ドイツ電気電子産業界の動き

シーメンス―台湾の無人運転電車向けにCBTC受注―

電機大手の独シーメンスは7日、同社とスイスの鉄道車両大手シュタットラー、シンガポールのエンジニア大手STエンジニアリングからなるコンソーシアムが台湾の鉄道事業者、高雄捷運公司から鉄道路線の敷設を一括受注したと発表した。「

独半導体大手インフィニオン、ハンガリーの拠点に新工場

●電動車向けのハイパワー半導体モジュールを生産 ●風力タービンや太陽電池モジュール向け製品の生産能力も増強 独半導体大手インフィニオンは6日、ハンガリー中部ツェグレードの拠点に新工場を開設したと発表した。電気自動車(EV

水道水冷媒の冷却器、独社が生産加速へ

冷媒に水道水を用いた冷却器を手がけるスタートアップ企業エフィシェント・エナジーが生産を大幅な効率化する。温室効果ガス排出規制の強化とエネルギー価格の高騰を背景に需要が急速に増えているためで、垂直統合を可能な限り水平統合の

独BSH、ポーランドの洗濯機工場を増強

●約4億ズロチを投じ、生産ラインを増設 ●来年半ばの稼働開始を目指す 家電大手の独ボッシュ・シーメンス・ハウスゲレーテ(BSH)は22日、ポーランド中部のウッジにある洗濯機工場に新たに約4億ズロチ(約8,390万ユーロ)

ファナック―独で新たな顧客層開拓―

ファナックがドイツで新たな顧客層を開拓している。これまでは産業用ロボットを工場向けに供給してきたが、現在は人とスペースを共有しながら作業できる協働ロボットを手工業者や小規模事業者に売り込んでいる。独法人ファナック・ドイチ

ファルタ―業績予測を撤回―

電池大手の独ファルタは23日、2022年12月期の業績予測を取り下げた。エネルギー、原料コストの上昇分を顧客に転嫁しきれないうえ、大型受注2件で製品の引き渡し手続きが遅れているためと説明している。同社は7月に業績予測を下

ドイツ鉄道

ドイツ鉄道(DB)は21日、同社史上最大の車両近代化投資を行うと発表した。需要の増加を踏まえたもので、2030年までに総額190億ユーロ以上を投じる。高速鉄道ICEでは来年、毎月3編成を新規投入。30年までに約450編成

シーメンス―P2Gプロジェクトで水素生産開始―

電機大手のシーメンスは14日、同社がゼネコンとして独南東部のヴンジーデルに設置したグリーン水素生産施設が操業を開始したと発表した。製造した水素は同市と周辺地域に供給する。 同社は2020年、再生可能エネルギーを用いて水素

電機貿易、今年は21世紀初の入超に

独電気電子工業会(ZVEI)が15日発表した同国の7月の電機製品輸入高は前年同月比21.2%増の202億ユーロとなり、輸出高(8.3%増の195億ユーロ)を4カ月連続で上回った。中間財価格の高騰やドル高ユーロ安が反映され

メルセデス、プラグアンドチャージをPHVモデルにも導入

独自動車大手のメルセデスベンツは7日、充電時の認証を自動で行うプラグアンドチャージ(PnC)機能をプラグインハイブリッド(PHV)モデルにも導入したと発表した。対象車種は「Cクラス」と「Sクラス」、および新型「GLC」(

燃料電池列車の初走行試験、DBとシーメンスが実施

ドイツ鉄道(DB)と電機大手シーメンスは9日、共同開発中の水素燃料電池列車の初走行試験を独西部のヴェークベルク市にあるシーメンスのテストセンターで実施した。DBは2040年までの炭素中立実現を目指しており、近距離交通で使

電機業界新規受注、7月は再び2ケタ増に

電気電子工業会(ZVEI)が8日発表した独電機業界の7月の新規受注高は前年同月比16.7%増となり、増加幅は前月の0.5%から大幅に拡大した。増加は8カ月連続、2ケタ増は2カ月ぶり。国内受注が19.5%増え、13.9%減

