大手企業の動向(EUビジネスウオッチ関連)

シーメンスの露合弁、2階建電車開発へ

独電機大手シーメンスとロシア機関車製造会社シナラ(Sinara)との合弁企業LLCウラル・ロコモーティブズはこのほど、国営ロシア鉄道(RZD)と2階建て(ダブルデッカー)電車の開発協力で合意した。長距離路線用の車両を開発

ロシア鉄道貨物大手、来月にもロンドン証取に上場

ロシア鉄道貨物大手のルストランスコム(Rustranscom)は2日、ロンドン証券取引所(LSI)での新規株式公開(IPO)を計画していることを明らかにした。来月にも新規発行株のグローバル預託証券(GDR)を公開し、3億

独ZF、商用車ブレーキのワブコを買収

自動車部品大手の独ZFフリードリヒスハーフェンは3月28日、スイス同業のワブコを買収することで合意したと発表した。商用車ブレーキ分野の事業を獲得することで、乗用車だけでなく商用車分野でも総合的なソリューションを提供できる

スウェーデン大手銀がCEO解任、資金洗浄疑惑で米当局が調査

スウェーデンの大手銀行スウェドバンクは3月28日、ビギット・ボネセン最高経営責任者(CEO)を解任したと発表した。スウェドバンクをめぐっては、デンマークのダンスケ銀行による最大2,000億ユーロの資金洗浄疑惑に関与した疑

ダイムラー、「スマート」を吉利との合弁に

自動車大手の独ダイムラーは3月28日、超小型乗用車ブランド「スマート」を筆頭株主である中国同業の浙江吉利控股集団との合弁会社とすることで両社が合意したと発表した。スマート事業は乗用車部門の足かせとなっていることから、合弁

アイスランドのLCCが破綻、突然の業務停止

アイスランドの格安航空会社WOWエアは3月28日、経営破綻したと発表した。これに伴い、全便の運航が同日に突然中止され、予約していた数千人の旅客が欧米の空港で足止めされる事態となった。 WOWエアは2011年創業の格安航空

仏ルノーが世界最大のV2G実証事業、EV「ゾエ」15台を使用

仏自動車大手ルノーは3月21日、電気自動車(EV)を使った世界最大規模のヴィークル・トゥ・グリッド(V2G)の実証事業を開始すると発表した。大規模なシステムの実現可能性と収益性の調査が目的。年内にオランダのユトレヒトとポ

西車部品大手ゲスタンプ、メキシコでシャシ部品工場を開設

スペイン自動車部品大手のゲスタンプは3月19日、メキシコ中部のサン・ルイス・ポトシでシャシ部品の工場を開設したと発表した。新工場は敷地面積が14万平方メートルで、熱間プレスやバルジ加工(ハイドロフォーミング)などの最新設

ロスアトム、中国・田湾原発7、8号機を受注

ロシア原子力公社(ロスアトム)はこのほど、中国核工業集団(CNNC)と上海近郊の田湾原子力発電所の第7、第8号機建設の一括請負契約を結んだと発表した。同時に遼寧省の徐大堡原発の第3、第4号機の技術プロジェクトも受注した。

シュコダ自の18年通期、販売好調も減益

チェコのシュコダ自動車が20日発表した2018年通期決算の営業利益は13億7,700万ユーロとなり、前期から14.6%減少した。売上高が4.4%の172億9,300万ユーロと過去最高を更新したものの、人件費の上昇や研究開

トルコのセメント大手、セメックスから工場買収

トルコの複合企業サバンジュ・ホールディングは21日、傘下のセメント大手チムサ・セメント(Cimsa)がメキシコ同業のセメックスからスペインの白色セメント工場を買収することで合意したと発表した。付加価値の高い白色セメントの

英金融当局がUBSに制裁金、取引情報の報告義務違反で

英金融行為監督機構(FCA)は19日、スイスの大手金融グループUBSがEUの金融商品市場指令(MiFID)に基づく取引情報の報告義務を怠ったとして、制裁金2,760万ポンド(約41億円)の支払いを命じたと発表した。FCA

鉄道車両のシュタッドラー、上場を計画

スイスの鉄道車両メーカー、シュタッドラー・レールは19日、スイス証券取引所での上場を計画していることを明らかにした。中国の中国中車(CRRC)などライバル企業との競争が激化する中、事業拡大に向けて資金調達力を強化するのが

