フランス、イタリア、スペインの6月の乗用車新車登録台数を見ると、各国とも前月に比べ減少幅が縮小している。
\仏自動車工業会(CCFA)によると、同国の6月の新車登録は前年同月比9.0%減の19万199台となり、5月の10.3%減から僅かに改善した。イタリアも5.5%減の12万2,008台と、5月の8.0%減から改善。スペインは0.7%減の7万2,766台となり、小幅の落ち込みにとどまった。
\『オートモーティブ・ニュース・ヨーロッパ』紙(電子版)によると、スペインでは政府による個人向けの助成措置により新車販売が伸びている一方、法人向けでは販売が落ち込んでいる。また、イタリアの外国車販売代理店協会(UNRAE)によると、6月の乗用車の新車受注は約7%増加した。フランスでは、販売減少の底に近づきつつあるとの見方もある。
\