市場調査大手のGfKが12日発表した2014年版「国家ブランド指数(NBI)」で、ドイツは米国を抜いてトップに躍り出た。米国は2位に転落。3~10位には変動がなく、日本は6位だった。
NBIは輸出、政府、文化、国民、観光、移住・投資の6つのカテゴリーと計23の項目でアンケート調査を実施し、調査結果を指数化したもの。評価対象となる国は50カ国に上る。GfKは今回、アンケートを20カ国の計2万125人を対象に実施した。
ドイツは「スポーツ実績」の項目で最も大きな伸びを記録した。今夏のサッカーワールドカップ・ブラジル大会で優勝したことが反映された格好。このほか「公正で有能な政府」でも評価が大幅に上昇し、「投資環境」「社会的な平等」では1位を獲得した。同国が欧州の政治で主導的な役割を演じていることや、堅調な経済が高く評価されている。
米国は「創造性」「現代文化」「教育機関」でトップを保ったものの、「世界平和・安全保障への関与」では19位と振るわなかった。