Bayer AG―プライマリ・ケア事業の管理部門を中国に―
製薬・化学大手のBayer(レバークーゼン)がプライマリ・ケア事業の管理部門をドイツ本国から北京に移管する。同事業に占める中国とアジアの比重が極めて大きくなっているためで、年内にも移管作業を開始する予定だ。マライン・デッ […]
製薬・化学大手のBayer(レバークーゼン)がプライマリ・ケア事業の管理部門をドイツ本国から北京に移管する。同事業に占める中国とアジアの比重が極めて大きくなっているためで、年内にも移管作業を開始する予定だ。マライン・デッ […]
バイロイト大学のレオニード・ドゥブロビンスキー教授を中心とする国際研究チームは、2年前に初めて結晶構造が解析された新しいホウ素結晶(γ-B28)の分子間化学結合の解明に成功した。3つのホウ素原子が2個の電子を共有している
公的健康保険組合のBarmer GEKは15日に発表した『2011年度医薬品レポート』のなかで、経口避妊薬(ピル)の有効成分であるゲスターゲン(黄体ホルモン)の第3世代型は静脈血栓塞栓症の発症率が第2世代型の2倍に達する
毒性の強い腸管出血性大腸菌O104の流行は大きな峠を一つ越えたもようだ。連邦保健省傘下のロベルト・コッホ研究所(RKI)と連邦リスク評価庁(BfR)、連邦消費者保護・食品安全庁(BVL)は10日、感染源はニーダーザクセン
電気を通すと数秒で強度や延性(伸ばしやすさ)が変化する金属複合材の開発に、ハンブルク・ハールブルク工科大学と中国・瀋陽大学などの独中研究チームが成功した。金(あるいは白金)の多孔質体に電解液を吸水させるという異色の取り合
製薬大手の独Bayer(レバークーゼン)は主力製品である多発性硬化症治療薬「Betaferon」の米国市場向け生産を競合の独Boehringer Ingelheimに委託する。自社生産が採算割れになっているためだ。欧州向
化学大手の独Evonikは3日、太陽日酸と共同で設置した四日市工場の竣工式を行った。太陽電池、フラットパネル、半導体向けの需要が拡大するモノシランガスと、樹脂や塗料に用いられるアエロジルを生産。アジア市場で販売していく。
独連邦血清・ワクチン研究所(パウル・エーリヒ研究所)の戸田雅子博士を中心とする国際研究チームは、モモの主要アレルゲンである「Pru P 3」を低アレルギー性に加工する技術を開発した。加工したアレルゲンはアレルギー反応をほ
持続可能なパーム油の生産・流通を目指す「持続可能パーム油フォーラム」がこのほど、ドイツで産声を上げた。立ち上げたのは流通大手REWE、化学大手Henkel、蘭食品・日用品大手Unilever、世界自然保護基金(WWF)、
化学商社の独Brenntagは5月30日、米国の同業G.S. Robins & Companyを買収すると発表した。米国でのプレゼンスを強化する狙い。取引金額は公表していない。G.S. Robins &
独バイオテクノロジー工業連盟(DIB)は5月25日の年次総会で、2010年の業界売上高が前年比9%増の24億ユーロに拡大したと発表した。今年も安定成長が続くものの、原料価格の高騰や、昨年導入された特許薬強制割引制度などが
特殊ガラス大手の独Schott(マインツ)は5月24日、ロシアのニジニ・ノヴゴロド州で医薬品向け包装材工場の竣工式を実施した。これまで主にハンガリー工場で生産してきたロシア市場向け製品を今後は新工場で生産。地場メーカーの
化学大手のBASFは5月30日、スチレン系樹脂事業を英Ineosとの合弁会社に移管する本契約を締結したと発表した。両社は欧州連合(EU)・欧州委員会の承認を待って新会社Styrolutionをフランクフルトに設立。計50
炭素繊維大手の独SGL Carbon(ヴィースバーデン)は18日、筆頭株主の投資会社Skionが出資比率を従来の22.27%から27.27%に引き上げたと発表した。Skionは車両用炭素繊維素材の開発・生産でSGLが戦略
化学大手の独Altana(バート・ホンブルク)は18日、印刷インキ製造の独Color Chemieを買収することで合意したと発表した。包装材向けの特殊インキ事業を強化する狙い。買収価格は公表していない。取引の成立には独連
化学大手の独Lanxessは18日、本社を現在のレバークーゼンからケルンに移転すると発表した。交通の便の良さと大学・研究機関の集積がケルン選定の決め手になったとしている。 \ ケルンのドイツ地区にある旧ルフトハンザ本社ビ
