大手企業の動向(EUビジネスウオッチ関連)

ボッシュ、空気圧部品事業を売却

自動車部品大手の独ボッシュは16日、空気圧部品事業レックスロスを投資会社トリトンに売却すると発表した。戦略的に重要な分野に経営資源を絞り込む計画の一環。取引金額は公表していないが、金融業界では2億ユーロ未満と推測されてい […]

デクシア、資産運用部門売却で米社と交渉

フランス・ベルギー系の金融大手デクシアは19日、資産運用部門のデクシア・アセット・マネジメントの売却について、米生保ニューヨーク・ライフ傘下のニューヨーク・ライフ・インベストメンツと独占交渉を開始したことを明らかにした。

ルフトハンザ、長距離機を大量発注

独航空大手ルフトハンザは19日、エアバスとボーイングに長距離機を計59機発注すると発表した。燃費性能の低い古い機材と順次交換。燃料コストを引き下げる狙いだ。 \ 同社はボーイング「777-9X」を34機、Airbus「A

エールフランス、追加で2800人削減

欧州航空最大手エールフランスKLMのフランス部門であるエールフランスは19日、来年までに従業員2,800人を追加で削減すると発表した。同社は格安航空会社の攻勢による需要低迷に対応し、昨年6月に5,100人を削減する計画を

パナソニック、独社と家庭用燃料電池を共同開発

パナソニックは9日、独ボイラー大手フィスマンと共同で欧州市場向けの家庭用燃料電池コージェネレーションシステムを共同開発したと発表した。今後フィスマンの販路を活用して販売を強化する。 \ 欧州では暖房への温水利用や高い環境

工作機械大手ギルデマイスター、森精機への出資拡大

工作機械大手の独ギルデマイスターは9日、戦略提携する森精機への出資比率を5.5%から9.6%に引き上げたと発表した。提携強化に向けた3月の合意に基づく措置。ギルデマイスターに対する森精機の出資比率は24.9%に上る。 \

サントリー、英社の飲料ブランド買収

サントリー食品インターナショナルは9日、英製薬大手グラクソ・スミスクライン(GSK)から飲料ブランド「ルコゼード」「ライビーナ」とその事業基盤を譲り受けると発表した。2020年までに売上高を2兆円に拡大する計画の実現に向

ボーダフォン、独CATV最大手のTOBに成功

携帯電話サービス大手の英ボーダフォンは12日、独ケーブルテレビ(CATV)最大手のカーベル・ドイチェランドに対する株式公開買い付け(TOB)で、TOBの成立条件とした75%以上の株式を確保したと発表した。EUの欧州委員会

ダイムラー、傘下の三菱ふそうに日産がOEM供給

独自動車大手ダイムラーは11日、子会社の三菱ふそうトラック・バスが日産自動車から海外市場向け商用バン「NV350/アーバン」(GVW3.5トンクラス)の供給を受けることで基本合意したと発表した。2010年4月に締結したル

フレゼニウス、病院運営で欧州最大手に

医療サービス大手の独フレゼニウスは13日、独病院運営大手レーン・クリニクムが運営する病院の大半を譲り受けることで合意したと発表した。取引対象となる病院はレーンの売上高の3分の2を占めており、フレゼニウスの病院運営部門ヘリ

ドイツ取引所がシンガポール証取と提携、担保管理事業で

フランクフルト証券取引所を運営するドイツ取引所は11日、シンガポール証券取引所(SGX)と提携することで基本合意したと発表した。アジア事業強化戦略の一環で、決済子会社クリアストリームの担保管理システムをSGXが利用できる

ノキア、携帯端末事業をマイクロソフトに売却

フィンランド通信機器大手のノキアは3日、携帯端末事業を米マイクロソフトに売却すると発表した。取引金額は54億4,000万ユーロ。当局の承認を経て取引が成立すると、同社の事業規模は半分に縮小する。今後は経営資源をネットワー

シーメンス、EV用充電事業から撤退

独電機大手シーメンスは3日、電気自動車(EV)用の充電ステーション事業から撤退すると発表した。市場拡大のスピードが予想を大きく下回り、需要も小さいため。 \ シーメンスは2年前のフランクフルト・モーターショー(IAA)で

英TSB銀が発足、国内7行の銀行に

英大手銀行ロイズ・バンキング・グループが国内で展開する631支店が9日に独立し、TSB銀行として営業を開始した。TSB銀は英7位の銀行となる。 \ ロイズは2009年、リーマンショックを発端とする金融危機で資金繰りが悪化

BMW、プジョーとのエンジン提携解消へ

独高級車大手のBMWは、ガソリンエンジンの分野で仏同業PSAプジョー・シトロエンとの提携を打ち切る方針だ。仏経済紙『レゼコー』が報じたもので、BMWの広報担当者はメディアの問い合わせに対し、傘下ブランド「ミニ」に搭載する

