを直撃

エネルギー価格の高騰が自動車部品メーカーを直撃していることが、独自動車工業会(VDA)の会員アンケート調査で分かった。資金繰りが厳しくなっている企業も多く、ヒルデガルト・ミュラー会長は「状況はますます深刻化している」と指

コンチネンタルがホースの検査結果を偽装

自動車・産業部品大手コンチネンタルのホース・配管部門コンチテックで複数の種類の品質不良製品を出荷していたことが明らかになった。カーエアコン用ホースの検査結果を偽装していたことが週刊誌『シュピーゲル』の23日付報道で発覚。

肥料の国内販売が半減、天然ガス価格の高騰で

ドイツ国内での肥料販売量が大幅に減少していることが、連邦統計局の発表で分かった。それによると、第2四半期は主要肥料のリンが前年同期比50.6%減の1万4,000トン、カリウムが52.3%減の5万5,900トンと半減。窒素

薪の価格が86%上昇、暖房不足懸念で需要急増

暖房用の木質ペレットと薪の価格が高騰している。輸送コストなどが上昇しているうえ、需要が大幅に増えているためだ。ドイツ連邦統計局は22日、8月は消費者向けの価格が前年同月を平均85.7%上回ったことを明らかにした。上げ幅は

水道水冷媒の冷却器、独社が生産加速へ

冷媒に水道水を用いた冷却器を手がけるスタートアップ企業エフィシェント・エナジーが生産を大幅な効率化する。温室効果ガス排出規制の強化とエネルギー価格の高騰を背景に需要が急速に増えているためで、垂直統合を可能な限り水平統合の

ロシアで個人データ加工の独企業なし

個人データをロシアに移管して現地で加工するドイツ企業はなくなったことが、情報通信業界連盟(Bitkom)のアンケート調査で分かった。ベルンハルト・ローレーダー専務理事は「ロシアは国際法違反のウクライナ侵略で自ら孤立した。

JALが成田~フランクフルト線を増便

日本航空(JAL)は22日、成田~独フランクフルト線を12月1日付で増便すると発表した。現在の週5往復(月・水・金・土・日)から週7日往復へと改める。期間は来年1月31日まで。全日本空輸(ANA)も先ごろ、羽田~フランク

粗鋼生産6カ月連続減少、8月は-2.3%に

独鉄鋼業界団体シュタールが21日発表した8月の粗鋼生産高は287万3,000トンとなり、前年同月を2.3%下回った。減少は6カ月連続。高炉鋼は0.1%減の215万8,000トンとほぼ横ばいを保ったものの、電炉鋼が8.6%

オミクロン対応3ワクチンの接種を勧告

独ロベルト・コッホ研究所(RKI)の予防接種常任委員会(STIKO)は20日、新型コロナウイルスのオミクロン株に対応したワクチン3種類の接種勧告方針を発表した。3ワクチンは欧州連合(EU)の欧州委員会が今月に承認を済ませ

ミュンヘンでコロナ感染者急増

独南部のミュンヘン市で新型コロナウイルスの感染者数が急速に増えている。ロベルト・コッホ研究所(RKI)の27日の発表によると、人口10万人当たりの直近7日間の新規感染者数は424.9人となり、前週同日比で約77%増加した

コロナ禍で個人消費にドーナツ化現象

コロナ禍の発生後、個人消費が都市中心部から郊外地域に移るドーナツ化現象が定着したことが、Ifo経済研究所の調査で分かった。それによると、都市中心部の5月末時点の小売売上高はコロナ禍前に比べ10%減少。郊外地域は同20%増

上部へスクロール