製薬・化学大手の独Bayer(レバークーゼン)は17日、2010年度版『持続可能な開発レポート』を発表し、温室効果ガスの排出量削減などに向けた研究開発・設備に2013年までに総額150億ユーロを投資することを明らかにした
独後発医薬品大手のStada(バート・フィルベル)は19日、スイスの製薬会社Spirig Pharma AGからスイスの後発薬事業を買収する方向で交渉に入ると発表した。Stadaは独製薬大手Gruenenthalの中東欧
欧州連合(EU)の欧州委員会が年内にもナノ物質の法的定義を定める方針を打ち出したことを受け、化学業界に懸念が広がっている。「定義が広範囲に及ぶほど、関連規制も複雑多岐になり、これに伴う検査・登録などの業務が増大する」(独
独製薬大手のStada(バート・フィルベル)は12日、同業のGruenenthalから中東欧と中東の事業を取得する方向で独占交渉に入ると発表した。これら地域の事業を強化することが狙いで、取引金額は現金およそ3億6,000
フラウンホーファー材料・ビーム技術研究所(IWS)は23~26日にミュンヘンで開催される国際レーザー・オプトエレクトロニクス見本市で、レーザー照射によるアルミニウムと銅の接合技術を紹介する。両金属の接合は電気自動車や自動
独化学工業会(VCI)は17日、独業界の2011年業績予測を大幅に上方修正した。第1四半期の業績が極めて良好だったことを受けたもので、生産成長率を従来予測の2.5%から5%、売上成長率も同4%から9%へと引き上げた。化学
複合企業のBayer(レバークーゼン)が製薬部門で対等合併の可能性を検討している。同社のマライン・デッカー社長が米ブルームバーグテレビジョンのインタビューで明らかにした。 \ Bayerの製薬部門は売上高が169億ユーロ
製薬・化学大手の独Bayer(レバークーゼン)は5日、サービス子会社Bayer Business Services(BBS)がITサービス事業をSiemensのITサービス子会社Siemens IT Solutions
大手化学・日用品メーカーの独Henkel(デュッセルドルフ)が4日発表した2011年1-3月期(第1四半期)の決算は売上高が前年同期比8.9%増の38億2,300万ユーロ、営業利益(EBITベース)が同1.9%増の4億3
特許薬業界団体である研究開発型製薬工業会(VFA)のバイオ部会(VFA.Bio)が5日発表した業界報告書によると、加盟29社の2010年バイオ医薬品売上高は前年比9%増の61億7,000万ユーロに拡大した。バイオ医薬品の
2011年1-3月期(第1四半期)決算の純利益は24億ユーロで、前年同期の10億3,000万ユーロから急増。化学、プラスチック部門が需要増大で好調だった。独肥料大手K+Sの株式売却に伴う特別利益8億8,700万ユーロも収
光触媒である二酸化チタンの反応性が結晶構造によって異なる原因を、カールスルーエ工科大学のクリストフ・ヴェル教授を中心とする国際研究チームが突き止めた。反応性の高いアナターゼ型結晶と低いルチル型結晶を赤外線分光法で観察した
チューブメーカーの独Masterflex(ゲルゼンキルヒェン)は4月28日、2011年1-3月期(第1四半期)決算の純損益が90万ユーロの黒字となり、前年同期の赤字(40万ユーロ)から好転したと発表した。事業再編が奏功し
化学系複合企業のEvonik(エッセン)は17日、カーボンブラック事業を米投資会社Rhone Capitalに売却することで合意したと発表した。取引額は債務を含めて9億ユーロ超える。クラウス・エンゲル代表取締役は今回の取
ヤクルト本社は14日、ドイツのバイオ企業4SCが開発中のがん治療薬「レスミノスタット」の日本における独占開発・商業化権を取得したと発表した。レスミノスタットはHDAC阻害剤というタイプの経口剤。現在は4SCが欧州で肝細胞
製薬・化学大手の独Merck(ダルムシュタット)は日本事業を今後も重視する方針だ。同社のカールルートヴィヒ・クレイ社長が『フランクフルター・アルゲマイネ』紙に対し明らかにした。日本は製品開発、製造、販売で「わが社の中核拠
化学大手の独BASF(ルートヴィヒスハーフェン)は放出する予定だった皮革・繊維化学品事業を手元にとどめる意向だ。同社の広報担当者は『ファイナンシャル・タイムズ(ドイツ版、FTD)』に対し、同事業の価値に見合った買収額を提
