中東欧エネルギー業界の動き

欧州復興開発銀、風力発電プロジェクトを支援

欧州復興開発銀行(EBRD)は7日、ポーランドの再生可能エネルギー大手ポリッシュ・エナジー・パートナーズ(PEP)の子会社に最大で2億9,200万ズロチ(6,950万ユーロ)の融資を行うと発表した。集合型風力発電所(ウィ […]

セルビアNIS、ガスプロム子会社と合弁でガス火力発電所建設

セルビアの石油会社ナフトナ・インドゥストゥリヤ・セルビア(NIS)とロシアの天然ガス最大手ガスプロムの電気事業部門であるガスプロム・エネルゴホールディングは先ごろ、セルビアのボイボディナ自治州パンチェボにガス火力発電所を

カザフスタン国営石油KMG、米シュルンベルジェと技術提携

カザフスタンの国営石油・ガス会社であるカズムナイガス(KMG)はこのほど、国内6油田における技術提携で、米国の油田サービス会社シュルンベルジェ、アルマトイと意向書に調印した。油田の査定や生産効率化、シュルンベルジェでの従

ハンガリーMOL、天然ガス備蓄会社から資本撤退

ハンガリーの石油大手MOLは8日、天然ガス備蓄会社(MMBF)の保有株式を炭化水素備蓄機関(MSZKSZ)およびハンガリー開発銀行(MFB)に売却することで合意したと発表した。非中核事業を縮小する戦略の一環。年内の手続き

コソボで省エネ支援プロジェクトがスタート

欧州復興開発銀行(EBRD)は1日、コソボ持続可能エネルギープロジェクト枠組み(KoSEP)の運用を開始すると発表した。同行による融資資金提供のほか、欧州連合(EU)の助成措置、ノルウェー政府の技術支援基金を組み合わせ、

エストニア国営エネルギー会社、米シェールガス開発に投資

エストニア国営エネルギー会社エスティ・エネルジアが、米国でのシェールガス開発プロジェクトに数10億米ドル規模の投資を計画している。エストニア国営放送LETAが2日、米子会社エネフィット・アメリカンオイルのフレンコ社長が米

ロスアトム、バングラデシュ初の原発に着工

バングラデシュ初の原子力発電所の建設が始まった。首都ダッカの北西160キロに位置するルプールに、出力1,000メガワットのロシア製原子炉を設置する。2017年の稼動を目指す。20年までに同型の2号機の操業を開始し、発電能

ガスプロムへの法的手続き準備、中東欧で競争阻害=欧州委

欧州委員会のアルムニア副委員長(競争政策担当)は3日、ロシアの国営ガス会社ガスプロムがEU競争法に違反した疑いが強まったとして、同社に対する法的手続きの準備を進めていることを明らかにした。欧州委がどの段階で法的手続きに入

PKNオルレン、小包配送サービスを開始

ポーランドの石油最大手PKNオルレンはこのほど、ポーランド国内にある自社ガソリンスタンド網を活用して、スタンド間の小包配送サービスを開始すると発表した。対象は約1,770の店舗のうち650店で、顧客がスタンドから発送した

仏アレバが提訴、チェコ原発工事入札めぐり

チェコ国営電力会社CEZが計画している同国南部テメリン原発の拡張工事入札で選考から漏れた仏原子力大手アレバが、ブルノ地方裁判所に提訴した。地裁関係者が9月23日、CTK通信に明らかにした。 \ テメリン原発拡張工事の入札

独ソヴェンティクス、ルーマニアでソーラーパーク建設

ドイツの太陽光発電会社ソヴェンティクスは9月24日、ルーマニア中部のムレシュ県クチでソーラーパークの建設に着工したと発表した。発電能力は2.1メガワットで、投資額は370万ユーロ。中国製ソーラーモジュールに対し欧州連合(

ルーマニア政府、ロムガスのIPOを11月に実施

ルーマニア政府は、国営ガス大手ロムガスの新規株式公開(IPO)11月初旬に実施する。エネルギー部門の民営化を担当する経済省高官が9月19日に明らかにした。 \ ロムガスの民営化をめぐってはポンタ首相が先ごろ、政府が保有す

ルーマニア政府、原子力公社IPOで6300万ユーロ調達

ルーマニア政府は、原子力公社ニュークリアエレクトリカの新規株式公開(IPO)を実施し、6,300万ユーロを調達した。ニタ・エネルギー担当相が9月23日、記者会見で明らかにした。 \ 政府は、ブカレスト証券取引所でニューク

PKNオルレン、加トライオイルを買収

ポーランドの石油最大手PKNオルレンは16日、カナダの石油開発企業トライオイル・リソーシズ(TriOil Resources)を買収することで合意したと発表した。トライオイル・リソーシズの株主総会での承認を経て、今年11

