2013/10/9

バルト三国

エストニア国営エネルギー会社、米シェールガス開発に投資

この記事の要約

エストニア国営エネルギー会社エスティ・エネルジアが、米国でのシェールガス開発プロジェクトに数10億米ドル規模の投資を計画している。エストニア国営放送LETAが2日、米子会社エネフィット・アメリカンオイルのフレンコ社長が米 […]

エストニア国営エネルギー会社エスティ・エネルジアが、米国でのシェールガス開発プロジェクトに数10億米ドル規模の投資を計画している。エストニア国営放送LETAが2日、米子会社エネフィット・アメリカンオイルのフレンコ社長が米放送局KSLのインタビューで明らかにしたと報じた。

\

エスティは2011年に米ユタ州のシェールガス開発会社を買収し、1万2,000ヘクタールを超える開発地域の採掘権を取得した。シェールガス埋蔵量は推定60億トンとされ、日量5万石油換算バレル(BOE)を見込む。現地当局との手続き調整期間を含めて6年間かけて準備を進め、20年の生産開始を目指すという。

\

米国ではシェールガス開発にともなう環境汚染が問題視されており、エネフィットの開発計画に対しても地元環境保護団体などから抗議の声が上がっている。同社は万全の環境対策をとることを強調するとともに、エネルギー需給問題の解決に貢献し、長期的に2,000人の雇用を創出するとして理解を求めている。

\