ドイツ自動車部品工業界の動き

Mahle

独自動車部品大手のマーレ は9日、独電機大手のシーメンスと電動車向けのワイヤレス給電分野で協力すると発表した。インフラと車載技術で構成される総合的なシステムを共同で開発し、試験する計画。また、ワイヤレス給電技術の標準化に

コンチネンタル、リトアニア工場の拡張第1段階が完了

●投資額は9,000万ユーロ超、当初は5月末の完工を予定 ●第2段階の拡張には来年着手、生産能力を2倍以上に増強 自動車部品大手の独コンチネンタルはこのほど、リトアニアのカウナス工場の拡張プロジェクトの第1期が完了したこ

コンチネンタル―ロシア事業で評価損―

自動車部品大手のコンチネンタルは20日、2022年4-6月期(第2四半期)決算の一部データ(暫定値)を公表し、ロシア事業で評価損7,500万ユーロを計上したことを明らかにした。ロシアへの追加制裁に伴い主にタイヤ部門で計上

ボッシュ―半導体に30億ユーロ投資―

IoT大手の独ボッシュは13日、半導体事業の強化方針を打ち出した。市場の拡大が見込まれるほか、欧州連合(EU)が同産業の育成に重点的に取り組んでいることを受けた措置。EUの「欧州の共通利益に適合する重要プロジェクト(IP

ティッセンクルップ―NSKとの合弁で過半数資本取得か―

独複合企業ティッセンクルップは、日本精工(NSK)と共同設立する予定の合弁会社の過半数資本を握る考えのようだ。経済紙『ハンデルスブラット』が消息筋の情報として19日、報じた。同社は報道内容へのコメントを控えている。 両社

コンチネンタル、セルビア第2工場が9月に開所

●新工場は敷地面積3万平方メートル、拠点全体で同社最大規模に ●高級車向けに車載電子機器や多機能ダッシュボードを製造 独自動車部品大手コンチネンタルはこのほど、セルビア北部ノビサドで建設を進めている第2工場が9月に稼働開

独マーレ、SCT電気モーターをIAAに出展

独自動車部品大手のマーレは7月4日、耐久性に優れ、小型で軽量、高効率の電気モーター(トラクションモーター)「Superior Continuous Torque(SCT)E-motor」を開発したと発表した。ドイツのハノ

独ボッシュ、半導体事業に30億ユーロ投資

独自動車部品大手のボッシュは13日、欧州共通関心の重要プロジェクト(「IPCEI」)の「マイクロエレクトロニクスおよび通信技術」プログラムの一環として2026年までに30億ユーロを半導体事業に投資すると発表した。 具体的

仏ヴァレオ、VSeAの統合が完了

仏自動車部品大手のヴァレオは5日、独シーメンスとの合弁会社ヴァレオ・シーメンス・イーオートモーティブ(VSeA)の資本の50%を取得し、自社のパワートレインシステム事業部に統合したと発表した。これによりヴァレオは電動パワ

コンチネンタル―ロシア撤退を検討―

タイヤ大手の独コンチネンタルがロシアからの撤退を検討している。同社は6日、「わが社は現在の展開を極めて正確に見守っており、実行可能なあらゆる選択肢を継続的に評価している」と指摘。選択肢のなかに撤退が含まれていることを明ら

Continental

独自動車部品大手のコンチネンタル は6月30日、メキシコのサンルイスポトシに産業用油圧ホースの新工場を建設すると発表した。3,800万ユーロ超を投資して、需要が拡大している北米地域における生産能力を増強する。コンチネンタ

アルガイヤー―中国企業が買収―

自動車や機械向けのプレス部品を製造する独アルガイヤー・グループは4日、中国の自動車部品メーカー、ウエストロン・グループが同社を子会社化したと発表した。ウエストロンはオーナーのフント家から株式88.9%を取得した。取引金額

ヴィテスコ

パワートレイン大手のヴィテスコは6月29日、ドイツ南部のニュルンベルク工場で従業員(計1,160人)のおよそ70%に当たる800人を整理することを明らかにした。人件費の高いドイツで同工場を存続させるためにはオートメーショ

