2015/10/21

ポーランド

PKNオルレン、加キッキングホースと米FXエナジーを買収

この記事の要約

ポーランド石油最大手のPKNオルレンは13日、カナダ同業のキッキングホース・エナジーと、ポーランド事業に軸足を置く米同業FXエナジーの2社を完全買収すると発表した。北米の上流(探鉱、開発、生産)事業の拡大戦略に沿ったもの […]

ポーランド石油最大手のPKNオルレンは13日、カナダ同業のキッキングホース・エナジーと、ポーランド事業に軸足を置く米同業FXエナジーの2社を完全買収すると発表した。北米の上流(探鉱、開発、生産)事業の拡大戦略に沿ったもので、国内外の採算性の高い資産を取得して同事業のシナジー効果を高めるとともにリスクを分散する。2社の確認埋蔵量と推定埋蔵量の合計(P2)は3,840万石油換算バレル(boe)に上る。

キッキングホースの買収額は2億9,300万カナダドル(8億4,200万ズロチ)。キッキングホース株主総会の承認を経て、年内の手続き完了を見込む。

キッキングホースは主要資産として西部アルベータ州カクワ地域の鉱区を保有する。オルレンは同社を傘下に収めることで生産が日量4,000boe、P2が3,000万boe増加する見通しだ。

一方、FXエナジーの取得額は1億1,900万米ドル(4億4,200万ズロチ)。同社はポーランドと米国で原油を生産しており、P2は840万boeに上る。(1PLN=32.2JPY)