EPエナジー、独エーオンの火力発電事業を買収

チェコのエネルギー企業EPH傘下のEPエナジーは18日、独エーオンからドイツ・ヘルムシュテットの火力発電事業を買収することで合意したと発表した。エーオン・クラフトヴェルケの事業再編で分離独立するブッシュハウス火力発電所と

チェコ、再可エネ助成の廃止法案が成立

チェコで再生可能エネルギー助成の廃止、太陽光発電所への課税強化を内容とする法案がこのほど正式に成立した。助成による財政・消費者負担の増加を食い止める狙い。業界関係者は投資保護を求めて法的措置の検討に入った。 \ 同法の主

ルスギドロ、極東に6基の水力発電所建設へ

ロシアの水力発電会社ルスギドロは極東に6基の大型水力発電所を建設する。極東地域の電力不足解消に貢献するのが目的。 \ シリンスクに発電容量730メガワット(MW)、セレムジンスク、ルジノフスクに計770MW、ニシュネマン

カシャガン油田で生産開始、来月にも商業生産

カザフスタン領のカスピ海に位置するカシャガン油田で11日、原油生産が始まった。開発を進めてきた企業連合が発表したもので、当初は日量18万バレル、来年からは37万バレルを生産する計画だ。来月上旬にも商業生産に移行する。 \

中国CNPC、ヤマルLNGの権益20%取得

中国石油天然気集団(CNPC)がロシア2位の天然ガス会社ノヴァテクから、北極圏ヤマル半島の液化天然ガス事業(ヤマルLNG)の権益20%を譲り受ける。ノヴァテクが5日明らかにしたもので、譲渡手続きは当局の承認を経て12月初

ハンガリー政府、外貨建て債務のフォリント換算を要求

ハンガリーのオルバン首相が国民の負担軽減に向け、金融業界と電力業界に新たな要求を突き付けている。銀行には6日、11月までに外貨建て債務者にフォリント建て契約を好条件で提供することを求めた。また、9日には2度目の電力料金引

スロバキア政府、ガス供給会社を完全国有化

スロバキア政府は4日、ガス供給会社SPPの完全国有化を閣議決定した。チェコのエネルギー企業EPHから株式49%を買収し、経営権も握る。これにより、国内一般世帯および中小企業向けのガス料金決定権を強める。フィツォ首相はすで

ポーランドでシェールガス採掘開始

米コノコフィリップスと英スリーレッグス・リソーシーズの合弁会社であるレーン・エナジー・ポーランドが、7月21日にシェールガスの試験生産を開始していた事実がわかった。ただ、生産量はまだ商業生産レベルに達していないという。

アルダ川水力発電所、来年着工へ

ブルガリアのアルダ川流域の水力発電所「ゴルナ・アルダ」の建設が2014年半ばにもはじまる見通しだ。完成は3~5年半後の予定。現地通信社Noviniteが8月27日、建設予定地がある南部カルジャリ州のニコロフ知事の話として

モルドバとEU結ぶ送ガス管が着工

モルドバ西部のウンゲニとルーマニア東部のヤシを結ぶ天然ガスパイプラインの着工式が8月28日、ウンゲニ近郊で行われ、モルドバのリャンカ首相、ルーマニアのポンタ首相、欧州委員会のエッティンガー委員(エネルギー担当)ら要人が出

EU初のシェールガス採掘、ポーランドで開始

ポーランドのウォズニアック副環境相は8月28日、同国で7月からシェールガスの試験採掘が行われていることを明らかにした。EUでのシェールガス採掘は初めてとなる。 \ ウォズニアック副環境相が日刊紙ジェチュポスポリタに明らか

ナブッコ・プロジェクト、清算へ

ナブッコ・パイプライン計画に携わってきた関連企業が清算されるもようだ。同計画に参加するルーマニアのトランスガスの発表によると、費用は2,000万ユーロに上る見通し。オーストリアOMVとトランスガスがナブッコのプロジェクト

太陽光発電、普及拡大へ

ポーランドでは太陽光発電の普及が次第に本格化している。再生可能エネルギー研究所(IEO)によると、今年末までに国内の太陽光発電の設置容量は24メガワット(MW)と、昨年末時点の3.6MWから大幅に拡大する見通しだ。 \

プラハ市、プラハガスを公営化

プラハ市議会はこのほど、独エネルギー大手エーオンが保有するプラハガス会社(PP)の株式75%を年内に買収するという市の計画を承認した。買収価格は54億コルナ。中東欧情報紙『Mittel & Osteuropa

モホウツェ原発工事の許可取り消し、最高裁が判決

スロバキア最高裁は21日、同国南西部にあるモホウツェ原子力発電所の建設許可延長を取り消す判決を下した。これにより、同発電所の第3、第4号機の設置工事を続けるには新たな許可申請手続きが必要となる。 \ 同裁判は環境保護団体