スウェーデンのトレルボルグ、農業用タイヤの伊販社を買収

スウェーデンのゴム・自動車部品大手トレルボルグは18日、事業部ホイールシステムズを通じ、農業用タイヤの販売・テストを手掛ける伊プロバーナ・ソリューションズとプロバーナ・クオリティセンターの2社を買収したと発表した。前者は

セルビア石油大手NIS、コンバインドサイクル発電所に着工

ロシア国営ガスプロムグループのセルビア部門ナフトナ・インドゥストゥリヤ・セルビア(NIS)は7日、首都ベオグラードに近いパンチェヴォで、熱電併給ガスタービン・コンバインドサイクル(GTCC)発電所の建設に着手した。親会社

独イノジー、ポーランドでEVカーシェア事業開始

再生可能エネルギー大手の独イノジーはこのほど、ポーランドで電気自動車(EV)のカーシェアリング事業を開始することを明らかにした。当初はワルシャワでBMWの小型EV「i3」を500台使用して事業を展開する。4月からサービス

シュコダ自の2月販売2%減少、6カ月連続でマイナスに

チェコのシュコダ自動車は14日、2月の販売台数が9万900台となり、前年同月から2%減少したと発表した。販売減は6カ月連続。中国と中欧での不振が響いた。SUVは好調だったものの、他の車種はほぼすべて減少した。 販売数を地

英テスコ、ブダペストに中東欧の業務サポート拠点

英国の小売り大手テスコはこのほど、ハンガリー・ブダペストにビジネスサービスセンターを開業した。中東欧事業の管理業務サポート拠点として、ハンガリー、ポーランド、チェコ、スロバキアの事業所の給与計算、人事、商品販売管理、顧客

英包装資材大手DSスミス、ブルガリア工場に設備投資

包装資材大手の英DSスミスは先ごろ、樹脂加工子会社のラパック(Rapak)を通じてブルガリアに設備投資すると発表した。北東部シュメンにある工場に複合容器のバッグインボックス(BIB)の製造ラインを導入する。投資額は明らか

モスクワ市建設公社、仏スエズと建設廃棄物処理で合弁

モスクワ市の建設公社モシンジュプロイェクト(MosInzhProyekt)と仏エネルギー・環境サービス大手スエズが合弁会社の設立を計画している。モシンズプロイェクトのプレスリリースによると、両社は先ごろ仏カンヌで開催され

電子機器受託製造の米ジェイビル、ウクライナ拠点を拡張

米電子機器受託製造サービスのジェイビルサーキットは15日、ウクライナ西部ザカルパチア州のウジホロドにある生産拠点に第2工場を設置したと発表した。欧州連合(EU)向けに携帯電話や再生機器、パソコンを生産する。投資額は1,6

アゼルバイジャン国営石油ソカール、スイスでEV充電事業拡大

アゼルバイジャンの国営石油ガス会社ソカールがスイスの電気自動車(EV)充電ステーション事業拡大に意欲的だ。スイス道路局が7日明らかにしたところによると、先ごろ実施された高速道路のサービスエリアのEV充電インフラ整備事業の

アップルが競合を不当に排除、スポティファイが欧州委に苦情

音楽配信サービスで世界最大手のスポティファイ(スウェーデン)は13日、米アップルが自社の定額制音楽配信サービス「アップルミュージック」と競合するサービスを市場から締め出そうとしているとして、欧州委員会に苦情を申し立てたこ

ドイツ銀とコメ銀、合併交渉を開始

ドイツ大手銀行のドイツ銀行とコメルツ銀行は17日、合併に向けた交渉を行っていることを明らかにした。実現すれば資産規模で英HSBC、仏BNPパリバに次ぐ欧州3位の銀行が誕生する。 両行の合併観測は、欧米の複数のメディアが1

ポルトガル電力最大手、資産売却で60億ユーロ調達

ポルトガル電力最大手のEDPは12日、国内などでの資産売却によって60億ユーロを調達する計画を発表した。同資金は欧米を中心とする再生可能エネルギー事業の強化に充てる。 売却するのはポルトガルとスペインの火力発電所。売却予