ユニリーバ、トルコのアイスクリーム工場が開所

英蘭系の食品・消費財大手ユニリーバはこのほど、トルコで新しいアイスクリーム工場を正式に開所した。同工場の操業で、需要の伸びるトルコ、中東、北アフリカ地域における事業拡大を狙う。 \ 新工場は9,500万ユーロをかけ、中央

ユニクロ、来春にドイツ進出

衣料チェーンのユニクロを展開するファーストリテイリングは8月29日、ドイツへの進出計画を発表した。2014年春に首都ベルリンにユニクロのグローバル旗艦店をオープンする。同国を欧州市場での基盤を築くうえで最も有望な市場と考

蘭ING、韓国生保子会社を売却

オランダ金融大手のINGグループは8月26日、韓国の生保子会社INGライフ・コリアを国内投資会社MBKパートナーズに売却すると発表した。アジア事業から部分撤退する計画の一環。売却手続きは当局の承認を経て終了する。 \ I

ダイムラーが中国で攻勢、今後2年で20車種投入

高級車大手の独ダイムラーは8月27日、中国市場に向こう2年間で新型車またはモデルチェンジ車を計20種類投入すると発表した。同市場で先行するライバルのアウディ、BMWの追撃が狙いで、投資額は20億ユーロに上る。 \ ダイム

独企業景況感4カ月連続改善

ドイツのIfo経済研究所が8月27日発表した8月の独企業景況感指数(2005年=100)は107.5となり、前月の106.2から1.3ポイント上昇した。改善は4カ月連続。事業の現状判断指数と今後6カ月の見通しを示す期待指

ペルノ・リカール(2013年6月通期決算)

2013年6月通期決算の純利益は12億1,000万ユーロで、前年同期から3%増加。新興市場、米国での販売が好調だった。売上高は4%増の85億8,000万ユーロ。 \

ビベンディ(2013年6月中間決算)

2013年6月中間決算の純利益は10億3,000万ユーロで、前年同期から11.2%減少。音楽部門ユニバーサル・ミュージックが好調だったが、仏携帯電話サービス部門SFRが不振で収益が悪化した。売上高は1.5%減の108億ユ

ブイグ(2013年6月中間決算)

2013年6月中間決算の純利益は1億8,800万ユーロで、前年同期から32%減少。携帯電話サービス部門ブイグ・テレコムと傘下の民間放送局TF1の不振が響いた。売上高は2%減の152億1,000万ユーロ。 \

ダイムラー車の登録拒否、仏最高裁が仮差し止め

独自動車大手ダイムラーが新車にEUでの使用が今年から禁止されたカーエアコン冷媒を用いているのはEU法に違反するとして、フランス当局が新車登録の受付を拒否している問題で、同国の最高行政裁判所に当たる国務院は8月27日、登録

オランダ政府、ABNアムロの再上場を検討

オランダ政府は23日、2008年の金融危機に際して国有化した金融大手ABNアムロの再上場を検討していることを明らかにした。早ければ2014年下期に新規株式公開(IPO)を実施して株式を売却し、民営化させる計画だ。 \ 国

ロイズの独生保部門、英投資会社などが買収

英大手銀行ロイズ・バンキング・グループ傘下の独生命保険会社ハイデルベルガー・レーベンは21日、英投資会社シンベンと独ハノーバー再保険が同社を買収すると発表した。ハイデルベルガーは今後、他の保険会社が抱える保険契約を譲り受

OMV、スタトイルから北海4油田の権益取得

オーストリア石油大手のOMVは19日、ノルウェー国営スタトイルから北海の4油田の権益を26億5,000万ドルで取得したと発表した。OMVにとって過去最大の買収となる。 \ OMVはスタトイルから、ノルウェー沖ガルファクス

独不動産大手ドイツ・ヴォーネン、GSWにTOB

独不動産大手のドイツ・ヴォーネンは20日、同業GSWイモビリエンを株式公開買い付け(TOB)を通じて買収する計画を発表した。TOBが成立すると首都ベルリンの賃貸住宅市場で大きなシェアを持つようになる。GSWはTOB計画の

ハイネケン(2013年6月中間決算)

2013年6月中間決算の純利益は6億3,900万ユーロで、前年同期から17%減少。欧州、米国での販売不振が響いた。売上高はアジア・パシフィック・ブリュワリーズ(シンガポール)を買収した効果で3%増の104億ユーロに伸びた

APモラー・マースク(2013年4-6月期決算)

デンマーク海運・石油大手のAPモラー・マースク がこのほど発表した2013年4-6月期(第2四半期)決算の純利益は44億8,000万クローネ(約6億100万ユーロ)となり、前年同期から15%減少した。海運部門が貨物輸送量

