欧州電機・電子産業界の動き

隆基緑能科技

太陽電池世界最大手の中国・隆基緑能科技(ロンジソーラー)が同社初の欧州工場をドイツに設置する方向だ。創業者の李振国総裁が『ハンデルスブラット』に明らかにしたもので、年末までに最終決定を下すとしている。欧州では脱炭素化に向 […]

デンマークのEMS大手GPV、スロバキアに新工場

●製造コストを抑え、欧州事業を展開する顧客ニーズに応える ●新工場は既存拠点に隣接して建設、2024年初頭に稼働の予定 デンマークの電子機器受託製造(EMS)大手GPVは23日、スロバキアに新工場を設置すると発表した。欧

インテルの独半導体工場開設、投資額が倍増

半導体大手の米インテルは19日、独東部のマグデブルクに半導体工場を開設すると正式発表した。投資額は300億ユーロ。政府が支援を強化することで合意したことから、当初の予定から2倍近く引き上げた。ドイツへの海外企業による投資

量子暗号の実用化にスタートアップがメド

量子コンピューターを用いても読解不能な量子暗号の実用化にドイツとスイスで事業を展開するスタートアップ企業テラ・カンタムがメドを付けたもようだ。『フランクフルター・アルゲマイネ』紙が報じたもので、マルクス・プフリッチュ最高

米半導体大手インテル、ポーランドに組立・検査施設を計画

●独・アイルランドの既存拠点と連携し半導体製品を生産 ●同国の誘致は他国より「少しだけ貪欲」だった=インテルCEO 米半導体大手のインテルは16日、ポーランド南西部のブロツワフ近郊に半導体チップの組立・検査施設を設置する

独ボッシュ・レックスロス、スロベニアで新工場開所

●スロベニアの既存3拠点をすべて新工場に移す ●電動ドライバーなどの製造工程を国内で一貫して担当する 独ボッシュの産業機器子会社ボッシュ・レックスロスが16日、スロベニアのブルニクで新工場を開所した。投資額は1,320万

ルーマニアのSMR導入計画、国内および米韓の6社が提携

●6社は欧州におけるSMR事業拡大でも協力する意向 ●サムスン物産はSMR導入でニュースケールと包括的に提携 ルーマニアにおけるモジュール式小型原子炉(SMR)の導入に向け、ルーマニア、米国、韓国の6社が提携する。ルーマ

東欧が欧州のヒートポンプ生産地に

●ポーランド、チェコ、スロバキアに大手メーカーが工場設置 ●必要な人材が比較的安く雇用できるのが強みに 燃料価格の高騰やロシア・ウクライナ戦争に起因するエネルギー危機でヒートポンプの需要が高まる中、東欧がヒートポンプの重

スロバキア、台湾と半導体分野で提携

●スロバキアの訪問団は台湾の政府系機関と8つの覚書を交わす ●半導体の他、パワーデバイスや電動車の複合部品開発で協力 スロバキアのペーテル・シュヴェツ副経済相は8日、訪問中の台湾で、台湾工業技術研究院(IRTI)とスロバ

ACC―初のギガファクトリーが完成―

自動車大手の独メルセデスベンツと仏ステランティス、仏エネルギー大手トタルエナジーズが均等出資で運営する電池合弁会社オートモティブ・セル・カンパニー(ACC)は30日、フランス北西部のビリー・ベルクローで巨大電池セル工場(

トルコ地熱業界団体、地熱塩水からリチウム抽出

●年間1,500トンの需要を20年間満たせる試算 ●リチウム埋蔵量は他国よりも多く、輸出品目としても期待 初の電動国産車の大量生産を計画するトルコで、電源である二次電池の原料として重要なリチウムを地熱塩水から採取しようと

仏アルストム、トルコにエンジニアリングセンターを開設

●トルコにこの種の拠点を設けるのは今回が初めて ●同社はグループ戦略として技術ノウハウの現地化を進めている 仏鉄道車両・設備大手のアルストムはこのほど、トルコのイスタンブール・テクノパークにエンジニアリングセンターを開設

墺イニオ、セルビアから水素対応ガスエンジン発電機を受注

●グリーン水素を燃料とし、EV充電スタンドの電源として利用 ●00%水素に対応するCHPがセルビアに導入されるのはこれが初 ガスエンジンを手がけるオーストリアのイニオは、ベオグラード郊外の熱電併給施設(CHP)向けに、水

台湾の輝能科技、EV向け電池の大型工場を仏に開設

全固体電池の開発を手がける台湾の輝能科技(プロロジウム・テクノロジー)は11日、仏北部のダンケルクに電気自動車(EV)向け電池の大型工場を開設すると発表した。52億ユーロを投じて工場を建設する。同社が海外に生産拠点を置く