独クノールブレムゼ、18年は7.5%増収

独商用車・鉄道車両用ブレーキ大手のクノールブレムゼが7日発表した2018年通期の売上高は66億1,600万ユーロとなり、前年から7.5%増加した。受注好調を受け鉄道と商用車の両部門で売り上げが拡大した。営業利益(EBIT

独コンチネンタル、総ゴム製履帯の駆動システムを開発

独自動車部品大手のコンチネンタルは5日、建設現場で用いる小型トラックローダー向けに低振動・低騒音の駆動システムを開発したと発表した。これまでの金属製に代えて総ゴム製の履帯を採用しており、振動を最大で7デシベル(dB)まで

VWの移動式急速充電スタンド、20年から量産開始

独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)は、ジュネーブモーターショーで移動型の電気自動車(EV)用高速充電スタンドを公開した。接地面積は1.2平方メートルとコンパクトな設計で、充電インフラの整備が困難な場所や、イベントにお

仏トタル、露LNG事業への出資拡大

仏石油大手トタルは5日、ロシア天然ガス2位のノバテクが北極圏のギダン半島で進める液化天然ガス(LNG)事業「アークティックLNG2」の権益の10%を取得することで合意したと発表した。取引額は当初の評価額255億ドルを下回

ベラルーシ化学大手グロドノ、硝酸の新工場稼働

ベラルーシ国営石油化学企業ベルネフチキム傘下の化学大手グロドノ・アゾト(Grodno Azot)が2月末、本拠地グロドノの新工場で硝酸と液体窒素肥料の生産を開始した。一日当たりの硝酸の生産能力は1,200トン。現地メディ

仏ソシエテ銀、南東欧の2行を売却

仏金融大手ソシエテ・ジェネラル(SG)は2月28日、北マケドニアとモンテネグロの子会社を売却することで合意したと発表した。経営合理化の一環で、北マケドニアではオフリドスカバンカの株式74.53%をオーストリアのシュタイヤ

ロシア、ブルガリア原発計画参加に意欲

ロシアは4日、メドベージェフ首相のブルガリア公式訪問を前に、ロシア原子力公社(ロスアトム)がブルガリアのベレネ原子力発電所建設に参加する用意がある事実を確認した。プリホドコ官房副長官は、ロスアトムであれば「短期間に建設を

シュコダ自のクヴァシニ工場、年産台数が30万台を突破

独フォルクスワーゲン(VW)のチェコ子会社であるシュコダ自動車は2月26日、クヴァシニ工場の年産台数が2018年、初めて30万台を突破したと発表した。同工場ではSUV(スポーツタイプ多目的車)の「カロック」と「コディアッ

米複合企業ハネウェル、カトヴィツェにサービスセンター設置

米複合企業ハネウェルがポーランド南部のカトヴィツェにサービスセンターを設置する。市当局が先ごろ明らかにしたもので、同社は新しいセンターを通して欧州全域における関連事業を統括する予定。年末までに100人を雇用する。 ハネウ

三菱UFJ、独銀の航空機ファイナンス事業を買収

三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)は1日、傘下の三菱UFJ銀行がMUFGの持分法適用会社である東銀リースと共同で、独信用協同組合の中央機関であるDZバンクの子会社DVBバンクから航空機ファイナンス関連事業を買

ボルボ・カーズがMHVシステム導入、電動化戦略の一環

スウェーデンの乗用車大手ボルボ・カーズは2月22日、ハイブリッド(HV)パワートレインを拡充する計画を明らかにした。SUV「XC90」と「XC60」にマイルドハイブリッド(MHV)システムを追加するほか、プラグインハイブ

米テスラがブダペストにディーラー開設、中東欧で初

電気自動車(EV)大手の米テスラがハンガリーの首都ブダペストにディーラーを開設する。同社にとって中東欧初の正規代理店で、サービスセンターも併設する。これまで最寄りの店舗はオーストリアのウィーンにあった。 テスラ初の大衆向

露自動車大手アフトワズ、現地生産でイランと交渉

ロシア自動車最大手のアフトワズは20日、イランでの現地生産、販売に向けて交渉中であることを明らかにした。繰延需要の大きい同国へ製品を供給し、独立国家共同体(CIS)以外の地域における存在感を強める狙いとみられる。ただ、親

上部へスクロール