ドイツ電気電子産業界の動き

シャープがダイムラーに勝訴、LTE特許訴訟で

シャープは11日、現行の通信規格であるLTE(4G)の特許をめぐり自動車大手の独ダイムラーを提訴している裁判でドイツのミュンヘン地方裁判所から勝訴の判決文を受領したと発表した。ダイムラーは通信技術の独特許訴訟でフィンラン […]

電機業界受注、7月は減少幅が5.9%に拡大

独電気電子工業会(ZVEI)が8日発表した独電機業界の7月の新規受注高は前年同月比5.9減となり、下げ幅は前月の同1.1%から拡大した。ユーロ圏(ドイツを除く)が9.9%、ユーロ圏外が9.2%減少。国内は1.6%減と下げ

電機業界、今年は7~8%の生産・売上減に

独電気電子工業会(ZVEI)は9日、独電機業界の生産高と売上高が今年は前年比で7~8%減少するとの予測を発表した。新型コロナウイルス感染症の流行に伴う危機は底を打ったものの、回復のスピードは鈍いと予想している。ZVEIが

独ヘラー、中国EVメーカーから照明システムを受注

独自動車照明・電子部品大手のヘラーは3日、中国の大手電気自動車(EV)メーカーから照明システムを受注したと発表した。2つのモデルシリーズ向けに、マトリクスLEDヘッドランプと制御機器、センサー部品で構成されるシステムを供

独ヘラー、中国EVメーカーから照明システムを受注

独自動車照明・電子部品大手のヘラーは3日、中国の大手電気自動車(EV)メーカーから照明システムを受注したと発表した。2つのモデルシリーズ向けに、マトリクスLEDヘッドランプと制御機器、センサー部品で構成されるシステムを供

シーメンス・ヘルシニアーズ―新株で27億ユーロ調達―

独シーメンスの医療機器子会社シーメンス・ヘルシニアーズ(エアランゲン)は2日、新株を発行して市場資金27億3,000万ユーロを調達したと発表した。米放射線治療システム大手バリアン・メディカル・システムズの買収資金に充てる

家電見本市IFAがハイブリッド開催、リアル展示は大幅縮小

欧州最大の家電見本市IFAが3日から5日にかけてベルリンで開催された。今年は新型コロナウイルス感染症の流行を受けてリアル展示を大幅に縮小。インターネットでの展示を交えたハイブリッド開催となった。期間は3日と例年より短かか

情報通信業界の景況感が安定化

Ifo経済研究所の調査をもとに情報通信業界連盟(Bitkom)が3日発表した独情報通信技術(ICT)業界の8月の景況感指数(現状判断を示す指数と今後6カ月の見通しを示す期待指数の中央値)は12.4となり、前月を1.1ポイ

白物家電市場にコロナの追い風

新型コロナウイルスの感染拡大が独白物家電市場の追い風となっている。在宅勤務や休校を受けて消費者が自宅で過ごす時間が全般的に増加したためだ。夏季バカンス旅行を見送った世帯の多くは家具や家電の買い替えに資金を投じたという事情

ドイツ―従業員削減で合意―

駆動装置大手の独ドイツ(ケルン)は18日、国内の人員削減計画で従業員代表の事業所委員会と合意したと発表した。年初に開始したコスト削減計画「トランスフォーム・フォー・グロース」に基づくもので、希望退職を通して来年3月末まで

エンパル―中国メーカーから太陽光発電モジュールを調達―

太陽光発電設備のレンタルサービスを手がける独スタートアップ企業エンパル(ベルリン)が世界最大のモジュールメーカーである中国の西安隆基新能源有限公司(Longi Energy)から製品供給を受ける契約を結んだ。エンパルへの

電機業界の国内受注が急増、6月は+33%

独電気電子工業会(ZVEI)がこのほど発表した独業界の6月の新規受注高は前年同月比1.1%減となり、下げ幅は前月の同27.9%から大幅に縮小した。計測機器・プロセスオートメーション、鉄道車両、電池がけん引車となり国内受注

電機業界の上期輸出8.7%減少、中国向けは拡大

独電気電子工業会(ZVEI)が20日発表した1-6月期(上半期)の電機製品の輸出高は965億ユーロとなり、前年同期を8.7%下回った。新型コロナ危機が響いた格好。10大仕向け先国のなかで増加したのは中国とポーランドだけだ

独ヘラー19/20年度最終決算、59%の減益

独自動車照明・電子部品大手のヘラーが14日発表した2019/20年度(5月末)最終決算における営業利益(EBIT、調整済み)は2億3,300万ユーロとなり、前期比で59.3%減少した。為替変動・ポートフォリオ調整後の連結

