企業情報

ヘンケル―洗剤とボディケア用品部門の統合で2000人削減―

化学大手の独ヘンケルは5日、従業員2,000人を削減すると発表した。家庭用洗剤とボディケア用品部門の統合に伴う措置。販売・管理部門を中心に全従業員の約10%を整理する。14年ぶりの大型人員削減となる。 同社は1月、両部門 […]

エボニック―パフォーマンスマテリアルズ部門を清算―

特殊化学大手の独エボニックは事業を再編する意向だ。クリスティアン・クルマン社長の発言としてロイター通信などが報じたもので、将来性の高い事業を強化するほか、収益力の低いパフォーマンスマテリアルズ部門を清算する。ロシア事業は

フラポート―露空港への出資継続―

独フランクフルト空港の運営会社フラポートは9日、ロシアのサンクトペテルブルクにあるプルコヴォ空港への出資を継続する意向を明らかにした。フラポートは地元ヘッセン州とフランクフルト市が過半数株を持つ公有企業。同社は声明で、ウ

フィースマン―ヒートポンプなどに3年で10億ユーロ投資―

暖房大手の独フィースマンは2日、グリーンな環境ソリューションに今後3年で総額10億ユーロを投資すると発表した。ロシアのウクライナ侵攻を受け、欧州域外へのエネルギー依存度を引き下げる必要性が急速に高まったことを受けた措置。

フォルクスワーゲン―米チャタヌーガに第2工場建設か―

自動車大手の独フォルクスワーゲン(VW)が米テネシー州チャタヌーガ工場を大幅に拡張するとの観測が浮上している。複数のメディアが消息筋の情報として報じたもので、電気自動車(BEV)と車載電池の生産を考えているもようだ。同社

BMW―ハンガリー工場で脱炭素化―

乗用車大手の独BMWは4月30日、ハンガリー東部デブレツェンに建設するする工場がカーボンニュートラル(炭素中立)になると発表した。グループの工場で二酸化炭素(CO2)の排出が実質ゼロとなるのは同工場が初めて。 デブレツェ

シェアナウ―メルセデスとBMWがステランティスに売却―

乗用車大手のメルセデスベンツとBMWは3日、カーシェア合弁シェアナウを同業ステランティスに売却することで合意したと発表した。発足当初から赤字が続いていることから撤退に踏み切る。取引金額は非公開。カルテル当局の承認を経て譲

デクラ―迅速電池検査システムを開発―

技術監査大手の独デクラは4月26日の決算発表で、電池の状態を迅速に検査するシステムを開発したことを明らかにした。競合企業のシステムと異なり、平均わずか15分でチェックが終了するという。スタン・ズルキエヴィッチ社長は、中古

BASF―露・ベラルーシ事業の大半を停止―

化学大手の独BASFは4月27日、ロシアとベラルーシの事業を7月初旬までにほぼ停止すると発表した。ウクライナに対するロシアの侵略戦争を受けた措置。新規事業についてはすでに停止しており、停止の対象を既存事業にも拡大する。

BASF―ロシア産ガスの輸入禁止に社長が警鐘―

独化学大手BASFのマルティン・ブルーダーミュラー社長は4月29日の株主総会で、ロシア産天然ガスの輸入禁止措置に踏み切らないよう政府などに強く促した。ロシアへのエネルギー依存から可能な限り早く脱却することを目指すことは重

フォルクスワーゲン―先物取引で利益拡大―

自動車大手の独フォルクスワーゲン(VW)は14日、2022年1-3月期(第1四半期)の営業利益(特別項目を除く)が約85億ユーロ(暫定値)となり、前年同期の48億ユーロから大幅に拡大したことを明らかにした。本業が好調だっ

コンチネンタル―利益率予測引き下げ―

自動車部品大手の独コンチネンタルは21日、2022年12月期の利益率予測を引き下げた。ロシアのウクライナ侵攻を受け、調達、エネルギー、物流コストの上昇が一段と加速すると予想されるためで、売上高営業利益率(調整済みのEBI

クノールブレムゼ―ボッシュとの合弁を完全傘下に―

自動車部品大手の独クノールブレムゼは13日、同業ボッシュから商用車ブレーキ子会社2社の株式それぞれ20%を取得し、完全子会社化すると発表した。両社はボッシュの保有株について争ってきたが、ようやく決着がついた。取得価格は計

ボッシュ―物流用プラットホームでAWSと協業―

自動車部品大手の独ボッシュは13日、物流事業向けにサービスを提供するプラットホームでクラウドサービス大手の米アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)と協業合意したと発表した。トラックの積載効率化や荷物の流れの監視、注文処理な