シーメンス、VWの米充電インフラ子会社に資本参加

独自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)は6月28日、独電機大手のシーメンスがVWの米充電インフラ子会社エレクトリファイ・アメリカ(EA)に資本参加すると発表した。VWとシーメンスが合計で4億5,000万米ドルをEAに投

ティッセンクルップ、独フィンテック新興企業に資本参加

独複合企業ティッセンクルップは6月23日、傘下のティッセンクルップ・オートモーティブ・ボディ・ソリューションズが独フィンテック新興企業cap-onに資本参加すると発表した。産業設備向けのデジタル金融サービスや設備を所有せ

Continental

独自動車部品大手のコンチネンタル は6月23 日、独ダイムラーの高級車部門メルセデス・ベンツの新型電動SUV「EQB」に新車装着用タイヤを供給すると発表した。今回供給するタイヤは、夏タイヤ「EcoContact 6」と高

コンチネンタル―ホース・配管の独生産体制を再編―

自動車部品大手の独コンチネンタルは24日、同国のホース・配管事業の生産体制を再編すると発表した。車両の電動化に伴う内燃機関車向け製品の需要減少と、コスト削減圧力の高まりに対応して車両用ホース・配管事業分野の経営資源を将来

ZF―トランスミッション工場の長期存続で従業員と合意―

自動車部品大手のZFフリードリヒスハーフェンは27日、西南ドイツのザールブリュッケンにある工場の長期存続に向け従業員代表と合意したと発表した。車両の電動化をにらんだ協定。近郊のザールルイにある米フォードの完成車工場は閉鎖

BASF―電池の商業リサイクルを24年開始―

化学大手の独BASFは20日、独東部のシュヴァルツハイデ工場で車載電池の商業リサイクルを2024年初頭に開始すると発表した。処理能力は年1万5,000トン。約30人の雇用を創出する。 リサイクル設備を同工場内に設置。廃電

バルカン・エナジー―車大手ステランティスが出資―

ドイツでリチウム採掘・加工プロジェクトを進める豪バルカン・エナジー・リソーシズは24日、欧米自動車大手ステランティスから5,000万ユーロの出資を受けることで合意したと発表した。ステランティスはバルカン・エナジーからリチ

ボッシュ―モータースポーツ用電子機器のモーテック買収―

自動車部品大手の独ボッシュは21日、モータースポーツ用電子機器の有力メーカーである豪モーテックを買収することで合意したと発表した。製品ポートフォリオを拡充するとともに、アジア太平洋と英国で販売網、プレゼンスを強化する。買

クノールブレムゼ―遠隔故障診断のスペイン企業買収―

ブレーキ大手の独クノールブレムゼは15日、商用車などの遠隔故障診断システムを手がけるスペインのコハリ(Cojali)を買収することで合意したと発表した。アフターマーケット事業の幅を拡充するとともに、デジタル化のトレンドに

独ボッシュのVC子会社、2.5億ユーロのファンド設立

独自動車部品大手のボッシュは3日、ベンチャーキャピタル(VC)子会社のロバート・ボッシュ・ベンチャーキャピタル(RBVC)が新たに2.5億ユーロのファンドを立ち上げたと発表した。RBVCにとって5回目のファンド設立となる

ヴァレオとシーメンス合弁のVSeA、受注好調

仏自動車部品大手のヴァレオは7日、独シーメンスとの合弁会社ヴァレオ・シーメンス・イーオートモーティブ(VSeA)が提供する高電圧電動化ソリューションや製品の2021年から22年にかけての受注額が、当初予定より7カ月早く目

Norma

ホースクランプ(ホースバンド)やケーブルタイ(結束バンド)を製造する独ノルマ・グループ は9 日、アジア地域における「2021年・サプライヤー賞(Supplier Recognition Award)」を中国のSuzho

シェフラーとシンビオ、燃料電池部品の合弁設立

独自動車部品大手のシェフラーは7日、フランスの自動車部品大手フォルシアとタイヤ大手ミシュランが設立した燃料電池事業の合弁会社シンビオと燃料電池の主要部品であるバイポーラプレート(BPP)を生産する合弁会社を設立すると発表

