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2012/8/3

企業情報 - 部品メーカー

コンティネンタル、フォード向けターボチャージャー需要拡大

この記事の要約

独自動車部品大手のコンティネンタルはこのほど、フォードに供給しているターボチャージャーの需要が今後、拡大するとの見通しを示した。\ コンティネンタルはフォードの1.0リットル3気筒ガソリンエンジン(エコブーストエンジン) […]

独自動車部品大手のコンティネンタルはこのほど、フォードに供給しているターボチャージャーの需要が今後、拡大するとの見通しを示した。

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コンティネンタルはフォードの1.0リットル3気筒ガソリンエンジン(エコブーストエンジン)にターボチャージャーを供給している。同エンジンは4月からフォード「フォーカス」に採用されており、同月に欧州市場で販売したフォーカスの約25%、ドイツや英国では約30%が同エンジンを搭載したモデルとなっている。

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フォードはコンパクトバンにも同エンジンを採用する計画で、秋から「Bマックス」、年内には「Cマックス」および「グランド・Cマックス」にも導入する。

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また、フォードの3気筒エコブーストエンジンは世界35カ国のジャーナリスト76人が選ぶ「インターナショナルエンジンオブザイヤー2012」を受賞するなど高い評価を受けている。

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コンティネンタルはこのターボチャージャーを独自動車部品大手のシェフラーに生産委託している。シェフラーのラール工場(ドイツ)では最大で年200万ユニットを生産する能力を持つという。

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コンティネンタルは、エンジンのダウンサイジングによる燃費改善の動きが強っていることから、小型のターボチャージャーを開発。フォードに供給している。ただし、柔軟な設計であるため、異なる大きさのエンジンにも容易に対応できるとしている。

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