ティッセン―脱水素化のCO2排出量削減、BASFと共同実現―

独複合企業ティッセンクルップのエンジニアリング子会社ティッセンクルップ・ウーデは26日、化学大手BASFと共同で脱水素化技術を改良したと発表した。顧客企業は二酸化炭素(CO2)排出量やコストを削減できるとしている。 両社

ビオテスト―西グリフォルスによる買収が完了―

血液製剤製造の独ビオテストは25日、スペインの製薬大手グリフォルスによる同社の買収手続きが完了したと発表した。グリフォルスは買収によりノウハウや製品ポートフォリオを拡充。ビオテストは米国市場への再進出を果たす。 グリフォ

フレゼニウス―「ロシア事業を継続」と社長が明言―

総合医療大手の独フレゼニウスはロシア事業を継続する意向だ。シュテファン・シュトゥルム社長が『フランクフルター・アルゲマイネ』紙への寄稿文で明らかにした。 同社は現在、ロシアで人工透析センターおよそ100カ所を運営。病院向

コンチネンタル―ロシアで生産再開―

自動車部品大手の独コンチネンタルがロシア事業を再開した。『フランクフルター・アルゲマイネ』紙が同社の確認を得た情報として報じたもので、広報担当者は4月11~17日の週にカルーガにあるタイヤ工場で生産を再開したことを明らか

ヘンケル―ロシア事業から撤退―

化学大手の独ヘンケルは19日、ロシア事業からの撤退方針を発表した。ロシアのウクライナ侵攻を受けすでに同国での広告・スポンサー活動を全面停止していたが、ロシア軍がウクライナの民間人を大量虐殺したことを受け、ロシア事業の放棄

オビ―ロシアの全店舗を無償譲渡―

ホームセンター大手の独オビがロシアの全店舗を備品込みで投資家に無償譲渡する。経済誌『ハンデルスブラット(HB)』が同社の確認を得た情報として13日に報じたもので、ロシアからの撤退した企業の国有化を同国政府が検討しているこ

ユニパー―ブルー水素の生産で英シェルと提携―

独エネルギー大手のユニパーは12日、英石油大手シェルとブルー水素の生産で提携すると発表した。英東部ノース・リンカンシャーのキリングホルムにあるユニパーの拠点でブルー水素を生産する計画だ。 ブルー水素は化石燃料由来の水素で

三菱重工―独社のボイラー改修を受注―

三菱重工業は18日、欧州現地法人三菱パワーが砂糖大手の独ジュートツッカーからボイラーの改修工事を受注したと発表した。製糖用のボイラー燃料を石炭から天然ガスへと改めることで、ジュートツッカーが炭素排出量を削減できるようにす

ダウ・ケミカル―独シュターデのLNGターミナルに出資―

独北部シュターデ産業団地でLNG(液化天然ガス)ターミナルの建設を計画する企業連合ハンゼアティック・エナジー・ハブ(HEH)は11日、米化学大手ダウ・ケミカルを新たな出資者として迎え入れると発表した。ダウは少数株主として

OGE―LNG輸入に向けパイプライン敷設、年内完工へ―

天然ガスパイプライン運営のオープン・グリッド・ヨーロッパ(OGE)は8日、独北部のヴィルヘルムスハーフェン港を起点とするパイプラインを敷設し、年内に完成させる計画を発表した。同港に設置予定の浮体式LNG貯蔵・再ガス化設備

MVV―リチウム生産のバルカンから地域熱を調達―

独エネルギー大手MVVは5日、リチウム生産を手がける豪バルカン・エナジー・リソーシズの独子会社ヴルカン・エネルギー・レソーセンから地域熱の供給を受けることで合意したと発表した。MVVは2040年までに炭素中立を達成し、そ

メルセデスベンツ―新車のCFを30年までに半分以下に―

高級乗用車・バン大手の独メルセデスベンツは11日に開催した投資家・アナリスト向けのESG(環境・社会・企業統治)説明会で、乗用車のライフサイクル全体で発生する二酸化炭素(CO2)の量(カーボンフットプリント=CF)を20

ボッシュ―自動運転ソフトの英ファイブを買収―

自動車部品大手の独ボッシュは12日、自動運転用ソフトウエア開発の英ファイブを買収することで合意したと発表した。自動運転の安全性を一段と高める狙い。独禁当局の承認を経てファイブを取得し、クロスドメイン・コンピューティング・

インフィニオン―インドネシアで生産能力拡大―

半導体大手の独インフィニオンは12日、インドネシアでの生産能力を拡大すると発表した。事業の拡大を図るとともに、サプライチェーンの強靭性を高める狙い。需要が増えている車載品の組み立て・検査能力を特に強化する。 バタム島の自