ニコン―金属AMの独SLMを買収―

ニコンは2日、金属アディティブマニュファクチャリング(AM)の有力企業である独SLMソリューションズ・グループを買収すると発表した。戦略事業と位置付けるデジタルマニュファクチャリングで将来性の高い金属AM事業を強化。同分

インフィニオン―SiCウエハー調達で複数年契約―

半導体大手の独インフィニオンは23日、米光学部品大手ツーシックス(II-VI)からSiC半導体ウエハーを複数年に渡って調達することで合意したと発表した。戦略的に重要な半導体材料を安定的に確保し、サプライチェーンの強靭性を

上期電機輸出6.3%増加も貿易収支は赤字

独電気電子工業会(ZVEI)が16日発表した2022年上半期の電機製品輸出高は1,158億ユーロとなり、前年同期を6.3%上回った。ただ、同輸入高は15.5%増の1,221億ユーロと、伸び率、金額ともに輸出を上回っており

シーメンス―12年ぶり純赤字計上―

電機大手の独シーメンスが11日発表した2022年4-6月期(第3四半期)決算の純損益は16億5,500万ユーロの赤字となり、前年同期の黒字(13億5,200万ユーロ)から大幅に悪化した。赤字計上は12年ぶり。関連会社シー

シーメンス

電機大手の独シーメンスは9日、自動車部品大手の独マーレと電動車向け非接触充電の分野で協業の基本合意を締結したと発表した。同充電システムの標準化を実現し、普及を後押しする狙い。非接触充電はドライバーの利便性を高めるほか、自

電機業界新規受注、6月は増加幅が大きく縮小

電気電子工業会(ZVEI)が8日発表した独電機業界の6月の新規受注高は前年同月比0.5%増となり、7カ月連続で拡大したものの、増加幅はこれまでの2ケタ台から大幅に縮小した。国内受注が13.9%減少し、足を強く引っ張った格

オッポが独でスマホ販売停止、特許訴訟でノキアに敗訴

中国のスマートフォン大手オッポがドイツでの製品販売を停止した。特許訴訟でフィンランド競合のノキアに敗訴したためで、オッポの独サイト上には「わが社のサイトでは現在、製品情報を提供できません」との文面が記されている。広報担当

シーメンス・エナジー―洋上風力発電用の変電設備を受注―

エネルギー設備大手の独シーメンス・エナジーは21日、洋上風力発電用の変電設備を蘭送電大手アンプリオン・オフショアから受注したと発表した。受注額は1億ユーロのケタ台の後半。洋上風力発電の送電網接続分野では同社史上最大の額だ

トルンプ―半導体需要の拡大が追い風に、20%増収確保―

工作機械・レーザー大手の独トルンプは21日、2022年6月通期の売上高が前期比20%増の42億ユーロ(暫定値)と大幅に伸びたことを明らかにした。40億ユーロを超えるのは初めて。サプライチェーンの世界的な混乱の影響を強く受

ロシアのIT技術者採用、独企業の8割以上が前向き

ロシアとベラルーシのIT技術者を採用することにドイツ企業の84%が前向きであることが、情報通信業界連盟(Bitkom)のアンケート調査で分かった。専門人材不足が深刻なことが背景にある。求人要件を満たすとともに当局のセキュ

ボッシュ―半導体に30億ユーロ投資―

IoT大手の独ボッシュは13日、半導体事業の強化方針を打ち出した。市場の拡大が見込まれるほか、欧州連合(EU)が同産業の育成に重点的に取り組んでいることを受けた措置。EUの「欧州の共通利益に適合する重要プロジェクト(IP

フィースマン―ポーランドにヒートポンプ工場―

暖房機器大手の独フィースマンは14日、ポーランド南西部のレグニツァで新工場の定礎式を行った。ロシアのウクライナ侵攻を受け、外部地域へのエネルギー依存度を引き下げる必要性が欧州で急速に高まっていることから、それに貢献するヒ