シーメンス―4-6月期の営業益増加―

電機大手の独シーメンス(ミュンヘン)が6日発表した2020年4-6月期(第3四半期)決算の製造分野(4月1日付で非継続事業となった発電設備部門=シーメンス・エナジーを含まない)の営業利益(EBITA、調整済み)は17億9

シーメンス・ヘルシニアーズ―放射線治療の米バリアン買収―

シーメンスの医療機器子会社シーメンス・ヘルシニアーズ(エアランゲン)は2日、放射線治療システム大手の米バリアン・メディカル・システムズを買収することで合意したと発表した。がん治療分野のポートフォリオを強化する狙い。株式公

ノルデックス―公的支援を申請の方向―

風力発電設備大手の独ノルデックスが公的支援を受けるために交渉を行っている。新型コロナ危機で受注が激減していることから、国などの支援を受ける意向だ。北ドイツ放送局などが報じ、同社が追認した。 ノルデックスの4-6月期(第2

ノルデックス―欧州の発電プロジェクトを売却―

経営不振の独風力発電設備大手ノルデックスは3日、欧州で自ら開発中の再生エネルギー発電プロジェクトを電力大手の独RWEに売却することで合意したと発表した。売却益で財務を強化する考え。当局の承認などを経て10-12月期(第4

インフィニオン―業績予測引き上げ―

半導体大手の独インフィニオン(ミュンヘン)は4日の決算発表で2020年9月通期の業績予測を引き上げた。新型コロナ危機の影響が当初の想定に比べ小さいためで、売上高を従来見通しの84億ユーロから85億ユーロに上方修正。売上高

マスク着用でも高精度の顔認識、BASFの子会社が開発

独化学大手BASFのハイテク子会社トリナミックス(trinamiX)は3日、マスクを着用していても高精度の顔認証を実現する技術を開発したと発表した。新型コロナウイルスの感染防止策としてマスク着用が多くの国で義務付けられて

BMW

独自動車大手BMW のハラルド・クリューガー前社長(54)がドイツテレコムの監査役会長に就任する可能性が浮上している。2021年の株主総会で承認を受ける見通し。独経済誌『マネージャーマガジン』(7月23日付、電子版)が消

BMW

独自動車大手BMW のハラルド・クリューガー前社長(54)がドイツテレコムの監査役会長に就任する可能性が浮上している。2021年の株主総会で承認を受ける見通し。独経済誌『マネージャーマガジン』(7月23日付、電子版)が消

スタートアップの半数がAIを活用

ドイツのスタートアップ企業の47%が人工知能(AI)を活用していることが、情報通信業界連盟(Bitkom)のアンケート調査で分かった。1年前に比べ8ポイント増加。独経済界全体では同割合が6%にとどまっており、スタートアッ

5月の電機輸出21%減少

独電気電子工業会(ZVEI)が20日発表した同国電機業界の5月の輸出高は前年同月比21.2%減の135億ユーロとなり、前月に引き続き大きく落ち込んだ。新型コロナ感染症の世界的な流行が反映されて格好で、先進国向けが21.3

モービルアイ―独で自動運転の公道試験へ―

先進運転支援システム(ADAS)の有力企業であるイスラエルのモービルアイが自動運転車の公道試験を独南部のミュンヘンとその近郊で近く、開始する。同社の移動サービス担当者がdpa通信に明らかにした。 カメラ12台を搭載したフ

東レ―空飛ぶタクシーの独社に炭素繊維材料を供給―

東レは14日、空飛ぶタクシーを開発中の独リリウムに炭素繊維複合材料を供給する契約を締結したと発表した。機体の軽量化などを支援していく。 リリウムは2017年、電動垂直離着陸機(eVTOL)のテスト飛行に世界で初めて成功し

ドイツ鉄道―高速鉄道30編成をシーメンスから調達―

ドイツ鉄道(DB、ベルリン)は15日、高速鉄道30編成を電機大手の独シーメンスに発注すると発表した。二酸化炭素(CO2)排出削減に向けた政府方針を背景に鉄道の利用者が増えるとみており、高速鉄道の車両数を増やす意向だ。リヒ

シーメンス―発電設備部門分離を株主が承認―

独電機大手シーメンス(ミュンヘン)の臨時株主総会が9日、バーチャル形式で開催され、発電設備子会社シーメンス・エナジーの分離計画が99.36%の賛成で承認された。シーメンスは今後、経営資源を「スマート・インフラ」「デジタル