SAP―ロシア顧客にデータの国外移転を要請―

企業向けソフトウエア大手の独SAPがウクライナ戦争の勃発後、クラウドサービスを利用するロシアの顧客にデータの国外移転を要請していたことが分かった。ウクライナ紙『キーウ・インディペンデント』が報じた。同社は『フランクフルタ

BASF―1-3月期純益が大幅減、NS2で子会社が巨額減損―

化学大手の独BASEは11日、2022年1-3月期(第1四半期)暫定決算の純利益が前年同期比29%減の12億2,100万ユーロへと大幅に縮小したことを明らかにした。ロシアのウクライナ侵攻を受け、石油・天然ガス子会社ヴィン

テイオン―エネルギー密度3倍の低コストセルを開発―

独スタートアップ企業テイオンは3月29日、従来のリチウムイオン電池に比べエネルギー密度が3倍の電池を開発していると発表した。材料と製造コストは大幅に低く、商業化に成功すれば電気自動車(BEV)などの普及に弾みがつきそうだ

シーメンス・エナジー―ベルリンで電解モジュール量産へ―

エネルギー設備大手の独シーメンス・エナジーは3月31日、ベルリンのモアビート地区にある拠点で電解モジュールを量産すると発表した。量産によって同モジュールの低価格化を促進。水素経済の実現を加速させる。 モアビートの生産ホー

EnBW―LNG調達を拡大、ロシア依存軽減に向け―

エネルギー大手の独EnBWは3月31日、独北部のシュターデ港に建設予定のLNG(液化天然ガス)ターミナルを通して天然ガスを調達することで、同ターミナルの建設・運営プロジェクトを進めるハンゼアティック・エナジー・ハブ(HE

ヘンケル―CO2を20万トン削減へ、BASFの手法を取り入れ―

化学大手の独ヘンケルは3月31日、製品製造に伴い発生する二酸化炭素(CO2)の量の削減計画を発表した。同業BASFが開発したバイオマス・バランス・アプローチという手法を用い、主に欧州で製造する消費財で排出削減を図る。 バ

伊藤忠―配達ドローンの独ウイングコプターと提携―

伊藤忠商事は3月29日、欧州子会社ITOCHUヨーロッパを通じて配達ドローン開発・製造の独ウイングコプターに出資し、資本業務提携と販売代理店契約を締結したと発表した。ウイングコプターの日本市場開拓を支援する。出資額と出資

豊田自動織機―独物流システムインテグレーターを買収―

豊田自動織機は3月31日、物流システムインテグレーターの独ヴィアストア(viastore)を完全買収することで合意したと発表した。欧州物流ソリューション事業を強化する。取引金額は非公開。7月以降の買収手続き完了を見込む。

MAN―操短を拡大、ウクライナからの組み電線供給減で―

独フォルクスワーゲン(VW)傘下の商用車大手MANトラック・アンド・バスは3月30日、ロシアのウクライナ侵攻を受けて実施している操業短縮を拡大すると発表した。サプライヤーがウクライナで製造するワイヤーハーネス(組み電線)

バイエル―製薬部門の生産網強化に20億ユーロ投資―

ライフサイエンス大手の独バイエルは3月31日、製薬部門の生産ネットワークの強化に向け今後3年で約20億ユーロを投じると発表した。新しい技術と自動化、デジタル化への投資を通して競争力を持続的に高める方針。これと並行して事業

フレゼニウス・カービ―2社を買収―

独総合医療大手フレゼニウスの医薬品・医療機器子会社フレゼニウス・カービは3月31日、バイオシミラー製造の西マブサイエンス(mAbxience)と点滴システムの米アイヴェニクス(Ivenix)を買収すると発表した。市場成長

フラポート―西安空港から資本撤退―

フランクフルト国際空港運営会社フラポートは3月31日、中国の西安咸陽国際空港の株式24.5%を現地企業Chang’an Huitongに売却し、資本を全面的に引き上げると発表した。世界最大の中国市場で事業を拡

レオニ―ウクライナでワイヤーハーネスの生産再開―

ワイヤーハーネス大手の独レオニは23日の決算発表で、ロシアの軍事侵攻を受けているウクライナでの生産を再開したことを明らかにした。同部品供給の停止を受け、顧客メーカーのフォルクスワーゲン(VW)やBMWが一部工場で生産停止

amsオスラム―独自動車照明子会社を売却―

センサーや光学製品の有力企業である墺amsオスラムは25日、自動車照明子会社の独amsオスラム・オートモティブ・ライティング・システムズ(AMLS)を仏自動車部品大手プラスチック・オムニウムに売却することで合意したと発表

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