ドイツ経済ニュース

ユーロ圏初の人民元決済、中国銀行がフランクフルトで開始

ユーロ圏初の人民元決済業務を中国銀行が17日、ドイツの金融都市フランクフルトで開始した。独連邦銀行(中銀)と中国人民銀行(同)の3月の合意に基づく措置で、ドイツ企業の対中取引に弾みがつくと期待されている。 人民元で取引す […]

機内でエボラ患者治療へ、ルフトハンザが機材改造

エボラ出血熱患者を飛行中の機内で治療できるようにするため、ルフトハンザドイツ航空が機材の改造に乗り出した。ドイツ政府から委託を受けたためで、今月末には同患者の治療用に投入できるという。週刊誌『シュピーゲル』(オンライン版

「社会保障ツーリズム」はノー、欧州裁が画期的判決

欧州連合(EU)の他の加盟国からの移民に対しドイツが失業手当の給付を拒否したことの是非をめぐる裁判で欧州司法裁判所(ECB)は11日、拒否は妥当との判断を示した。中東欧から西欧の手厚い福祉だけを目的に移民する「社会保障ツ

ドイツが最も評価の高い国に=GfK調査

市場調査大手のGfKが12日発表した2014年版「国家ブランド指数(NBI)」で、ドイツは米国を抜いてトップに躍り出た。米国は2位に転落。3~10位には変動がなく、日本は6位だった。 NBIは輸出、政府、文化、国民、観光

「アプフェルヴァイン」の伝統、欧州委が抹殺か

ドイツのリンゴ酒「アプフェルヴァイン」は安く気軽に飲める酒である。最大の生産・消費地である独中西部のヘッセン州では「エッベルヴォイ(Ebbelwoi)」とか「エッベルヴァイ(Ebbelwei)」などと訛って発音される。西

事業所委に給与リストの閲覧権はあるか

従業員の代表機関である事業所委員会(Betriebsrat)には報酬スシステムを雇用主と共同で決定する権利がある。これは事業所体制法(BetrVG)87条1項10に定められたルールである(2014年11月12日号を参照)

電機・自動車労組、ベア5.5%要求の方向

電機、自動車、機械業界などの労働組合であるIGメタルの執行部は11日、次期労使交渉でベースアップ5.5%を要求する方針を各地区の支部に勧告することを決定した。各支部の反応を踏まえて27日に最終決定を下し、1月から交渉を開

トラック走行料金の課金対象を拡大へ、法案を閣議了承

ドイツ政府は5日の閣議で、トラック走行料金に関する法改正案を了承した。課金対象とする国道とトラックをともに増やすことで歳入を拡大し、道路整備財源に充てる意向だ。法案は連邦議会(下院)の決議を経て施行される。 ドイツの道路

独政府が歳出拡大へ、国内外の批判受け

ドイツのヴォルフガング・ショイブレ財務相は6日、2016~18年の国(連邦)の歳出額を従来計画よりも100億ユーロ拡大する方針を明らかにした。景気減速を受けた措置としている。同国に対しては公共投資の引き上げを通して内需を

製造業受注、9月はやや改善

ドイツ連邦経済省が6日発表した2014年9月の製造業受注指数(暫定値)は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前月比0.8%増となり、2カ月ぶりに上昇した。夏休みを遅めに設定する州が多かったことが前月に引き続きマイナス要

製造業売上、9月は減少幅が0.4%に縮小

ドイツ連邦統計局が10日発表した2014年9月の製造業売上指数(暫定値)は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前月比0.4%減となり、2カ月連続で後退した。ただ、8月の数値は当初の同2.6%減から1.0%減へと大幅に上

9月輸出高が過去最高に、景気後退懸念やや和らぐ

ドイツ連邦統計局が7日発表した2014年9月の輸出高(暫定値)は前年同月比8.5%増の1,025億ユーロとなり、7月に記録した過去最高(1,011億ユーロ)を更新した。9月は小売売上が大きく落ち込んだことから、第3四半期

トウガス―住商と戦略提携―

フラッキング用の薬剤を手がける独新興化学メーカー、トウガス・オイルフィールド・ソリューションズ(フランクフルト)は10日、住友商事の独法人、ドイツ住友商事会社(Sumitomo Deutschland GmbH)と戦略提

ランクセス―従業員削減へ―

合成ゴム世界最大手の独ランクセス(ケルン)は6日の決算発表で、従業員の削減方針を発表した。競争力の強化に向けて2017年から年間コストを1億5,000万ユーロ圧縮する計画の一環で、16年末までに約1,000人を整理する。