浜松ホトニクスのレーザー企業買収、デンマーク政府が却下

光関連の電子部品、電子機器の製造・販売を手がける浜松ホトニクス(本社:静岡県浜松市)は8日、欧州子会社がデンマークのレーザー装置メーカー、NKTフォトニクスを買収する計画について、同国政府に承認を却下されたと発表した。国

ポーランドのヒートポンプ販売数、昨年は102%増加

●同国の伸び率は3年連続で欧州一 ●ダイキン工業、ボッシュもヒートポンプ工場を建設 ポーランドでヒートポンプ需要が急速に拡大している。欧州ヒートポンプ協会によると、昨年の販売数は前年比102%増の19万5,480台に達し

風力タービンのシーメンス・ガメサ、ポーランドで大型受注

●バルト海洋上風力パークに発電容量1.5GWのタービンを供給 ●バルティカ2は同国の洋上風力発電施設として過去最大の規模 独シーメンス・エナジーの風力発電タービン子会社シーメンス・ガメサが20日、ポーランドで大型事業を受

仏ヴァレオがVR見本市に初出展、没入型技術を公開

仏自動車部品大手のヴァレオは11日、フランスのラヴァルで開催される欧州最大の仮想現実(VR)関連見本市「ラヴァル・ヴァーチャル」(4月12日~14日)に初出展すると発表した。VRおよび複合現実(MR)技術を用いた設計・エ

ポーランド、リチウムイオン電池の生産能力で世界2位に

●昨年の生産能力は米国を抜き、73GWhに拡大 ●さらなる強化には循環経済の仕組みを形成するのが肝要 ポーランドのリチウムイオン電池の生産能力が2022年、73ギガワット時(GWh)に拡大し、米国を抜いて中国に次ぐ世界2

ベルギーのABBE、ルーマニアに車載電池工場

●14億ユーロを投じ、22GWhの年産能力を整備 ●第2段階工事では廃バッテリー処理設備も設置 ベルギーのバッテリー技術企業アベスタ・バッテリーエネルギー・エンジニアリング(ABEE)は、ルーマニアに電気自動車(EV)の

スウェーデンのEMS企業ノート、ブルガリア同業を買収

●欧州顧客に近い地域でコストを抑えた生産態勢を整える ●東欧の工場は2カ所に増加 電子機器受託製造サービス(EMS)を手がけるスウェーデンのノートは13日、ブルガリアの同業ATMエレクトロニクスの全株式を約3,600万ス

ユミコア、固体電池開発の米ブルーカレントに少数出資

ベルギーの非鉄金属大手ユミコアは3月30日、固体電池技術開発の米ブルーカレントに少数株主として資本参加すると発表した。全固体電池技術の開発に向けて協力を強化する。両社はすでに共同開発契約を交わしており、ユミコアの電池材料

ツァイス―露光装置用ミラーの生産能力拡大へ―

光学大手の独ツァイスは3月29日、フランクフルトの北方およそ70キロのヴェッツラー工場で新生産施設の鍬入れ式を行った。産業IoTや自動運転、5Gなどのメガトレンドを背景に半導体需要が拡大していることを受け、半導体露光装置

NEC―蘭独に新会社、創薬事業の成長に向け―

NECは3月31日、ヘルスケア・ライフサイエンス事業で欧州組織を再編したと発表した。創薬分野でグローバルな成長を図ることが狙いで、オランダのヒルバーサムに新会社NECバイオ(NB)を設立。ノルウェーのバイオテクノロジー子

ロシア版iPhoneが不人気、値下げ販売に

●販売台数は1年半で905台にとどまる ●値下げ額は採算割れぎりぎりの約140米ドル 米アップルのiPhoneに代わる国産スマホとして発売されたロステックグループの「AYYA T1」が絶不調なもようだ。2021年10月の

GEの再生エネ部門、トルコで130MWpの太陽光発電所を建設

●「フレックスインバーター」技術の提供と発電所の設計を担当 ●10GWの発電容量を整備する同国の入札事業の一環 米ゼネラル・エレクトリック(GE)の再生可能エネルギー部門GEリニューアブル・エナジーは28日、太陽光パネル

フォルクスワーゲン―スペイン電池工場着工―

自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)は17日、スペイン東部サグントで車載電池セル工場の定礎式を行った。新工場は同国自動車産業の将来にとって大きな意味を持つことから、式典にはペドロ・サンチェス首相や国王フェリペ6世が出席

印フラッシュ、スロベニアのEVモーター企業と提携

●提携先のGEM社はインホイールモーターを手掛ける ●両社のブランドで、出力1~15kWのモーターをインドで生産 インドの自動車部品メーカー、フラッシュ・エレクトロニクスが電動車(EV)向けインホイールモーターの開発を手

蘭トムトムのQ4決算は増収減益、自動車事業が好調

オランダのデジタル地図サービス大手トムトムが3日発表した2022年10-12月期(第4四半期)決算の最終損益は880万ユーロの赤字となったものの、赤字幅は前期の1,750万ユーロから縮小した。新しく導入した地図プラットフ