マイヤー・ブルガー―独で太陽電池生産へ―

スイスの機械メーカー、マイヤー・ブルガー・テクノロジー(トゥーン)は9日、独東部で太陽電池を生産する計画を発表した。経営破綻した企業の工場を利用することで投資コストを抑制。太陽電池をセルも含めてすべて欧州で生産し、欧州セ

電機業界受注が28%減少、景況感は底打ち鮮明に

独電気電子工業会(ZVEI)が8日発表した独業界の5月の新規受注高は前年同月比27.9%減となり、下げ幅は前月の同20.8%から一段と拡大した。国外受注が30.0%後退。ユーロ圏(ドイツを除く)は32.2%落ち込んだ。ユ

ポルシェ―ロボットメーカーを買収―

フォルクスワーゲン(VW)の高級車子会社ポルシェは1日、無人輸送システムを手がける独新興企業セルヴァ・トランスポート・システムズを買収すると発表した。セルヴァはポルシェが本社所在地シュツットガルトに建設した工場に設備を供

スロバキア工科大、独シーメンスと自動運転車開発で提携

スロバキア工科大学(STU)は6月30日、独電機大手シーメンスと自動運転車の開発に向けた提携覚書を交わした。機械エンジニアリング学部が主導し、高度な安全性・快適性を備えるスマート自動運転車、代替駆動システム、 先進的な車

独コンチネンタル、セルビアに車載情報機器の工場設置

独自動車部品大手コンチネンタルは6月30日、セルビア北部のノビサドで新工場の建設を計画していることを明らかにした。ディスプレイやカメラなどを含む車載情報機器の生産に向けたもので、同地にある内装部品や安全制御システムを開発

ファルタ―国と州が補助金3億ユーロ―

電池大手の独ファルタ(エルヴァンゲン)は6月30日、国とバーデン・ヴュルテンベルク、バイエルン州から最大3億ユーロの補助金を受ける通知を受けた。電池分野で欧州がアジア企業に強く依存する現状の是正に向けた欧州連合(EU)の

空調が巨大クラスター形成の大きな原因か

独西部のギュータースロー郡にある食肉加工工場で新型コロナウイルスの巨大クラスター(感染者集団)が発生したのは、空調設備がウイルスを屋内の広い範囲に拡散させたためとの見方が浮上している。同郡の委託を受けて工場の実地調査を実

独電池市場が好調、昨年は17%拡大

独電気電子工業会(ZVEI)が6月23日発表した同国の2019年の電池市場規模は42億ユーロとなり、前年比で17%拡大した。ZVEIのクリスティアン・エッカート電池部会長は「様々な電池システムが多くの分野で重要になってい

センサー製造のセンシリオン、ハンガリーに新工場

センサー製造を手がけるスイスのセンシリオンは6月29日、ハンガリー東部のデブレツェンに工場を新設すると発表した。需要拡大に対応する狙い。来年第3四半期までに稼働する。従業員数は当初およそ50人、2025年には約200人を

独ヘラーと中国敏実、レドーム事業で合弁会社設立

独自動車照明・電子部品大手のヘラーは19日、中国の自動車部品大手、敏実集団有限公司(ミンス)と現地合弁会社の設立で合意したと発表した。レドーム(レーダーの保護カバー)やイルミネーション付きロゴ需要の増加を受け、これら部品

電機業界の第2四半期減収幅は13%

新型コロナ危機を受けて独電機業界の第2四半期(4~6月)の売上高は前年同期比で13%減少する見通しだ。独電気電子工業会(ZVEI)が会員企業アンケート調査をもとに22日、明らかにした。アジアと足元の欧州では状況が改善して

私的充電ステーションの普及を政府が後押し

ドイツ政府は個人や企業が設置する私的充電ステーション向けの補助金を大幅に拡充する意向だ。これまでは公開型充電ステーションの助成に重点を置いてきたが、電動車を幅広く普及させるためには私的なステーションの拡充が欠かせないこと

兼松―独に新社設立、プリンター事業拡大へ―

兼松は15日、ドイツ西部のデュッセルドルフに新会社KISグローバル(KISG)を設立したと発表した。 兼松ブランドのカードプリンター「Swiftpro」などをEMEA (ヨーロッパ・中東・アフリカ)、南アジア、中国地域へ

電動車用チャージポイントが1年で6割増加

独エネルギー水道産業連合会(BDEW)は8日、国内の電動車用チャージポイントの数が5月時点で約2万7,730カ所に達し、前年同月の約1万7,400カ所から59%増加したと発表した。急速充電機は全体の約14%を占める。BD