ルクオイル、ブルガリア風力発電所の買収が認可

ブルガリア競争当局はこのほど、ロシア石油大手のルクオイルとイタリア同業ERGの合弁会社であるLukergリニューが同国北東部にあるフラブロヴォ風力発電所を買収することを承認した。ルクオイルはこれにより、南東欧における風力

露STK、エストニアに石油精製所を建設

ロシア企業STKがエストニア北部の工業都市シッラマエに石油精製所の建設を計画している。現地の報道によると、港湾施設マーケティング責任者のアンドレイ・ビロフ氏が、同市が作成した事業プロジェクトの環境アセスメントをもとに、9

ウズベキスタンでウラン探鉱免許を取得

経済産業省所管の独立行政法人JOGMEC(石油天然ガス・金属鉱物資源機構)はこのほど、ウズベキスタンにおけるウラン探鉱免許を取得した。ナボイ州の2鉱区が対象で期間は5年。アゼルバイジャンのメディアがウズベキスタン政府筋の

ブルガリア電力料金引き下げ、平均5%

ブルガリア電力規制当局(DKVER)は7月30日、一般世帯向け電力料金を1日から平均5%引き下げると発表した。電力の値下げは今年に入って2度目。5月に発足したオレシャルスキ中道左派政権は、料金引き下げで、国民の辞任要求運

ポーランド石油最大手、4-6月期は赤字拡大

ポーランドの石油最大手PKNオルレンが7月23日発表した2013年4-6月期の最終損益は2億700万ズロチの赤字となり、赤字幅は前年同期の500万ズロチから大きく悪化した。景気減速による燃料需要の低迷や精製マージンの下落

ロスネフチ、上半期は18%増益

ロシア石油最大手のロスネフチが30日発表した2013年1-6月期連結決算(国際会計基準)の最終利益は1,370億ルーブルで、前年同期比で18.1%拡大した。英BPとの合弁会社であるTNK-BP買収で生産量が急拡大したのが

ロシアとマケドニア、サウス・ストリーム建設で正式調印

ロシアとマケドニアは23日、ロシア産天然ガスを黒海経由で欧州に輸送するパイプライン「サウス・ストリーム」の支線をマケドニア国内に建設する政府間協定に調印した。 \ ロシアのノヴァク・エネルギー相、マケドニアのグルエフスキ

独エーオン、中欧発電所の移築を検討

独エネルギー最大手のエーオンが、中欧の発電所を他の地域に移築することを検討している。電力価格の低下や排出権価格の下落でとくにガス発電所の採算性が悪化しているためで、資材やタービンを移動するコストを差し引いても採算がとれる

ウニペトロル、第2四半期は赤字に

チェコの石油精製大手ウニペトロルが22日発表した2013年4-6月期決算の営業損益(EBITDAベース)は100万コルナの赤字で、前年同期の黒字(1億7,100万コルナ)から悪化した。石油精製部門で大幅な赤字を計上したこ

テメリン原発拡張計画に遅れ、政局混迷で

チェコ国営電力CEZが計画するテメリン原子力発電所拡張工事に向けた手続きがさらに遅れる見通しだ。先月のネチャス首相辞任に起因する政局混迷が続いているためで、CEZ幹部は、落札企業の決定は当初予定から1年以上遅れて来年秋以

アドリア海横断パイプライン、BPなどが50%出資

アゼルバイジャンのシャーデニス・天然ガス田第II次開発プロジェクト(シャーデニスII)に参加する英BP、仏トタル、アゼルバイジャン国営石油(SOCAR)の3社が、アドリア海横断パイプライン(TAP)敷設プロジェクトに計5

石炭大手KWの発電所建設に日中韓3社が応札

ポーランドの石炭大手コンパニア・ヴェングロヴァ(KW)はこのほど、石炭火力発電所建設に向けた入札で、三井物産と韓国のサムスンC&T、中国の山東電力集団公司(SEPCO)の3社が応札したと発表した。KWは3社から

独エーオン、スロバキアの高効率ガス発電所の運転停止

独エーオンは15日、スロバキア西部のトルナバ州マルジェニツェにあるガスコンバインドサイクル発電所の操業を10月に停止すると発表した。欧州における電力および二酸化炭素排出権の価格が低迷し、運転するほど赤字になるため。今後も

OMVペトロム、ガス供給事業を売却

オーストリアOMVのルーマニア子会社OMVペトロムは10日、ガス供給事業ペトロム・ディストリブツィエ・ガーゼ(PDG)をチェコの投資会社PPFインベストメンツ傘下のリガトネに売却したと発表した。取引金額など詳細は明らかに

米エクソン、ウクライナ領黒海のガス田探索に7.35億ドル

米石油メジャーのエクソンモービルは12日、ウクライナ領黒海海底におけるガス田探索で同国政府と契約を締結した。契約料として3億3,500万米ドルを政府に支払うほか、4億ドルを地震探査と抗井2本の試掘に投資する。エネルギー省

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