SGLカーボン―5部門から3部門体制へ―

炭素製品大手の独SGLカーボン(ヴィースバーデン)は4日、これまでの5事業部門体制を来年1月1日付で3部門体制に改めると発表した。コスト削減プログラムの一環で、組織のスリム化、事業効率の引き上げ、シナジー効果の拡大が狙い

シーメンス―補聴器部門売却―

電機大手の独シーメンス(ミュンヘン)は6日、補聴器部門のシーメンス・オーディオロジー・ソリューションズをスウェーデンの投資会社EQTパートナーズと独ストルングマン一族の持ち株会社サント・ホールディングに売却することで合意

ヴェスタス―業績予測を再度引き上げ―

風力発電用タービンの世界最大手であるデンマークのヴェスタス(ラナース)は7日の決算発表で、2014年通期の業績予測を引き上げた。事業が好調に推移しているためで、売上高を従来見通しの60億ユーロから最大70億ユーロに上方修

ボッシュ・レックスロス―人員削減へ―

独ボッシュの産業機械子会社ボッシュ・レックスロスが人員削減に踏み切ることが5日、明らかになった。欧州連合(EU)の対ロシア制裁などを背景に業績が低迷しているためで、従業員およそ1万9,000人のうち580人を2016年ま

フレゼニウス―ロシア合弁を断念―

総合医療大手の独フレゼニウス(バート・ホームブルク)は6日、点滴治療薬・医療用栄養剤子会社のフレゼニウス・カービと、ロシアの投資会社システマJSFC、ゼニトコ・ファイナンス・マネジメントの3社がロシアに合弁会社を設立する

パイオン―小野製薬がライセンス契約解約、麻酔薬分野で―

独バイオ企業パイオン(アーヘン)は5日、小野製薬に供与していた麻酔薬「レミマゾラム」のライセンスが返還されたと発表した。小野製薬は日本における独占開発・販売権を2007年に獲得し、臨床試験を進めてきたが、戦略的な理由から

ドイチェ・ポスト・モビリティ―ADACが資本撤退―

自動車ドライバーのサポート組織である全ドイツ自動車クラブ(ADAC)は10日、長距離バス事業から撤退すると発表した。業務内容の絞り込み方針を受けた措置で、物流大手ドイツポストとの合弁会社ドイチェ・ポスト・モビリティ(ボン

ダインブス・デーエー―バス市場の過当競争で倒産―

ドイツの長距離バスサービス会社ダインブス・デーエー(DeinBus.de、オッフェンバッハ)が経営破たんしていたことが8日、明らかになった。市場の過当競争を受けて資金繰りが悪化。債務超過に陥ったため、会社更生手続きの適用

ハヴェスコ・ホールディング―投資会社がTOB―

独投資会社トコス・ベタイリグンクは7日、独ワイン販売大手のハヴェスコ・ホールディング(ハンブルク)に対する株式公開買い付け(TOB)計画を発表した。ハヴェスコの事業国際化を促進するとともに、利益率を引き上げることが狙い。

アリアンツ―配当拡大へ―

保険大手の独アリアンツ(ミュンヘン)は6日、配当を今後、拡大する方針を明らかにした。機関投資家などの要求を受けた措置で、配当性向(当期純利益のうち配当に回る金額の割合)をこれまでの40%から50%に拡大。また、将来の成長

コメルツ銀行―第3四半期最終益が3倍に―

独コメルツ銀行(フランクフルト)が6日発表した2014年第3四半期(7~9月)の最終利益は2億2,500万ユーロとなり、前年同期(7,500万ユーロ)の3倍に拡大した。リスク資産の圧縮と貸倒引当金の減少がプラス要因で、営

クリスマスプレゼント、今年は節約モードに

ドイツのクリスマス商戦(11~12月)は今年、大幅に冷え込みそうだ。監査法人大手アーンスト・アンド・ヤング(E&Y)が5日発表した消費者アンケート調査結果によると、クリスマスプレゼント予算額は平均219ユーロで

独成人の半数以上が過体重

過体重に該当するドイツ成人の割合が昨年52%に上ったことが、連邦統計局が5日に発表したデータで明らかになった。1999年の48%から4ポイント増加。特に男性では56%から62%へと6ポイント拡大した。女性は同43%で、9

「GM作物は有益」=独研究者、150の研究成果を分析して結輪

遺伝子組み換え(GM)作物は総合的に判断して有益だとの見方を、独ゲッチンゲン大学の研究グループが『ジャーナル・プロス(オンライン版)』誌で発表した。同グループは1995年から2013年に公表されたGM作物に関する研究を吟