独電機輸出、5月は2ケタ増に

独電気電子工業会(ZVEI)が14日発表した5月の電機製品輸出高は前年同月比11.9%増の191億ユーロへと拡大した。2ケタ増は今年初めて。製品調達コストの上昇分が輸出価格に上乗せされたことから額が膨らんだ。 ユーロ加盟

コンチネンタル、セルビア第2工場が9月に開所

●新工場は敷地面積3万平方メートル、拠点全体で同社最大規模に ●高級車向けに車載電子機器や多機能ダッシュボードを製造 独自動車部品大手コンチネンタルはこのほど、セルビア北部ノビサドで建設を進めている第2工場が9月に稼働開

独フィースマン、ポーランドにヒートポンプ工場

●ヒートポンプは外部地域へのエネルギー依存度引き下げに貢献 ●同社は2億ユーロ強をレグニツァの新工場に振り向ける 暖房機器大手の独フィースマンは14日、ポーランド南西部のレグニツァで新工場の定礎式を行った。ロシアのウクラ

仏ヴァレオ、VSeAの統合が完了

仏自動車部品大手のヴァレオは5日、独シーメンスとの合弁会社ヴァレオ・シーメンス・イーオートモーティブ(VSeA)の資本の50%を取得し、自社のパワートレインシステム事業部に統合したと発表した。これによりヴァレオは電動パワ

電機業界の景況感4カ月ぶりに好転、5月受注は+23%

独電気電子工業会(ZVEI)が8日発表した6月の業界景況感指数(DI)は20.3ポイントとなり、前月の15.7ポイントから上昇した。同指数の好転は4カ月ぶり。現状判断を示す指数が45.4ポイントから50.5ポイント、今後

独インフィニオン、ルーマニア拠点を拡張

●ルーマニア本社の総面積は1万平方メートルに拡大 ●ブカレストの研究開発拠点ではエンジニア400人が勤務 独半導体大手インフィニオンのルーマニア子会社が、首都ブカレストにある本社を拡張する。オフィス賃貸面積を拡張するとと

BASF―世界最大のヒートポンプを本社工場に設置―

化学大手のBASFは1日、エンジン大手のMANエナジー・ソリューションズと戦略協業合意したと発表した。西南ドイツのルートヴィヒスハーフェンにある本社工場にMANエナジー開発の世界最大のヒートポンプを設置。温室効果ガスの排

インフィニオン―デジタル認証のノーバグ買収―

半導体大手の独インフィニオンは1日、半導体製品のデジタル機能向けに認証・デザインサービスを提供するルーマニア企業ノーバグを買収したと発表した。IoT向け製品開発を加速する狙い。買収金額は公表しないことで合意した。 ノーバ

シーメンス

電機大手の独シーメンスは6月29日、米半導体大手エヌビディアと産業向けメタバースの構築で協業すると発表した。オープンなデジタルビジネスプラットホームである「シーメンス・エクセラレーター」と、3Dデザインおよびコラボレーシ

独インフィニオン、デジタル認証のルーマニア企業買収

●IoT向け製品開発を加速する狙い ●ノーバグはSoCのデジタル認証で高い技術を持つ 半導体大手の独インフィニオンは1日、半導体製品のデジタル機能向けに認証・デザインサービスを提供するルーマニア企業ノーバグ(Nobug)

ウイングコプター―REWEや伊藤忠から資金調達―

配達ドローン開発・製造の独ウイングコプターは21日、独小売大手REWEや伊藤忠商事から総額4,200万ドルの出資を受けたと発表した。生産と雇用の拡大、研究開発の加速に充てる。これまでに投資家から調達した資金の総額は6,0

ボッシュBASF―ブラジル農機大手と協業―

IoT大手ボッシュと化学大手BASFのスマート農業合弁ボッシュBASFスマート・ファーミング(BBSF)は15日、スマート農薬散布ソリューションのラテンアメリカ市場投入で現地の農機大手スタラと協業する意向を明らかにした。

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