2013/8/26

欧州ビジネスウオッチ

独不動産大手ドイツ・ヴォーネン、GSWにTOB

この記事の要約

独不動産大手のドイツ・ヴォーネンは20日、同業GSWイモビリエンを株式公開買い付け(TOB)を通じて買収する計画を発表した。TOBが成立すると首都ベルリンの賃貸住宅市場で大きなシェアを持つようになる。GSWはTOB計画の […]

独不動産大手のドイツ・ヴォーネンは20日、同業GSWイモビリエンを株式公開買い付け(TOB)を通じて買収する計画を発表した。TOBが成立すると首都ベルリンの賃貸住宅市場で大きなシェアを持つようになる。GSWはTOB計画の内容を精査したうえで、対応を決めるとしている。

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ドイツ・ヴォーネンはGSW株式20株に対して新株51株を割り当てる形でTOBを実施する。GSWの時価を17億5,000万ユーロと評価した格好で、買収価格はGSWの過去3カ月間の加重平均株価を15.4%上回る。GSWの全株主がTOBに応じると、ドイツ・ヴォーネンに対するこれら株主の出資比率は約43%となる。

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両社は賃貸住宅を計15万件、保有。資産価値は約85億ユーロに上る。

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ベルリンには住宅が計190万件あり、そのうち163万件を賃貸住宅が占める。両社が同市に持つ賃貸住宅は計10万6,000件で、シェアは6.5%に上る。このため同市の借家人連盟は、買収が実現すると賃貸相場が押し上げられる恐れがあると懸念している。

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