独ホテル用コスメティック製品メーカーのADA Cosmetics International(ケール)はこのほど、同社の過半数株式を英投資会社のCarlyleが独投資会社のHalderから譲り受けたと発表した。世界的な投
農業科学大手の独Bayer CropScienceとスイスのSyngentaは7日、遺伝子組み換え(GM)大豆を共同開発すると発表した。HPPD阻害剤というタイプの農薬への耐性を持つ品種を開発。2010年代後半から北米市
カーエアコン用冷媒として今年から導入が決まった「R1234YF」の使用にドイツの自動車メーカーが強い難色を示している。R1234YFは従来の冷媒に比べ温暖化効果が低い一方で微燃性があり、万が一引火すると毒物のフッ化水素が
薬品・危険物保存用のポリタンクのバリア性を飛躍的に高める薄膜積層体を、フラウンホーファー界面工学・バイオテクノロジー研究所(IGB)を中心とするプロジェクトチームが開発した。バリア層と柔軟性のある中間層を交互にはさみ込む
ドイツ化粧品小売事業連盟(VKE)は7日、加盟企業の2010年売上高が前年比3.5%増の17億5,000万ユーロに拡大したと発表した。景気回復が反映されており、今年も3%の増加を見込む。 \ VKEには国内に販売ルートを
独バイオテクノロジー業界の業績が回復に向かっている。会計監査法人のアーンスト&ヤング(E&Y)がこのほどまとめた『独バイオテクノロジー・レポート』最新版によると、2010年業界売上高は前年比7%増の10億6,0
Beiersdorf傘下の粘着テープメーカーTesa(ハンブルク)は3月31日、医薬品事業に参入すると発表した。すでに当局から認可を受けており、来年第1四半期に生産を開始する。 \ 同社が生産するのは張り薬とフィルムタイ
後発医薬品大手の独Stada(バート・フィルベル)が年内にも東欧で最低1社を買収する計画だ。国内市場の先細りが予想されるためで、すでに3社を射程内に入れているという。同社のハルトムート・レツラフ代表取締役が3月30日、2
製薬大手の独Boehringer Ingelheimは福島県の浪江町にある工場を閉鎖する見通しだ。同工場(福島工場)は子会社のエスエス製薬が運営。放射能漏れ事故が起きた福島第1原発に近く、Boehringerのアンドレア
炭化水素から純度の高い水素を簡単に製造する新たなシステムをフラウンホーファー太陽エネルギー研究所(ISE)が開発した。炭化水素を直接水素と炭素に分解する「熱分解」と呼ばれる手法を利用。従来の手法(水蒸気改質)で必要だった
独化学業界の労使は3月31日、賃金を4.1%引き上げることで合意した。化学労組IG-BCEは景気回復を追い風とした格好で、賃上げ幅は昨年秋に成立した鉄鋼業界の3.6%を0.5ポイント上回った。 \ 賃金協定期間は14カ月
化学大手の独BASF(ルートヴィヒスハーフェン)は25日、重慶に工場を建設する計画が中国当局から承認されたと発表した。同工場ではポリウレタン原料のMDIを生産する予定で、同社は約8億6,000万ユーロを投じて年産能力40
バイオ企業の独Evotec(ハンブルク)が24日発表した2010年決算の最終損益は298万5,000ユーロの黒字となり、前年の赤字(4,549万7,000ユーロ)から大幅に改善した。同社が利益を計上するのは1993年の創
細胞培養の3次元構成を制御する新しい技術をカールスルーエ工科大学付属機能性ナノ構造研究センター(CFN)の研究チームが開発した。細胞非接着性のポリマーで作った骨組みの上に細胞接着性のポリマーの「取っ手」をつけるのが同技術
英投資会社Bridgepointは15日、ドイツの化学メーカーCABBをAxa Private Equityから買収したと発表した。『フランクフルター・アルゲマイネ』紙によると、取引金額は債務も含めて約3億4,000万ユ
炭素製品大手のSGL(ヴィースバーデン)は17日の決算発表で、2015年までに売上高を約80%増25億ユーロに拡大する方針を明らかにした。自動車、航空機向けの炭素繊維販売が大幅に伸びると予想。買収を除く実質ベースで年率1
工業ガス大手のLinde(ミュンヘン)は9日、2010年の売上高が前年比14.8%増の128億6,800万ユーロとなり、過去最高を更新したと発表した。中国とインドを中心にアジア需要が増加。営業利益(EBITDAベース)と