メルク(2013年4-6月期決算)

2013年4-6月期(第2四半期)決算で3億1,600万ユーロの純利益を計上し、前年同期の赤字(6,320万ユーロ)から黒字に転換。合理化のほか不動産の売却による特別利益が収益を押し上げた。売上高はユーロ高が響いて横ばい

クレディ・アグリコル(2013年4-6月期決算)

2013年4-6月期(第2四半期)決算の純利益は6億9,600万ユーロで、前年同期の5,600万ユーロから急増。赤字が続いていたギリシャ子会社エンポリキ銀行の売却、貸倒引当金の14%減少によって収益が大きく改善した。 \

HSBCホールディングス(2013年6月中間決算)

2013年6月中間決算の純利益は102億8,000万ドルで、前年同期から22%増加。米国事業での貸倒引当金が29%減ったほか、合理化によるコスト削減効果もあって収益が拡大した。 \

INGグループ(2013年4-6月期決算)

2013年4-6月期(第2四半期)決算の純利益は7億8,800万ユーロで、前年同期から39%減少。アジア事業が1億1,100万ユーロの黒字から9,800万ユーロの赤字に転じたほか、米年金部門の損失が膨らみ、収益を圧迫した

APモラー・マースク(2013年4-6月期決算)

2013年4-6月期(第2四半期)決算の純利益は44億8,000万クローネ(約6億100万ユーロ)で、前年同期から15%減少。海運部門が貨物輸送量の下落、石油部門が原油価格低下でともに不調だった。売上高は9%減の809億

スイス・ライフ(2013年6月中間決算)

2013年6月中間決算の純利益は4億7,200万スイスフラン(約3億8,000万ユーロ)で、前年同期から30%増加。フランス、スイスの保険料収入が伸び、収益を押し上げた。 \

ネスレ(2013年6月中間決算)

2013年6月中間決算の純利益は51億スイスフラン(約41億3,000万ユーロ)で、前年同期から3.7%増加。売上高は5.3%増の452億スイスフランだった。 \

ホルシム(2013年6月中間決算)

2013年6月中間決算の営業利益は10億5,000万スイスフラン(約8億5,000万ユーロ)で、前年同期から3.3%減少。インド、カナダ、メキシコ、モロッコを中心に需要が落ち込み、収益が悪化した。売上高は5.1%減の96

ロレアル、中国スキンケア大手を買収

化粧品世界最大手の仏ロレアルは15日、中国スキンケア大手の美即控股国際(マジック・ホールディングス・インターナショナル)に8億4,000万米ドルでの買収を提案したと発表した。美即の主要株主はロレアルの提案を支持しており、

ソーラーワールドが経営破たん回避、再建計画を株主など承認

独太陽電池大手ソーラーワールドの再建計画が、5日から7日にかけて開かれた債権者集会と株主総会で承認された。これにより同社は経営破たんを回避。フランク・アスベック社長は「(7日は)新たな誕生日だ」と述べ、経営再建に意欲を示

ケーブルテレビ2社の合併「無効」=独高裁判決

独デュッセルドルフの高等裁判所は14日、独ケーブルテレビ(CATV)事業者カーベルBWを米同業リバティ・グローバルが買収する計画を条件付きで認可した連邦カルテル庁の決定を無効とする判決を下した。公正な競争が阻害されるとし

アリアンツ(2013年4-6月期決算)

2013年4-6月期(第2四半期)決算の純利益は15億8,800万ユーロで、前年同期から26.8%増加。資産管理と損害・事故保険部門が好調で、生命・医療保険部門の不振が相殺された。 \

ロイズ・バンキング・グループ(2013年6月中間決算)

2013年6月中間決算で15億6,000万ポンド(約17億9,000万ユーロ)の純利益を計上し、前年同期の赤字(6億9,700万ポンド)から黒字に転換。貸倒引当金が43%減の18億ポンドまで縮小したほか、コスト削減で収益

BNPパリバ(2013年4-6月期決算)

2013年4-6月期(第2四半期)決算の純利益は17億6,000万ユーロで、前年同期から4.7%減少。貸倒引当金の30%増加、投資銀行部門の不調が収益を圧迫した。 \

ソシエテ・ジェネラル(2013年4-6月期決算)

2013年4-6月期((第2四半期)決算の純利益は9億5,500万ユーロで、前年同期から119%増加。投資銀行部門が3倍近い増益となったほか、プライベート・バンキング部門が黒字に転じ、収益を押し上げた。 \

アクサ(2013年6月中間決算)

2013年6月中間決算の純利益は24億7,000万ユーロで、前年同期から3%減少。金利のヘッジ取引による損失が膨らみ、減益となった。本業は好調で、営業利益は14%増加した。 \

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