エボラ熱ワクチンの治験、ドイツでスタート

ハンブルク大学病院は10日、エボラ出血熱ワクチンの臨床試験を開始すると発表した。同ワクチンの治験はドイツで初めて。まずはボランティア30人を対象に3段階ある治験の第1段階であるフェーズ1を6カ月間、実施。治験の全段階が成

独で鳥インフルエンザ発生、欧州初のH5N8亜型

独メクレンブルク・フォーポマーン州農業省は5日、同国東部のハインリヒスヴァルデ村の養鶏所で鳥インフルエンザが発生したと発表した。ウィルスは毒性の強いH5N8亜型で、これまでは韓国でしか検出されていなかった。6日にシチメン

独建設業売上見通しを下方修正=業界団体ZDB

中小建設会社の業界団体である独建設業中央連盟(ZDB)は5日、2014年の独建設業売上予測を引き下げた。景気が減速しているためで、13年実績を3.5%上回るとしていた従来の見通しを、2.8%増の981億ユーロに下方修正し

ビール生産が増加見通し、輸出がけん引

独ビール醸造業者連盟のゲルハルト・イルゲンフリッツ会長は10日、国内のビール生産高(ノンアルコールビールを除く)が今年は前年比およそ1%増の9,700万ヘクトリットルに拡大するとの見通しを明らかにした。輸出が好調で全体を

航空税は合憲、憲法裁が州の訴え棄却

2011年に導入された航空税は憲法(基本法)で保障された法の下の平等と職業の自由に抵触するとして西南ドイツのラインラント・ファルツ州が起こしていた違憲訴訟で連邦憲法裁判所(BVerfG)は5日、訴えを棄却する判決を下した

勤務時間外のメール削減、化学大手のエボニックが成功

勤務時間外に社員が業務用の電子メールを送受信する件数の大幅削減に、化学大手の独エボニックが成功した。『フランクフルター・アルゲマイネ』紙がトーマス・ヴェッセル取締役(人事担当)への取材などをもとに報じた。 スマートフォン

報酬システムの変更は労使共同決定権の対象

従業員の代表機関である事業所委員会(Betriebsrat)は企業内の様々な案件を雇用主と共同で決定する権利を持つ。これは事業所体制法(BetrVG)87条に記されたルールである。では、雇用主が業績連動型の一時金を固定額

乗用車走行料金、国外車は高速道のみ課金へ

ドイツのアレクサンダー・ドブリント交通相(キリスト教社会同盟=CSU=)は10月30日、乗用車走行料金制度の導入に向けた法原案を発表した。7月に発表した構想に対して国外や野党のほか、与党内からも批判が出たことを受けて内容

石炭発電所の強制停止も、CO2削減目標達成に向け政府が検討

バーバラ・ヘンドリックス連邦環境相は3日、ドイツの二酸化炭素(CO2)排出削減目標を達成するには国内の石炭・褐炭発電能力を引き下げざるを得ないとの見方を示した。現状では削減目標を実現できないとみており、石炭・褐炭発電所の

景気後退入り懸念高まる、9月の小売売上大幅減で

ドイツ連邦統計局が10月31日発表した2014年9月の小売売上指数(自動車販売店を除く)は物価・営業日数・季節要因調整後の実質で前月を3.2%下回り、7年強ぶりの大幅下落となった。小売売上は7月も同0.9%減となっており

低インフレ続く、4カ月連続で0.8%に

ドイツ連邦統計局が10月30日発表した同月の消費者物価指数(速報値)は前年同月比の上昇率が0.8%となり、これまで同様、低水準にとどまった。インフレ率が0.8%となるのは4カ月連続。エネルギーが2.3%減となり、全体が強

10月失業者数が大幅減少、経済減速の影響なし

ドイツ連邦雇用庁(BA)が10月30日発表した同月の失業者数は前月を7万5,000人下回る273万3,000人に縮小し、2011年11月以来の低水準となった。季節要因を加味した実質でも2万2,000人減少しており、BAの

ロシア向け輸出、8月は26%減に

ドイツ連邦統計局が10月29日発表した2014年8月の対ロシア輸出高は23億ユーロで、前年同月を26.3%下回った。8月は欧州連合(EU)の対ロ制裁が強化されており、その影響が出た格好だ。1~8月の累計は前年同期比16.

BASF―戸田工業と合弁合意、日本で電池正極材生産へ―

化学大手の独BASF(ルートヴィヒスハーフェン)は10月30日、リチウムイオン電池用正極材の合弁会社を戸田工業と共同で日本に設立することで基本合意したと発表した。同正極材のグローバル事業を強化するとともに製品ポートフォリ

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