シュコダ自、ワイヤーハーネスの調達先変更

●調達先の一部をウクライナからチェコに移す ●今後ルーマニアやモロッコなどでの調達も増やす計画 独フォルクスワーゲン(VW)グループのチェコ子会社であるシュコダ自動車は1日、ワイヤーハーネス部品の調達先の一部をウクライナ

独車部品大手エバスペヒャー、ブルガリアに工場設置

●電動車用電気ヒーターの需要増大に対応 ●この夏着工し、来年中の生産開始を目指す ドイツの自動車部品メーカー、エバスペヒャー(Eberspaecher)がブルガリア北部ルーマニア国境近くのルセに工場を建設する。電気自動車

ボッシュ―スタートアップ選定で地政学リスクも考慮―

自動車部品大手の独ボッシュは3日付のプレスリリースで、出資先のスタートアップ企業を選定する際に今後は地政学リスクや経済政策上の枠組みを考慮する方針を明らかにした。ベンチャー投資子会社ロベルト・ボッシュ・ベンチャーキャピタ

独ZF、グリーンスチールの長期調達契約を締結

独自動車部品大手のZFフリードリヒスハーフェンは18日、生産過程における二酸化炭素(CO2)の排出量が数ないグリーンスチール(低炭素鉄鋼)の長期調達契約をスウェーデンのスタートアップ企業H2 グリーンスチールと締結したと

独レオニ、ケーブル事業を売却

独自動車用ワイヤーハーネス大手のレオニは23日、自動車向けの標準・特殊ケーブルや充電ケーブルなどを製造する事業をビジネスグループ・オートモーティブ・ケーブルソリューションズ(BG AM)に集約し、タイのケーブル・電線メー

ZF―グリーン製鉄のH2GSから鉄鋼調達―

自動車部品大手の独ZFフリードリヒスハーフェンは18日、二酸化炭素(CO2)の排出量を大幅に低減したグリーン製鉄のスタートアップ企業H2グリーン・スチール(H2GS)から鉄鋼を長期調達することで合意したと発表した。自社の

シーメンス―商用車用電動パワートレイン事業を売却―

電機大手の独シーメンスは20日、商用車用パワートレイン事業を米自動車部品大手メリトールに売却することで合意したと発表した。周辺事業の整理方針に基づく措置。取引金額は約1億9,000万ユーロとなる見通し。年内の売却手続き完

エルリングクリンガー―排ガス系部品工場を閉鎖―

自動車部品大手のエルリングクリンガーがドイツ南部のランゲンツェンにある工場を閉鎖する。同工場では排ガス処理装置用のサーマルシールドなどを生産している。内燃機関車の減少を背景に需要が後退していることから、閉鎖を決めた。広報

レオニ―車用標準・特殊電線事業をタイ企業に売却―

自動車部品大手の独レオニは23日、自動車用標準・特殊電線事業をタイ同業のスターク・コーポレーションに売却することで合意したと発表した。経営資源をワイヤーハーネスに絞り込むとともに、事業の拡大で悪化した財務の改善を進める。

ティッセンクルップ―日本精工とステアリングで合弁へ―

独複合企業ティッセンクルップは12日、日本精工(NSK)と合弁会社を設立することで基本合意したと発表した。ティッセンのオートモティブ事業と日本精工のステアリング事業を統合する。年内の最終契約調印を目指す。出資比率などの詳

ノースボルト―独セル工場に補助金1.5億ユーロ―

ドイツ経済・気候省は11日、スウェーデンの電池スタートアップ企業が独北部に建設予定の巨大電池セル工場(ギガファクトリー)に補助金1億5,540万ユーロを交付すると発表した。欧州連合(EU)の「欧州の共通利益に適合する重要

コンチネンタル―自走搬送ロボットの量産開始―

自動車部品大手の独コンチネンタルは17日、独自開発した自律走行搬送ロボット(AMR)の量産を開始すると発表した。自社工場で実施したテストが成功裏に終了したことから、外部企業向けの生産に乗り出す。5月末から6月初旬にシュツ

独ボッシュ、水素電解装置のコンポーネント事業に参入

独自動車部品大手のボッシュは4日、水素電解装置のコンポーネント事業に参入すると発表した。水電解装置の中核コンポーネントであるスタックを開発し、2025年に量産を開始する計画。気候変動対策が強化される中、再生可能エネルギー

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